ETV特集 ふたりの道行き「志村ふくみと石牟礼道子の“沖宮”」
水俣を描き続けてきた作家・石牟礼道子さんと、長年の友人で人間国宝の染織家・志村ふくみさん。二人が最晩年をかけ挑んだ「能」にこめられた思いに迫る。
水俣を描き続けてきた作家・石牟礼道子さんと、長年の友人で人間国宝の染織家・志村ふくみさん。二人は最晩年をかけて「能」に挑んだ。舞台は、石牟礼さんの故郷、天草。人々を干ばつによる飢え死にから救うため雨乞いの生けにえとなった少女。その死と再生を描いた石牟礼さんの物語を、志村さんの衣装が彩る。齢(よわい)90を超えたふたりが、日本の行方を案じ、甦(よみがえ)りを念じた“道行き”を見つめる。
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