2016/10/04(火)<【愛知】“ギンナン” 大豊作 嬉しいはずが生産者 困惑 なぜ !? >
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓3コマ <秋の味覚に異変 【愛知】ブランド産地で“ギンナン”大豊作
┃ 嬉しいはずが生産者 困惑 なぜ 天然記念物 原始林がピンチ !? >
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秋の味覚“ぎんなん”
おこわに入れたり、茶碗蒸しも定番。キラリと光る“ぎんなん”は欠かせない。
そんな“ぎんなん”に今年2016年“異変”が起きている-
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【愛知県稲沢市祖父江町】
・巨木の長くて大きな枝の先が地面にくっつくくらい垂れ下がっている。(゜ロ゜)
→ その理由は、鈴なりに実った大量の“ぎんなん”!
垂れ下がったイチョウの葉の間には、
葡萄の房のようにビッシリと実った“ぎんなん”がある
・1万本以上のイチョウの木があり、“ぎんなん”の生産が日本一の同町。
早くも“ぎんなん”の収穫期を迎えて大忙し!
大粒で丸みのある“ぎんなん”を名物にしようと
ぎんなん入りコロッケや、バームクーヘンにもぎんなん!
麺にぎんなんを練り込んだラーメンも好評! ※ぎんなんの粒も載せています。
そんな【祖父江町】で今年2016年“ぎんなん”が大豊作 !!
◇ギンナン農家 60代後半の男性
いや~珍しいですね。10年に1回か2回ある程度で・・・
◇尾張農林水産事務所 男性職員
鈴なりになっている状態で、あの私もここで(ギンナンを)担当するのは
7年目なんですけど、今までこんなに付いているとこ見たことがないです。
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◆“ぎんなん”の大豊作は広い範囲で見られており、
【愛知県名古屋市】の街路樹にもタップリと実が付いている。
→ しかしコチラでは少々“迷惑”な存在に- ※踏み潰された実の映像を見て
スタジオ内で悲鳴が上がる(笑)
◇女子高校生
なんか匂いが結構キツイですね。(^_^;)
◇男子高校生
息止めて歩いてますね、いつも。アッハハハ。(^o^) ※お前も発せられるだろ?
街路樹の“ぎんなん”は道路に落ちて“黄色い絨毯”のよう-
それを道行く人が踏み潰して、あの“独特の匂い”が立ち込めてしまっている-
・【銀行】の前では行員の方達が6人がかりで大掃除を行っていた。
◇男性行員
いつもの日課みたいな形で。。。(^_^;)
【岐阜県各務原市】
700本ものイチョウ並木がある『いちょう通り』でも
市民から苦情が来るようになった。
◇各務原市道路課 男性職員
(ギンナンで)スベって転ぶとかですね、そういった危険だということと、
あと落ち葉がですね、庭の方にこう風で入ってきてですね、
毎日のように掃除しないといけないということで-
そこで同市では葉や枝の剪定の時期を早め、
“ぎんなん”が落ちる前にバッサリと刈り取ることにした。
5-15 いちょう通りのせん定の時期について|各務原市 ※哀しいなぁ・・・
→ イチョウの紅葉も控えめとなりそう・・・
名古屋市内の街路樹にも苦情が増えているそうで
◇名古屋市緑政土木局 男性係長
“収穫物としての楽しみ”がかつてはあったんでしょうけど、
今はその楽しみの方があまりないのかなーと・・・
・それにしても沢山実った“ぎんなん”
どうして今年2016年“大豊作”となったのだろうか ??
◇ギンナン農家 60代後半の男性
年配の方が言われる。「あっ“ギンナン風”が吹いた」って-
ギンナン風とは !?
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“ぎんなん”大豊作
┣■その理由は
【愛知県稲沢市祖父江町】 ※同県西部。岐阜県境付近。
“ギンナン風”で大豊作 !! ※たわわに実ってます!(^o^)
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◆そもそもイチョウは・・・
雄花 雌花
・通常の木は1本の樹に、雄しべと雌しべがあるが、
イチョウの木は、オスの樹とメスの樹に分かれている。
雄花 → 雌花
花粉 受粉
ギンナンがなるのはメスの樹のみ。
<受粉時期の雌花>
両先端が開いて透明な液体が出る。 ※飛んでくる花粉をくっつけるため
【祖父江町】では毎年4月20日~25日頃に受粉が行われている。
この受粉時期に同町では「“ギンナン風”が吹いた」と言われている。
・今年2016年4月20日~25日
条件:1.気温が高い:雌花の受粉態勢OK!
