暮らしを直撃?『介護サービス』“縮小”の影響は・・・
2016/10/14(金)<暮らしを直撃?『介護サービス』“縮小”の影響は・・・ >
【ワールドビジネスサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓ <暮らしを直撃?『介護サービス』“縮小”の影響は・・・ >
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今、改革が急がれている政策の1つ
【政府】は「財政健全化」のため、
『社会保障費』を抑制しようと取り組んでいる。
2006年度 約21.0兆円
2007年度 約21.5兆円
2008年度 約22.0兆円
2009年度 約25.0兆円
2010年度 約27.0兆円
2011年度 約29.0兆円
2012年度 約26.0兆円
2013年度 約29.0兆円
2014年度 約30.0兆円
2015年度 約31.5兆円
2016年度 約32.0兆円
『社会保障費』として
【厚生労働省】が要求する予算は「31兆円」を超えている。
来年2017年度の社会保障費の“自然増”
このままの制度を維持した場合
高齢者が増えることによって増える額は
「約6400億円」が見込まれる。
【政府】
来年2017年度予算案で、これを「5000億円」に抑えたいとしている。
そのためにも“様々な改革案”というのを示しているが、
その中でも今注目されているのは“介護保険サービス”の見直しである-
私達の「暮らし」や「企業活動」に
一体どんな影響を及ぼすのだろうか?
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■高齢者の暮らしに直撃!
◆『福祉用具』が「1割」→「全額」負担に !?
◇訪問介護士 20代の女性 ※後ろ姿のみ
失礼しまーす!
◇Sさん 76歳の女性
・20年ほど前から足や腰を痛め、現在「要介護2」と認定されている。
・介護をするのは80歳の夫。
移動には『車椅子』が欠かせない。
・さらに無くてはならないのが『介護ベッド』。
◇Sさん 80歳の夫
(以前は)ベッドに移動するのも大変だったんですよね。
・『介護ベッド』の「手すり」を使うことで、
『車椅子』から自分でベッドに上がれるようになった妻(76)。※典型的な高齢女性
小太り・下半身デブ
◇Sさんの妻(76)
起きる時は(こう「手すり」に)捕まって、・・・
・こうした『福祉用具』を借りるようになってから
夫(80)の介護の負担は“大幅に減った”という。
◇Sさんの夫(80)
これが無いとねぇ、ほとんど寝たきりだから-
◇Sさんの妻(76)
これ(介護ベッド「手すり」)があると寄り掛かって動けるんです。エェ・・・
※満足に全身を使えていないためか、濁声気味。
身体を満足に動かせないことに対するストレスは相当なものであるかと。。。
<この高齢者夫婦がレンタルしている福祉用具>
4つ
『介護ベッド』 1,407円
『車椅子』 1,000円
『歩行器』 450円
『スロープ』 100円 ※床の段差を無くす。これレンタルなの ?? (苦)
--------------
毎月 合計 約3,000円 ※『介護保険』で自己負担は「1割」になるため
毎月「約3,000円」程で利用できる。
介護保険と福祉用具|一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会
・しかし、この負担額が「最大で10倍」にもなる制度改正が今、検討されている!
『介護保険』を受けている人は、
介護の必要度に応じて「7段階」に分かれており、
重 要介護5 ※どの段階でもレンタル代の自己負担は
4 原則「1割」となっている。
↑ 3
2
↓ 1
要支援2
軽 1
【財務省】の
『審議会』では、『社会保障費』を抑制するために
「要介護2」以下の人を対象に「全額自己負担にするべき」と主張
【政府内】では現在、利用者の自己負担を増やすかどうかが議論されており
年末までに検討する方針。(結論を出す ?? )
<仮に「全額自己負担」となった場合>
Sさん高齢者夫婦は、<現行> <見直し案>
1割負担 → 10倍! → 全額負担
月 約3千円 月 約3万円
Sさん高齢者夫婦の年金は月合計約13万円。
→ 負担増なら「家計」に影響、苦しくなる。
◇Sさんの夫(80)
こういう用具が無かったら面倒見切れないよ。(^_^;) ※夫も濁声。
◇Sさんの妻(76)
*パクパク*(極小声)、リハビリしてます、それ(歩行器)で。エェ。*頷く*
そりゃ歩きたい、ですよね。ウン。。。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『介護保険』の見直し・・・
┣■【企業】にも大打撃 !?
