教育評論家なのに娘が問題行動ばかり起こしちゃった授業
2015/04/18(土)<教育評論家なのに娘が問題行動ばかり起こしちゃった授業>
【しくじり先生 俺みたいになるな!!】 http://www.tv-asahi.co.jp/shikujiri/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ダメ家族改善SP <教育評論家なのに娘が問題行動ばかり起こしちゃった授業>
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┣■尾木ママの数字『214』
◆年間の講演回数、また1回分のギャラの数字ではなく
教育評論家としてこれまでに出版した本の冊数。
『女子中学生』『思春期ばんざい』『少女反抗期』『子どもの危機をどう見るか』
◆1976年から1994年まで中学校の教師を務めた(国語)。
特に女子生徒との関係を築くのが得意だった。“女子のプロ”とも呼ばれていた。
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◆だが評論家としてはこのように一生懸命やっていたが、
思いもよらない“しくじり”が待ち受けていた。
「相次ぐ娘たちの問題行動」
2人の娘たちは相次いで問題行動を起こしてしまった。
まさに『灯台下暗し』。
◇若林正恭(オードリー) ◇高橋英樹(俳優)
でも先生の著作とかに だって本を読んでいる人は
影響しちゃいますよ。 先生の言うとおりにすれば
本が売れなくなっちゃう。 スクスクと育つと思っているでしょう?
そう思うでしょう。“甘いのよ!” *一同大爆笑* 拍手喝采(笑)
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◇尾木ママ先生の正体
教育評論家なのに『娘が問題行動起こしちゃった先生』
・1979年長女誕生、1985年次女誕生
おかっぱの長女の髪は自分がチョキチョキ切っていた。
“元祖イクメン”は自分の事だと思っている。育児関係はほとんど僕がやったの。
・それでも僕いろんなことをやったのですけど、一番悔しかったのが
本物のお母さんたちは(子どもが)泣いたりするとすぐ“おっぱい”をあげる。
僕それができないの。ある時キレてしまってね、ウワンウワン泣くでしょう?
「僕の吸わせてみせる!」と吸わせちゃった。でもね、後遺症が残っちゃって
僕、右のおっぱい、まだ大きいの。(笑)
◇若林正恭(オードリー) ◇高橋英樹(俳優)
何のカミングアウトだよ! *しかめっ面* 何の話なんだよ、コレは。*大声*
イクメン漫談? なんなの、コレ?
◇澤部佑(ハライチ)
イクメン漫談じゃないでしょう。
乳首漫談でしょう。(苦笑) *大ウケ*
・僕は二人の娘を育てて、それぞれしくじっちゃったんです。
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┣■第一章 娘たちの問題行動 ~長女編~
◇尾木ママ先生
・長女は非常におとなしくて、手もかからなくて、いわゆる“お利口さん”
何でも先生の言うとおりにパッパと動くし、ヒマワリのような、太陽のような子
と言われて。 特に僕がいい子だなと思ったのは、
“テレビも見ないし、お菓子も食べない”
・小学校をあがるまでテレビを見たトータルの時間は4時間ぐらい。
お菓子も食べないんです。あちこちでチョコレートなどを貰うんですけど
「私は嫌いです。」って。後で歯を磨けば虫歯にはならないと言っても
「私チョコレート好きじゃない。」 別に禁止してたわけでもない。
・しかしとんでもない長女の真実が判明する。
“いい子を演じていた”
悪い子でも、悪い子になったわけではなく「いい子の仮面」を被っていた。
・仮面が剥がれたのが大学2年の時、ある日朝方にゴトゴトと部屋から音がする。
変だなーと思って行った。開けてびっくり、信じられない光景が広がっていた。
暗闇の部屋で、どバラエティを見ながらチョコレートを食い散らかしていた。
お徳用のチョコレートを1袋一晩で完食していた。セロハンが散らかっていて
雪みたいに積もっていた。
僕びっくりしてね、「あなた何?チョコレート嫌いだったでしょう?」と言ったら
娘がポロポロポロっと大きな涙がタァーと伝って、次のように言った。
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<いい子を演じていたワケ>
「テレビを見なかったり、チョコレートを勧められても断ったりすると
お父さんが嬉しそうな顔をしたからよ!」
・僕が嬉しそうな顔をしている訳がない、と思っていた。
だけど子どもっていうのは、特に長男・長女は
お父さん・お母さんの顔つき、目の動き、ちょっとした動きを見つめている。
だから長女はある状態に陥っていた。
『イイコ症候群』
親の期待に応えようとして、子どもらしい感情を抑えたり
いい子の振る舞いをすること。心理学の専門用語。
お父さん、お母さんに褒められたい。自分の感情を抑え込んじゃう。
自分の本当の気持ちを表現できなくなる。
◇若林正恭(オードリー)
コレって1時間目(浅田舞先生)と通じるところがあるよね。
親に褒められるようにって。
◇澤部佑(ハライチ)
だからこういう学ランとか着て茶化すの止めましょうよ。*真顔*
ジャージとか良くないですよ。
◇若林正恭(オードリー)
こんな“どバラエティ“でやる事じゃないよね。 *一同大笑い*
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◇尾木ママ先生
・進路についてもそんなんですよ。
長女がですね、高校3年生の時、大学進学で「美大に行きたい」って言い出した。
美術が好きで。僕はその時に「美術で生活するのは大変な事だよ。」甘くないと。
そして行った大学は“僕が薦めた総合大学”
◇菊地亜美(元アイドル)
それは凄いかも。そこで普通言っちゃいません?
