2015/06/03(水)<えっ?イノシシが泳いで襲来 !? 離島パニック! 驚きの秘密>
【スーパーJチャンネル】 http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓目撃 <えっ?イノシシが泳いで襲来 !? 離島パニック! 驚きの秘密>
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┣■大量のイノシシが襲来 !?
【香川県小豆島】 ※『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷。
観光地で名高い島だが、今イノシシの被害で苦しんでいる。
・中年女性
この辺、子供の通学路にもなってますから、怖いと思いますね。ハイ。
・お婆さん イノシシ
朝早い時や暗い時は恐ろしい。うん。ちょっとそんなの出てきたら、なっ?・・・
・特に農作物への被害が深刻。
植えて間もないというジャガイモも、無残にもイノシシに掘り起こされていた。
・お爺さん
もぉ寝られんくらい憎かった時もあります。・・・ ※取材中にイノシシが現れる!
すぐに追い掛けたが藪の中へ
・小豆島は昔からイノシシの被害で悩まされてきた。
『しし垣』
1790年完成。全長120kmにも及んだ。
その後、明治時代に『豚コレラ』が発生し、イノシシは絶滅したという。
ところが、
・木村隆志 主査 小豆島町 企画振興部 農林水産課
小豆島でもここ5~6年前から(イノシシが)繁殖して今現在に至ると、
その数が激増しているという状況ですね・・・
『小豆島のイノシシ捕獲数』
2008年 0頭
2009年 8頭
2010年 36頭
2011年 57頭
2012年 84頭
2013年 201頭
2014年 694頭 ※激増した!
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┣■なぜイノシシが現れた?
・驚くべき映像1 ※視聴者が撮影
海に浮かぶ“黒い物体”が徐々に近づいてくる。
岸に脚を掛けるや一目散にダッシュ!7頭ものイノシシが上陸してきた。
※親の後を小さいうり坊が付いて行く
・目撃した住民(女性)
上がってくるまでは何頭か判らなくって、近くになったら尻尾を持って
結局7頭。親と子供6頭。
(尻尾を持ってというのは、どういう感じだったんですか?)
繋がってぇ(天狗の鼻のような仕草)、口にくわえて・・・ *呆れ顔*
小豆島から最も近い陸地(四国本島の高松市)までは約5.5kmも離れている。
まさかこの距離を泳いできたのか !?
・驚くべき映像2 ※視聴者が撮影
2匹のイノシシが横に並んで軽快に泳いでいる(犬かき?)船の存在に気付いて
船に恐れず逆に向かってきて焦る船上の撮影者。人間を気にすることなく見事な
泳ぎを披露して先へと進むイノシシ2頭・・・ ※犬よりも上手に泳げている・高速で
・決定的瞬間を目撃した男性
まっ(最初は)流木かなと・・・ なんか潮目と逆に流れている流木っておかしい
じゃないですか?
・小寺祐二 講師 宇都宮大学 農学部
“群れ同士の軋轢”ですとか“人間による追い出し”『巻狩』(まきがり)
(追い込みによる狩り)などの狩猟によって追い出されると。
そういうことで海に泳ぎ出した群れや個体が、泳いだ先の島に漂着することで
分布が拡大する、ということが確認されております。
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┣■イノシシによる被害 重傷者も・・・
・海を渡り、爆発的に増えたと考えられる小豆島のイノシシ。
現在小豆島ではイノシシを有害鳥獣と認め、猟期以外でも捕獲を許可している。
しかも猟友会だけでなく、被害に遭っている農家の人たちも自ら罠の免許を取得し
捕獲している。
それでもイノシシによる被害は後を絶たないという。
・初老の男性
ここで片付いとったら、そっからガサッ言ったからパッと振り向いたら
バーッと・・・ (襲ってきた。) ※左手薬指を失う重傷を負った。
コレも移植したんですね(肉を)、こことか・・・ ※合計12ヵ所もの傷跡
いやもう、だから一人でこんなとこ、よー来らんのですよ。
(ちょっと怖いですか?) 怖いです、怖い。。。 *強く首を横に振る*
・罠に掛かったイノシシの元へ
