2015/06/19(金)<『安保法案』で論戦 “国会前デモ”に若者が集結>
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*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <『安保法案』で論戦 “国会前デモ”に若者が集結>
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2015年6月4日
『衆院憲法審査会』
◆自民党が呼んだ憲法学者も“違憲”と断じた今回の『安保法案』。
2015年6月19日午前
『衆院 平和安全法制特別委』
◇菅義偉 官房長官
「違憲ではない」という著名な憲法学者も沢山いるとして3人の名前を
挙げていたが、【民主党】辻元清美 衆院議員 にその3人とも“違憲”
「徴兵制は憲法違反とする政府の解釈は間違い」であると主張していると
突っ込まれると、
管 「そのことは私は知りませんでした」
辻元「この間名前を挙げられていた方ですよ」としてやられる。(笑)
◇辻元清美 衆院議員 【民主党】
自己の主張に憲法を合わせようとする、このような方々が、
今回の法案を合憲と主張されても説得力に欠けると思いますが如何ですか。
◇菅義偉 官房長官
それはあくまでも憲法学者の1つの意見だろうという風に思っています。
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◇辻元清美 衆院議員 【民主党】
横畠(法制局)長官は「今できない」と言っているけれども、
今回と同じような手法で『徴兵制』についても「時代環境が変わった」
「自衛隊員が足らん」“一部限定的徴兵制”とか編み出して、
またしけるようにできるんじゃないかとお考えですか?
これは未来永劫できないとお考えですか?
◇横畠裕介 内閣法制局長官
単なるその環境の変化によって、その法的評価が変わるはずもないわけで
ございまして、今回のことも違憲であるという判断に変更はあり得ないと
考えております。
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◇辻元清美 衆院議員 【民主党】
憲法解釈への信頼というのは、歴代内閣が積み重ねてきた議論の上にあるわけです。
そうすると今答弁されていることも、それから閣議決定されたことも変えられるん
じゃないか。いうところが今回の大きな一つの問題なんです。
これ“憲法規範が揺らぐ”ということなんです。
◇菅義偉 官房長官
国民の皆さんの生命と平和な暮らしを守るために、憲法の枠内の判断で何が必要か
ということを考える中で、今回法案を提出させていただいた、ということです。
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┣■安保環境の変化で“合憲”に?
2015年6月19日午後4時過ぎ
『日本記者クラブ』
◇百地章 教授 日本大学
最近は“合憲3人組の1人”ということで(苦笑)、知られているようで
ございますけれども・・・
・3人の憲法学者の内、2人が会見に応じた。
◇百地章 教授 日本大学
政府の新見解は憲法9条の枠内の変更であって、全く問題ないし憲法に違反しない
と考えます。
◇西修 名誉教授 駒澤大学
限定的な集団的自衛権の行使容認であり、明白に憲法の許容範囲である。
<徴兵制については>
【政府】
徴兵制は憲法違反だと明言し、憲法18条の『苦役』に当たるからだと
説明している。
◇西修 名誉教授 駒澤大学
憲法18条「その意に反する『苦役』」に徴兵制が当たるかどうか。
それについて私は“当たらない”と。
強制労働の禁止をしながら、一方に於いて徴兵制を認めている(国は)遥かに多い
ですよ!
◇百地章 教授 日本大学
私もその点は国際人権規約に於いても軍事的性質の役務は強制労働に当たらないと
いう風になっておりますから、「その意に反する『苦役』」と見るのはどうかと
思います。
<徴兵制の導入については>
・ただ2人とも「徴兵制は苦役に当たらない」とし、政府が言う根拠だけでは
憲法違反にならないという考えを示した。
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┣■「安保法案に反対」集う若者の想いは
2015年6月19日午後8時頃
◆国会前
「戦争反対っ!」*戦争反対っ!* 「戦争反対っ!」*戦争反対っ!*
「憲法」*守れっ!* 「憲法」*守れっ!* 「憲法」*守れっ!*
「本当に」*ナメんな!* 「本当に」*ナメんな!*
・国会前には数百人の若者が集まり、今回の安保法制に抗議の声を上げた。
多くが10代か20代の若者たち。
<プラカード>
例.
「FIGHT FOR LIBERTY!」 ※自由のために戦う
「WAR IS OVER!」 ※戦争は終わっています
「安保法制は違憲」
「平和な日本で就職したい !!
