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南国の秘境・金曜島で自給自足のような生活を送る日本人

2014/09/01(月)<南国の秘境・金曜島で自給自足のような生活を送る日本人>
【世界ナゼそこに?日本人】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nazesoko/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓世界ナゼそこに? <南国の秘境・金曜島で自給自足のような生活を送る日本人>
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    世界で活躍する知られざる日本人を取材し・紹介し、
    “ナゼそこで働くのか”、
    “ナゼそこに住み続けるのか”という理由を、
    波瀾万丈な“人生ドラマ”とともに紐解いていく。

    海外での日本人の活躍に“共感”し、
    日本人であることに“誇り”が持て、
    “日本”を“応援”するドキュメントバラエティ!

 

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   <南国の秘境・金曜島で自給自足のような生活を送る日本人>

   ・人口たったの10数人のオーストラリアの金曜島に、41年もの間、
    自給自足のような生活を送るワケあり日本人がいた。一体ナゼそこに?
    その裏には波瀾万丈の人生ドラマが・・・。

   ・電気・水道は自力・・・“無人島”のような秘境『金曜島』
    妻子と離れ・・・41年間 半時給自足の生活・・・波瀾万丈

 

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┣【オーストラリア連邦

  面積 :約769万2,024㎡(日本の約20倍)
  人口 :約2,294万人   (日本の約5分の1)
  公用語:英語

 

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┣■目的の日本人を訪ねて


 ※ルートにより時間が異なります。


 ◆日本から飛行機で約8時間かけてケアンズへ。


 ◆小型のプロペラ機に乗り換えて1時間半、ホーン島へ。


 ◆小型のフェリーで10分、人が多い木曜島へ。


 ◆親切な木曜島民のボートに乗せてもらって10分、金曜島へ到着。

 

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┣【ケアンズ


 ◆世界遺産グレートバリアリーフ』がある。*世界最大の珊瑚礁*


 ◆美しい海に面した街にも関わらず海では泳がず海に面した海水プールを利用。

  ->危険な“イリエワニ”5m級の人食いワニが生息しているため。
    オーストラリア固有種のため保護動物に指定されている。


 ◆犬の糞処理用ゴミ袋が道端に無料で設置されている。

 

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┣【トレス海峡諸島】


 ◆274島あるがほとんど無人島。人が住んでいるのは17島のみ。


 ◆木曜島が最大で人口は約4,500人。
      面積は約3.5㎡(伊豆大島の約26分の1)


 ◆人口も交通量も少ないため信号を付ける必要がない。


 ◆白身魚のフライ『バタードフィッシュ』約716円。
  魚の半身をそのまま揚げるため20cm以上もある。


 ◆火曜島、水曜島、木曜島、金曜島とある。
  18世紀末に公開中のイギリス人が島を発見した日の曜日を名付けた。


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 ◆金曜島 面積:約4.8㎡(伊豆大島の約19分の1)
  もともと無人島で現在人口は10数人。
  水道、電気、ガスなどのインフラは一切ない。

 

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  秘境 金曜島で41年間暮らす日本人
┏┓ 高見一吉さん (59歳)
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 ◆“ある理由”から妻と2人の娘をオーストラリアの都会に残し
  たった1人、金曜島で暮らす。24年間も離ればなれの生活。

 ・発電機を購入し自分で設置。電化製品が使える環境にある。
  燃料ガソリンが1日40リットル以上。1日の電気代が80~90ドル
                          (約8,500円)

 ・発電機で起こした電力で自作の海水ろ過装置も設置。蛇口から飲料水も出る。

 

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 ・桟橋の下に真っ黒に群れた小魚の大群イワシがいる。白鷺の餌に。
  数年前、首に釣り針が刺さっていた白鷺“マツオ”を高見さんが助けたら
  来るようになった。

 ・桟橋にオープンキッチン。アルミの手製。
  切り身を“ビッグボーイ”と名付けたクエの仲間巨大魚タマカイに与える。
                                *餌付け*


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 ・2000年発行の『サライ』を大事にして何度も読み返している。
                           *故郷・日本を想う*

 ・パパイヤを自家製の網に引っ掛けて地面に落とすことなく取れる。

 ・野菜や果物だけでなく鶏も飼っていて自家製卵を毎日食べることができる。

 ・自宅前の海に凶暴なイリエワニがいる中、魚釣り。1分以内にGET!
  豊かな海=スーパーマーケットであり遊園地みたいなもの。
  大物クエ・タマカイも釣り上げる。

