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【ミャンマー】少数民族『八角』で発展を

2016/07/31(日)<【ミャンマー少数民族八角』で発展を>
【これでわかった!世界のいま】 http://www4.nhk.or.jp/sekaima/

 これでわかった! 世界のいま - NHK


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓2時間目  <【ミャンマー少数民族八角』で発展を>
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    少数民族が暮らす高原地帯の村で“新たな取り組み”が始まった。


        中華料理、麻婆豆腐などに入っている『八角

     『八角』で発展を狙うミャンマー少数民族を取材した-

 


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 ミャンマー少数民族
┣『八角』で発展を


 【ミャンマー・カレン州】
  標高1,000mほどの高原地帯。 ※山道は舗装されておらず、あちらこちらに
  ミャンマー南東部に位置し、     ビニール袋のゴミが散らかっている。
  【タイ】と国境を接している。

www.dtac.jp

カレン州道路建設機材整備計画 - ODAが見える。わかる。


 ・そんな急な斜面が多い土地で、今年2016年5月“新たな取り組み”が始まった。

  中国料理の香辛料などに使われる『八角』。その苗を地元住民皆で斜面に植えていた


  ◇地元住民 50代後半の男性
   自分の赤ちゃんのように育てています。


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 【ミャンマー
 ・60年以上に渡って分離独立などを求める少数民族武装勢力と、
           多数派のビルマ族を中心とした政府軍との間で内戦が続いてきた

  去年2015年10月
 【ネピドー】
  主要な武装勢力の半数が政府との包括的な『停戦協定』に合意した。

 ・しかし内戦の傷跡は深く、少数民族は依然“苦しい生活”を強いられている。


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 【カレン州タウンダウンジー】
 ・内戦の最前線だった同街には、約3万人のカレン族などが暮らしている。

  「お茶」や「カルダモン」(?)という香辛料を育てて生計を立ててきた。

 

 

an-herb.com

  ◇クリストファーさん カレン州の元農業大臣
   10年前までは戦闘がありました。地雷があの山辺りに埋められていました。
                   ※遠方にそびえる高い山
                    辺りは危機に覆われて鬱蒼としている。
   今住んでいるような家ではなく、
   小屋に住み、電気もありませんでした。


  ・停戦合意が実現した今、村の発展には「農業の立て直し」が必要だと
   “新たな農作物”を探していた。

   そうした中で巡り会ったのが『八角』だった。

   『八角
    香辛料としてだけではなく、インフルエンザの治療薬『タミフル』の原料として
    高値で取引されていることに目を付けた。


  ◇クリストファーさん カレン州の元農業大臣
   ここの雨や気温、標高が栽培に適していたんです。
   ゆくゆくは大量の『八角』が収穫できると思っています-


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  【日本のNGO】
   クリストファーさんの『八角』の栽培を支援している。

  ・生の葉を直に囓ってみる日本人の支援者達  ※中高年女性から若い男女まで参加

   「甘酸っぱい、美味しい」「美味しい」「爽やか」
   「このままイケル!(驚)」

 

www.makuake.com


  ・クラウドファンディング

   「八角のオーナー募集!」

    八角平和計画!インフルエンザの薬『タミフル』の原料、八角ミャンマー


   少数民族を支援することを目的に、インターネットを通じて「1口1,000円」
   から出資を募っている。


  ・急な斜面を手掘りだと大変なため、スクリューの刃の付いた電動機械で穴を掘り、
   日本から苗木に出資した人達が実際に村を訪れて、村人達と共に苗を植える作業に
   参加した。

   日本のNGOの協力もあり、
   今年2016年5月以降【カレン州】に植えられた八角の苗は「8,000本」を超え
   3~5年で結実すると期待されている。


   ◇10代の日本人女性 ※高校生?
    1本1本携わられて、自分で考える機会もできて、一歩を踏み出せた気がします
                                    *爽やか*

多民族国家ミャンマー(ビルマ)でカレン州のお祭りに行ってきました|日本生まれの国際NGO AAR Japan [難民を助ける会]

 

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 ◆『八角』を植える取り組み


 ・周囲の村にも広がり始めている-


  この日、噂を聞きつけて、まだ武装勢力が支配している近くの村の人達も
  苗を分けてもらおうと訪ねてきた。

  銃を手放した後の経済的な自立に向けて「八角の苗を育てたい」という。


  ◇武装勢力支配下の村の人 50代後半の男性  ※軽トラック1台分。
   本気で育ててみようと思います。       「ガス工事」と日本の中古車。


  ◇クリストファーさん カレン州の元農業大臣
   将来的に村の経済を支えてくれると思います。
  『八角』の新しい葉は「将来に繋がるんです」。

 

 ・半世紀以上に及ぶ『内戦』に翻弄されてきたミャンマーの山岳地帯で
  “希望の苗”が育っている-

 

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┗■スタジオにて


  ◇坂下千里子
   なんか皆さん生き生きされてましたねぇ。ウ~ンン。銃を置いてねぇ。


  ◇宮澤エマ
   半世紀も内戦があって、その中の3~5年で実がなって生活を助けてくれるって
   スゴいですよね。


  ◇井上裕貴 キャスター
   本当に現地の、少数民族の人達の「経済的な自立」と。プラス、その大切な薬の
  『タミフル』の原料も確保できるという、一石二鳥な取り組みですよね。

   で、このミャンマーの3ヵ所で『八角』の栽培が始まっているそうなんです
   けれども、協力している日本のNGOでは“取り組みの輪”をドンドンと広げて
   いきたいと話しておりました。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・内戦が続いた新興国の様子/復興へ向けた姿勢と、日本のNGOを介した支援活動が
  上手く伝えられていたと思います。世界にはまだまだ国内情勢から貧困に喘いでいる
  人達が大勢います。片や“やること”を見失い?『ポケモンGO』などに操られて
  いる人々も大勢います。【パレスチナガザ地区】瓦礫の場所でも興じているという
  報道には驚きましたけどね。“現実逃避”できるからでしょうか、ゲームって(苦笑)


┣・今や数少ない地上波での海外報道番組なのですが、勉強しようとしない日本人視聴者
  ばかりになったとNHKは見たのか、子供向けの内容へと変わってしまいました(悲)
  現在放映されている『リオ五輪』にしてもそうですが、情報量があまりに足りない。
  競技が終わってから「実は対戦国・相手はこんな感じでした」と解説されてもねぇ。

  「あなたは審判に愛されているんじゃないですか?」と失礼な質問をしたメディアと
  同じように私も当初感じてしまいましたのでね。相手の情報・補足が余りにも無い。
  感情ばかりが先行しています。こんな伝え方では本当にテレビ離れは加速していくと
  思います。まあ淘汰されていく流れはこんな感じで起こっていくとは思うのですが。


┗・『日航機墜落事故』を慰霊登山を報じたのはNHKだけだったようです。哀しいね。
  「嫌なことは忘れてしまう」という【大和民族】ばかりが前面に出てしまっています

  東北出身の私は何民族だろう? 色白なのでロシアの血が混ざっていたりしてね(笑)
  そうすると「理論立てる」という面で合致するんだけどね。(^^ゞ

www3.nhk.or.jp