2016/11/24(木)<差別とたたかった雑誌 “終刊” のメッセージ>
【NHKニュースウオッチ9】 http://www9.nhk.or.jp/nw9/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <差別とたたかった雑誌 “終刊” のメッセージ>
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障害者の自立と解放のねがいと、すべての人たちの生活と思いを結ぶために・・・
KSK 季刊・障害者問題総合誌
『そよ風のように街に出よう』
<創刊20号記念号>
1979年8月10日、そよ風のように街に出よう創刊ゼロ号出帆。
あれから五年、
読者クルーと一緒に航海は続くぞ。
障害者への偏見や差別を無くそうと、37年に渡って訴えてきた雑誌だが、
部数の減少などから、来年2017年に発行を終えることになった。
そうした中で起きたのが【相模原市】の障害者施設で19人が殺害された事件。
雑誌を終えるに当たり、どんなメッセージを投げ掛けようとしているのだろうか?
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“そよ風のように”
┣■タイトルに込めた思い
・大阪にある編集部。
障害のある人やない人、10人程が編集に参加し、半年に1度、発行してきた。
『そよ風のように街に出よう』
創刊から携わってきた
◇小林敏昭 副編集長
障害を持っている人達に「もっと街へ出よう」「いろんな出会いを作ろう」という
そういう思いと、“障害者問題なんて考えたことがない”という人に届けたいッ!
『そよ風のように』というタイトルをつけた背景には、
創刊当時の厳しい現実があった。
創刊0号:特集●尚司君が富中へ行った
ある母と子の生活を賭した普通学校就学のたたかい
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昭和52年1977年
『川崎バス闘争』
車椅子のまま乗車することを拒否した【バス会社】への抗議活動。
◇障害のある女性 ◇男性 ※障害者(?)
車椅子で乗りたいんですッ! なんで乗られんのだよぉ(苦)
・男性の重度障害者が車椅子から降りて、地面に寝そべり激しく抗議。
「障害者がバスや電車に自由に乗れず、出歩けない」。
こうした“差別を乗り越えたい”との思いから、雑誌は創刊された。
◇障害のある女性 ◇障害のある男性
ちょっと開けて! あ”げでぇ”---
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『そよ風のように街に出よう』
創刊1号:特集●結婚・出産・「家」
重度女性障害者が新しい命を得て
・障害のある女性の『結婚』『出産』を特集した。
結婚に反対する夫の両親から「勘当された」厳しい現実も伝えた。
「○○君が両親と勘当同然であるということについてどう思いますか- 」
「やっぱり関係持ちたいなと思うよ。- 」
・「思い切って街に出てみた」という障害者の体験談
『アンケート』と題したコーナーに於いて
永井美恵子(牧方市)●今、こうして街に出ています。
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昭和49年1974年、大阪市立光陽養護学校の高等部を卒業しました。
④街に出るのが多くなったキッカケは・・・
養護学校を卒業して、校内にある光友会館(同窓会館)に週2回、
家にいるよりはいいだろうと、2年間ほど行っていました。
そうしたある日、Nさんと知り合うことができ、街に出る事を教えて
もらいました。この時、はじめて地下鉄に乗ることができました。
あの時の、電車のライト(?)を見た時の感動は忘れることができません。
※画面がカットされていた為、推測して語尾を書いています。
・さらに“タブー視”されていた「障害者の性の話題」も-
セックス
寝たきりの脳性マヒ者、森修(32)が大地からの鋭いアングルで性を語る、問う。
<プロフィール>
生年月日 ○19**年-
障害 ○脳性マヒ1種1級
家族との生活○家族は母(66)との二人。
生計は亡くなった父の年金収入で維持。
介護については「地域での自立生活運動」
として、1名あるいは数名の健全者と24時間
寝食・活動を共にする。
仕事 ○日本脳性マヒ者協会大阪青い芝の会会長
四條畷・大東障害者解放市民会議・代表
趣味 ○ジャズ音楽、将棋、映画
「青い芝の会」1970年代・障害者解放運動のビデオと、反戦運動と、「ゆきゆきて、神軍」 手ポリオ
・他に例のない雑誌は大きな反響を呼び、多い時には1万部が発行された。
「障害」とはなんだ
みんなにまた、しゃべり過ぎだって叱られ
そこの所がいえないんだなあ
自分の声、耳だけで聞いたことある?
只今44才、 定時制高校今春卒業-重度障害者・高橋栄一の学校への想い
etc.