「いやいや、行きたいから。」みたいな・・・
・そう、『イイコ症候群』に陥っちゃっているからそれが言えない。抑えちゃう。
◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
『イイコ症候群』で(感情を)抑えたままだと、どうなっちゃうんですか?
・まず『就職試験』で受からない。面接官見てすぐ判りますから。
エントリーシート(応募用紙)って書くでしょう。アレが書けなくなるんです。
自己PR、志望動機、どんな時に楽しかった/悲しかったか記入するのだが
振り返ってみると「自分の感情じゃない」ことが見えてくる。
褒められるような事は書けるけど、自分の事が分からない・書けない。
*一同エー*(驚)
◇澤部佑(ハライチ) ◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
ちょっと収録止めましょう、1回。 熱いお茶が欲しいなぁ。クッと飲まないと
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◇尾木ママ先生
・ここから僕が犯したしくじりの“ツケ”が回ってくる。
“娘が積年の恨みを、孫を使って晴らしてくる”
・長女は4年前に女の子を出産したが、この孫の誕生で
“隠れしくじり”が浮かび上がった。
・孫の髪が長い。“切られたくなかった”
僕が散髪した「おかっぱ頭」が、イヤでイヤでしょうがなかった。
言ってくれれば良かったのに。切らない方が簡単なんだから・・・ 。
「 いい子だと
大人になって
ハジけちゃう 」
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┣■第二章 娘たちの問題行動 ~次女編~
◇尾木ママ先生
・次女はいわゆる“やんちゃ”に育ってしまった。
『3回』。次女が問題行動で起こして学校に呼び出された回数。半年間に3回。
・そもそも僕はあまり叱らずに伸び伸びと、個性豊かに子どもを育てていこう
ということを何よりも優先していた。
すると次女が中学生になって、とんでもない個性的な事をやらかす。
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<次女の問題行動1>
廊下で消化器を撒き散らす。
*一同騒然* スゲーな、コレ。男がやる事だよ。
事件が起きる4日前、
「お父さん、廊下に置いてある消化器、アレどうなってるの?」と訊くので
「アレ一旦抜いちゃうと、中から泡がいっぱい出てきて
掃除も大変で元に戻らない。しかも1本詰め替えるのに11,600円かかる。
税金も無駄遣いしちゃうし、絶対にやらないようにしなさい。」と言った。
そうしたらちょうど学校で防災訓練、消化器の訓練があった。
その時に先生がやったら、中から出てきたのは『水』だったんですって。
僕は白い『泡』が出るって言った。娘の興味関心を惹いたんですかね
「お父さんの言った事は本当かな?」 消化器をホースを引っこ抜いた。
それで学校に呼び出されて、娘が開口一番何と言ったか?
「お父さん、粉が出た!」 *一同拍手喝采* 可愛い。純粋。
アッケラカンとして、悪い事をした意識は0%。
僕も一瞬怯んでね、「えっ?粉だったの !? 」と言ってしまった。*一同大笑い*
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<次女の問題行動2> 高橋英樹(俳優)
教室から中庭に向けて花火を打ち上げた。 この子、応援したいワ。
会ってみたい。 *感心*
この時は格上げされて担任呼び出しじゃなく、校長呼び出しになりました。
◇若林正恭(オードリー)
教育者が教育者を呼び出している。(笑)
「どうしてそんな事やっちゃったの?」と訊いたんです。
「あの中庭見たら、花火打ち上げたくならない?」(次女)
◇澤部佑(ハライチ) ◇若林正恭(オードリー)◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
パンク。パンクだね。 パンクだ。 曲作らせたらスゴイかも。
僕ね、学校に呼び出されて現場に案内された。立って中庭を見たら
僕も打ち上げたくなっちゃったの。(笑) *一同拍手喝采*
◇若林正恭(オードリー)◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
DNA! 遺伝じゃねぇか!ただの。遺伝だよ。
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<次女の問題行動3>
定番のイタズラ 「教室のドアに黒板消し」
次女がやったのは、黒板消しが落ちると同時にクラッカーがパン!と鳴るもの。
「なんでこんなことしちゃったの?」と訊いたんですね。
「教室のみんなが楽しい気持ちになる。
ただ黒板消しが落ちてくるんじゃなくて
もっと愉快にならないかな」と思った。
◇澤部佑(ハライチ)
エンターテイナーですね。*感心しきり*
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◇尾木ママに及んだ被害 ◇若林正恭(オードリー)
「講演会の仕事がなくなり始めた」 悲しいナレーション!
