2016/11/17(木)<人との遭遇“急増”『クマ』と「共存」の道>
【報道STATION】 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓特集 <人との遭遇“急増”『クマ』と「共存」の道>
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今年2016年は“人が暮らす場所”に「クマが出没した」Newsを多く目にした。
怪我人など被害者も多く出ている。
そんな中「クマと共に生きる」道を探り始めた【自治体】が現れた-
“人とクマとの共存”
どのように行うのだろうか?
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人との遭遇“急増”
┣■クマとの共存の道
*カチャ*、*カチャ、パン*、*ガーッシャン、パチッ*
一昨日2016年11月15日
【兵庫県豊岡市】
20年間禁じられてきた『クマ猟』が解禁された。
*バゴォン---!*
昨日2016年11月16日
*スゥ* スコープ・照準合わせてすかさず、*バアァン!ン・・・ *
◇猟師 50代の男性
倒れたぁ。
・茂みの先を黒い猟犬が2頭走り回る。
猟銃で撃ち落とした場所を訪れると、その獲物は“シカ”だった。(苦笑)
この3日間2016年11月15日~17日で、仕留められたクマは1頭のみ。
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Q.今なぜ『クマ猟』は解禁されたのか?
・地元農家に設置されたカメラの映像には、山の奥から現れた1頭の大きなクマが
金網をよじ登り『柿畑』の中に侵入する様子が捉えられていた。
※1mはあろうかというクマだが、器用に手足を掛けてよじ登って越えていた。
高い木登りも可能なクマ。丈夫な金網が逆効果になったとも言える・・・
クマ以外の害獣対策もあり、防護柵設置もなかなか難しい。(苦)
・別の日には2頭のクマが同時に現れ、※暗闇の中、両目を光らせている
1頭が柿を物色、もう1頭が後を追うように金網を登る姿が捉えられていた。
※小熊の兄弟? 既にかなりの大きさに見受けられた。
・かつて【兵庫県】では「害獣」としてクマが駆除されてきたが、
100頭以下に激減し、絶滅の恐れがあるとして20年前1996年に猟が禁じられた
2015年
この保護政策により【兵庫県内】のクマの推定生息数は940頭を超え、
人里にも出没。(2010年、日中に柿の木に登り食しているクマの映像が流される)
2016年11月7日には【兵庫県養父市】でクマに襲われて怪我人も出た-
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◆クマの出没は【兵庫県】だけでない-
今年2016年5月
【宮城県登米市】田んぼの脇を駆け抜けている1頭のクマを車中から併走して撮影。
今年2016年7月
【青森県むつ市】住宅街に現れた1頭のクマを撮影。
今年2016年6月
【福島県福島市】リンクサーキット内に現れた体長約2mクマが撮影された。
突然現れたクマの存在に気付き、慌てて逃げ出すスタッフ?2名。
今年2016年6月
【石川県野々市市】「いたぁ、コラァ !! 」網を携えた警察官らに追われるクマ。
捕獲され、金網の中に入れられた。 ※麻酔銃? 割と大きい。
ishikawa55re.blog.jp ※吉本芸人の実家に侵入した記事。オリの画像は同じなんだけど6月 ??
そして首都圏でも-
今年2016年6月
【神奈川県相模原市】草むらの中で背伸びし実を食しているクマを至近距離から撮影
「ヤバイよ、これぇ」。 ※ハイキングコース ??
www.asahi.com ※やはりハイキング中での映像でした。山道の入り口付近みたいですね。
今年2016年10月
【東京都青梅市】沿道にある飲食店の倉庫内にある冷蔵庫を開けようとするクマが
防犯カメラに捉えられた。 ※これは衝撃的でしたねぇ。(苦笑)
jnsk-tv.hatenablog.com ※身近すぎて思わず詳細にメモってしまった。(^^ゞ
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<ツキノワグマの出没件数>
去年2015年 9597頭
今年2016年 12820頭 ※2016年11月17日現在
九州全域、及び愛媛・香川・徳島県、千葉県
北海道を除く。高知県は今年2016年に出没している
海を渡って北海道へ上陸したツキノワグマは本当に
いないのだろうか? ハイブリッドクマとか。(笑)
・特に今年2016年は【東北地方】では軒並み前年の2倍以上の件数となっている。
※秋田県での被害が有名だが、岩手県がダントツの数!