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“そよ風のように”
┣■背中を押された人たち
【奈良県】
雑誌の購読を続けてきた
◇梅谷明子さん 60代後半の女性
創刊当初、取材を受けた梅谷さん。
当時、障害のある息子の尚司さんを「地域の中学校に通わせたい」と奮闘していた
『そよ風のように街に出よう』
創刊0号:特集●尚司君が富中へ行った
ある母と子の生活を賭した普通学校就学のたたかい
ありのまま、さらけ出すようなものも含めて、、記事になってたから、*コクリ*
学ぶところ多いしね。あのぉ・・・
◇梅谷尚司さん
重い知的障害があり、子供の頃【医療施設】で拘束されたり薬漬けにされたりした
・「障害者も地域で暮らしていいのだ」と、雑誌に背中を押され、
長年、自宅で生活してきました。
◇梅谷明子さん 60代後半の女性
毎回いろんな人、全国回って取材してはるからね。
「いやーこんな人もいるんだ」「アッこの人と知り合いになりたいなー」とか。
身近?・・・ 身近な支援者やね。*頷く* 『そよ風』そのものが・・・
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◆創刊から「37年」
・この間、障害者のための『法律』や『制度』が作られ、
街の『バリアフリー化』も進んだ-
・雑誌の発行部数が「6分の1」にまで減る中で、
副編集長・小林さん達は去年2015年「一定の役割を終えた」として「終刊」を決めた
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障害者殺傷事件
┣■“優生思想”の衝撃
今年2016年7月
【神奈川県相模原市】
同市の施設で、障害者19人が殺害される事件が起きた。
◇植松聖 容疑者
「障害者はいなくなればいい」と、そう供述した。
・一歩一歩、“社会との距離が縮まってきた”と感じていた
◇梅谷明子さん 60代後半の女性
この事件は、その思いを打ち砕くものだった-
十九・・・ 人の命っていうのはね、もう“夢にまでね、出てくる”と。
「どんな顔してたんやろ」とかね「どんな名前だったんだろうか」とかね-
いつまでたっても“堂々巡り”で・・・ 、「差別社会」が我が心の中に入ってくる
それがまた社会に蔓延する? そういう中で翻弄され、殺されていく、障害者。
・・・ 「たまらない」と思いますね・・・ (涙目)。
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◆“優生思想”と向き合う 編集者たちの模索
・容疑者のように「障害者を排除しよう」とする考え方と、どう向き合うか。
事件後に初めて出される号の編集会議が、夜中に行われていた。
『そよ風のように街に出よう』
創刊から携わってきた
◇小林敏昭 副編集長
(植松容疑者が)
その「特殊である」部分と、
アッ「我々とどっかで同じ問題を抱えているのではないか」と思ってしまう部分と
両方あるような気がするんだけど、どうですか ??
◇編集スタッフ 60代後半の男性A
(今の社会は)生きられないからとちゃうか? 一人一人が。
◇編集スタッフ 60代後半の男性B
ウン・・・ ある面では植松青年も追い込まれていたんですよ。
「行き場所がなくって」、*ハァ*、「頼るところがなくって」、*ハハハハ・・・、スゥ*
◇編集スタッフ 障害のある男性
ちょっといいですか?゚◇゚)/
私は、植松青年の立場に立って、ものを言うこと自体が間違いだと思う。
◇小林敏昭 副編集長
簡単に分かってしまっちゃいけないし、
“もうこれ分からない”と放り出してもいけないし、
その中間のところでやっぱり、ああでもないこうでもないとやっていくしかない
のかなぁと・・・ *歯切れがさすがに悪い*
・事件によって、今尚“優生思想”が社会に潜んでいることを思い知らされたという
それでも雑誌には「希望の言葉を綴りたい」と感じていた。
◇小林敏昭 副編集長
“優生思想”は僕ら自身もそれ持っているし、
それから全く自由な人っていうのは僕はいないと思っているからね。
でも人間が作り上げた『文化』とか『社会』っていうのは、
それを僕は「本能だから」ってことで認めていくのではなくって、
そこまでこう「変えていけるんだ」って、みたいな希望は持っておかないとね・・・
※自分に自信がない者ほど、己の容姿・肉体を改造したがる。(苦大笑)
タブロイドなので多少割引して見聞する必要はありますが、私の経験則から言えば
暴力をすぐ振るう者は、自分がされる・傷つくことを異常に恐れます。幼少期での
社会ルールの学びに失敗してしまった輩なので、基本「力により押さえながら」の
再教育が重要なわけで、だから古から【牢獄】が設けられていたと思うんですよ。
冤罪が確かに多いので(狡賢い権力者が多すぎる。こういう輩にこそテロれ!)
