2016/09/19(祝月)<現役自衛官が語る“本音”『安保法』成立から1年 変質するPKOの“現実”>
【報道STATION】 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓<現役自衛官が語る“本音”『安保法』成立から1年 変質するPKOの“現実”>
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今日2016年9月19日(祝月)
【国会】前 午後3時半過ぎ
デモが行われた。
「 あの日から一年・・・
わたしたちは 忘れない
わたしたちは あきらめない
安保関連法 廃止まで 」
・・・・・
『安保法』
国論を二分した『安保法』が成立して1年が経った。
実際に派遣される自衛官はどんな想いなのだろうか?
現役の自衛官に話を聞いた-
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『安保法』が成立から1年
┣■現役自衛官が語る“本音”
◇現役自衛官 男性 ※首から下のみ。音声変換
なんか・・・ 「イメージが沸かない」っちゅうか。
僕らが(自衛隊に)入った時の約束っていうのは「国民を守るため」というのが
一番。大規模災害で支援をするって、国民から「自衛隊さん、ありがとう」と
言われるのがやっぱり自分達の一番のモチベーションが上がるところなんですよね
だけど『駆け付け警護』とかそういう(対象が)日本の人でもないし、
日本の土地でもないし、何をしにワザワザ行くのかと-
・『安保法』成立後、「海外派遣」についてアンケートを取らされたという。
◇現役自衛官 男性 ※首から下のみ。音声変換
三択しかないですね。あの
①「熱望する」のか、②「命令とあらば行く」のか、③「行かない」のか。
「行かない」の③番に丸を付けたらですね、そしたら当然後から上司の方に呼ばれて
「なんで行けないんだ」と。
だから結局、延々と問い詰められたから
「あっじゃあ、②番の「命令とあらば行きます」でいいです」って。
半強制的に変えられたアンケートが
「自衛隊の意識が高い」と発表されても違うんだよなと。
Q.皆さん本音は実は別に所にあったりすると?
A.
◇現役自衛官 男性 ※首から下のみ。音声変換
全然違いますよね。
多分何かあった時には、家族にはこのアンケートを見せるんだなぁと想いながら
「本人は希望していました」と。
何かあった時の逃げじゃないけど、、それが見えてすごく嫌です。(苦)
「家族がいるだから俺は行けません」という風に頑なに断った先輩がいたんですが
そうしたらその先輩は僻地の方に転属とか、単身赴任で飛ばされるとか
よく分からないような人事があるからですね
幹部の人達の中にも私達の前では「(海外派遣)行くよ」と答えますけどね、
やっぱりお酒の席とかで話す時は「行かねえよ~」っていう・・・
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昨年2015年5月
【国会】
・・
・11本もの法案を一括して審議した。
◇安倍晋三 総理大臣
エー、まさに・・・ ちょっと待って下さい。*パラパラ、パラパラ*
ハイ、、ハイ。エーッと今答えを出しますよ。 ※手元の資料が厚すぎて回答する
部分が見つけられずに探す総理
議論は度々“中断”した。
・最初に『安保法』の適用が検討されている
『南スーダンのPKO』について、議論は尽くされていたのだろうか?
