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未解決事件 追跡プロジェクト「埋もれた情報 動き出した事件」:『池袋駅・立教大生殺害事件』

2015/12/13(日)<未解決事件 追跡プロジェクト「埋もれた情報 動き出した事件」>
                       『池袋駅・立教大生殺害事件』
【未解決事件】 http://www.nhk.or.jp/mikaiketsu/

www.nhk.or.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓未解決事件 追跡プロジェクト「埋もれた情報 動き出した事件」
┃                『池袋駅・立教大生殺害事件』
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        今年2015年3月 に放送したシリーズの第2弾

     前回寄せられた3千件を超す反響や新たな情報を入り口に

           SNSとも連動しながら

            未解決事件に迫る

 

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┣『池袋駅・立教大生殺害事件』

  池袋駅・立教大生殺人事件


 ・19年前1996年4月11日(木)、立教大学4年生だった小林悟さんが
  JR池袋駅のホームで何者かに殴られて亡くなった。


  <事件当時、警察が公開した犯人の似顔絵>

   広報けいしちょう あの事件は今

   小太りの男で、大きな特徴は“右目尻の古傷”。


  当時多くの人が現場に居たにも関わらず、有力な目撃情報は少なく、
  19年経った今も未解決のままでいる。

 

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆前回の放送後、複数の意見が寄せられた

  今年2015年3月22日放送
  『未解決事件 追跡プロジェクト「捜査最前線で何が」』


 『池袋駅・立教大生殺害事件』
  1996年4月11日(木)
 ・事件は19年前、JR池袋駅で起きた。

  山手線外回りの7番線ホーム。

  当時、立教大学4年生だった小林悟さん(当時21歳)が帰宅途中、何者かに殴られ
  命を落とした。

  あの日1996年4月11日(木) 悟さんに何が起きたのか?

  事件を目撃し、警察の捜査にも協力した男性Aさんが今回初めて取材に応じた。


 ・終電前、帰宅を急ぐ人達で混雑していた午後11時半頃、電車を降りたAさんは
  男の大きな声を耳にしたという。

  ◇Aさん
   降りてちょっとしたら後ろの方で、その喧嘩してる声が聞こえたからパッと見て
   もうお互い完全に掴み合っている感じだったですね・・・


  悟さんの胸ぐらを掴んでいた男は“酒に酔っていた”様子だったという。

  男は抵抗する悟さんをホームの端から端まで
  (電車の搭乗口から階段、そして反対側のホームまで)押し込んでいったという。

  揉み合っていたその時だった。*バコン!* 男の手(右手)が悟さんの顔を直撃した。

  ◇Aさん
   自分もハッと気づいたら、グーだったかパーだったか見えないくらいの
   結構速い感じで手が出てぇ、その次の瞬間には(悟さんが)凄い音で倒れてた。

   「アッこれはやばいな」っていうんで、自分も「おいおいおい」っていうんで
   彼の方によって「おい大丈夫か?」と声を掛けた-


  悟さんは頭を強く打ち、病院へ運ばれたが5日後に亡くなった。

  犯人の男は悟さんを殴った後、電車に飛び乗り逃走した。
  僅か1分足らずのことだった。


  ◇Aさん
   ちょうど自分の後ろに犯人がいたんだと思うんですけど、
   凄いタイミングを見計らってたんだか、乗ったらホント、バッと閉まるような記憶
   はい・・・ それはよく覚えています。          (電車の扉が)


 ・電車の中での目撃証言から男は山手線で少なくとも『日暮里駅』まで乗車したことが
  判っている。

  しかし、その後の足取りは掴めていない・・・


 ・事件後、【警視庁】はAさん達の証言を元に犯人の似顔絵を公開した。

  広報けいしちょう あの事件は今

  スーツ姿の男、丸顔に薄い眉、“右の目尻に3箇所ある古傷”が特徴だった。


 ・しかしホームに大勢人が居たものの、目撃緒言が思うように集まらず、捜査は難航。
  事件から19年、捜査は事実上止まっている。

 