ついで宮城県と太平洋側の方が多い。暖かいからでしょうか?
2016年
※全国的には、
岩手県>長野県>宮城県>島根県>兵庫県>新潟県>群馬県
となっており、さらには山形県>広島県>青森県と続く。
※紀伊半島・東海地方が意外と少ないことと、
高知県、茨城県は数件レベルと極僅かだが進出している点が
気になった。山伝いでツキノワグマの生息域が広がっていく
全都道府県制覇の日も近いのではないでしょうか?(笑)
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◆クマ出没の原因の一つは、エサとなる「ブナの実の凶作」(ドングリ)
今年2016年は深刻なエサ不足となっている。
・そしてそれだけではなく、かつてツキノワグマは“森の奥”に住んでいたが、
人間が住む“人里”との間には、薪や山菜採りに使われていた“里山”があり
それがクマと人との「境界線」の役割を果たしていた。
しかし「過疎化」が進み、“里山”から人の姿が消え・荒廃しクマが生息域を
拡大。里山と隣接する“人里”まで下りてくるようになってしまった。
※クマは本来、警戒心の強い・臆病な動物。*慎重派*
考えようによっては我々人間が行う行動と変わらないと言える
【岩手大学農学部】
◇出口善隆 准教授
“新世代クマ”と言って「人をあんまり怖がらない世代のクマ」が色々増えている
と言われています。狩猟(をする人)なんかの人口が減ってきまして、エー
クマが“人の怖さを知らない”-
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【岩手県盛岡市】
リンゴ畑が広がっている。岩手県では“ある対策”が広がっているという-
◇リンゴ農家 61歳の男性
「雑木が沢山生い茂った」と-。そのせいによって、こっちのリンゴ畑、
こっちのリンゴの畑(道を挟んで左右に広がっている)クマがドンドン*2来て
『食害』が甚だしかったとー。
・そこで採られた対策が
『ゾーニング』という手法
クマは「姿を見られる」ことを嫌う。
→「草木を刈る」ことで“人里”に近付かなくする方法。
※この農園では人の手によって刈り取り作業が行われていた。
リンゴ畑がある“人の生活ゾーン”。その先に大木の壁を挟んで
約200mの“緩衝地帯”(刈り取られた草原)を作り、
“クマの生息ゾーン”と区切ることで、クマに「境界線を認識させる」。
◇リンゴ農家 61歳の男性
クマもちょっと入りづらい。あまり見通しが良いのでね。
逆に人間がすぐ遠くから(クマを)識別できる-、というようなもので
安全対策にも良いと思って。 *コクリ*
・この『ゾーニング』を取り入れたことで、
リンゴの被害額は50分の1にまで減少することができたという。
www.jcpa.or.jp ※また「農薬を使用しない」と収穫量はリンゴの場合大きく減ってしまうとか。
しかし“膨大な草刈りの労力”が課題として残る。
・・・ *ムシャ・ムシャ・ムシャ* ・・・
この仕事をヤギにお願いする村もある。
www.yaginomori.com ※なんだか『田んぼアート』のようにイベント化しちゃってるような。(苦笑)
【富山県魚津市】
小菅沼の集落では70人程いた村民が今では4人しかいなくなった。
◇ヤギを放牧する 63歳の男性
村に人が居なくなって・村の方が荒れてくると、そういう所までクマが下りてきて
ですね、ヤギを導入したことによって機械を使わなくてもヤギの除草で綺麗になる
ということで大変喜んでいます。
・しかし「狩猟の解禁」や『ゾーニング』だけでは根本的な解決にはならないという
指摘もある。
◇出口善隆 准教授 岩手大学農学部
【森】でクマが生活を完結できるように・そこでエサを得られるようにっていう
“質の高い森”を作ることが必要になってくると思います。
『高度経済成長期』
東京・奥多摩地区など、当時の【日本】は“早く大量に育ち・建築資材となる”
スギなどを大量に植樹した。
biz-journal.jp ※これも指摘だけで放置したままですかね。>【石原都政】は。(苦)
現在【日本】の多くの山は『針葉樹林』に置き換わってしまっている。
森は暗くなり、クマのエサとなる植物が育たない。
◇出口善隆 准教授 岩手大学農学部
『針葉樹』に置き換わった林をまた『広葉樹』に戻していく、ということがあれば
『広葉樹』の下に光が入ることによって色々な種類の植物が生えますので、
エサの供給源としては良いものになりますので-
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◆『針葉樹』を『広葉樹』へ
【群馬県みなかみ町】
50年ほど前1966年に植えたスギがちょうど伐採の時期を迎えている同地域。
スギを伐採した後はもう「植林はしない」ことに決めた。
“自然の力で元の森に戻す”試みが行われている-
【林野庁・赤谷森林ふれあい推進センター】
◇藤木久司 指導官
・雑木林の中を案内しながら
この木なんかは「モミジの種類」。あのカエデの種類のものなんかも出てきたり
とかですね、コレなんかは種が飛んできて生えてきたところじゃないかと思います
なるべく“昔の状態”に戻していこうと-。あの“生物の多様性が豊かな森”に
戻していこうというのを狙ってやっているところです。
広葉樹造林地の下刈りを考える-下刈りを省略したケヤキ造林試験地の結果から-
※うーん、自然任せにしたままではダメみたいです。下刈り作業は広葉樹でも必至です!