中島みゆき流れてた。(笑)
・僕が学校の保護者だったので当初は先生方が喜んじゃっていた。
「尾木直樹さんが保護者になってきた」
「教員向けの講演会をやってもらおう」
先生方は盛り上がっていたが、その話が立ち消えになった。
これはヤバイと思いましたねー。*他人事みたいな言い方* *一同苦笑*
◇若林正恭(オードリー)
何かを改善しようみたいなのは思わなかったんですか?
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・僕中学校の教員は長くやっていたから、もっとひどいのいーっぱい見てきた
わけですよ。だからそんなの可愛く思えちゃって。でもそれは良くなかったと
思っていますけどね。うん、しくじり。
◇高橋英樹(俳優)
ということは、普通に同じように育てていてもそれだけ違う?
・そうです。
上の子は、親の意向とか「顔色をよく見抜く子」になる。
親の範囲に収まっているから大して大物にはならない。長男・長女は。
下の子は、上の子が怒られたりするのを見てきたりとかするから
要領よくなるから大物になるし、芸能界デビューも下の子が多いかも。
◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
1時間目(浅田舞先生:姉の失敗を妹が生かす)の答え合わせができたジャン!
◇若林正恭(オードリー) ◇澤部佑(ハライチ)
まさにそうだった、浅田姉妹が。 見てたんじゃないんですか?
それだけやらしいことをするか!
◇吉村崇(平成ノブシコブシ)
先生だぞ! (笑)。
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┣■最終章 だから子育ては難しい
・みんな初めてなんですよ。
親がマニュアル本を読んだり、いろんなお話を聞いたりするっていうのは
とても大事なことなんですけれども、その全てがいいと、正しいわけではない。
ここは僕が正しい事をお話しようと思います。
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◆最近よく耳にする『しくじりワード』
「3歳までに!」を信じるな!
3歳までにいろいろなことを、早期教育というのが大流行してますよね。
だけれども、3歳までに一番大事なのは“観察力”なんです。
赤ちゃんは何でも食べようとする。この時期に文字を教えようとすると
興味関心が「文字」を見てしまう。文字にしか興味を持たなくなる。
景色とか物事をしっかりと見つめて、これはどうなっているんだろう、
なぜこうなんだろう、という探究心などに繋がりにくくなる。
◇澤部佑(ハライチ)
今うちの子はくまモンを食べているんですけど、*一同笑い*
くまモンとジバニャンを食いまくっているんですけど、今はいいんですね?
◇尾木ママ先生
いいと思いますよ。
好きなこと、夢中になっていることをいっぱいやらせてあげるってこと。
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「子どもに赤ちゃん言葉を使ってはいけない」を信じるな!
ワンワンではなくて犬と言いましょう、とか。今結構流行っているみたい。
だけども僕の見解として、そんなにこだわらなくてもいい。発育に影響ない。
例えば40にもなって車を「ブーブーが来た」というお父さんいないでしょ?
◇若林正恭(オードリー)
ちょっと面白いですけどね。1回飲みに行きたくなっちゃう。(笑)
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◇尾木ママ先生
・結局『子育て』っていうのは何なのか。
僕が68年の人生の中で、たどり着いた『子育て』の答え
「子育てとはしくじるもの」
・初めての親になったわけですから失敗するのは決まっています。
子育てには“手遅れはない”。“死ぬまでが成長発達”なんです、人間は。
・だから「失敗したな」と思っても、いつでもやり直しが利きます。
手遅れはありません。
・その時に一番大事なのは「ごめんなさい」とお詫びの言葉を子どもの前でも
素直に言える親になってほしい。
・怒鳴る、体罰をしてしまうこともあるかもしれない。その時に子どもに
素直に「ごめんなさい」と言える。子どもを大事に出来る。
そういう関係を作って欲しいなと思います。
◇澤部佑(ハライチ)
で、何をやらせればいいですか?
3歳まではあまりやらせないということは分かったんですけれど
習い事とか色々あるじゃないですか。どれがいいとか・・・
・習い事で何がいいかと言えば、ピアノはいいです。ピアノは間違いなくいいです。
◇菊地亜美(元アイドル)
私も3歳からやってましたよ、ピアノ。
◇澤部佑(ハライチ) ◇若林正恭(オードリー)
急になにを・・・ 信頼度下がっちゃう。
・指先を使うのはすごく“脳の発達を刺激”するからいいんです。
本来的に言えば頭が良くなっているはず。まだ出てないだけよ!
◇菊地亜美(元アイドル)
・・・ (苦笑)
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┗■まとめ
<尾木ママ先生のしくじり>
1.長女にいい子を演じさせてしまった。
2.次女の問題行動を止められなかった。
<尾木ママ先生の教訓>
子育ては誰でもしくじるもの。素直に謝れる親になれ。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・学校ドラマでよくある「教育者家庭の失敗談そのもの」でしたが(笑)
実体験だけあり、とても興味深く聴かせてもらった。自分は長男だが
まさにその通りだと思う。長男が下を抑え付けるという問題点なども
あるかと思うが、各々尊重して育てるというのは実際難しいものだ。
┗・孫を使っての復讐。怖いですね。少年犯罪は家庭環境に問題があるから
というのも、親の育て方に根深いものが存在する限り、なかなか解決
できないのかもしれません。うーん、考えすぎは体に良くない。(苦笑)