2.天気が良い:雨では花粉が飛べない
3.西風が強い:風で花粉が良く飛ぶ!
【祖父江町】西側にオスの樹が多い。
受粉の条件がバッチリ整ったため、今秋に“大豊作”となった。
yasasami.exblog.jp ※木が実ることをもっと喜ばないといけません。順風ってことなのですから。
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◆【祖父江】のギンナン
【愛知県稲沢市祖父江町】
・出荷量が全国1位。去年2015年は「156t」出荷された。
ギンナンの一大ブランド。別名『屋敷ギンナン』と呼ばれている。
江戸時代【祖父江】の西に伊吹山という山があり、
山から吹き下ろす「伊吹おろし」という強い風に
麓の人々は困って、イチョウを植えて防風林の役割にした
&燃えにくい木
明治時代には米の凶作時の備蓄食料としても栽培された。
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◆ギンナン“二大ブランド”
『久寿』 *通常のギンナンと雌の木が違う* 『藤九郎』
特徴:もちもち。にがみ少ない。 粒が大きい。風味が良い。
収穫:8月中旬~ 10月初旬~
500g「1300円」 500g「1500円」
*通常のものより倍近く高い*
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◆“大豊作”困ることも・・・
①イチョウは「実を沢山付けて子孫を多く残したい」
でも、樹1本当たりのパワーには“限度”がある。実の数が増えると・・・
大豊作 → 例年より“小粒”に ※ブランドものは通常より二回り大きいのだが
100円玉大
価格が下がってしまう。(苦)
②イチョウは「子孫を残すためにピンチの時に守るのは樹である自分より“実”」
今年2016年の【祖父江】は、猛暑&少雨だった
→ 水分は実“ギンナン”へと優先される。
その結果、イチョウの木が弱り枯れてしまう樹もある
翌年以降、収穫に影響を及ぼす。(苦)
③守るためには・・・
ギンナンの実った枝をカットしたり、
花粉を減らすために雄花の剪定などを行ったりする。
→ しかし、【お寺】や【神社】では
イチョウは“御神木”のイメージがあり
切るのがなかなか難しいというのが現状。
④近隣住民にとっては“匂い”が気になる
Q.ギンナンはなぜ臭いのか?
A.
・木に成っている間は「臭くない」が、
熟して落ちると「臭くなる」。
・匂いの元は『酪酸、ヘプタン酸』と言われる“足の悪臭”と同じ成分。
※スタジオ内(苦大笑)
銀杏の独特の臭いの理由とは | 科学で日常の疑問に答える情報サイト-サイエンスマガジン-
◇赤荻歩 キャスター
好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いだという-
◇山内あゆ キャスター
好きな人は*否定*。食べられるところは臭くないんですよね!
あの食べられない周りが臭いだけで。(そうそう)そうですよね?
・臭い匂いは「動物に食べられないよう」にという説もあるが、
アライグマは食べるため、謎が多い。
◇元村有希子 ジャーナリスト
アライグマは「洗う」んじゃないですか?臭いところを。
◇山内あゆ キャスター
その後の手の臭いと来たらスゴいですよね!
大体軍手して *合掌ゴシゴシ* こう洗いますよねぇ。ハイ。
◇堀尾正明 MC
ギンナンとイチョウっていうのが同じ漢字を書くっていうのが不思議ですよね
「銀杏」
◇山内あゆ キャスター
ハイ。 場合によって読み分けますが。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・仕事帰りに晴海通りを突き通し【国会議事堂前】をよく歩いていた者として、当時の
懐かしさも込めてメモしてみました。意外とここまでの知識は持ち合わせていません
でしたね。あのオイニー臭さには警備に当たる警官達も毎回苦笑いしてましたけど。
(笑)
まあアレだけ落ちているのに全然拾って清掃しようとしないんだよねぇ>【警視庁】
アイツら大雪の時でも玄関先くらいしか雪かきをしないからね。(苦)(怒)
暇そうによく雑談してるくせして。(爆)
┣・4,5年前も豊作だったのか、数多くキリがないかと思うほど落ちていた記憶があり
ますね。毎朝ビニール袋に入れて拾っていた爺婆がおりましたけど。私も腰痛持ちで
なければ食糧として拾い集めていたと思います。その後の処置まで考えていなかった
ですけどね。(^^ゞ
┗・終戦直後は“大食糧難”でしたから、芋類ばかりでなく銀杏も重宝されたはずです。
それで【東京都】の木はイチョウになったのかもしれません?
「躍動、繁栄、潤い、安らぎ」を表現したものじゃなくて「飢えを凌ぐ」でしょ ??