料金格差は16倍 !? 相次ぐ漏水事故・・・ 水道事業の危機

2015/07/14(火)<料金格差は16倍 !? 相次ぐ漏水事故・・・ 水道事業の危機>
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テレビ朝日|スーパーJチャンネル


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓特集 <料金格差は16倍 !? 相次ぐ漏水事故・・・ 水道事業の危機>
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┣■全国の漏水事故 年間27万件

  2015年2月
 【京都市山科区
  路上で激しく水が噴出。水柱は最大15mの高さまで達した。

  2014年2月
 【横浜市都筑区
  道路のマンホールから水が6時間以上も噴出。


 ◆今、全国各地で“水道クライシス”と言っても良いほど深刻な事態となっている。

 ・腐食や老朽化による漏水事故は、
  全国で年間約27万8000件。


 ◆どこでも同じかと思っていた『水道料金』の“格差問題”。

  「家を悩んで買う時に、〇〇市は水道代が安いよって。」

  「なんでそんなに差が出るのかなと。」

 ・全国の『水道料金』を比較すると、その差は最大16倍。


 ◆こうした問題の先にある、最悪のシナリオは

  「今までの水道を維持できなくなる可能性も出てきてまして・・・
   “水道が断絶”するということですね。」


 ・ある日突然、水道が止まってしまう・・・
  毎日私たちが当たり前のように使っている水道に迫る危機とは !?

 

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┣■“水道クライシス”

 【神奈川県横浜市
  128年前、日本初の近代水道が引かれた歴史ある街。

  2014年2月
 【横浜市都筑区
  道路のマンホールから水が6時間以上も噴出。

  → 原因は水道管のボルトの“腐食”だった。

  2014年9月
 【横浜市南区
  水道管が破裂。水を含んだ道路が陥没し、ATMが大きく傾いてしまった。

  2015年7月7日
 【横浜市港北区
  水道水が地下に流れてしまい、早急に直さないと道路陥没する恐れ。
  アスファルトの道路を掘ると大量の水が噴き出していた。


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 ◆一体、地中に埋められた水道管に何が起きているのか?


 ・そもそも水道管には【浄水場】から各地へ水を届ける『配水管』と
  それを各家庭に繋ぐ『給水管』がある。

  2015年7月7日
 【横浜市港北区
  ここで吹き出していたのは『給水管』。親指大の大きな穴が2つもあった。
  “腐食”だった。30年前に埋められた鉄製の水道管。
  地中で鉄が酸化して腐食。穴が開いた可能性があるという。


  2015年7月7日
 【横浜市磯子区
  住宅街の路面から水が染み出ている。

  ◇通報した住民 初老の男性
   今朝はすごい音がしていたものですから・・・

 ・早速道路を掘り起こしてみると、かなり深いところの給水管にハッキリと
  漏水の箇所が分かるくらい水が勢いよく噴き出していた。*シュシュシュー*

 ・交換作業の間、この給水管で送られている周囲の家は『断水』。
  水が漏れた給水管は35年前に埋められたポリエチレン管だった。

  ◇作業員
   設置してから恐らくそれなりの年数は経っていますので「劣化」だと思われます。

  劣化により裂け目(横に細長く15cm程)が徐々に広がっていた可能性がある。


 Q.1年間にどのくらいの漏水事故が?

 A.
  ◇給水課長 横浜市水道局
   そうですね。まぁ多い年もありますけれども(公道だけで)大体1500件程度。

 【神奈川県横浜市
  公道や私有地も含む水道管の『漏水事故』は、年間約5900件にも及ぶ。


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 ◆しかし【横浜市】も手をこまねいているばかりではない。

 ◇漏水管理係長 横浜市水道局
  耳にヘッドフォン、手にした先の器具を地面に当てて
  水道管から漏水している所を探している。『漏水調査』。地中の音を聞く。

 ・音が何も聞こえてこなければ水漏れは聞こえてこないが、*シャー*という低音が
  聞こえた場合、それは水漏れの可能性がある。

  古い木造住宅の玄関前で発見。
  ◇作業員
   建てられた時の水道管をそのまま使われていると思うので、
   結構年数は経っているのかなと。

  ◇住民の女性
   築50年以上は経っているんじゃないかって思うんだけど・・・

  かなり古い給水管の可能性があるため、後日正確な場所を特定して対応。


 ・このような取り組みで1年間で約300件発見し、大きな事故を未然に防いでいる。
            ※作業員複数名、効率的か?


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 ◆さらに水道管の問題はいつ起こってもおかしくない“巨大地震への備え”も
  進めなければならないのだが・・・

 『交換工事』
  古くなった水道管を「耐震100年」最新水道管に取り替える作業が
 【横浜市内】では急ピッチに行われている。


 ◇漏水管理係長 横浜市水道局
  横浜市内では「現在9100kmの水道管」が道路に敷設されています。
  その内の「110km」について、毎年新しく更新しています。
  まだまだこれからですね、莫大な量の更新を抱えているのも実状であります。


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┣■年間漏水件数(2014年度) 【厚生労働省】調べ

 ・横浜市   5893件   ※他の政令都市でも事情は変わらない。
 ・さいたま市 4287件    漏水事故は全国各地で起きている。
 ・京都市   7306件
 ・大阪市   7717件    日本全国の自治体で見れば、その数は、
 ・北九州市  4836件      年間約27万8000件にも及ぶ。
 ・福岡市   3222件    水道管の多くは地中深くで腐食し老朽化している。
 ・神戸市街地 5129件


 ◇橋本淳司 水ジャーナリスト
  (今の)水道管は1960・70年代を中心に全国にドンドン敷設されていきました
  水道管の耐用年数が約40年とされているんですけれど今更新がピークを迎えていて
  各自治体はそれに頭を悩ませている状況です。