  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆事件後、遺族は・・・


 ◇被害者の父親
  何でも話し合えた息子。将来を楽しみにしていた。
  スポーツが得意でいつも仲間に囲まれていた姿が目に焼き付いている。

  (友達と映っている写真がすごく多いですね。)

  人を笑わせたりね。まあ息子は優しかったよね。


 ・犯人はどこに消えたのか?
  父親は事件後、手がかりを捜すことに殆どの時間を費やしてきた。

   ※集めた資料を束ねた自作ファイルが何冊ものある。
    各ファイルには大きくマジックで

     故 小林悟
          H.8.4.16 永眠

     平成8年4月11日
     池袋駅立教大生殺害事件

     と題し、「報道関係」「活動関係資料」と丁寧にまとめられていた。


 ◇被害者の父親
  一番始めに作ったのがコレですね。※犯人の似顔絵:年齢24~40歳
                   身長178cmくらい
                   ガッチリした体格
                   グレーっぽい背広上下
                   黒色カバンを所持
                   一見サラリーマン風
                   目尻のあたりに傷あとがあるらしい

  自らチラシを作り、沿線で配って回った。

  「 犯人を見かけた人はいませんか!

    4月11日 23時30分頃
    JR池袋駅山手線外回り(7,8番線)
    のホームの4番階段付近で大学生が犯人と口論
    の末、殴り飛ばされ、頭を強く打って死亡しました。

    犯人は23時32分、37分発の上野方面行
    の電車に乗り、日暮里駅までは確認されています。

    ぜひ犯人を捜したいのです。事件を目撃した、犯人
    に心当たりがある人はご連絡下さい。
    できる限り多くの情報が欲しいので、皆様のご協力
    をお願い申し上げます。
                             」

  その数は19年間で20万枚を超える。


 ◇被害者の父親
  まぁ涙を流しながらね、娘と一緒に考えながら・講話しながらね
  どう訴えるかってね、そんな思いで文章を書きながらね、
  その真剣に作りましたけどね・・・


 ・犯人が最後に目撃された日暮里駅、その周辺で似顔絵の男を捜し続けた。
  似た男を見かけた時は、駅の改札で10日間張り込みをしたこともある。
  それでも直接犯人に繋がる情報は得られなかった。


 ◇被害者の父親
  19年過ぎましたんでね、あのぉ私もこれだけ真剣にやっているから
  親としては、これだけ真剣にやっているんだからね、もぉリスクを冒してでも
  犯人を教えてくれよと(願)。これが今の最大の心境ね。
  犯人そのものを教えてくれよってね、今そんな思いが一番強いですけどね・・・


 ・事件についての情報をまとめたファイルには、父親の決意が示されている。

  「 許せ息子よ !!         ※ファイルカバーの裏に大きく
                    書かれていた。
    犯人の逮捕と
    悟が21才迄生きた
    「証」を残すため頑張
    ります。命を助けられなか
    った無念を忘れずに。

          父 ○○   」


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆“止まった事件”が動き出す


 ・発生から19年が経ち、人々の記憶から消えかけていた事件。
                          『池袋駅・立教大生殺害事件』


  前回の番組をきっかけに、NHKに具体的な情報が寄せられた。


  <番組に寄せられたメール>

   2015/03/22.22:30

   inputcase: 池袋駅大学生殺人事件について
   message:
   先程簡単に情報提供したのですが、詳細をお話させて頂きたく。

   表題の件、未だに未解決で何とも歯がゆい思いをしております。
   私は、この事件の犯人であろう人物を知っていると思うのです。

   -

   体格や風体、年齢などは勿論なのですが、そのあまりに特徴的な
   「右目尻に穴状の古傷3個くらい有り」
   という点が、そのままそっくり一致しており、
   とても他の人物とは思えません。