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『安保法』が成立から1年
┣■変質するPKOの“現実”
昨年2015年1月
【南スーダン・ジュバ】
・『安保法』の成立を受け【自衛隊】は「インフラ整備」だけでなく、
新たに武器を使って共に活動する外国の部隊を助けたり、宿営地を守ったりする
ことができるようになった。 「駆け付け警護」 「宿営地の共同防衛」
・当時、総理は「自衛隊のリスク」について
昨年2015年7月
◇安倍晋三 総理大臣
活動する時点において、戦闘行為はそもそも発生していません。
十分な情報収集を行うことによって、
安全を確保した上で業務を実施することになります! *スタコラ退席*
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◆だが現状はどうだろうか
*ズバァン!* *ズバッ!ボボボボボボ* *バッキューン!* *ゴゴォー(戦車走行)*
【南スーダン】では政府軍と反政府側との間で激しい戦闘が続き、
住民が巻き込まれるなど被害が広がっている。
※今年2016年7月【南スーダン・ジュバ】での戦闘の様子が映し出された。
上空には武装ヘリが飛び、荷台から大型機関銃砲で撃ち放つ兵士。
夜間にも上空を“大きな蛍”のような砲弾が飛び交っていた。
・治安悪化を受け
先月2016年8月
『国連安保理』は
4000人の部隊を追加派遣することを決定。
→ しかもこの部隊には「先制攻撃を認める」ほどの強い権限が与えられた。
2016年7月20日
【南スーダン・ジュバ】
◇デモ隊
「NO、NO、潘基文ッ!」「NO、NO、潘基文ッ !! 」
「NO、NO、USAッ!」「NO、NO、USAッ !! 」
【自衛隊】の宿営地がある国連施設では、政府側が主導する激しいデモが起きた。
◇デモ隊
国連は出て行け!撤退しろ! ※大きな紙に抗議文を書いてフェンス越しに訴えた
【南スーダン】で取材を続けている
◇ヒバ・モーガン フリージャーナリスト ※女性
PKO部隊を攻撃する勢力にはガーナ人もルワンダ人も日本人も大きな違いはない
実際に(PKO部隊が)攻撃されたこともある。
<【日本】の『PKO5原則』>
「停戦の合意などが破られれば現地から撤退する」としている。
よくある質問(Q&A) - 内閣府国際平和協力本部事務局(PKO)
◇ヒバ・モーガン フリージャーナリスト ※女性
現場にいる限り【日本】の部隊が何もせず逃げるなんてあり得ない。
もし逃げたら「なぜ逃げたのか」と問われるし、
必要あらば「住民を守る」任務が期待される。
・それはどういうことか?
◇伊勢崎賢治 教授 東京外国語大学 ※国連PKO元幹部。武装解除などに関わる
・この15年ほどで「PKOの任務が大きく変わった」と指摘する。
1999年、法的にガラリと変わったんです、考え方が。
もう「停戦合意」とか「当事者の同意」とか全く関係ないッ!
・・・ ただ一点「住民を助けるか/助けないか」それだけです。
「住民保護」ということが(PKOの)筆頭任務になっちゃったくらいです。
停戦を破ろうが“住民を守るために残らないといけない”。
まさに【南スーダン】の任務がそうなってますよね。
結果、こういう風に交戦するようになったPKOに
先進国が全く出さなくなった時代になったのに、
(日本は)依然出し続けているわけです。
現在2016年9月
<【南スーダン】に派遣している国>
周辺のアフリカ諸国と発展途上国がほとんど。
◇伊勢崎賢治 教授 東京外国語大学 ※国連PKO元幹部。武装解除などに関わる
【南スーダン】で何かが起こればね、皆難民として周辺国に行くわけだから
その国の問題は実は周辺国の問題でもあるわけですよね。
だからより本気になって戦う。【日本】は絶対やる必要ないわけです。
支援するんだけれども司令部で目を光らすとかね、こういうやり方をするわけです
先進国は。旧宗主国も含めて。
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◆現役自衛官が今“訴えたい”こと
◇現役自衛官 男性 ※首から下のみ。音声変換
(自衛官の)誰かが犠牲になって死なないと、この安保法が駄目なのか/良いのか
もう一回議題に上ることはないのかなと。
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┗■スタジオにて
◇富川悠太 MC
現役自衛官からも「考え直して欲しい」という声が聞こえてきましたけれども(苦)
政府内ではどうなんですか?
◇後藤謙次 ジャーナリスト ※共同通信社 客員論説委員
あのぉ政府内ではですね、この1年間「国民の多くの理解を得よう」と
安倍さんを筆頭にしきりに言ってたんですが、決して理解は進んでいないんですね
で、実際この「【南スーダン】のPKO」についても多くの懸念を抱えているって
いうのが実情じゃないでしょうか?