 

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┣■もう一つの“水道クライシス”


 【水道事業
  原則市町村が経営する。
  敷地内で境界線が引かれると、それぞれ異なる自治体の元で『水道料金』が異なる。

 ・【さいたま市】と【戸田市】の境界線が敷地内にある飲食店の場合。
  月3434円  月2019円(口径20mm、使用量20m3の場合)

     約1.7倍の格差

  年間4万1208円  年間2万4228円  ※年間で1万7000円の差


 ◇戸田市
  家を悩んで買う時に「戸田市は水道代が安いよ」って言うので。言われました。(笑)

 ◇さいたま市
  なんでそんなに差が出るのかなとかぁ、思ったことはありますけどぉ。。。


 【埼玉県】
  市町村数63/水道事業59団体(水道事業の合併地域が4つある。)
             59通りの『水道料金』が存在することになる。

 ◇橋本淳司 水ジャーナリスト
  水道の経営が赤字になっている自治体があるとすると、
  『水道料金』の“格差”は今後益々広がっていきます。


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 ◆全国規模で比較すると、
  ひと月        (口径20mm、使用量20m3の場合)
  最安値:【石川県川北町】 500円
  最高値:【沖縄県栗国村】7894円  ※離島

             約16倍の格差


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 【埼玉県秩父市
  水道事業は原則市町村が経営する制度が、今深刻な事態を引き起こしている。

 ◇秩父市水道部 主任
  (継ぎ接ぎだらけの水道管の)復旧の跡っていうのが残っていて、
  この管全部やり替えちゃおうかってことも検討はしたんだけれども
  ちょっと距離が長いから工事費がちょっと掛かり過ぎちゃうなってことで
  今回ちょっと・・・ (やらなかった)。


 ・同じ場所で繰り返し発生する水道管の事故に対応が追いつかないという。

  同じ道で4軒の家に水を送る給水管から激しい水漏れが起こっていた。

  ◇住民
   なんかね、最近水が弱いのかなって感じでね。

  ◇住民
   お勝手(の水)がチョロチョロと、あんまりよく出なかったです。

  水が漏れた給水管は50年ほど前の埋められたポリエチレン管だった。
  折り曲げてみると簡単に破裂した箇所がクッキリと分かる。


 【埼玉県秩父市
  水道管総延長 600km。
  大正13年(1923年)には水道事業が開始されており、
  全水道管の6分の1が60年以上経過した古いものだという。

 ◇秩父市水道部 主査
  毎年約6km、計画的に更新しています。
  更新が間に合っていないのが現状になります。

 ・大正11年(1922年)に工場で作った、93年前の鉄製の水道管が使われていた
                      ※管内部は鉄錆(銅錆?)で赤茶けてる


 ◇秩父市水道部 主任
  (個人宅内での漏水事故)こちらのお宅の所有の管なんですけれど
  漏水修理となると市の方の負担になっている。

 ・かつて私有地の水道管は「個人の責任」だったが、今ではほとんどの自治体が
  一般の住宅の場合でも、水道メーター手前で起きた事故の工事費用は負担する
  ルールになっている。


 ・こうした一般住宅でのケースが加わり、
 【埼玉県秩父市】(2014年)
  漏水事故  約700件
  対応費用 約5050万円

  2013年【水道事業】が約5400万円の赤字になった。
  その結果として『水道料金』の値上げが行われたという。
          2013年10月
          30年ぶりに水道料金を17.5%値上げした。

  ひと月        (口径13mm、使用量20m3の場合)
 【埼玉県秩父市】 3326円


 ◇秩父市水道部 主任
  秩父市地域の人口は2010年を基準といたしますと、
  2040年には65%まで人口は減少すると予想されています。

 ・人口が減少 → 更なる値上げが必要。

  だからといっていくら値上げをしたところで、このままでは将来【水道事業】は
  続けていけなくなるのは必定。


 ・そこで秩父市が選んだのは、近隣4つの自治体との“【水道事業】の統合”。

  <1市4町の水道事業統合>
   浄水場   41ヵ所 → 26ヵ所
   職員数   50人  → 33人   ※大幅なスリム化が見込まれている

 

 ・膨大な時間と費用が必要な【水道事業】を全国各地でどのように維持していくのか。
  もし将来を見据えて手を打たなければ、最悪の事態を招きかねない。“財政破綻

 ◇橋本淳司 水ジャーナリスト
  今までの水道を維持できなくなる可能性も出てきてまして、
  “水道が断絶”するということですね。


 ・当たり前のように使っている水道。
  その未来に私たちはもっと感心を持たなければならない。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・先にフジテレビの【みんなのニュース】でも秩父市の水道料金の値上げは
  報じられておりましたね。こちらの方が特集を組んだだけあり詳しかった
  のでメモしてみました。

┣・引っ越しをする際に秩父市も候補に入ってました。ちょうど平屋の一軒屋で
  とても綺麗な物件があったんですよねー。終の棲家は山里でという思いが
  あるので結構真剣に検討しました。が、上記の住民の声にもあったように
  水道料金や交通機関などを考慮すると現段階では「×」と判断した次第です。
  前にも述べましたが『公共料金』の格差って盲点で「罠」と化してます。
  もはやイケイケドンドンの“人口ボーナス”の時代ではないのですから、
  至急、国として手を付けなければ“手術”を施さなければならない問題です。
  勇気ある議員の登場を願って止みませんが、いるのかなぁ今の議員の中に。
  単なる票数・でくの坊と化しているように見えて、本当に腹が立ちます。(怒)

┗・今いる【東京都府中市】は水道料金(下水料金)の安さに惹かれた次第です。
  ここもいつまで続くのか。まっ自分が生きている間は大丈夫そうですけどね。