「死刑廃止」とか「再教育・社会復帰」を唱えがちですが、それらの行為がまだ*2
甘すぎることは元少年Aの行いによって実証されました。こうした件も踏まえてね
一度真剣に公開討論すべきだと私は思います。そして一度「これだ」というライン
を確定・国民皆に認識させ、そしてまた問題があれば再び議論する。この繰り返し
とにかく今の「支援活動」って考え方が甘過ぎます。悪いヤツは本当酷いんだから
ゴッドとデビルくらいの大きな差がありますね。たまに転身できちゃうけど。(笑)
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◆“優生思想”を乗り越えて 最後のメッセージ
・議論の末、先週2016年11月21日付:完成した最新号。
KSK 季刊・障害者問題総合誌
『そよ風のように街に出よう』
<最新号>90号
特集●終刊へのカウントダウンシリーズ~
明日へつむぐことばたち
巻頭記事は
◇小林敏昭 副編集長による
「明日へつむぐことばたち<前>」が綴られていた。
相模原で起きた事件の背後に、障害者の生そのものを否定する優生思想が
存在するのは明らかだ。本誌の37年間という時間は、この根深く暗い思想の扉を
控えめにノックした程度なのかもしれない。
しかし、雨だれも石をうがつのだ。
障害者を中心とした共生の取り組みは、1秒たりとも止まらない。
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┗■スタジオにて
◆障害者雑誌“終刊” 重い問いかけ
◇鈴木奈穂子 MC
・・・ *静かに頷く* アノ、障害のある人達が町に出て生活している姿っていうのを
もう当たり前のように見ていますけれども、これは、この雑誌に関わった人など
多くの人達が長年闘ってきて得たものと言えるんですね。。。
◇河野憲治 MC
そうですね。ただその先、先程の副編集長の小林さんなんかにしてもね、やはり
こう今「弱いものを排除しよう」という考え方はむしろ強まっているのではないか
という風にね、指摘をされているんですよね。
ここにもありますけど『共生の取り組みは1秒たりとも止まらない』という言葉
非常に重い問い掛けです!
◇鈴木奈穂子 MC
雑誌は来年2017年発行される次の号(通算91号目)が、最後になるということです。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・「障害者と社会の関わり」について一番取り上げているテレビメディアはやっぱり
【NHK】ですかね。今夏は【Eテレ:バリバラ】において「感動ポルノ」と題して
vs. 【日テレ:24時間テレビ】に同日同時間帯で問題提起をしたことは記憶に
新しいところですが(笑)、もっと本気度を示すのであればジャニーズの売れ線目安と
化してしまっている愚かさも強調して、【紅白】ジャニーズ締め出しなども行えば
私のような輩の強い支持を得られると思います。(爆) そう思いませんか、皆様 ??
┣・障害のある方というと“生まれつき”といった変なイメージを抱きがちですけれど
パラリンピック選手に交通事故等によって障害者となった方も大勢おられるように
また突然の病によって心身に支障をきたす可能性は何人にも起こり得ることをもっと
健常者は実感しなければいけません。私も無職になって調子に乗ってブログを書き
続けていたら、ストレートネックによる酷い立ち眩み症状になりましたし(^^ゞマジデ
「もし失明してしまったら」なんて想像すると非常に恐ろしい思いに駆られます。
独身野郎ですからね。まさにこのままでは御陀仏・即身仏・ミイラ化ですよ。(自爆)
┣・ゆえに『バリアフリー化』はもっと推し進めるべきだと考えます。障害者目線でね。
ちなみに我が家の玄関は偶然にも『バリアフリー化』フラットだったりします。
その代わり靴底など出掛ける度に拭き取っていたりするのですが(雑菌の侵入防止)
高齢者が多く住む当マンションでは頻繁にこうした工事が行われているようです。
ユニットバスの改装工事とかもその一例でしょうね。そーいう意味では偶然ですが
我が家は前入居者がシッカリしてたおかげで非常に助かっています。(^_^)ゞ
┗・今の行政が行う障害者支援というのも「バラマキ」が主体になってますよね。
23区内に住んでいた時に障害のある方と少しばかり交流があったりするのですが
「シドニー五輪に行ってきた」とか「乗馬リハビリに参加している」など催し物が
理想染みちゃってます。これも特典を知っている人とで“大きな差”が生じている
ことだと推測するんですけどね、どうでしょうか?
普通に学校に通えて、普通に交通機関を利用できて、普通に買い物したいだけ。
私が身体不自由になった際には、これだけを望みますけどね。
公の交通インフラの改善には莫大な費用が掛かるから、一部の特典でごまかしている
それが【日本】の『行政』の正体ではないでしょうか? 偽善者っぽいよね。(苦笑)
※皆さん、いろいろと思い・考えているようですね。公の場での討論を期待したいです。(願)