通常イノシシは臆病で、人間を見ると逃げることが多い。
しかし、手負いのイノシシは非常に危険。
罠に掛かっていたイノシシは体重約50kg。民家のすぐ近くに出没していた。
・木村隆志 主査 小豆島町 企画振興部 農林水産課
もうこれだけ増えてきますと、役場だけでは対応がしきれない。
住民の方が主役となってですね、対策を進めていかないと、
本当にもうイノシシにやられてしまう・・・ というような状況です。
【愛媛県松山市 睦月島】
人口226人の小さな島でも、近年イノシシが出没している。
・中村久雄さん(67) みかん農家
こうやってガサッとするわけよ。※みかんの木がイノシシによって折られる。
収穫前にも関わらず、みかんは木の上の方に僅かばかり残っているだけ。
このみかん畑の収穫量は例年の1割にも満たないという。
・中村久雄さん(67)の奥さん(?) みかん農家
1年の苦労がパーだからねぇ・・・
電気柵などの対策は行っているが、イノシシの被害は無くならない。
中村さんは「為す術が無い」という。
・中村久雄さん(67) みかん農家
もうここ(この畑)も放棄する。やめる。*悲声*
やる気がなくなるよ、こんなにやられたら・・・
睦月島では多くの島民がみかんで生計を立てており、イノシシの被害は深刻だ。
・木村義秀さん 総代
6年くらい前からここにいなかったイノシシが、海岸っていうか
海を渡って泳いできたんだと。
みかんとか色んな食べ物をみんな作っているんですね、農家は野菜とか。
そういうのが全部イノシシの餌!
睦月島から一番近い本土は約6km離れた松山市の沿岸。
ところが6年前に松山市の沿岸ではイノシシは確認されていないという。
では一体どこから?
専門家によると睦月島から約14kmも離れている広島県から来た可能性が高い
という。イノシシが近くに島に上陸。その後、島から島へと渡り、睦月島へと
辿り着いた。(驚)
睦月島の高齢化率は約84%。増え続けるイノシシに島民だけでは対応しきれない
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┣■猟友会 vs イノシシ
【睦月島】に松山市内から猟友会がやって来た。
【城南猟友会】瀧尾昇 会長
イノシシの通り道などを目で追い、猟犬を使ってイノシシを探し出す。
猟犬の首に小型カメラを設置(猟友会の指示の元)
猟犬を山に放ち、狩りが始まった。
「ここ『シシ道』があるけん」※イノシシは藪の中など暗がりで寝ることが多い。
猟犬の鼻がイノシシの臭いを嗅ぎ分ける。
道なき道を歩き、捜索すること約2時間。「おらんのか・・・ 」諦めかけたその時!
猟犬が吠えた!「ヨシ、間違いない!」小型カメラがついにイノシシの姿を捕えた
※丸々と太っていてデカい。
「親がおるぞ、親がおるぞ。あっ親が走りよるぞ!左っ!」 猟犬が後を追う。
どうやらイノシシは子連れのようだ。興奮した親がいつ飛び出してくるか判らない
寝そべるように低い体勢から銃を構える。しかし・・・
「止めたな、親を追うのを。逃げたな・・・ 」 どうやら親は逃げてしまったようだ。
うり坊1頭を捕獲した。
「また地元の方(住民)も徐々に罠も覚えていただいて、
地元ででも獲っていただく。一緒に共にやらないと・・・
私だけがやるって言っても難しいですからね。ハイ。」
猟友会では今年2015年に入り、既に38頭のイノシシを捕獲している。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・特にコメントもなく淡々と放映されただけだったが、農家の抱える害獣の
悩みを見事に報じていたと思う。こうした農作物への被害を知って交付金を
安易な観光事業に回した方がいいと思うだろうか? 多くが食糧への危機感を
失ってしまっているようで、考えている内にとても悲しくなった。
┣・しかしあんなに軽快に、しかも遠洋泳法できるとはまさに驚異の一言です。
人間の指を噛み切るほどの凶暴さを持つ生き物がやって来て、多産で数をも
あっという間に激増させていく。『しし垣』は、江戸時代の農民とイノシシの
激闘の証しだとも聞きますが、高齢化が進んだ今の日本じゃイノシシどもに
完敗してしまうのではないでしょうか? とても心配しています。
┗・瀬戸内海の島々なら単身40過ぎの男でも受け入れてもらえるかな?
人生最期は害獣と戦うのもいいかなと結構真面目に考えております。ハイ。