教育現場の実態『全国学力テスト』どう活用?
2015/07/10(金)<教育現場の実態『全国学力テスト』どう活用?>
【news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓野村修也の会議のミカタ <教育現場の実態『全国学力テスト』どう活用?>
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小学6年生と中学3年生を対象とした『全国学力テスト』。
その活かし方は自治体によって違う。
教育現場の実態を取材した。
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┣■トップの秋田に学ぶ
◇小学6年生 男子 ◇中島真奈美 先生
これから6時間目の学習を始めます。 はい、始めます。 *淡々とお辞儀*
◇クラス全員
はい!お願いしまーす! *お辞儀*
・【理科】授業を進めていくと・・・
◇中島真奈美 先生
やっぱり「秋田」でも田んぼにいますか?
滋賀でも田んぼでよく見かけます。(笑)
・担任の女教師かと思いきや、なんと滋賀県の教師だった。
【滋賀県】
・実は去年2014年『全国学力テスト』で下から2番目だった。*ブービー*
小学校6年生の平均正答率
・全国学力テストトップの秋田県に教師を派遣し、指導方法を学ぶ取り組みを進めた。
<指導方法とは>
◇中島真奈美 先生
【理科】の『食物連鎖』についての授業で、
・冒頭で授業のテーマを示し、生徒達に考えたことを発表させた。
・教科書を開くのは授業の最後“まとめ”として使う。
◇小学6年生 女子
最初に問題を確認して、自分で考えて、みんなで確かめる。
◇小学6年生 男子 ※あっこの子、丸刈りの美少年。まだ汚れてない。(笑)
実験をしたり、予想を立てて、予想がどうなるのかとかが楽しみです。
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◆こうした授業スタイルは秋田県全体で統一されているという。
【秋田県】
小学校の理科や算数の授業は「1クラス教師2人」体制。
児童の個別の質問に答えたり、次の授業の準備をするなど役割分担による指導方法。
【文部科学省】
2人態勢の指導を多く行った学校は学力テストの傾向が良い結果であることが判った
※第4学年【算数】の授業
◇中島真奈美 先生 ※滋賀県派遣教員
今まで【滋賀県】が“目を付けていなかったところ”、
でも滋賀県でも取り入れられるところを「持ち帰ってくるように」と言われています
・“教育レベル”を知ることで、「指導方法を見直す機会」にもなる
『全国学力テスト』。
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┣■どう指導するか。見直す機会にも
島根県
【松江市立雑賀小学校】
学力テストの結果を受け、今年度から教師2人態勢に増やした。
◇小学5年生 男子
教えて貰う人が増えたから、勉強がより分かりやすくなりました。
【島根県松江市】
教員経験のある人や退職したベテラン教師などを新たに非常勤講師として採用。
※一部の小中学校
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┣■結果の公表めぐり、自治体の判断は?
<『全国学力テスト』の結果公表>
これまでは、 「都道府県別」の成績のみだった
去年2014年から、教育委員会の判断で「学校別」の成績を公表することになった。
・そこには各学校の学力テストの成績を全国の平均点や県の平均点と比較したものや
今後の対策が書かれた『調査結果シート』を作成。
【松江市教育委員会】
◇岩田靖 副教育長
子供達もいずれこういう社会の中に出ていく中での“切磋琢磨”というのも
必要ではないか。そしてこういう結果に基づいてきちっと分析や対策を立てて
いろんな効果的なことをやっていく。
『全国的な学力調査に関する専門家会議』
学校別成績の公表結果の利用について、どう取り扱うべきか議論された。
【大阪府】
『全国学力テスト』の学校別の成績を学校毎の『内申点』に加算。
これは個人の内申点を決める基準となり「高校受験の合否判定の一部に利用」
しようとしている。
→ これに対し今回の会議では「テスト本来の趣旨や目的に反する」という
否定的な意見が相次いだ。
・子供達の学力低下を目的に導入された『全国学力テスト』。
今年2015年の結果は来月2015年8月下旬に公表される予定。
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┗■スタジオにて
『全国学力テスト』
学校別結果公表(または予定) ※【文科省】調べ 2014年12月
5県114区・市町村の教育委員会
【静岡県】
知事の判断で「校長名」も公表。
【大阪府】
高校入試の「内申点」の調整に利用する。
Q.対応が分かれるのはなぜ?
A.
<学校別に公表する理由>
・保護者/地域住民への「説明責任」。
・子供自身が「苦手分野」を知ることができる。
<学校別に公表しない理由>
・調査で測れるのは学力の一部に過ぎない。
・学校に順位が付き、
・過度な競争の恐れがある。
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Point
「学校間格差の解消」
【秋田県】 ※ここ数年全国1位を継続中
テスト後すぐに「自主採点」を行ない、県平均と自分の学校の成績を比較
(出題ことに確認できるようになっている。)その結果それぞれの学校が
どこが自分の学校の苦手なところなのか判る。そこで教育の改革をし、
そして12月には県独自でテストを行い、改善がちゃんと行き届いているか
どうか成果を図っている。
→ 「学校間の格差の解消」を目指している。
秋田県は足を引っ張る学校を少なくすることによって
全国のトップを維持している。
・いずれにしても学力テストの本来の目的は、
「学校間の格差」を解消することで「教育」を改善することにあるので
是非ともその目的に照らして利用していって欲しいと思う。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・全然関係ない話だけれど、秋田県での授業を受ける生徒達。美男美女が多い
ように見受けられましたね。これは教育レベル・指導方法じゃ見直せまいて。
(笑) 地元産業が乏しければ己自身を、教養を身に付けるしかないと秋田の
人達は悟ったんだと、隣の県出身の私などは思います。四十を過ぎてそれを
ようやく実感している自分が今ココにいます。(^^ゞ
┣・今の学校では担任と副担任が必ずいるって話だけど、授業は1人なんだね。
いじめ対策で2人体制? 体制は築いても実際に話を聞く態勢はまだまだ
整っていないようですが・・・
┗・最後に本来の目的を語ってくれましたが、だとしたらそれを無視している
ことになりますね>【大阪府】【静岡県】の知事共は。叱咤激励というより
部下への投げやり政策だと言えます。これで大阪は選挙で負けたんだね(笑)
あんまり頭良くなさそうだな【維新】の連中も。(笑)