“いままでなかった毎日をつくる”
【フランスベッドHD】
介護福祉用品の「レンタル・販売」を行っている。
人気の高い
『超低床フロアーベッド』は購入すると「約46万円」になるが、
介護保険が適用されるため
「月額レンタル料14,400円」の1割負担
「月々1,440円」でレンタルが可能。
<同ベッドの宣伝文句>
昼は介護ベッド、夜はお布団。 ※61cm背上げ・足上げ機能で介護らくらく
超低床リクライニングベッド FLB-03J 17cm マットをのせても
フロアーベッド 11cm 万が一、落ちても安心
認知症の方にも安心です!
・高齢化の波に乗り「売上」も順調に推移。
<【フランスベッドHD】の売上高>
2011年 約250億円
2012年 約270億円
2013年 約280億円
2014年 約290億円
2015年 約280億円
2016年 約285億円 ※今年度まだ途中・・・
・そんな中で浮上した『介護保険制度の見直し』。
Q.「売上」への影響について
A.
【フランスベッドHD】
◇池田茂 社長
それは痛手になりますよね。*コクリ*2*
「レンタル主体」の会社ですから、その分だけお客さん減るかもしれないですよね。
・介護保険に頼った『レンタル事業』からの転換に迫られていた-
売り上げの落ち込みを「販売」でカバーしていこうと、いうことで
今、お店急ピッチで作っているところです・・・
・そこで“先手”を打って立ち上げたのが
【リハテック ショップ】Reha tech Shop
これまでの介護用品店とは異なり、明るい店内仕様にチェンジ。
ターゲットは、介護を必要としない“動ける”高齢者。
なんとかして購入を促そうと、商品には至る所に工夫が見られる。
『光る杖 ライトケイン』 1万3,440円~
暗がりの歩行も安心。 ※足元を杖の根元のLEDライトで照らす
『電動アシスト三輪自転車』 22万3,000円
自転車を跨がる時に邪魔となるトップチューブの部分がない。
足を上げる力が最小限で済むような工夫が施されている。
・さらに
【グーグル】Google)が開発した
『リフトウェア』Lift ware 4万7,520円(標準キット)
手が揺れていてもスプーンは揺れず・同じ位置にある。
(手の震えにセンサーが反応して揺れを打ち消すスプーン)
→ 介護無しでも“自分だけで”食事が楽しめる工夫がされている。
Google製 Liftware(リフトウェア) 標準キット 200107731
- 出版社/メーカー: Google Life Sciences LLC
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
『マルチファンクション
リフトアップチェア』 32万1,840円
前方向に背もたれが動く。立ち上がる際の補助機能付き。
・・
・しかし、いずれの製品も「安い」とは言えない-
【フランスベッドHD】
◇池田茂 社長
多少価格のこともね(^o^;)、買いやすいように下げないといけないと思いますけど
機能を下げてまで・安くするつもりはないと-。
そうすると意味が無くなっちゃうから・・・
圧倒的に元気な高齢者の方が多いわけですから、
そこのマーケット、誰も目を付けていないんですよー。
だから、そこの所を開拓していこうと-
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■スタジオにて
◇大江麻理子 MC
『介護保険制度の見直し』についてご覧頂きましたように
【企業】は既に動き出しているんですが-
この『介護保険改革』は「予算を削減したい」【財務省】に対して
【厚生労働省】や「高齢者」さらには【業界団体】が反発をしています。
今後どうなるかという“見通し”はまだ不透明な状態なんですね。
◇大浜平太郎 SC
ハイ。実は・・・ なんですが、この見通しが“不透明”なのは
『介護保険制度の見直し』だけではないんですねぇ。。。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
『医療費』
掛かり付け医以外の受診時に「追加負担」
『税制改正』
ビール類の「税金一本化」
発泡酒、第3のビールは「値上がり」
『所得税改革』
配偶者控除の「廃止」 ※結局見送られましたね。*根性無し*
専業主婦のいる家庭の「負担増」
・このように見通しが不透明になっているのは、
「“解散風”がヒューっと【永田町】に吹いているからだ」という見方がある。
