イアン・ブレマー氏が大胆予想「2020年のリスク」は
2016/02/15(月)<イアン・ブレマー氏が大胆予想「2020年のリスク」は>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓特集 <イアン・ブレマー氏が大胆予想「2020年のリスク」は>
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┗『2020年“世界の3大リスク”』
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ ※国際政治をリスク分析
今回【テレビ東京】のためだけに特別に用意してもらったランキング
<2020年“世界の3大リスク”>
1.Impact of China, Good : Bad
2.Middle East conflagration
3.Technology vs. The Middle Class
◇池谷亨 キャスター
2020年の世界3大リスクは、
「China」「Oil」and「Technology」。
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第1位:「中国の影響力」Impact of China, Good : Bad
<【中国】新5ヵ年計画(~2020年)>
・『経済構造改革』の推進
・GDPを2010年の2倍に
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ ※国際政治をリスク分析
2020年までに中国政府が『構造改革』といった大きな転換を、
それほど早いスピードで実現できるのか不透明です。
正直、私も実現できるのか全く予想がつきません。
そして急速な改革が危険を伴います。
中国共産党が支配的な立場を失うきっかけに繋がる恐れもありますし、
中国政府もそれを望まないでしょう。
一方で改革を遅らせれば「社会不安」を引き起こすかもしれませn。
・GDP目標の達成には、毎年6.5%以上の高い経済成長を維持する必要があり、
ブレマー氏はその難しさや先行きの不透明感を最大のリスクだと見ている。
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第2位:「中東の衝突」Middle East conflagration
・「原油安」がもたらす【産油国】への悪影響
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ ※国際政治をリスク分析
2020年までにはアメリカの『シェール』だけではなく、
世界中で新たなエネルギー資源が掘り起こされることになるでしょう。
そうなると例えばサウジアラビアやカタール、クウェート、そしてイランといった
経済が“原油に依存する”中東の産油国が持ち堪えるのは困難だと思います。
・こうした産油国への激震は世界的にも波及する恐れがあるという-
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ ※国際政治をリスク分析
2020年までにイラクやシリアは分断する可能性があり、
クルド人勢力は独立国家を形成するかもしれません。
そして中東のテロ組織は各地に拠点を作り、勢力を拡大していくでしょう。
そうしたことによってリスクは中東地域だけに留まらず、
広がっていく可能性があるのです。
例えば、
ヨーロッパ諸国は難民やテロリストを完全に閉め出すことはできないでしょうし
ロシアや東南アジア諸国も同じような問題を抱えることになります。
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第3位:「テクノロジー vs 中間層」Technology vs. The Middle Class
Q.“テクノロジー vs 中間層”とは?
A.
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ※国際政治をリスク分析
AI人工知能や自動化、??解析や3Dプリンター、自動運転車といった
多くの「テクノロジー」が企業の効率性を高め、多くの富を生みます。
しかし「労働力」という面では人間の重要性を奪うのです。
・「テクノロジー」によって今世紀21世紀末までに今の雇用の約75%が失われる
との予測もある。
ブレマー氏は特に世界の「中間層」の職が危機に晒されているという-
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ※国際政治をリスク分析
私が言う“世界の中間層”というのは年収5千ドル~1万ドルの人達のことです
彼らは「テクノロジー」により(2020年までに)仕事を奪われるでしょう。
そして2020年にはこれが新興国の実体経済を脅かすリスクとなっているでしょう
Q.「中間層」が「テクノロジー」に打ち勝つ方法は?
A.
◇イアン・ブレマー 国際政治学者 ユーラシア・グループ※国際政治をリスク分析
そうですね。考えられる方法としたら、
「政府が対応策を打ち出すこと」ではないでしょうか?
万が一、中間層の人達が職を失っても「生計を立てられる」ように支援したり、
「新たに教育を受けられる」ようにしたりするのです。
対応する上で、もし政府が舵取りを誤れば、多くの人が飢え死にする可能性
だってあるのです。
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◇池谷亨 キャスター
そして気になる「2020年の日本」についてブレマー氏は、
「人口が減り続ける日本は、巨大な経済を持つ中国をライバル視するのではなく
高い付加価値の創造を目指す・例えばシンガポールのような経済を目指すべき
ではないか。つまり“大きなシンガポール”を目指すべきだ」
と提言していました。
・ただブレマー氏は、
「過去のどの時代にも増して世界の動きは素早く、そして目まぐるしい」として
「4年後とはいえ、2020年の世界を予想するのは大変難しい」と語っていました。
以上、ニューヨーク特集でした。
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◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・まあ頭の良い方々なので、ご指摘はごもっともな意見が多いのだけれども、結局は
どの時代であれ、他者とを繋ぐ「仲介者」の存在と、支配下層を納得させられるだけ
の「指針・配分」なんだよね。それが航海から航空へと進化を遂げ、さらにはネット
という瞬時に情報伝達・意思疎通できるツールが世界中に行き渡ってしまった今、
地球規模で考えないといけないって話なだけで。このワールドワイドな話の展開に
Youは付いてこられてますか?(苦笑)
┗・♪もしあの日、雨じゃなければぁ、あの信号にぃ間に合えばー
あなたにまた会うこともぉなかったはずね、時を巻き戻せたらーアァ~
愛をくれる人、お揃いの指輪、幸せのレール、続くはずだった~
まっ多くの人々が後悔しないような対策を上の方々には打ってもらいたいですね。
(^^ゞ