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若者の「自殺」減らすには・・・

2016/02/09(火)<若者の「自殺」減らすには・・・ >
news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html

 news every.-「ミンナが、生きやすく」-


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓記者発  <若者の「自殺」減らすには・・・ >
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    日本では毎年3,000人もの若者が『自殺』で亡くなっている。


      「若者の自殺を減らそう」という取り組みを取材した。

 

 

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┣■ひとりで苦悩 「相談できない・・・ 」


  去年2015年11月
 【東京都内】
  “性被害”や“いじめ”“虐待”などで帰る場所を失くした女の子達が保護される
  NPOが運営する施設。

  この日は保護された女の子2人とNPOのスタッフ2人が食卓を囲んでいた。


  ◇19歳の保護された女性
   東北の実家から家出をしていて、この日保護された。

                    ◇スタッフの女性 20代前半・金髪
   食べました・・・ *小声で*       今日ご飯食べた? *笑顔で*

                    ◇スタッフの女性 20代前半・黒髪
   はい・・・ *より小声で*        ゆっくり色々考えながら・・・


  ・家出の原因は“母親との不仲”。

   両親が離婚した後、次第に関係が悪化したという。

  ◇19歳の保護された女性
   中学辺りから、(母親に)弟が贔屓されてるなと思い始めて・・・
   で、気が付いたら、、なんかメッチャ嫌われていたみたいな。*ボソボソ声*
   (母親から)「早く出て行って下さい」って言われて。。

                    ◇男性記者
   あんまり・・・             不満とか誰かに相談したり・・・ ?


  ・居場所を失い「自暴自棄」になり、去年2015年夏に自殺を図ったという。

  ◇19歳の保護された女性
   「飛び出して死のう」と思って、道路に、、で、・・・ まっ
   (飛び込み自殺は)上手くいかなくて・車が止まっちゃって。で・・・
   まっ警察に補導されたんですけど、お母さんは「引き取りません」って言ったから
   お婆ちゃん家に引き取られて・・・ *グスン* 一回だけお婆ちゃん家に、お母さんが
   仲悪いんだけど来た時に、顔を合わせたんですけど「死んどけば良かったのに」
   って、(言われたの?)*ウン*(泣声)
                    ◇男性記者
   ・・・ あんまりなかった・・・       友達に相談したりとかは・・・ ?


  ・彼女は自立した生活が出来るまで、施設から食事や部屋の提供を受ける。

   家出をした後、【漫画喫茶】などで寝泊まりをした彼女の持ち物は
   小さなソフトキャリーバッグ1つだけだった。

   ※スマホは持っており、片時も離さないように見受けられた。
    月々の費用はどうしているのだろうか? その点は番組では触れられなかった。


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 ◆日本では毎年3,000人もの若者が、自ら命を絶っている


  <10代~20代の死因の割合(2013年)> ※【内閣府】『自殺対策白書』

   自殺   :46% ※事故や病気を遙かに上回る。
   不慮の事故:17%
   がん   :10%
   その他  :27%


  <15歳~34歳の自殺死亡者数> ※【内閣府】『自殺対策白書』

         人口10万人当り

   日本   :約20.1人  ※欧米の国々と比べても突出し、深刻な多さである
   アメリカ :約12.3人
   フランス : 約9.5人
   ドイツ  : 約7.5人
   イタリア : 約4.5人


  
 ◇清水康之 代表 NPOライフリンク』 ※自殺対策の専門家
 ・日本の若者の特徴として「悩みを人に相談出来ない」傾向があると話す。

 「生き心地の良い社会」をめざして|自殺対策支援センターライフリンク

 ◇清水康之 代表 NPOライフリンク』 ※自殺対策の専門家

  「どこに・どうやって相談すればいいか」っていうことを分からないが故に
  相談できないという側面と、

  「自分はそこまでして相談していい価値のある人間じゃないんじゃないか」
  相談することに対しての“ためらい”というか迷惑掛けちゃうんじゃないかいう
  思いが非常に強いが故に、なかなか相談できない。

  相談できない中で問題がドンドン膨れ上がってしまって、
  実際に『自殺』や『自殺行動』に至ってしまう。

 