otokitashun.com ※最近露出が多い都議員ですね。どうやら同番組を見ていたかな?(笑)
<具体的には・・・ >
『医療費』
「大病院の混雑解消」などを目的とした改革なのだが、患者の負担が増えてしまう-
→ 日本医師会に近い
◇【自民党】族議員
これは【日本医師会】にとっても「寝耳に水」の話なんだ-
【財務省】の気持ちは分かるけれども「患者の負担増」にも繋がる。
・選挙を前にして【自民党】の支持団体でもある【日本医師会】に対して
ちょっと気を遣っているという状況。
『税制改正』
ビール類の「税金の一本化」 → 相対的には安くなるので
【ビール業界】も求めている改革ではあるが-
◇【自民党】幹部
主婦が「発泡酒高くなるの?」ということを気にし始める。
・これ選挙があると“主婦の声というのは強い”んだと不安視している。
これもどうやら先送りにされそうな雰囲気にある。
所得税改革の1つである
『配偶者控除の廃止』
専業主婦のいる家庭の負担増に繋がる。→ これは「見送られる」方針となった。
◇【財務】官僚
選挙“解散風”は影響ありますよ。あるけれども
コッチも“待ったなし”なんだからさー。 と、ぼやいているという。
◇二階俊博 幹事長 自民党
(記者会見場にて)
急ぐ必要があるかないか、これは選挙が大いに左右される1つのポイントなんだ
と明言している。
→ 要するに「選挙次第なんだ」とハッキリと述べてしまっている>77の爺さん
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◇大江麻理子 MC
そういうことになるんですねぇ~。
“解散風”が吹く中で、あちらこちらに気を遣って改革の議論が停滞しています。
果たしてこの状況を“政権の閣僚達”はどう見ているんでしょうか ??
今日2016年10月14日正午過ぎ
◇麻生太郎 財務大臣
受益と負担のバランスが取れた、いわゆる“持続可能な制度”というものを~
やっぱりキチンと構築しておくためには-
『社会保障』の「効率化」や「制度改革」に、これ不断に取り組みをしていかきゃ
ならんと-いうことが必要なんだと思っています。 *首傾げながら*
“解散風”とは直接関係あるとは思いませんけど。(゜з゜) ねぇ・・・
Q.
◇大江麻理子 MC
国の財政のことを考えますとメリハリの利いた「歳出改革」というのは欠かせない
ことだと思いますけれども-、
議論、なかなか先に進んでいないようにも見受けられます-
A.
◇石原伸晃 経済再生担当大臣 ※これほど役務が合わないのも珍しい。急遽とはいえ
減税になる方/増税になる方、両方いらっしゃるわけですから
やはり各界・各層、どういう仕事でこれからどういう方々がどういう社会に出て、
どういう仕事をするか-、
その方向性等々、またそういう現状の意見を十分に聞いた上で
「税制改革」を行うというのが、税制改正のこれまでの、やりようでございまして-
Q.
◇大江麻理子 MC
“解散風”が吹いているから政策というのがなかなか進められない-
そういったわけではない、ということでしょうか?
A.
◇石原伸晃 経済再生担当大臣 ※役人タイプで責任回避型だね。お坊ちゃま長男は
あの“解散風”なるものがどういう風か(^_^;)
私の懐には吹いていないもので分かりません-(苦笑)
※内心「ヤバイ」と思ってるよね。
オヤジ慎太郎と一緒に“芋づる式”にこの世から消されるん(落選)じゃないかと
自慢の【石原軍団】は最近CMでも見かけなくなったしね。(笑)
*松竹梅は、過去の話~*
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆“解散風”で改革萎む?
*一同苦笑*
◇大江麻理子 MC
うーん、解散と政策の進め方というのは、まあ「関係ない」という風に
閣僚のお二人は仰っていたわけなんですけれども、
ただですね、どうもー、選挙が先にちらつくと議論が深まりの前に一旦
棚上げされてしまうような印象があるんですが、コレはどうでしょう?
◇高田創 チーフエコノミスト みずほ総研
そうですね、やっぱりポピュリズム的というか、どうしてもやっぱりあのぉ
票の方におもねっちゃうような、そんな感じが拭えないんでしょうね、ハイ*2
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆「安定」を盾に踏み込む時
◇大江麻理子 MC
ただ今【安倍政権】というのは“かなり強い政権”とも言われていますけれども
それでも(政策を)進めるのは難しいことですか?
