2016/03/30(水)<アメリカ:大規模ビル建設 堅調>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓NY証券取引所 <アメリカ:大規模ビル建設 堅調>
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┣【アメリカ】消費者信頼感 改善
<2016年3月:消費者信頼感指数(前月比)>
96.2(↑2.2)
現状 ↓1.5 / 期待 ↑4.8
◆アメリカの消費者マインとは概ね良好と言えそう。
消費者信頼感指数は前の月から2.2↑。予想を上回った。
特に景気の先行きに対する期待が4.8↑と改善した。
【コンファレンス・ボード】※指数の発表元
消費者は景気について「短期的に著しく改善も悪化もしない」と見ている
と分析している。
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┣【アメリカ】住宅価格 6ヵ月連続↑
◆アメリカでは住宅価格の上昇が続いている。
<2016年1月:ケース・シラー『住宅価格指数』(季節調整済)>
主要20都市平均:↑0.8%(前月比) ※6ヵ月連続の上昇となった。
市場予想(↑0.7%)を上回る
米ケース・シラー住宅価格指数、1年4カ月ぶりの高い伸び | ロイター
『算定委員会』
住宅価格はインフレ率の2倍以上のペースで上昇を続けている。
http://www.japanese.spindices.com/indices/real-estate/sp-case-shiller-us-national-home-price-index
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┣【アメリカ】住宅建設【レナー】 増収増益
【レナー】米住宅建設大手
2015年12月-2016年2月期決算(前年比)
売上高 19億9,366万ドル(↑21%)
純利益 1億4,408万ドル(↑25%)
1株利益 63セント(予想を上回る)
・増収増益となり、住宅市場の堅調さが確認された。
・先行きについて
【レナー】
「原油安」で主要市場の一つ【ヒューストン地区】の需要が低迷している
としながらも、緩やかで安定した市場回復が見込める、としている。
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┣【アメリカ】住宅市場 堅調続く
Q.住宅価格はシッカリでしたね。
A.
◇坂下尚人 岡三証券NY
ハイ。主要20都市の『住宅価格指数』は2007年以来の高水準となっております。
<ケース・シラー『住宅価格指数』(主要20都市)>
2007年 220 ※以降、急落する
2008年 175
2009年 155 ※同年末頃に140を割り、底打ち感
2010年 145 ※~2012年まで135~145の幅を波打っている
2011年 140
2012年 135 ※ここで底を打ち、上昇気配へ
2013年 145 ※年後半にグンと伸びる
2014年 165
2015年 170
2016年 180 ※この後も伸びていくか !?
◇坂下尚人 岡三証券NY
住宅需要が強い中での在庫不足が引き続き住宅価格の押し上げ要因となっている
ようです。
地域別では西部の伸びが目立っておりまして【サンフランシスコ】や【シアトル】
の住宅価格指数は、前回のピークの水準を上回っております。
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Q.今後もこの改善は続きそうでしょうか?
A.
◇坂下尚人 岡三証券NY
ハイ。労働市場が改善し、ローン金利も年初から低下するなど環境は良好と
見られます。 ※「30年固定」が4.0% → 3.7%に
今日2016年3月29日決算を発表した、米住宅建設大手【レナー】の決算を見ても
今後の販売に繋がる受注件数の増加傾向が続いております。
<【レナー】の受注件数>
2008年 約14,000戸
2009年 約11,000戸
2010年 約10,000戸
2011年 約10,500戸
2012年 約17,000戸 ※4-6月期で節目が代わり、上昇へ一変する
2013年 約19,000戸
2014年 約21,000戸
2015年 約24,000戸
2016年1月 約5,600戸
◇坂下尚人 岡三証券NY
これから春の販売シーズンを迎え、さらなる回復が期待できそうです。
中国国家開発銀、米住宅建設のレナーに17億ドル融資=報道 | ロイター
米住宅建設レナーの第2四半期は53%増収、順調な市場回復示す | ロイター
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┗【アメリカ】大規模ビル建設 堅調
◇坂下尚人 岡三証券NY
米国株は堅調な動きとなりました。
「原油価格が下落した」ことが上値の重しとなりましたけれども
『消費者信頼指数』が市場予想を上回ったことや
イエレン議長が「利上げを慎重に進めていく」意向を示したことなどが
支援材料視されております。
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Q.先週来から今日の指標を見る限り【アメリカ】の住宅市場は堅調のようですね。
A.
◇坂下尚人 岡三証券NY
ハイ。先行き見通しもですね、明るくなっております。
<【アメリカ】建設指数(新規着工)> ※2000年=100
2014年 110~140 ※右肩上がり
2015年 108~154 ※6月以降、少し下がるが10月以降再び上昇。凹み
2016年 126~138 ※2月まで上昇
◇坂下尚人 岡三証券NY
【アメリカ】建設市場の『建設指数』は去年2015年の後半の落ち込みから持ち直し
となっております。
実はこの『建設指数』現在の内訳を見ますと「一般住宅4割/大型ビル6割」程度
となっております。最近では国内景気の回復期待を背景にホテルやオフィスビル等
の大規模な案件の建設も増えておりまして、指数を押し上げているようです。
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Q.これは関連業界にも“追い風”になりますよね?
A.
◇坂下尚人 岡三証券NY
ハイ。建設用のセメントやコンクリートなどを手掛けております
【バルカン・マテリアルズ】や【マーティン・マリエッタ・マテリアルズ】など
建材関連メーカーが注目を集め、株価は年初来で全体の相場(S&P500)を
上回る動きとなっております。
※S&P500は2015年末をまだ少し下回るが
建材関連メーカー株は2016年2月以降1割増しに
政策への期待なども株価を後押ししそうです。
去年2015年12月
『5ヵ年インフラ法案』
幹線道路や橋の修理・拡張などを盛り込んだ35兆円規模の法案が成立。
また次期大統領として有力視されているヒラリー・クリントン氏も
老朽化したインフラへの投資拡大の必要性を主張していることもありまして
株式市場のテーマとして今後も関心を集めそうです。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・FlashNewsを含め、景気の大きなバロメーターである『住宅市場』をまとめてメモ
してみました。ちょうど今週号の経済誌で「東京駅周辺の開発劇」の記事があり、
異常な不動産価格となっている【ニューヨーク地区】など今後どうなるのかなって
気になりましたもので・・・
┣・日本の三大財閥が入り乱れて【東京駅】周囲の高層ビル開発を繰り広げておりますが
ぶっちゃけそんなに建てて、誰かが入るの?/埋まるの?/エッ小学校を入れる ??
なんて思ってしまったものですから。あんなに高いビルを建てたらば、皇居敷地内が
丸見えだろうし、皇族は見世物パンダじゃないのだから「プライバシーの侵害」で
ビル竣工後に訴えたりしたら面白いんだけどね。(笑) 私は皇族だったら嫌だもの。
こういう観点からも日本の国体って軽んじられてしまっているよなーと思いますね。
万歳に重みが感じられない。私は右派ではないけれど、心のこもっていない行いって
好かんのよね。
┣・【ニューヨーク】では高すぎる賃貸料を市が補助してますが、不正住居者が相当数
いるって問題視されてます。又貸ししている金の亡者も。快適なビル環境とか言って
いますが、南向きは砂漠のような熱射に見舞われて居られない物件も結構あるみたい
じゃないですか>某トリトン。(爆) 設計の時点でいい加減な業界だと思うんだよね
┗・なんだかまた話がズレてしまいましたが、建設・インフラは景気対策に欠かせない
代物でまだあることは確かなようです。樹木や土に還る日はいつになることやら(苦)