2016/06/09(木)<中国:大学入試で親子狂乱 巧妙化 カンニングには懲役7年>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓3コマ <中国:大学入試で親子狂乱 巧妙化 カンニングには懲役7年>
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毎年6月
お隣の【中国】では『大学受験』シーズンがちょうど終わったところ。
今年2016年
「940万人」が受験した【中国】大学入試で“親子狂乱”
年々巧妙化する『カンニング』には「懲役7年」が科せられるという-
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一発勝負
┣【中国】大学入試『高考』
◆顔認証も!まるでスパイ「ハイテク不正」対策
2016年6月7日
【中国・北京】
昨日2016年6月8日までに「約940万人」が受験した
中国全土一斉の大学入試
『高考』(ガオカオ)
赤地の白抜きの横断幕
『人大附中高考加油』を掲げながら後輩(?)が「大学入試ガンバレ」の声援を送る。
◇受験生 女子 ※母親連れ。三つ編み少女でした。
毎日勉強です。朝6時に起きて夜12時に寝て。
◇受験生の母親
良い大学に入れるかどうかで、その後の人生に大きな差が出るのです。
<【中国】の大学入試>
【日本】では進学希望の大学の入試にそれぞれ受験をして「合否」が決まるが、
【中国】では年1回の『高考』の結果のみで希望する全ての大学の「合否」を判定
・“良い大学が良い人生を決める”との考えが根強い中国社会にあって、
『高考』はまさに人生を賭けた一発勝負!
そんな一世一代の“大勝負”とあって、
【中国政府】も不正防止の対策を年々強化している-
◇政府関係者
どの試験会場も『電波遮断機』を使用しています。
途中でトイレに行く場合も『身体検査』します。
・デジタル機器の発達とともに『カンニング』も年々巧妙化している。
腕時計のガラスに液体モニターを組み込んだ物や、
メガネの柄の部分にICチップが内蔵された物。
さらには耳の穴にも入る超小型の無線イヤホン etc.
スパイさながらのIT機器も発見されていることから、
試験会場では受験生1人1人を『金属探知機』で丹念にチェックする。
◇受験生 男子
(チェックが)厳しいです。
受験票と身分証明書、両方が必要で-(苦)
また会場周辺では不審な電波をキャッチする『移動観測車両』が導入され
【中国政府】は
組織的に『カンニング』に関わった場合、
最高で「懲役7年」を科す法律を制定した。
さらに
【広東省】【湖北省】では
受験生が入れ替わる“替え玉受験”防止のため『指紋認証』と『顔認証』を導入。
中国メディアは「史上最も厳しい『高考』だ」と報じている。
・そんな熾烈な競争が繰り広げられる一方で、
今年2016年6月4日
「今年出題される高考の試験問題を販売」しようとした業者を中国当局が摘発。
◇逮捕された男
本当は(今年の)試験問題ではないです。
インターネットで探した問題です・・・ 。
【中国国営テレビ】
売られていた問題は全て偽物。日本円で500万円近くの利益を得ていたという。
・他にもまだまだある【中国】の“高考騒動”
スタジオで紹介する!
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【中国】大学入試『高考』
┣■親も必死
試験会場の外で
◆入試を見守る母親は・・・
・今年2016年の流行
『チャイナドレス』を身に付けて応援に駆け付けた。※まさに「験を担ぐ」ですね(笑)
◇受験生の母親
着るのは20年ぶり。とても恥ずかしい。結婚当時の物なので・・・
<理由>
『旗開得勝』
「幸先よく勝ちを収める」という意味の四字熟語に掛けて。
※『旗』という字が『チャイナドレス』を表す字。験を担いでいる。
「少しでも子のために・・・ 」という母親心は、万国どこでも変わらない。
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【中国】大学入試『高考』
┣■教育制度
・日中ともに教育課程はほとんど一緒!
義務教育 【中国】就学率 【日本】就学率
【小学校】 6年 約100% 約100%
【中学校】 3年 約100% 約100%
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【高等学校】3年 約88% 約97%
大学入試
『高考』“人生で最も重要なテスト”
【中国】受験率 【日本】受験率
『大学入試』 約30% 約50%
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◆【大学】に入れば・・・
最難関校
【北京大学】
こうした一流の大学へ入学できれば-
・一流企業への就職
・出身地に関係なく、出世できるチャンス
まさに“一発逆転”のチャンス!
