【原発】と対峙 『消防部隊』 緊迫の放水作業
2016/03/12(土)<【原発】と対峙 『消防部隊』 緊迫の放水作業>
【NHKニュース7】 http://www4.nhk.or.jp/news7/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <【原発】と対峙 『消防部隊』 緊迫の放水作業>
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5年前2011年3月12日
【NHKニュース7】
「国内観測史上最大 M8.8
死者1,000人超か 」
・午後4時半過ぎ
「福島第一原発1号機辺りで爆発音が聞こえたという情報がありました」
2011年3月
【東京電力・福島第一原発】
爆発事故が起き【原発】を冷やすため“懸命の放水作業”が行われた。
※【東京消防庁】提供の映像が流された。
・この5年前の事故では、
最初に1号機の原子炉建屋が爆発。
その後、3号機・4号機も爆発し、
使用済みの核燃料を保管していたプールが冷却できなくなった。
・この時、原発を冷やすための放水活動を行った部隊の1つに
【東京消防庁】の『ハイパーレスキュー隊』がある。
当時の映像から、現地に向かう隊員達の緊迫した状況が明らかになった。
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┣■放水【東京消防庁】
◆映像提供【東京消防庁】
2011年3月18日
・【東京消防庁】の隊員達を乗せて【福島第一原発】へと向かうバスの車内。
防護マスクを着用。 ※白い防護服の上に深緑色の服を着込んでいる。
防護マスクは青色でピカピカ。視界は広め。
東京消防庁と書かれたヘルメットを被っている。
*ビー、ピー、ビー、ピー、ビー、ピー、ビー、ピー、* ※ビなのかピなのか
判別しづらい低音が
「今のところ61ミリシーベルト!」 バス車内で鳴り響く
「鉄骨、あれが1号機」 *ビー、ピー、ビー、ピー、ビー、ピー、ビー、ピー、*
2011.03.18 23:11
・深夜、すぐ側には3号機の原子炉建屋が見える。
2011.03.18 23:55
「真ん中より左側にマンホール。
ぽっかり穴があります!」 「マンホール、左側 ?? 」
2011.03.18 23:55
・足場が悪い中、海水を取り込むためのホースを手作業で繋ぐ隊員の姿も映っている。
※この時の服装は普段火災現場で見掛ける、赤に黄色い線の消防服。
中には白い防護服も着込んでいるとは思うが、放射線漏れを起こした現場で
余りにも無茶な行動をしていたことが伺える。詳しい状況が分からない事態には
普段から慣れているプロ集団だとしても、放射能という見えない敵の前で・・・
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◆実際に放水作業に当たった
・海水を取り入れるためのホースを手作業で繋ぎ、アームが伸びる特殊な車両で
原子炉建屋上空から放水した。 ※強風に煽られて放水が波打っていた。
2011年3月19日
◇高山幸夫 元総括隊長 ハイパーレスキュー隊 東京消防庁
「必ず帰って来るから安心しろ」と、妻にはメールをしました。
「信じて待っています」と、メールで返ってきました。 *何度も頷く*
やり遂げた感
・当時ギリギリの状況での任務を終え、このように述べていた。
現在“未曾有の事故”に対峙した「経験」や「教訓」を若い隊員に語っている。
退職の時期が近づく中「想定外の事態が起きることを考える」大切さを伝えよう
としている。
・若い隊員達を前にして
◇高山幸夫 元総括隊長 ハイパーレスキュー隊 東京消防庁
「見えない」「臭わない」「感じない」怖さっていうのは、なんか余計に怖くて
ここ(【原発】)にいること自体がもう、なんかこう“身体が蝕まれていく”て
いうような“精神的な恐怖心”っていうのが強かったという風に思います。
「高山隊員に、礼!」 *深々と御辞儀*
◇高山幸夫 元総括隊長 ハイパーレスキュー隊 東京消防庁
今まで起きたことを参考に、こういうことも考えられるということも想定しながら
やっぱり訓練していくっちゅうことが、これから求められるんじゃないですかね。
*ウンウンと盛んに頷く*
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◆経験・教訓 生かすために
「放射性物質、◎△$♪×¥●&%#?!」 ※防護マスク着用で拡声器で報告
していたのだがよく聞き取れない
今月2016年3月5日
『放射線災害の訓練』
【原発事故】の後【東京消防庁】は『放射線災害』への対応を強化した。
『特殊部隊』を増設するとともに、
放射線を通さない「鉛」で覆われた『特殊災害対策車』などを配備。
放射性物質が体に付着していないか検査する設備を備えた『除染車』の数も増やした
◇山東俊 主任 特殊災害課 東京消防庁
常日頃から知識・技術をですね、高めて。活動能力の向上、資機材の充実を図って
対応をしていきたいと思います。*力強く頷く*
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・東日本大震災から5年。節目となる今年はメディアが多く取り上げておりますが、
この【消防庁】に関する映像でこれほど緊迫したものを見たには私は初めてです。
海上で海水を汲み上げ、上空からヘリで放水することが効率的ではなかったが為に
爆発事故を起こしたばかりの【原子力建屋】脇に密着し、高所放水・特殊車両での
放水活動を余儀なくされたわけです。メルトダウン・絶対致死量範囲を広げない為
一刻一秒を争う中、深夜の真っ暗な中で行われた・この非常識な事態を想像するに
同じ日本人として誠に心が痛みます。「それが公僕の定めだろう」という悪魔染みた
自分も確かいますが、いかに【東電】の事故対応がお粗末であったか物語っています。
┗・『電気料金』云々言う前に、我々は人としての心を失いかけているのかもしれません
犯罪も一向に減らねぇし。既婚者でも不倫・再婚・再大結婚式は当たり前みたいだし
どうなってんのよ、この日本って国は? 考え方で思いっきり棲み分けた方が案外
良いのかもしれませんね。(苦笑)