   -


 ・その中に「犯人の似顔絵とよく似た人物を見たことがある」という情報が複数あった

  内容を確認するため情報提供者達を取材。
  匿名Bさんを条件に証言してくれることになった。


  男性は以前、取引先で会った人物が似顔絵の男によく似ていたという。

  ◇Bさん
   ここですね。この目尻。私が感じたのはこういう感じの傷でしたね。
   ※自身で似顔絵を描きながら説明。ホクロのような目立つ傷跡のようだ。

   徐々に深くなっていくような感じ。ボコって穴が開いたような感じじゃなくて。
   印象が強烈で、似ているというよりは、もうそのままって感じだったわけですね。


  男性は今回初めてこの情報を警察にも伝えたという。


  <番組に寄せられたメール>

   この会社はバブルと共-
   その時、社員として働い-
   あまりにも酷似している-

   体格や風体、年齢などは勿論なのですが、そのあまりに特徴的な
   「右目尻に穴状の古傷3個くらい有り」
   という点が、そのままそっくり一致しており、
   とても他の人物とは思えません。


 ・右目尻に傷があるという人物の情報は他にもいた。
  似顔絵にあまりにも酷似している-

  この男性はかつて同じ会社に勤めていた人物が似顔絵にソックリだったと話した。
  その人物は事件の3年ほど前に池袋周辺の別の会社に移ったという。
  似顔絵と同じように「小太りで丸顔」だったというこの人物。右目尻には傷があった

  ◇Cさん
   もうちょっとこの辺でギザギザみたいな、裂傷の治った痕みたいな傷があってぇ

  ・傷は「酒に酔って喧嘩した際に出来たものだ」と話していたという。
   その人物の性格についても思い当たることがあった-

   全く無関係な人と、いきなりなんか喧嘩になったこともありますねぇ。
   普通にすれ違ったと思ったらパッと振り返って「おい待てこの野郎!」みたいな
   追っかけていって止めるの必死ですよね、コッチは。(苦笑)
   突然スイッチ入っちゃうんですね。


  ・その人物の連絡先は判らないという。前回の番組を見て警察にも連絡をした。


 ・犯人の似顔絵に似ているという複数の証言。
  その信憑性を確かめるため、遺族の希望を受けて
  事件の目撃者に複数の写真を見て貰うことにした。


 Q.この中に駅で目撃した男はいますか?

 A.
  ◇Aさん ※警察が似顔絵を作る際に協力をした男性

   ダントツでこの写真がピンと来ましたね。
   髪型と目と眉・・・ の感じですかね。それと、うん、膨らみというか輪郭なのかなぁ
   その自分が「アッこんなのだったな」ってなんか・・・ 記憶してた感じと合うんです
   よね。*小刻みに頷く*


 ・この人物本人に話を聞こうとしたが、勤務先や住所などは掴めなかった。


 ・前回の番組を受けてもたらされた新たな証言。
  警察は今どう動こうとしているのか、捜査の責任者に訊ねた。


  ◇加藤担 刑事課長 池袋警察署
   (情報が)いいのがあるかどうかっていうのを伸ばしていくような形で
   今選別をしながらやっている。

   犯人をね、あのぉ「逃げ得は絶対に許さない」という気持ちで。

   情報をズッと追跡して何とか犯人に繋げようという努力を今やっているところで
   あります。


 ・【警視庁】は情報提供者から話を聞き、改めて捜査を始めている。

  事件から19年、事実上止まっていた事件は解決に向かうのか。

 


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┣■スタジオにて

 

 ◇草薙剛 MC
  この『池袋駅・立教大生殺害事件』なんですけど、僕ナレーションをやっている時に
  ですね、亡くなった小林悟さんなんですけど、僕と全く同い年で、しかも出身も全く
  僕と同じで、最寄りの駅も一緒で、僕はちょっと事情があってそこの地区の中学校
  には通ってなかったんですけど、通常だったら同級生の方だったので、なんかとても
  他人事とは思えない事件だったんですけどぉ・・・ あのぉ板倉デスク。コレは最後に
  ありましたけれど、新しい情報は犯人の可能性はあるんですかね?