「だからカンニングとかあるんですね」「日本以上の学歴社会ですね」
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【中国】大学入試
┣『高考』とは
◆大学入試
・今年2016年
940万人が受験した『高考』(【日本】の『センター試験』のようなもの)。
・年1回6月(2~3日間)
受験料:登録費400円+1科目420円
・【日本】のように各大学の『二次試験』はない。→ “一発勝負”!
・希望する大学 → 受験前に決めておく。受験の前に第三希望まで書いて提出。
試験の結果が分からないのに、
試験の出来が分からないのに志望校を出す
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◆良い大学に受かるために!
【清華大学】など
・大学の合格者定員 → 【省・自治区】毎に人数が割り振られている。
例.北海道から50人、東京から100人などという感じで
地域によって「倍率」「合格ライン」に差が生じる。
→ 少しでも合格ラインの低い地域に行きたいと思うため
「不正に戸籍を取得する」“高考移民”が急増している!
移動に自由がそもそも制限されている中国社会なのだが
危険を冒してでも移民しようとする者が後を絶たない。
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◆【政府】も「不正対策」
『替え玉受験』対策
【広東省】【湖北省】などでは『指紋認証』『顔認証』を導入。
事前に登録した情報と一致しないと受験できない。
『カンニング』対策
【中国政府】は
組織的にカンニングに関われば、最高で「懲役7年」を科す法律を制定。
<ハイテクなカンニング方法>
・腕時計のガラスや、消しゴムに液体モニターを組み込んだ物
・メガネの柄の部分にICチップが内蔵された物。
・耳の穴にも入る超小型の無線イヤホン。 etc.
<ローテクなカンニング対策方法>
・箱を被せて隣の席を見えないようにする。
・隣の席と机を5m以上離して並べる。 etc.
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・前夜に同TBS【NEWS23】でも取り上げられていたのですが、こちらの方が端的に
よくまとめられていましたので、こちらを選んでメモしました。(笑)【韓国】での
猛烈な“受験戦争”は割と良く報道されていますが、【中国】事情はほぼ初めての
ことでしたので覚えておこうかなと。どうやら日中韓3国共に教育課程そのものは
代わり映えしないようですね。ちなみに【ドイツ】は10歳の時に進学校/専門校
どちらを選ぶか親子で真剣に話し合いが行われているようです。私などそんなのも
いいかなと思うんですけどね。もちろん途中で考え方が変わって、編入できる形で
対応されてることを強く望みますが・・・
┣・思うのはこうした受験戦争にしろ、状況を知っている者と、そうでない者との間の
「情報格差」こそ問題だと思うんですよね。お金持ちは豊かな財力とそれに伴う人脈
などを駆使して、存分に活用しまくるわけじゃないですか? 一応【公立】でもさ
頑張ってはいますけど、質疑応答させると「しょーもない」「考え方が甘い」など
実感するでしょ? 先日市役所の各課を訪問して改めて痛感したんだけどさ(苦笑)
┣・18歳の選挙権にしろ「分からないから投票しない」とか言って無責任な投票こそ
良くないという空気を自ら作っている若者も多いようだけど、いつかは学んで覚え
なければならないことなのだから、後回しせずに、少しずつでも覚えていく努力は
すべきだと思うよ。既得権益者に有利な法改正が進められて、既得権益者らには
負担が被らないような『集団的自衛権』『海外派遣』などされかねないんだから。
「【自衛隊】に入らなければ」なんて甘い考えでいると、いつ「新しい判断で」などと
言われて連れて行かれかねないですよ。特に30代以下の若者達。しっかりしないと
┗・けれど、これらの『カンニング道具』って実際どれだけ役に立っているのかなぁ ??
「隣の席の試験用紙を盗み見る」以上に効率がいいとも思えないんだけどね。無線など
使ってやり取りするのも音などが漏れてやりづらいんだろうしさ。
道具を持っているという“安心感”なんでしょうね。不正行為だけど安心?(苦笑)