2016/07/11(月)<この業績がスゴイ!『20世紀の政治家』◇リー・クアンユー>
【橋下×羽鳥の番組】 http://www.tv-asahi.co.jp/hashimoto-hatori/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓ <この業績がスゴイ!有識者たちが選んだ『20世紀の政治家』SP>
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
各界の有識者が本気で選んだ「この業績がスゴイ!」
20世紀の政治家を大発表!
激動の20世紀から今日に渡り、世界の歴史を変えてきた名だたる政治家
今、我々日本人が知っておくべき彼ら・彼女らの業績とは-
<各界の有識者にアンケートを実施>
◇橋下徹 元大阪府知事
◇木村太郎 ジャーナリスト
◇竹中平蔵 東洋大学教授・慶應大学名誉教授
◇田嶋陽子 元参議院議員
◇杉村太蔵 元衆議院議員
◇森永卓郎 経済アナリスト
◇東国原英夫 元宮崎県知事
◇桜林美佐 防衛ジャーナリスト
◇茂木健一郎 脳科学者
◇岸博幸 元官僚
◇金慶珠 東海大学教授
◇須田慎一郎 ジャーナリスト
◇尾木直樹 教育評論家
◇落合陽一 筑波大学 助教
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
◇金美齢 評論家
その中から今回は5人の名だたる政治家をピックアップ!
ドイツ初 女性首相
◇アンゲラ・メルケル
第43代アメリカ大統領
◇ジョージ・W・ブッシュ
イギリス初 女性首相
◇マーガレット・サッチャー
今知っておくべき『スゴイ政策』で意見対立、論争勃発!
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この業績がスゴイ!『20世紀の政治家』
┣■シンガポール初代首相
◇リー・クアンユー 元首相
Q.リー・クアンユーに、どんなイメージを持っていますか?
A.
【東京・新橋】新橋駅周辺
◇20代前半の男性4人組
リー・クアンユー? 「知らない」「知らないです」「知らないです。(苦笑)」
「知らないです。ハイ」
◇30代前半の男性
全く分からないです。*キョトン*
◇20代半ばの男性2人組
聞いたことないですね。(苦笑)
◇20代前半の男女
全然知らない。(苦笑) アハハハ、全然知らん~。※やはり女性の方が前面に出る
◇50代前半の男性
・・・ ゴメンナサイ、分からないです。
・100人中86人が「知らない」と回答。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
リー・クアンユー
◆一体どんな人物?
・今や「世界的な観光都市」として知られる
【シンガポール】“建国の父”
1965年
【シンガポール】独立
◇リー・クアンユー 首相(当時)
・41歳という若さで同国初の首相に就任。
長きに渡って国のトップを務めた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆リー・クアンユーの知っておくべき『業績』
1.リー・クアンユーの開発手腕 !?
【シンガポール】開発のために、ここまでやった!
