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今年2016年の日本株 大予想 強気派 vs 弱気派

2016/01/04(月)<今年2016年の日本株 大予想 強気派 vs 弱気派>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓特集  <今年2016年の日本株 大予想 強気派 vs 弱気派>
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www.tv-tokyo.co.jp


            強気派          弱気派
           ◇木野内栄治 大和証券   ◇丸山俊 BNPパリバ証券
 ・2016年末の日経平均  2万8,000円     1万6,000円
 ・アメリカの利上げ     3回           0~1回
 ・日本の  金融政策  新たな金融政策      追加緩和なし
 ・  ポイント     金利の“くぎ付け”政策  世界的なリスク回避
 ・2016年末のドル/円    135円         110円
 ・日本の  企業業績    2桁増益         横ばい

 

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┣<強気派> 2016年末の日経平均 2万8,000円


 Q.『新たな金融政策』とは、どういう背景で/どんなものが出てくるのか?

 A.
  ◇木野内栄治 大和証券 ※市場や景気をテクニカルに分析

  ・『一億総活躍政策』アベノミクスの新しいスローガンが軌道に乗ってくる。

   これが軌道に乗れば「需給ギャップを縮めるという政策」から
   今後は「雇用の労働参加率を高める」話になるので、
   「大規模緩和」から「長期間緩和」に政策が変わってこないと平仄が合わなくなる

   【日銀】がより積極的な「新しい政策に移行する」ことなんだろうと思っている。


  ・『金融政策』は『株価』にとって非常に重要。

   『TOPIX』東証株価指数の動きもを予想すると、
   「2000年ゼロ金利解除」「2006年量的金融緩和解除」での1750辺りが
   供給能力の限界だと思われる。「需給ギャップが縮まった」ことを表している。

  ・これを考えるともうそろそろ「2万2~3千円で金融緩和を止めなきゃいけない」
   というのが以前の【日銀】。ところが今度の黒田総裁の【日銀】は異なるし、
   行政の方の政策も変わった。この「供給能力の限界を引き上げよう」という風に
   【政府】は言っているわけでこれが『一億総活躍政策』だということだと思うので
   これに合わせて【日銀】が新たな「長期間緩和」に移行するのではないか。


   <【FRB】の長短金利“くぎ付け”政策> ※1940年代~

    ・長期間のゼロ政策金利を表明。
    ・長期金利の一定水準での国債買い取り

          ↓↓

      労働参加率 向上を目指す。     ※【日銀】が同様に目指すのでは?
                          → 株価に大きく影響する。


  ◇木野内栄治 大和証券 ※市場や景気をテクニカルに分析
   長短金利を一定水準で“くぎ付け”することを長期間で約束する。
   そうしないと「ライフスタイル」は変えられない。
   「雇用の労働参加率を高めよう」「一億総活躍」と言ってもそれが
   3年後も緩和的なんだと分かれば、大家族政策に踏み出そうなど色々なものが
   「ライフスタイル」にコミット出来てくる・関与出来てくる。

  ・「ライフスタイル」は長い時間を掛けて変えていくもの。
   「金融政策」も長い時間を掛けて変えていく。


  ◇木野内栄治 大和証券 ※市場や景気をテクニカルに分析
   そうすれば『為替』も動いていくと思うので、増益率も上回っていくのに加えて
   『PER』が上がるというのが経験的にも分かっている。


   日米の『PER』を比較すると、2014年初頭イエレン氏が【FRB】議長就任した
   ことで、アメリカの『PER』は世界の各地と比べても相当かさ上げされた。
   これは「潜在成長率が上がっていく」ということなので当然『PER』は上がる。
   日米間で最大3倍ポイントほど差が付いたので、これを『日経平均』に換算すると
   4千円以上の差が出てくるかもしれない、ということで2万8千円という水準が
   出てくる。


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 Q.この『新たな金融政策』=“くぎ付け政策”をどう見ますか?

