【避難区域】で“異常繁殖” 感染症の危険も・・・
2016/10/10(祝月)<【避難区域】で“異常繁殖” 感染症の危険も・・・ >
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*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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20011.3.11
『福島第一原発事故』から「5年」が経った
町から人が消えた避難区域では、人間に危害を加える可能性のある
“危険な動物”が異常繁殖していることが判った
大学の調査に同行し、深刻な実態を探った-
福島第一原発事故から 5 年 - 国立国会図書館デジタルコレクション
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実態
┣■避難区域で“異常繁殖”
【福島大学】
福島大学東日本大震災総合支援プロジェクト 【 福島大学 | 学系(研究組織) 】
◇奥田圭 特任助教
夜間に避難区域で撮影した映像が公開された-
暗闇の中、画面の前に近寄ってくるのは、
“イノシシの親子”
後ろからは3頭の小イノシシが追い掛け、
エサを探しているのか農地を物色している。
“アライグマ”
軒下の小さな穴から次々と出てくる。
空き家状態になっている住宅の床下からだという。
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2011年3月11日
『福島第一原発事故』(東日本大震災)
・あれから「約5年7ヵ月」が経った-
今もなお「避難生活」を余儀なくされている人は
2016年10月3日現在
福島県内の避難者だけで「約8万7000人」に上る。
・そして「暮らす人」を失った町では“野生動物達が異常繁殖している”という。
※遠目からはまだ綺麗な住宅が街中・郊外でも建ち並んではいるが
その周囲、また内部では野生動物達の侵入が相次いでしまっている。(苦)
【浪江町】
◇避難している住民 60代半ばの男性 ※見回りパトロール隊の人達の様子
イノシシはだいぶ増えてますよ!
◇避難している住民 60代後半の男性
私の所にもあのイノシシに二度入られまして-
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◆今【福島】の町で何が起きているのか?
避難区域の調査を行っている
【福島大学】
今回【浪江町】を訪れるというので同行した。 ※未だに完全防護服に全身を包む。
ゴム手袋にマスク姿。
www.jiji.com ※透明ではなかったです。今思えば安上がりだよね。暑さ対策など色々あったと思うけど
<調査対象>
「居住制限区域」や「帰還困難区域」 ※言い方がもう。(悲)
住民が住めない、いわゆる“避難区域”・・・
・住宅に仕掛けられた罠(鉄格子)に若いイノシシが1頭が掛かっていた。
【浪江町】では住民の協力を得て、幾つもの罠を設置している。※別の罠には
うり坊が4匹いた
www.youtube.com ※うり坊の段階では群れて・釣られて行動することがよーく分かりますね。(笑)
www.youtube.com ※で、でけー !! (驚) こりゃクマより怖いかもしれない・・・
「玄関のガラスが破られています」 ※ガラス戸が破られて家の中へ侵入されていた
イノシシの仕業だろうか。
庭の土は掘り返され、玄関の扉などは突き破られていた。
※草木の根っこを食べる習性があるイノシシ。
玄関前から家の周囲を50cm近くも掘り返している。家の土台が・・・
渡良瀬川などの堤防もこうした習性によって今大問題となっている。
【福島大学】では24台もの無人カメラを設置し、
誰もいない「避難区域」で蠢く“動物の生態”を記録してきた。
◇奥田圭 特任助教 撮影
・人気の無い住宅の前を“野生のキツネ”が
辺りを見回しながらカメラの前を横切っていく。
・田んぼのあった草むらの前には“野生のサル”。 ※草むら伸びて田んぼだとは
直立姿勢、二本脚で立って移動している。 一見しただけでは判らない
・薄暗い朝方には“野生のウサギ”が
草をモグモグと頬張っている姿が撮影された。
<調査の結果>
野生動物の数が、通常の農村に比べ「5倍以上」に。
イノシシの数は、「10倍以上」、
アライグマや
ハクビシンの数は「数十倍以上」と“異常繁殖”しているという
【福島大学】
◇奥田圭 特任助教
人間の手が付かなくなってしまい、非常に彼ら(野生動物)にとっては
“好適な環境”になっているということが考えられます。
・「避難区域」となり、5年以上放置された「田畑」には“草が生い茂り”
野生動物が身を寄せやすくなっている
※クズ(葛)の繁殖がスゴい!
・さらに野生動物が“異常繁殖”した大きな原因は・・・
◇奥田圭 特任助教 ※避難区域にて直に説明を受ける
ここにですね「放任果樹」ですね。
あの「柿」であったり「柚子」であったり「栗」であったり ※「キュウイ」も
野生動物の“重要なエサ資源”になってしまっているっていう現状があります-
・イノシシが実際に枝から「柿」をもぎ取る瞬間も撮影されている。
町にはこういった手付かずの「柿」や「栗」などの“果樹”があるため
野生動物達がエサに困ることはない。
こうした状況が続く限り、動物の異常繁殖は続くものとみられている-
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◆『感染症』の危険も・・・
・専門家が危惧するのは「野生動物の数」だけの問題ではない
今回罠で捕獲したイノシシは血液を採取し『感染症』の検査を実施する予定。
専門家は、
「動物が増えることで『感染症』のリスクが高まり、
将来、住民らが帰還する際の“妨げ”になりかねない」と危惧する。
【福島大学】
◇奥田圭 特任助教
『感染症』がないのかどうかというのもシッカリ調べて、
「安全な状態で帰還する」ということが重要になってくると思います。
イノシシ、シカおよびブタのE型肝炎ウイルス感染状況調査―熊本県
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・放映後のコメントは一切無かったが、報じられたことだけでも評価すべきでしょう。
野生動物が異常繁殖していること自体は既に報じられてましたし想像もつきましたが
「放任果樹」の存在は盲点でした。
www.nhk.or.jp ※あれから既に3年が経過しましたが、写真のような光景は変わっていません。(悲)
┣・家中の害虫を駆除する際にも「エサ場を根絶する」のは当たり前の動作ですけれど
なぜ果樹園を絶たなかったのか(「燃やす」ことになってしまうのでしょうけど)
理解に苦しむところです。「賠償問題」もその後を考慮すればどっちが良い方向かは
容易に導き出せると思うんですけどね。
┗・毎度“あやふや”にしてきたツケが「野生動物の占拠」&『感染症』の拡大を生んだ
このように後の人達は語り継ぐのでしょう。役人の名簿はシッカリと確保しててね!