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┣■“ネット世代”へ 新たな取り組み


 ◆「若者の自殺を減らそう」と新しい取り組みを行っている


 ◇伊藤次郎 代表 NPO【OVA】オーヴァ
  若者に身近な“インターネット”に目を付け、インターネットを使った
  自殺を減らす試みをしている。

  OVAとは | OVA

 ・検索サイト【Google】で「死にたい」と入力して検索すると
  このNPOのサイトが目立つ場所に表示される。 ※「死ぬ方法を考えるあなたへ」

  【Google】へ料金を払うことで「自殺に関する検索」がされれば、このサイトが
  自動的に表れるようにしているという。
                    ※現在は埼玉県内からのアクセスのみ対応。

  クリックすると、
           もし自殺を考えているなら、
           このページを最後まで読んで
            今すぐご相談ください。

  自殺を思い留まらせるメッセージとともに、NPOに相談のメールが送れるように
  なっている。
            ※残念ながら該当するページ・サイトを検索できず。


 ・実際にこのNPO【OVA】オーヴァに届いたメールには

  「死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
   死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
   死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
   死にたい死にたい・・・ 」

  と画面一杯に「死にたい」と書かれたものや、

  「-
   もう生きるのが辛いです。
   死のうと思ってます。
   ー           」

  などと書かれたものもあったという。


 ・メールが届くと『臨床心理士』などの資格を持つスタッフがすぐに返信。
  「話が聞きたい」「一緒に考えたいと思っています」などと伝えているという。

  また相談者に自殺を思い留まらせ、必要に応じて医療機関などを紹介している。


 ・このシステムで相談を受けた人数は2年間で「400人以上」。
  約7割が“若い女性”だったという。


 ◇伊藤次郎 代表 NPO【OVA】オーヴァ
  多くの場合は誰にも相談できずに、
  まあやっと私達の所に辿り着いたっていうことが非常に多いです。

  周囲の人が気付いて声を掛けたりとか、いわゆるその「アウトリーチ
  (手を差し伸べること)というものをしていくことが非常に重要だなという風に
  考えています。*頷く*


 ・現在は埼玉県内からのアクセスのみ対応。
  2016年春以降は東京からも可能になる予定だという。


  ※試しに「死にたい」で検索してみると、東京の私のパソコンでは他社の同様な
   サイトのみが表示され、このNPOは上位検索頁(3頁まで)に表れません。
   2016年2月18日現在。

   【Google】への広告料を支払うのを止めたからと少し疑ったのですが(失礼)、
   2年間で400人以上の利用者が表れ、対応に苦慮して埼玉県内のみでの対応
   としているのかもしれませんね。どんだけ相談者が現れているんだろう・・・

 

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┣■若者の「自殺」防ぐには・・・


 去年2015年12月
 【東京都内】
  “性被害”や“いじめ”“虐待”などで帰る場所を失くした女の子達が保護される
  NPOが運営する施設。


  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った
  ・最初の取材から1ヵ月後、同NPOの施設を訪れると、2週間前に保護された
   別の女の子と楽しそうに料理を作っていた。

   同じような悩みを抱えていたこの女の子に“相談”出来たことで
   明るさを取り戻していた。


  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った   ◇2週間前に保護された女の子
   (味は)いける?               酸っぱくないよ。

        ウワハハハハハハ!   アハハハハハハハ 


 ・1ヵ月前とは違い、笑い声が絶えない食卓。
  NPOのスタッフも「彼女は変わった」と話す。

  NPO
 【BOND プロジェクト】

特定非営利法人BONDプロジェクト | 10代20代の生きづらさを抱える女の子のための女性による支援。

  ◇女性スタッフ 20代前半 薄茶

   (彼女は)すごい美味しい料理を作ってくれます。*ニコ~*
   他にもここに保護されて来ている女の子が何人かいるんで、
   その子達の分も一緒に作ってくれたりとか-


  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った
   来てから一週間くらいは「何をしていいか分からなかった」んですけど、
   今、ご飯作り始めてから(スタッフに)メッチャご飯褒められて*グスン* 感涙


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 Q.何が彼女を変えたのだろうか?

 A.
  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った
   普通に、喋る・のが、メッチャ久しぶりだったので・・・ それからって。(苦笑)
   (家を出る前は)「一日全く声を出さない」時とかも(苦笑)、結構あって、


  ◇男性記者
   車に飛び込んで、その時は「もう死んでもいいや」って気持ちだったって
   言っていたけど、もうなんか、そういう気持ちっていうのは?