 A.
  ◇丸山俊 日本株チーフストラテジスト BNPパリバ証券
   まず【日銀】がそこまで“追い込まれてるのか”というのがある。
   木野内さんの株価水準ですと、その水準でこういった政策を打ち出す必要が
   あるのか。むしろ追い込まれているのは「マーケット」の方ですから。

   それからおよそ「金融システム危機」にでもならない限りは、こういった
   大胆な政策を打ち出してくる可能性がどのくらいあるのかな、というのは
   お伺いしてみたいところですね。(苦笑)


  ◇木野内栄治 大和証券 ※市場や景気をテクニカルに分析
   これはやはり【政府】が変わったということですよね。
   【政府】は明らかに変わったんです! その変わったものに対して【日銀】は
   今までと変わらないっていう見方はちょっと平仄が合わないような気がしますね

 

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 Q.丸山さんは【日銀】の緩和はないと見ているんですよね?

 A.
  ◇丸山俊 日本株チーフストラテジスト BNPパリバ証券
   そうですね。あってもこちらはこれまでの『GDP』の推移がありますけれども
   『QE』に効果に対して海外投資家がもう“買い控え”になっているんですね。
   だから例えば“くぎ付け政策”をやっても恐らくサプライズ効果は非常に大きい
   と思いますけれども、それによって“長期金利が長期間くぎ付けされる”ことで
   “実体経済はどのくらい回復するか”ってことに対して、海外の投資家は
   やや懐疑的な感じがしてますねぇ。。。


    <日本のGDP> 2012年4Q=100

     2012年 第2次安倍内閣

     『個人消費』は、2014年まで徐々に伸びて105近辺まで記録するものの
             2014年夏前に一気に急落、100を下回る状態が続いている

     『住宅投資』は、2013年夏前に急上昇、2014年初頭までに112を記録したが
             今後は一気に急落、2014年末に92に。2015年は回復100
             近辺まで上がってはきている。

     『設備投資』は、他の動向を見るかのようにかなり慎重な伸びを見せている。
             2014年初頭の106をピークに100を下回らない程度での
             横ばい状態。


     ※『個人消費』に改善が見られないのは顕著に表れている。
      これは「将来に対する不安感」から生じるものに間違いなさそう。
      『税と社会保障の一体改革』に対する不徹底ぶりが露呈されていると思う。

       社会保障と税の一体改革

 

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┣<弱気派> 2016年末の日経平均 1万6,000円


 Q.株価に関して非常に弱き。世界的なリスクオフの動き・回避の動きが背景にある
   というのはどういったところから見て取れますか?

 A.
  ◇丸山俊 日本株チーフストラテジスト BNPパリバ証券
   そうですね。内外あるんですけど、

   まず【国内】では春先には公的マネーが“弾切れ”を起こします。
   それから今まで日本株を支えてきた利益の成長が“円安が頭打ち”になりますんで
   二桁利益の成長がほぼ横ばいか、輸出企業によっては減益になるところも
   期初の段階では出てくるのかなと思います。

   そうした中【アメリカ】景気の改善基調は好ましい反面、それが市場の
   『ボラティリティー』Volatilityの上昇をもたらしている。
   ドル高/新興国の通貨安は、欧州それからアメリカのデフレ圧力に繋がって
   デフレ圧力が高まるとやはり資産価格の変動率が将来急落したり、そのような
   予想が高まってくるんですよね。

   「金融規制の強化」も実施されますんで、こうした『ボラティリティー』が高い
   状況ですと、なかなか投資家はリスクを取りづらい状況っていうのが1年を通して
   続くのではないか。その中で海外発のリスクオフがあればですね、年後半、一旦
   1万6千円を付けても全くおかしくない状況かという風に思いますね。


   <世界的なリスク回避>

    世界:・上昇に転じた変動率
       ・根強い欧米のデフレ

    日本:・公的マネー弾切れ
       ・経済重視から憲法改正
       ・消費増税


  ◇木野内栄治 大和証券 ※市場や景気をテクニカルに分析
   あのここ数年ですね「日本株の危機」っていうのは全て海外からやって来てます
   んでね、そういう意味では“海外から何かがやって来る”ということはあっても
   おかしくないとは思いますが、昨年2015年の夏は“人民元の切り下げ”のトライで
   ですね、世界中が何も出来ませんでしたけれども、今年2016年はアメリカが
   “利下げをしよう”と思えばすることもできますし、何かあれば恐らく行動を
   起こすことはできるでしょう。【日本銀行】も当然新たな金融政策の可能性も出て
   くるということで、今年2016年のグローバルなリスクオフについてはですね、
   一時的なショックがあっても、それがやはり『PER』の上昇に働きかけることに
   結果としてはなるのかなと思いますね。