◇高田創 チーフエコノミスト みずほ総研
ハイ*連発。
本来であれば、これだけあのぉ圧倒的な地位を持ってるっていうんでしょうか?
グローバルで見ても“極めて異例”だと思うんですよね。
アメリカ 46.0%
イギリス 50.8%
ドイツ 49.2%
フランス 49.4%
オランダ 47.8%
カナダ 54.4%
日本 68.4% ※衆議院での割合。
【野党】ダラしなさすぎる。国民も!(苦)
◇高田創 チーフエコノミスト みずほ総研
これだけ安定した政権というのは(他国の)『G7』でもないわけですよね。
ですからいわゆる「ポリティカルキャピタル」
政治的資本
これだけの安定政権ならではの「力」っていうんでしょうか? これはやっぱり
改革に生かしていくっていうのが本来の姿だと思うんですよね。
ですから本来、海外から見れば「これだけの力がある政権」であるとすると-
【日本】の“本気度”が試されているっていうような、そういう見方があると
思いますね。
私も海外に先週いたんですけれども、日本のこれだけ安定があるんだとしたら、
場合によってはもうちょっと改革が進むんじゃないかという期待もあるんです
けれども、それが本当に応えることができるのかどうかと。
これの(今の)力を生かさないと“勿体ない”っていう感じがあるような感じが
しますねぇ。*コクリ*
キャメロン首相のポリティカル・キャピタル(Cameron’s Political Capital) | British Politics Today
ナレッジ・キャピタル、レピュテーション・キャピタル、ポリティカル・キャピタル - 福澤ブログ
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・前半の『介護保険制度の見直し』よりも、
後半の「選挙のことしか頭にない」現政権に対する不平・不満・侮辱する態度の方が
メインだった報道でしたね。今これだけ攻めた放送をしているのは【テレビ東京】と
【TBS】(膳場貴子キャスター)くらいでしょうか? 男性キャスターは飛ばされ
ちゃうことを恐れてか、吠え方が弱いよね。その点“紅一点”は本当に強いッス(笑)
┣・『介護問題』に関しては、先日当マンションの臨時総会にて自分の身近にも沢山居る
ことを実感し決して他人事ではないのですが、一生懸命に「子育て」または予期せぬ
「障害」に見舞われたにしても、己の人生“破綻”しちゃったわけです。残念ながら
【日本】では「家族で支え合う」ことが現実であり、その補完体制を築けなかったんだ
という冷めた言い方もできるわけです。
「子供に自分達・親の老後の面倒を見てもらうのは忍びない」といった見栄っ張りを
する日本人は非常に多いと思いますけれど、だからといって【行政】や【民間企業】
に対して、都合の良い情に訴えかけた過剰なサービスを求めるのは“筋違い”です。
文面にすると「そんなことするかぁ?」と思われるかもしれませんが、実際は結構な
割合でそうした高齢者世帯が多く存在していることをもっと問題視すべきです。(苦)
ホント、話を聞いていてビックリしたもの。「冷たい」「挨拶もロクにしない」など
といったものは、こうした“面倒な輩と関わりたくない”からだということを知って
考えを改めて欲しい。けれどそれが出来そうにもないんだ。>昭和の高度成長期世代
┣・『年金』にしろ『介護』にしろ「何でも補償しますよ、手厚いんですよ!」といった
具合に受け止められかねない告知をしてきた【行政】側にも問題があります。
可/不可な項目を明確に表記すべきだと思いますね。受給年齢にしても“あやふや”
なことを報道させているから加入者離れが進むのです。本当アホかと思うよ。(怒)
┣・自暴自棄に陥った高齢者による“巻き添え自爆”が始まりました。*新幹線は序章*
www.excite.co.jp ※こうした警告、危惧する声は実際多く存在していると思います・・・ どうする?
┗・社会に対して問題を起こす輩を『発達障害』という括りで最近は述べてしまいますが
この高齢者問題はなんて表現するんですかね? やはり単なる『破綻者』か・・・ 。
解き伏せるのが本当に厄介だと思われます。都会生活で“損することを異常に嫌う”
あーいう輩にはね。
これから都会での生活を考えている若者は今一度よく考えた方がいいですよ。(苦笑)
nikkan-spa.jp ※「親のスネかじり」ではなく「都市部を冷静に判断・見切った」とも言えますね!