  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った
   あ・・・ あんまり(ない) *両手を合わせてモゾモゾしながら答えていた*

 

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 ◇城間将太 記者 日本テレビ 社会部 ※社会問題、特に自殺問題は継続して取材

  彼女の表情が保護された1ヵ月前とは比較にならないほど明るくなっていたのを
  目の当たりにして、相談できる相手がいることは本当に大事だと実感しました。

  家族や友達の悩みを身近な人に話すことに抵抗を感じる若者は多くので、
  公的機関などが開設している「電話やネットでの相談窓口」が第三者の立場で
  相談に乗ることは有効です。

  一方でほとんどの若者は「どこに相談すればいいのか」を知りません。
  ですから若者に対して『相談窓口』の存在を今まで以上に積極的に周知していく
  必要があります。

 

  ◇19歳の保護された女性 ※以前自殺を図った
  ・自分が書いたアニメの絵を嬉しそうに取材班に見せてくれた。

   普通に仕事して、普通に休みの日に趣味できたらなって-


  ・彼女は20歳になる来月2016年3月には仕事を見つけて施設を出る予定だという。

 

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┗■スタジオにて


 ◇小山慶一郎 キャスター(NEWSのメンバー)
  彼女は「料理を作る」という、誰かのために何かをすることが
  気持ちが変わるきっかけになったのかもしれませんよねぇ。


 ◇鈴江奈々 キャスター
  そうですよねぇ。当時は彼女も「身近に相談できる人がいなかった」と話して
  いましたが、主な『相談窓口』としてはご覧のような団体があります。


  <電話での相談窓口> 年中無休・24時間対応

   【東京いのちの電話】  03-3264-4343

    東京いのちの電話

                    つなぐ ささえる
   【よりそいホットライン】0120ー279-338

279338.jp

 

 ◇小栗泉 日本テレビ報道局解説委員・政治部担当副部長
  私の友人はこうした番号を冷蔵庫に貼っているんですけれども
  普段子供の目に付きやすい所に書いておいて、
  子供が親にも相談できない悩みを持った時にこうした窓口が
  力になってくれるといいですねー。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・出だし強烈な発言をしてましたけど、終盤なんだかハッピーエンドになったような
  少し妙な気持ちに正直私はなりましたが(彼女が嘘を付いているとかの話ではない)
  この手の痴話喧嘩というか「親子間の話」は双方の話を実際に聞いてみないと最終
  判断は下せないと思うんですよね。安易に何でも保護施設に入れてしまうのも変な
  話じゃないかと。「思春期の親嫌い」は定番みたいなものですからね。メモ中にも
  書いたけど、本当に嫌っていたら携帯電話などの負担も嫌がると思うんだよね。
  それともあの携帯は施設が与えたものだったのかもしれないけれど、心のケアが
  『携帯』であり『インターネット』というものなんだか悲しいものを感じました。

┣・とか偉そうなことを書きつつも、私もかなりのネット依存症ではありますけどね。
  まっブログも止めようと思えばいつでも止められるんだけど。単なる収集癖・DB
  蓄積の意味合いですから、ネットは。TVやネット上での情報が全て正しいなどと
  思うのは大きな間違いで「そういう意見・捉え方もある」と捉えるべきでしょう。

┣・今回の彼女の立ち直りの早さから見るに、この母親は言うほど鬼でもなさそうだと
  私は感じました。地方で世間体を異常に気にしているのか、母子家庭で母親の方が
  至急手助けが必要なのではないかと、つい余計な考えを巡らせてしまいます。

┣・「車に飛び込もう」とか【自動車保険会社】が失神しそうな話も出ましたが(苦笑)
  そう簡単に命を捨ててはいけません。それは病でやむなく早逝された方々に対して
  大変失礼なことです。どうしても「死にたい」というのであれば、生きた状態での
  臓器移植手術の意思表示をする*激痛*を覚悟するくらいの思いでないとダメです。

┗・自殺しない方が絶対にいいですって。嫌な奴がいるから「死にたい」と考えてしまう
  ことが多いのだと思いますが、嫌な奴はいずれ自爆して生計が破綻したり、向こうが
  命を絶ったりしますので、できるだけ長生きをして、それを見届けた方が楽しいよ。
  私は金持ちの意地悪だった奴の家が破産して借金返済のために他社で働きに出ている
  という話を聞いて心の底から歓喜の声を上げましたから。メッチャ嬉しかった。(笑)

  まあこんな稚拙でも読んで『自殺』を考え直してもらえたら幸いです。ハイ。