 ◇板倉弘政 取材デスク
  ハイ。この右の目尻に傷がある人物という犯人の似顔絵を見て寄せられた情報で、
  警察も改めて動き出したばかりでですね、「犯人に繋がる情報かどうか」はまだ
  分かっていないんです。で、あのこの事件なんですけれども、専門に捜査をする
  専従捜査員というものが事件の発生当初はいたんですけれども、今はいない状態に
  なってまして、そういう意味で「止まっていた事件」と言えると思います。

  指紋やDNAといった犯人に直接結びつくような証拠が無い、難しい事件になります
  また今でしたらですね、駅のホームでこういうような事件が起きればですね、
  まあ誰かしらスマートフォンで撮影したりとか防犯カメラもあるわけで、そういった
  ものが残るんですけれども、当時はそういうのがありませんでした。

  こういう難しい事件ではあるんですけれども、まあ警察は寄せられた情報を1つ1つ
  捜査を進めようとしています。


 ◇吉岡忍 ノンフィクション作家
  いやあのね、コレは本当に瞬間的に起きた事件で、僕は今回こうやってやるときに
  やっと思い出したってくらいですから・・・

            ◇草薙剛 MC
             途中から、5日後目くらいに亡くなっているんですよね(苦)

  ですから最初は記事としては小さかったと思うんですけど、あのぉこういう事件って
  瞬間的に起きて、ちょっと話題になってそしてアッという間に忘れられていくという
  あのぉ恐らく犯人の方もたまたま弾みで起きちゃったんだよ、別に俺は悪くないんだ
  という風に思っているのかもしれない。

  で、今このVTRにありましたけれども、お父さんとかご家族ですよね。ズッーと
  引きずってますよね。(苦) で、しかも忘れられているというこの社会から、
  息子を失ったことと社会から忘れられてしまっているという二重のね、苦しみの中に
  いるわけですよね。だからそういう意味では弾みでやったことかもしれないけど、
  結果はものすごく大きな事件だと思いますね。

                   ◇草薙剛 MC
  もしろんそうですね。        遺族の方は絶対忘れられませんものね。(苦)


 ◇鎌倉千秋 MC
  この【池袋駅】で、それも終電にダンダン近づき人も多くなる時間帯にも関わらず
  目撃情報が少ないと。そんな中に新たな情報が寄せられたことで再びこう
  動き出していると。どう見られますか?


 ◇吉岡忍 ノンフィクション作家
  あのね、僕はいろんな事件を取材してきているんですけれども、事件というのは
  “その時代とかその社会”というのをよく表していると思っているんですね。

  今回のこの事件について言うと、本当“衆人環視”ですよ。沢山人がいるわけです
  よね? 100数十名いたんでしょうね、きっと。(120名ほどいた。)
  でも「こういうことがありました」って目撃情報を提供してくれた人が?(12人)
  1割ですよね。あのぉこういうことあんまり言いたくはないんだけれど、でもやはり
  言わなくちゃいけないと思うのは、我々は街の中で暮らしていて、人の不幸だとか
  それから事故もそうですよね。そういったものに対してどれだけ敏感に同情心を
  その場に瞬間的に発揮できるような生き方をしているかという、そういう意味では
  あんまりしてないなーっていうことを時代とか世の中の様子っていうのを表している
  ような気がしますね。

                   ◇草薙剛 MC
  無関心ですよねぇ。(苦々)      無関心の傾向が強くなっている?
  でも何かあってもホラ、
  転んでても助けてあげる人、少ないじゃないですか?