それだけこの【南スーダン】についてはVTRにもありましたように
「派遣の原則の-」っていう前提が崩れ去ってしまったのではないか?という懸念が
あるわけですね。
こうした中で【自衛隊】に死傷者が出た場合に政治的責任を誰が取るんだっていう
問題がありますね。
それから2016年10月23日、実はこのPKO、今、10次隊が派遣されているんですが
10月31日に一応期間が切れるんですね。そこで10月中に「閣議決定」しなければ
ならないって局面になるんですが、10月23日に衆議院で二つの『補欠選挙』がある
その前には“なかなか判断しにくい”という環境があるんですね。
そしてさらにその後「どういう決断をするのか」と今【政府】には三つの選択肢が
あると言われているんですね。
1つは、もうPKO派遣の原則が崩れているからもう撤退すべきじゃないかという
これ非常に少数派ですけどね。
もう1つは、現状の維持のまま派遣の継続をしていて、途中で現地状況を見ながら
新しい任務を付与しようという考え方。
それから、最初から出すんなら最初から新しい任務を付与した人達をそのまま
第11次派遣隊として出すべきじゃないかと。
まあいずれもあるんですが今中間的なですね、出した上で新しい任務を付与すべき
じゃないかという意見というのもかなり強まっているんですね。そういう意味で
この「PKO【南スーダン】」がある面で治安安保法制の試金石でもあるんですね
この“第一歩”というのが今後の【日本】の安全保障法制全体に極めて大きな影響
を与えるという意味ではですね、慎重の上にも慎重。そして熟慮の上にも熟慮して
判断すべきだと。そう思いますねぇ・・・
◇富川悠太 MC
ハイ。 派遣される側の自衛官の想いっていうのも今も見えてきましたし
しかも駆け付け警護の訓練というのは
ハイ。*コクリ* 既に先月2016年8月から始まっているんですね。
で、今月2016年9月末に報道陣にも公開されるということです。
隊列の父追い 子の涙 新千歳空港/南スーダンPKO派遣 陸自10次隊2陣120人
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・安倍政権のスポークスマン的な◇後藤謙次 ジャーナリストの話しっぷり「ね」には
毎度メモしていてイラつくわけですが(笑)、「三つの選択肢」など“後出し報道”
のネットNewsだけでは中々掴めませんね。【新聞】が一番の情報源なわけですけど
格差拡大・デフレと生活に余裕が無くなった今では中流層と言えども断捨離の対象と
なってますからね。そういう意味では新聞を購読していける層を意識した優遇策を
施行し、中下層には補助金でも薄くバラ撒いておけば選挙対策としてはいいのかなと
ふと思っていまいました。(苦笑)
┣・現役自衛官の告白は先の大戦中に行われていた、戦争映画のワンシーンに出てくる
そのものですし、また以前に北海道に駐在する自衛官に課された「遺書」強要など
全然“反省されていない”【自衛隊】組織の体質を思い知らされます。入隊希望者は
益々減っていくでしょうし、元自衛官による海外派遣も法改正で有り得るかも知れず
自衛隊関係者は戦々恐々としているのかもしれません。
www.youtube.com ※紙面を動画保存か。そういう手法もあるわけね。*なるへそ*
┣・「【南スーダン】のPKO派遣」に関しては、これまで任務を負担してこなかった
【日本】が負担してきた他国よりも立場の弱い位置にあることは容易に見て取れますし
情報収集という面でも劣り、優位な条件を導けないのも新参者によくある話です。
「寝返った者はまず最前線に立って忠義を示せ」というのは昔からの習わし ??
┗・『TPP』にしても他国が米大統領選を見守って中断している状況で推し進めようと
公言したりして、一体今の政権は何がしたいのか私にはよく分かりません。(苦)
先日の「所信表明演説」でのスタンディングオベーションなどまさに【北朝鮮】同じ
大した人材がいない与党に対して、今が絶好の攻め時でもあると思うのだけれど、
野党がそれ以上にだらしないからなぁ。次回選挙は【共産党】が議席数をまた伸すと
いうくらいしか思いつかないですね。(苦笑)