  ◇丸山俊 日本株チーフストラテジスト BNPパリバ証券
   あのぉ確かに最初の処方箋としては正しかったと思うんですよね。財政の金融政策
   をやりましょうと。そのおかげで「咳」と「くしゃみ」と「鼻風邪」は治った
   けれど、まだ体質というのは「熱」はなかなか引かない。でもそれでも
   「同じ薬を飲み続けなさい」と言われているようなものかなという気は致しますね


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 Q.アメリカの利上げは1回?

 A.
  ◇丸山俊 日本株チーフストラテジスト BNPパリバ証券
   アメリカ経済は“緩慢な回復”を続けるとは思いますけれど、
   やはり物価が上がりづらい・デフレ圧力が続くってことですね。
   これは資産価格にとって非常にマイナスなことだと思います。

   (ドル円が)110円になると“横ばい”ではなく“減益”ですよね。
   「円安が終わったら日本株は終わり」というのが共通認識だと思いますけどね。

 

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┗<モーサテサーベイ

www.tv-tokyo.co.jp

 ◆マーケットや世界経済の先行きを番組レギュラー出演者へのアンケートから

  独自に占う。期間は2015年12月28日~2016年1月3日。方法はインターネット経由。
  対象は番組出演者の35人。


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  <2016年末の日経平均予想>

   予想中央値:20,000円
   最高値  :28,000円 ◇木野内栄治 大和証券
   最低値  :16,000円 ◇丸山俊 BNPパリバ証券

         23,000円 ◇若生寿一 野村證券
                  緩やかなドル高や消費税増税前の駆け込み需要に
                  支えられ、5年連続の株価上昇を予想。

         18,000円 ◇石黒英之 岡三証券
                  消費増税への懸念と円高に伴う企業業績の下振れ
                  懸念が意識されるとして、株価は弱含むと予想。


  ・『為替』と『消費税増税』の影響で見方が分かれた形となった。


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  <2016年末のドル/円予想>


   予想中央値:124.50円
   最高値  :135.00円 ◇木野内栄治 大和証券
   最低値  :105.00円 ◇佐野一彦 東海東京証券
                  【FRB】の利上げが最小限に留まることから
                  意外に大きな円高局面が訪れると予想。

         125.00円 ◇政井貴子 新生銀行
                  日米の金利差拡大と【日銀】の追加緩和で
                  緩やかな円安基調が年末まで続くとの想定。

         115.00円 ◇鈴木敏之 三菱東京UFJ銀行
                  アメリカは大統領選挙の年で、ドル高許容姿勢が
                  変化する可能性がある。円高シナリオを描く。

  ・円安/ドル高が続くとの見方が多くなっている。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・あー面倒くさかった。動画がUPされているのでそれで我慢すれば良かったかも。
  せっかくの年頭の予想も『サウジ・イランの国交断絶』という急転直下の出来事が
  起こり、早くも「この予想は無かったこと」でいう声も聞かれそうですが(苦笑)、
  やはりポイントごとに押さえておくべきことはありますね。

┗・「円安が終わったら日本株は終わり」か。こうもハッキリと言われるとあれほどに
  メディアで訴えかけてくる「日本の高い技術は何なの?」と問いたくもなりますが
  『MRJ』がもはや特筆すべき性能でも無くなったと言われるように、あっという
  間に追いつかれているということなんでしょうね。どーすんだろ。皆、蓋を開けて
  みれば「【東芝】全分野赤字でした」みたいだったりして。(爆) 当たっていそう
  な気がするなぁ。『マイナンバー』で今後個人所得は明らかにされるわけですが、
  企業業績も鮮明になるのでしょうか? いや、ならねぇだろうなぁ、きっと(苦笑)
  日本人も結構ウソツキが多かったりするからね。善人だけれどウソを付く。(^^ゞ