 ◇鎌倉千秋 MC
  そんな中で情報を寄せてくれたってことには、なんというんですか、望みを感じる
  というか・・・


 ◇吉岡忍 ノンフィクション作家
  まあですから、そこにあの「こんなの目撃しました」ていうちょっとした小さな情報
  本当に些細でも良いんです。「世の中は捨てたもんじゃないな」と遺族に思って頂き
  たいじゃないですか。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 『池袋駅・立教大生殺害事件』
  犯人の情報

   年齢は24歳~38歳くらい。
   身長170cm~180cm。
   体格はガッチリ型で小太り。
   耳が大きくて二重アゴです。

   一番の大きな特徴の1つが
   “右目尻の古傷”

   広報けいしちょう あの事件は今

 ◇鎌倉千秋 MC
  そしてですね、番組中にこの殺害事件に関する情報が寄せられました。

 「似顔絵に似た人物を知っています。警察に情報提供しようと写真まで用意したことが
  ありますが、結局そのまま放置していました。ご遺族の方が駅に立っている姿を見て
  メールをしました。この人物は事件の前に若者とトラブルになり、暴力を振るった
  ことがあると聞きました。これで自分の気持ちも整理付けたいと思っています。」

  という情報を頂いております。ありがとうございます。

 

 

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┗■その後、番組放送中にも


 ◇鎌倉千秋 MC
  そして『池袋駅・立教大生殺害事件』の情報提供です。

 「今から約10年前、犯人とそっくりな人物を関西の駅で毎朝見ていました。
  顔立ちがソックリで、背広を着ていて、体格は中肉中背よりも太い感じでした。」

  という情報を今この時間に頂いております。

 

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 ◇鎌倉千秋 MC
  ここで改めて時間のある限り新たな情報をお伝えしていきたいと思いますけれど、
  『池袋駅・立教大生殺害事件』に関する情報提供を頂きました。

 「事件の後、池袋に向かう山手線で隣に立っていた男性にぶつかった瞬間、
  肘で顔を殴られました。いきなり殴られるなんて何も言えませんでした。
  池袋駅のホームにあのポスターが貼ってあり、あまりにもソックリで怖くなり
  全身の震えが止まりませんでした。警察には怖くて通報できませんでした。」

 

 

 


◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・冒頭の『世田谷一家殺害事件』だけで終えようと思ったのですが、アクセス数が
  相変わらず多いので、残りもメモすることにしました。


┣・正直見聞していて、NHK番組PRばかりが強調されているような気もしました。
  「これは有力情報か?」と思いきや、まだ参考対象といったレベルの話であるとか
  ちょっと作り手の“見て欲しい”という焦りばかりが透けて見えますね。*残念*

┣・似顔絵と言っても19年も前の話ですからね。これで言えばオウム真理教事件での
  菊池尚子被告が公開写真と捕まった当時とではまるで別人のように痩せていた変身
  していたのは記憶に新しいところです。目撃者による証言も19年前の話になると
  逆に“思い込み”による下手な作り・変貌の可能性も高まるわけで、このように
  氾濫した情報に接してしまうと“勝手に思い込んでしまう”というのはよく推理物
  では定番の話でもあるかと。下手な演出はかえって邪魔のように私は思いました。

┣・NHKらしく端的にまずは報道する。そしてSNSやデータ放送を活用して
  番組を見て寄せられた情報件数・地域・年齢などをその場で公表していくなどでも
  いいのではないかと。ここまで本腰を入れて関わりを持つというのであれば普段の
  データ放送内に『未解決事件』の欄を常備設ければいい。誘拐事件のように規制が
  布かれている部分はそれなりに守りながらね。

┗・NHKが公開捜査番組を放映する意義は相当高いと思う、というか遅すぎました。
  民放ではかなり前から行われておりますが、反響が桁違いに多そうなのはさすがだと
  思います。そういう意味でも当番組を扱ったNHKの責任は重いと私は考えます。

  『データ放送』に犯罪情報欄か。アメリカ・韓国などでは行われているのかな ??