・面積は【東京】より狭く、資源にも恵まれていないそんな国が、
<1人当たりの名目GDP(米ドル)> ※【内閣府】【シンガポール統計局】より
【日本】 【シンガポール】
1969年 約2,000米ドル 約1,000米ドル
1978年 約10,000米ドル 約3,000米ドル
1987年 約15,000米ドル 約9,000米ドル
1996年 約52,000米ドル 約30,000米ドル
2005年 約44,000米ドル 約33,000米ドル
2014年 約45,000米ドル 約68,000米ドル
東アジアで日本を抜くほど“豊かな国”へと成長した。
◇金慶珠 東海大学教授
あの20世紀のアジアの政治を見る時に、やっぱり【日本】以外の国々で特徴的に
現れるのが、いわゆる『開発独裁』と呼ばれる政治指導による急激な経済成長なん
ですね。 発展途上国で急速な経済発展や近代化を優先。
少数の指導者に権力を集中させる政治的体制。
【シンガポール】程には皆成功してはいないんですよね。そういう意味でもここまで
世界屈指の金融センターに建て上げたっていうのは、やっぱり凄いなと思う。
◇須田慎一郎 ジャーナリスト
そういった意味で言えば、良くも悪くも“人工国家”ですよね。
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
要は華僑の金で作って- そうですね。
もう成り立ちからそうです。
・『貿易』や『金融ビジネス』の中心地として成功し、
1人当たりの名目GDPが「世界第7位」に。
漁村だったこの小さな国を、僅か50年で世界随一の富裕国にまで成長させた
◇リー・クアンユー 前首相
最も力を入れたのが-
「外国企業の誘致」。
さらに「ガーデンシティ」というスローガンの下、
キレイな街並みを作り、対外的なイメージをアップ。
町を美しく保つために「ゴミのポイ捨て禁止」。罰金を科した。
「ガムの所持すら禁止」。
“国民の意識改革”を行った。
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
もちろんその「独裁」だとか、行き過ぎた「管理国家」とかっていう批判もある
んでしょうけれども、リー・クアンユーさんって人がどうやって生き残ろうかって
一生懸命知恵を絞って今、結局【シンガポール】って“アジアの金融の中心”だし
あの優秀な頭脳も一杯集まって来てるしっていうのを見ると、
もちろん良い面/悪い面あるけど、ただそういう状況から【シンガポール】が
国として発展してくるのは、リー・クアンユーさんのリーダーシップっていうのは
一つのやっぱり功績が大きなと私が思うのと、
その差別的なことで言うと、例えば『LGBT』とか「男性の同性愛」を未だに
違法としていたりとか、非常に問題もあるんですけれども、
私あの【シンガポール】って“今後”だと思うんですよ。
この先「格差」をどうしていくのか。
シンガポール社会の中で、いわば弱者の立場に置かれた人達は
「君ら頭悪いんだし、努力もしてないんだからしょうがないじゃない?」
ということでは国が保たなくなるから、この先リー・クアンユーさん亡くなったし
どうなっていくんだろう?
◇森永卓郎 経済アナリスト
【シンガポール】一番いけないのは「『基本的人権』を完全に無視してる」ってこと
なんですよ!
例えば【シンガポール】のエリート世帯って外国人のメイドを雇っているんですね
人口のね、多分3、4%は外国人メイドなんですけど「妊娠検査」するんですよ。
で、妊娠した瞬間に「強制送還」するんですね。
◇羽鳥慎一 アシスタント
いやだから- 子供が増えたら困るから- 何でですか?
◇橋下徹 MC 前大阪府知事・大阪市長
『社会保障』が増えちゃうから。 フ~ン。。。
・半年ごとに「妊娠検査」を義務付け、妊娠が発覚した場合
①堕胎/②国外退去 のどちらかを選択。
◇森永卓郎 経済アナリスト
で、移民の方も「単純労働者」と区分けして・隔離してこう一緒にならないように
コントロールしているんですよ。
私はね、いくら成長してもそういう「人権無視をする様な国」っていうのは-
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
これからだから問題になりますよ。
◇橋下徹 MC 前大阪府知事・大阪市長
それはでも東南アジアのね、さっき言った『開発独裁』の国っていうのは
多かれ少なかれ皆それはあるわけですよ。
僕はリー・クアンユーが凄いっていうのは、むしろ国が小さくて何も無い中で
人口500万ですよ。で、面積は【兵庫県の淡路島】並み。
これを国民1人当たりのね、そのGDPを東アジアの中ではナンバー1までに
持って行こうと思ったら、もうあそこのね、【シンガポール】の政策を見ると
“世界最先端の政策”をもう詰め込んでいるんですよ! これ凄いですよ!