 ・前に島に居た島民から馬を引き取る。鹿毛芦毛がいた。


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 ・『手こね寿司』三重県伊勢志摩に伝わる郷土料理 *めっちゃ美味しそう*

 ・木曜島には日本人墓地が750基ほどある。日本人が約700人眠っている。
  以前は日本人も多かったが今は少なくなった。

 

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┣■この地に来ることになった“きっかけ”


 ◆高見一吉さんの生い立ち

 ・1954年熊本県天草市。山間の家に生まれる。熊本県水産高等学校に入学。

 ・人生の転機
  高3の時にオーストラリア人が社長の水産会社の就職勧誘。
  1972年当時1ドル300円以上で海外旅行など高値で夢のような時代だった。
  「やりたい!行ってみたい!」という気持ちが強かっただけだと思う。
  海外に行ったことは一度もなく、英語も全く話せなかった。勢いだけで就職。
  木曜島へ。

 

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┣■木曜島とは


 ◆1878年~1941年まで木曜島に大勢の日本人が住んでいた。
  高級な『貝ボタン』の材料である白蝶貝や黒蝶貝の採取が盛んだった。
  高い報酬目当てに戦前の時代には日本人が2,000人以上出稼ぎに来ていた。
  白蝶貝は深い海の下にあり、日本人が命がけで潜水(水深50m)
  多くの日本人が潜水病で命を落とす。*夢を追い求めた日本人*
  『木曜島の夜会』司馬遼太郎著 文春文庫

 ・白蝶貝は真珠の養殖にも使われ、高見さんは真珠の養殖を任されていた。
  世の中から隔離されたような島。辞めていく同僚が続出する中、仕事に打ち込む。

 

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┣■突然の出来事 人生最大のピンチ


 ◆突然の出来事

 ・1985年30歳の頃、突然の真珠養殖場の閉鎖。業績の悪化による規模縮小。
  12年間「俺は真珠の養殖しか知らない・・・」 収入源がない。悩みに悩む。

 ・オーストラリア人の社長から養殖場を半値の6,000万円で譲り受ける。
  これまでの働きぶりに感謝して格安で譲ってくれたのだ。
  競売なら数億円する価値。


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 ◆『真珠養殖会社カズパール』設立。
 
 ・翌年一時帰国の時に知り合った奥さんと結婚。

 ・3年間一緒に暮らすも子供が生まれ、
  子供の教育のため都会のブリスベンへ移る。

 ・その間に6,000万円の借金も無事返済。

 ・現在はワーキングホリデーやボランティアなどで日本人の若者達が来て、
  41年間の経験を彼らに伝えている。

 

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┗■これからのこと・・・


 ◆養殖のため島を離れられない。


 ◇高見一吉さんの奥様
  あと5年、10年したらブリスベンへ夫は来てくれる。
  その時は万感の思いがあるんだろうなと思う。 *よく涙するという*


 ◇高見一吉さん(59)
  一生できる仕事というのになかなか出会えないかも知れませんけど、
  こうやってできるんですから。
  まだ若い人には負けないようにと思っています。

 

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  遠いオーストラリアの秘境の地で運命を必死に切り開き、
  自らの居場所を確立。
  ダイナミックに生き続ける日本人。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┗・勤勉に働き信頼・感銘を得られたことから“運命”が切り開けたのだと思う。
  いい社長さんだったんですね。わるい社長さんだったらどうなっていたか・・・
  最近は“相手を思いやる”という姿勢が失われつつあるからなぁ。。。(悲)


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┣・この番組は本当に人気ありますね。一時乱立した「海外で暮らす日本人」番組も
  レギュラー番組として残っているのは、ほぼ【テレ東】系ですからね。他所とは
  どこか違う、その事実を包み隠さずに結末を素直に伝える姿勢が評価されている
  のだと私は思う。以降、ほとんどメモることはないのだけれど、よく見てますよ。

┗・本件は1年前にUPした際に結構アクセス数が多かったですね。【木曜島】には
  まだよく知られていない事実があるのかもしれません。今回は苦労した結果、
  いい結末を迎えられましたが、他にも何かあるのでしょうか?