武器を持たぬことを伝えた先人たちの声を永遠に 」 ※就活姿の女性
◇大学1年生 女性
デモなんて怖いって言っても、やはり行動せずにはいられないのです。
私たちが目指す平和は、こんな“平和安全法制”なんて名前が付いたものの
中にはありません。
◆デモの数時間前・・・
◇大学4年生 男性
今回の法案をおかしいと思っていて「俺たちがなんとかしないといけない」ぐらい
に考えていて、そういうなんか若者達が動いているってことを知って欲しいですね
・きっかけは
去年2013年12月
『特定秘密保護法』成立に問題を感じ、様々な大学からメンバーが集まり始めた。
【SEALDs】(シールズ) http://www.sealds.com/
Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)
「私たちは、自由と民主主義に基づく政治を求めます。」
・今では関東と関西でメンバーは約200人に。
◇大学3年生 女性
(2015年6月21日の関西のデモは) ◇大学4年生 男性
どれくらい人が集まりそう? Facebookが200何十とかいってるから
*へぇ~* 結構いるじゃん。 多分500は行く?
・インターネットでWEBを立ち上げ http://www.sealds.com/
SNSのFacebook でデモの参加者を募る
https://twitter.com/sealds_jpn?lang=ja
それを見た若者からさらに“口コミ”が広がり、
参加人数は拡大を続けている。
2015年6月14日(日)
『戦争立法反対!渋谷デモ』若者×憲法 安倍政権NO
People have the power ※5000人超が集まった
・そして彼らは毎週金曜の夜、国会前でデモを行うことを決めた。
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2015年6月19日午後7時半
◆国会前 2500人が参加(主催者発表)
「憲法」*守れっ!* 「安倍は辞めろ!」*安倍は辞めろっ!*
◇大学院生(23) 男性
戦争という行為は勝っても負けても「政治の失敗」でしかありません。
存在しない危機事態を想像し、
「存立危機事態なるものがあるから自衛隊を海外の戦地へ派遣する。」
何ですかそれは。逆でしょう!
自衛隊の戦地への派遣が日本にとって危険な事態を作り出すんじゃないんですか。
*そうだ* *そうだーっ*
安倍晋三内閣総理大臣の言う「戦後レジームからの脱却」とは「戦前への回帰」です
戦争はいつの時代も“平和の顔”をしてやってきます。
◇大学4年生 女性
私は誰も殺したくないしぃ、誰にも死んで欲しくないしぃ、
友達と遊んだり、なんか親と喧嘩してみたりとかぁ、もちろんデート行ったりとか
そういうことが大事なのであって、そういうものを、、そんな勝手な立憲主義も
分かりませんみたいな政権に奪われたくないんですよ、わたしはっ!
本気で止めたいし、私は私の未来を自分で作って守っていきたいから*早口続く*
これからも声を上げていきます・がんばりましょう。*お辞儀*
*イエーイ* *ワッ* *ヒュウ* (?)
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┗■スタジオにて
◇古舘伊知郎 MC
藻谷さんどう思われますか? 例えば「集団的自衛権、合憲だ」と仰る方は
憲法の中に集団的自衛権の行使がダメだなんてどこにも書いてない。
だから合憲ってという論理も説くんだ。これポカーンとしちゃう、何回聞いても。
そのどこにも集団的自衛権を行使していいなんて憲法探しても出てこないから
違憲だっていう方が、どうしても素直な論理だと思うんですけどね。
◇藻谷浩介 主席研究員 (株)日本総合研究所 ※地域エコノミスト
エェ、「世界の他の国ではこういう風に認められている」って話と、
「日本国憲法でこう書いてある」って話は別でございまして(エェ*同意*)※古館
当然その日本国憲法がどうなってるかってことが重要な強い縛りになるわけですね
・それでこの話「それでも枠内なんだ」って言うけれども、やっぱり非常に多くの
学者さんや一般人・国民の感覚で言うと「枠外」でしょう。枠外であるとするならば
やんなければ、どうしてもこれを通したい時に当然やるべきは「憲法改正の手続き」
だと思うんですよ。(ハイ*大声*)
・憲法が永遠不滅にずっと正しいと前提に作っているわけじゃない。改正したければ
ちゃんと民主主義なので「国会の発議」と「国民投票」で変えられますよ
ということが仕組みで決まっています。つまり憲法が独裁しているわけじゃなくて
変えることができる。
・やはりこれは「枠を超えている」という意見がどう聞こえてもリーズナブルに
聞こえますんで、やっぱりそのきちんと正々堂々と「改憲手続き」を取ってみて、
民主主義で国民に問うべきだと思う。なんか、もしかして問うと通らないから
それを避けて解釈だけでやろうとしているように見えるんですが・・・
◇古舘伊知郎 MC
元々「(憲法)96条の改正」から着手しようとした動きがありましたからね!