・100年先2116年、ここにはどんな森が広がっているのだろうか-
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┗■スタジオにて
◇富川悠太 MC
「狩猟の解禁」ですとか『ゾーニング』という手法だけでは解決にはならないという
ことなんですけれどもねぇ・・・
◇小川彩佳 キャスター
ウ~ン・・・
クマと共存・棲み分けしていくには、
一つの方法だけではなくてやっぱり
いくつかの方法を・根気よく続けて
いかなければいけない。 「組み合わせて・根気よく」という
そうなんです。 ことなんですねぇ。。。
しかも「森を自然と再生させていく」という
話もありましたけれども、 ハイ。
“森でクマが生活をできる”ようにやっぱり
エサが得られるような質の高い森に再生して
いかなければならない。 *コクリ*
昔のような森ですよねぇ。 ウ~ン・・・
そのためにはやっぱり自然に任せますから ハイ、
「80年から100年、掛かる」ということ そんなに時間が掛かるんですねぇ
なんですよねぇ。
本当に根気よくしていく・共存していくことが
ポイントなのかもしれませんね。 *コクリ* ハイ・・・
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・最後に両MCが分かったようなことを口にしていたけれど、実際に野山に入った
リアル体験がこの20~30代世代にあるのかどうか微妙なところですよねぇ。
都会に出て、メディア勤めをしている輩ですから。(苦笑) 生態系というものは
「自分にとって利のある場所へ進出していく」ただそれだけのことなんですけどね
┣・それにしても【新潟県魚津市】であんなに集落が閑散としているとは、改めて驚か
されますね。同じく海岸沿いにある【鹿児島県水俣市】でも山間部に入れば相当に
過疎化していることは先日映像で拝見しましたけれど、人が勝手にスギを植林して
それまでの生態系を破壊・放棄したわけですから、中東で戦争を起こした【米国】
などと何ら変わらないわけです。クマやイノシシ、シカによる『食害テロ』だとも
言えなくない。(苦) 人間ってつくづく愚かな生き物だと思い知らされました。
┣・『ゾーニング』“里山再生”の手法は既にあちこちで指摘されておりますが、今回
針葉樹から広葉樹へと戻そうという試みは、まさに“目から鱗”でした。入れ替え
のために発生する「伐採された大量のスギ」の処理が問題となりますが【林野庁】
には是非とも頑張って頂いて、来世へ引き継ぐ「森作り」を期待したいところです
oshiete.goo.ne.jp ※現場からのリアルな声。聞き流さずに収集してこそ本当の情報社会と言えます。
┗・このような思いは各世代に共通しているようで、過疎地への移住を希望する者など
後を絶たないわけですが、つい先日【長野県】にて“大麻パーティー”共が大量に
摘発されてしまいました。(悲) シンシンとした静寂の中の暮らしにビビったのか
現代社会に生きる者の“精神的弱さ”を痛感します。まっ他人様のことを偉そうに
言える立場にありませんけどね。(^^ゞ
久々のメモ打ち作業。少し能率が落ちてるかな?
宜しければ今後もお付き合い下さいませ。<(_ _)> ※今宵は2時間で目が覚めた