トイレのないマンション
2015/07/06(月)＜トイレのないマンション＞
【news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html
＊敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓every.キーワード ＜トイレのないマンション＞
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┣■“核のゴミ”行き場は･･･
先週2015年7月3日
【経済産業省】
◆放射性廃棄物の処分に関する会議が開かれた。
『放射性廃棄物ワーキンググループ』
日本全国の原子力発電所から出た「高レベルの放射性廃棄物」をどう処分するか
「自治体への説明の仕方」などについて話し合われた。
＜「高レベルの放射性廃棄物」とは＞
・福島原発事故で生じた廃棄物ではない。
・原発での通常の発電によって出た放射性廃棄物のこと。
・最終的な“処分の方法が決まっていない”ことから
【原発】は「トイレのないマンション」と呼ばれている。
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┣■高レベル放射性廃棄物を収める容器
※スタジオで実物模型を展示。
◆「高レベル放射性廃棄物」を収める容器
・ステレンス性の容器に入れられていて、
直径４３ｃｍ／高さ１３４ｃｍ／重さ４００～５００キロ。
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◆「高レベル放射性廃棄物」の処理
・「使用済み燃料」を“溶解”して再利用可能な『ウラン』『プルトニウム』を
分離させる。
・ここで残ったものが再利用できない「高レベル放射性廃棄物」。
液体の状態で管理するのは不安定な為、溶かしたガラスに混ぜて固められて
専用のステレンス性の容器に収められる。
「高レベル放射性廃棄物」
表面の放射線量は毎時約１５００シーベルト
→ 人が２０秒ほどで死に至る。
・・・
しかも放射線量が問題ないレベルにまで下がるには何万年もの要する。
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┣■日本にある使用済み燃料
◆今ある使用済み燃料（未処理分を含めて）全てを処理するとなると
約２万５０００本になるという。
・原発が再稼働されれば、当然もっと増えることになる。
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┣■「高レベル放射性廃棄物」の処分案
◆宇宙
宇宙船・ロケットで飛ばす・運ぶ。
◆海底
大型クレーン船などで使って沈める
◆氷床
厚い氷の下に埋める。
◆地層処分 ※最も現実的とされる処分法。
地中深くに埋める。
地層処分・研究所施設
『瑞浪超深地層研究所』 ※岐阜県内 2011年9月取材済
・地下３００メートル。
エレベーターで降りて行き、そこに横に掘られた坑道がある。
・気温は地上と変わらず。
・湿度は１００％。
・大量の「地下水」が削られた岩の縦横斜め、あらゆる所の亀裂から染み出る。
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◇鈴江奈々 キャスター
本当に地下水が豊富にあるってことをここに来て実感しましたね。
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◆日本は「地震」も多く「地下水脈も多い」ので
放射性物質が漏れ、“地下水に溶け出す危険性”がある。課題が多い。
・『瑞浪超深地層研究所』では５００メートルまで穴を掘り進めて
更に研究を進めている。
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┣■処分場の候補地
今年2015年5月
【政府】
・処分場の候補地を「国が指名する方針」というのを決めた。
・すでに９つの都市で「一般市民向けのシンポジウム」を開催して
方針について説明をしている。
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◆一般市民向けのシンポジウムに参加した人の声
◇東京の参加者 ２０代の女性
どこかが絶対やらなければいけないじゃないですか。
やっぱり「自分の（所）となったら嫌かな」というのはあります。ね。ウン。
◇名古屋の参加者 初老の男性
「やむを得ない」と思うんだけどね。どこかが犠牲にならないと、
犠牲と言ったらおかしいけど。*頭ポリポリ*
◇札幌の参加者 初老の男性
これ（説明会）がやっぱりガス抜きで、それからぁ「免罪符が欲しい」
という感じしか私は受けませんでした。
・中でも札幌の会場では反発の声が次から次へと噴出。
予定時間を大幅に超えて５時間にも及んだ。
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┗■every.ポイント
“使った責任は果たす”
◆危険性の高い「放射性廃棄物」を自分たちの自治体には持って来て欲しくはない
というのは分からなくもないんですけども、でも元はと言えば私達が使った
「電気のゴミ」ですよね？（自分たちのゴミという意識が大事ですよね。）
◆漠然とした不安感で先送りにするのではなくて、私達が今“使った責任を果たす”
為にどうしたらいいか、前向きな解決策を探るべきではないでしょうか？
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・短時間でコンパクトにまとめられ、よく出来た問題提起だったと思います。
けれど結局最後は投げ掛けっぱなしで、だから「お願いします」と言って
いるように私には受け取れた。ゴミ処分の責任を果たすのであれば使用量
に応じて各自治体で穴掘って埋めるのが筋だとまともな人間なら普通思う。
┣・岐阜県内の山奥と思われる研究施設でさえ「地下水」による悩みは尽きない。
豊富な水源がこの場合逆に仇となってしまっているわけだけど、それでも
こうした研究を止めないのは、それなりの手応えを感じているからだろう。
┣・青函トンネル内の施設を見学した方も結構いらっしゃると思うが、番組内
で放映された研究所もまさにそんな感じの坑道で、地下水を絶えずポンプで
汲み上げていた。青函トンネルは開通してもう何年経ちますか？新幹線が
函館まで開通するのにもう２６０日を切りました。なんとか持ち堪えそう
じゃないですか？
┣・ここで私が言いたいのは選ばれた９つの地方自治体への押し付けではない。
先に述べたように使用量に応じて各自治体で分担すればいいって話です。
大都市【東京】では無理？ そんなこたぁありません。空き地など山ほど
在るじゃないですか。江東区と大田区とで所有を巡って争っている海上の
広大な埋め立て地。未だロクに埋まり切っていないお台場。青函トンネル
並びに高速道路網や鉄道の高度な掘削防御技術があれば、十分に都心でも
可能なはずです。「万が一、事故が起こったら」と言うのだろうがそれは
どこだって同じこと。逆に私はこれが首都一極集中の大きな打開策になると
考えます。そんな埋め立て地じゃダメだ？ だったら今の皇居の場所を
お譲り頂いて、天皇皇后ご一行様には（こんな言い方でいいのだろうか？）
再び京都御所へお戻り頂ければよろしいではないか？ 自分の懐にあれば
国も政府もちたぁ真剣に考えてくれるんじゃないですかね。(怒)
┗・言い方が相変わらず辛辣だけど、リスク分散の観点から言っても筋は合って
いると思う。とにかく東京一極集中は限界に来ている。暴言を吐くならば
老人の都市にしちゃって「放射線廃棄物」を地中に抱えて暮らして貰えば
いい。その代わり年金は負担するよ、と。ダメ、こんな政策？(苦笑)