◇藻谷浩介 主席研究員 (株)日本総合研究所 ※地域エコノミスト
そうです。「改正」という手続きを使わずに、【政府】だけで決めてしまおうって
言うのは、これは民主主義としてはどうなんでしょうね? *強い語気*
・いやその堂々と議論をして、解釈で変更するのではなくて、ちゃんとある仕組みを
作るべきで、それは仮に国民がそれをNOと言うのであれば、例えそれが間違った
決断だとしてもですよ、民主主義なんですから。国民がそれをYES/NOと言って
いれば『大阪都構想』じゃないけども、潔くそれは現段階では従うしかないんじゃ
ないでしょうか。勝っても/負けでもですね。今のちょっと中身で掃ききらない(?)
手続き論だけれども、そういう手続きをちゃんと作っているのが『立憲国家』なので
それをいろんなニーズかなんかで手続きを取らずにパパッと変えられてしまうという
のは『立憲国家』ではなく、“臨機応変すぎる国”危ないよというのは歴史的な教え
ですよね。
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◇古舘伊知郎 MC
あの若い人達が切実に聞こえるのはやっぱり、そりゃもちろん色々な考えの人が
若い人達の中にも色々千差万別あるとは思うけれども、やっぱりこれから先何か
あった時には、駆り出されるかもしれないのは若い人達ですからね。
◇藻谷浩介 主席研究員 (株)日本総合研究所 ※地域エコノミスト
日本人、あの3割近くがね高齢者になって行きつつある国なので、面白いもので
自分がその時に行かなくてもいいなって人が増えるとね、むしろ好戦的な世論が
流行る傾向がありまして、(苦笑)、孫ももう大きくなってるみたいなね。ですが
やっぱりね、本当に当事者の人間に立って判断すべきだし、そういう意味で選挙権
18歳にするって誰も反対しませんでしたね? 正しいことだと皆が思ったことは
ちゃんと民主主義通ります。ですからこれもちゃんと「国民に問うべき」だと
僕は思います。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・私が若者達の【SEALDs】の名前を知ったのは、つい先日【東京MX】
放送の【淳と隆の週刊リテラシー】だった。準レギュラーの古賀茂明氏が
『渋谷デモ』のことにも触れていた。正直このデモに触れたのは地上波で
【東京MX】と【テレビ朝日】だけのようだ。良かれ悪かれ起こった事実を
伝えないのは情けなさ過ぎる。まるで性犯罪者を扱っているかの如くだ。(悲)
┣・1968年当時と比べ、SNSという瞬時に伝わる媒介がある現代。デモ等も
当然様変わりするのだろうけれど、今回映ったシーンを見る限りでは何か
サッカーW杯で騒いでいるのに毛が生えた程度に思え、受ける側としては
蚊よりも怖く感じていないのかもしれない。金曜夜の国会デモも翌週明け
には、いつもと変わらぬ平穏とした、のほほ~んとした警官たちだったし
多分、そんなに、全然、警戒感の欠片もないような気がする。*御免なさい*
(7~8年ほど国会周辺を歩いて帰宅していました。)
┣・近くの日比谷公園などでは、かつての戦士が今でも自決したりしています。
それがいいとは決して思わないが、熱意がハンパない先人たちであったこと
また武器は捨てたのではなく、いざという時にと隠し持っていたことを
伝えておきたい。
┣・今の平和を維持するためにどうするのか? 果たして今は平和なのか?
平穏な世の中と言えるのか? 世界の人達と共にと言うけれど、どこまで
受け入れる・相手のことを考えてあげられるのか? そして何よりも
軍事負担を担ってくれと言っている盟友アメリカの依頼を受け入れるのか
/断るのか? 断ったとしてそのまま盟友の文明は享受していけるのか?
等々、見えない根っこは深く・複雑に・広がっているのだと私は考える。
┗・最後に駆り出されるのは若者だけということは今の文明ではないでしょう。
自爆テロなら年齢関係ないし。見えないウイルスを体に打ち込むのならば
高齢者の方が回りが遅いのでうってつけですしね。(爆) 観光事業なんて
そんなに大々的にやるもんじゃないんですよ、本当は。(苦笑)