で、一方ね「人権侵害」あります。
だから【シンガポール】は「明るい北朝鮮」とか言われているじゃないですか
でも本当その通りですよ。
でもあんな島国で、水も無い/資源も無い/何も無い中で、国民を食わして
いこうと思えば、「人権」「人権」ばっかりでは国民食わしていけないですよ
それは。それは【日本】だったらいいけど・・・
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
やはり今後もそうであり続けるというと、やっぱり国際社会の中で孤立もする
でしょうし、それから次ですよね。どんなリーダーが現れて-
◇須田慎一郎 ジャーナリスト
だからその一方で、その中でね『カジノ』なんかも作っているわけですよね。
じゃあ方向性としてはどっちに行っているのかというと、
“より精鋭的な人工国家”になろうとしているのではないかなと僕は思いますね
◇橋下徹 MC 前大阪府知事・大阪市長
いやだってそれ、
もう【シンガポール】は完全に【農業】【漁業】はまず捨てるわけでしょ?
『一次産業』は捨てるわけですよ。もう完全に『サービス産業』。もうコレに
徹していくわけじゃないですか。『観光』っていうことにも力を入れてね。
それくらいやらないと、あの国っていうのは経営できないですよ。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
2.木村太郎が本人に聞いた!
【シンガポール】成功のカギは「○○」
・それは意外なことだった-
◇木村太郎 ジャーナリスト
僕1回ね、あのインタビューしたことがあるんですよ。リー・クアンユーね。
「何しに来たの?何の話で来たの?」って言うから、
「今日はアジアのワイズマンに、これからのアジアのことを聞きに来たんだ」って
言ったら嬉しそうな顔をして。
「でも私はワイズマン(賢者)じゃないよ」って言って。
「じゃあ【シンガポール】の成功は何ですか?」って言ったら
◇女性陣
「英語が出来たことだよ」って言って。 「アアァ」
それね、あの色んな意味含めているから、確かにそうかもしれない。
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
リー・クアンユーさん、確か小さい頃から
英語が・英語で生活してるんですよね。
それによって彼は「グローバリゼーション」ってことを
もうあの小っちゃな国の中に詰め込んだんだと思う。
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
もう“いいとこ取り”したんですよ。 何も無いところから国を作ろうっていう。
世界中の-
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
※本編ではカットされていましたが、次の発言もされていましたのでメモを残します。
Q.リー・クアンユーに、どんなイメージを持っていますか?
A.
◇小島慶子 タレント・エッセイスト
ある種「強権的」にでも力を使って、人々の健康と病気の拡大を防ぐっていう-
◇金慶珠 東海大学教授
亡くなるまでやっぱりこう“国民に支持された”-
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・正直【シンガポール】が「明るい北朝鮮」と影で呼ばれていたのを当番組で初めて
私は知りました。一度だけ20数年前に訪れたことがありますが、確かにガムなど
ゴミのポイ捨てには煩い国でした。「罰金」に気を付けていた覚えがあります(笑)
お日様が真上でね。赤道付近に来たことを実感できたのが一番の思い出です。(^^ゞ
┣・今回の特集では「政を司る者」としての“気構え”を痛感させられましたし、また
まだまだ知らないことが多く、学ばされましたね。ただボケ~と「ロン・ヤスって
仲が良いんだね」とか表沙汰の報道ばかりを鵜呑みにしていてはいけないわけです。
┣・当時はインターネットとは呼ばず、パソコン通信といった狭い世界でした。それが
アメリカによる公開・普及により一気に世の中が瞬時に繋がるようになりました。
ネットで繋がることが当たり前の世代も着実に増えてます。本来思惑通りであれば
日本のように洗脳できるはずだった ??
┣・【シンガポール】は「日本を真似た」という日本讃美の声も聞かれましたが、本音は
「英語が喋れたから」だったのかもしれません。(苦笑)
┣・私は「英語など話せなくても構わない」派なのですが、言葉が分からないからこそ
悪口など聞かなくて済むというメリットもありますからね。(苦笑) 本当に大事な
ことであれば相手も訳して意思を伝えようとするはずですし。
┗・相手に求められるような能力・技能を身に付けること。それが肝要だと思います。
単刀直入に言えば「現物主義」が再び見直されるかと。紙幣が紙くず同然になる日が
近いのかもしれませんしね・・・ 。
利子13%、紙くず同然の紙幣 | ネパール評論 Nepal Review