学歴だけでは測れないあっと驚く人生SP:3/3 「専門スギる大学」編
2016/06/03(金)<学歴だけでは測れないあっと驚く人生SP:3/3>
【所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!】
http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/index.html
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <学歴だけでは測れないあっと驚く人生SP:3/3>
┃ 「専門スギる大学」編
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入学したくなる!
┣■専門スギる大学
他にも色んな学歴がある!
◆専門性を身に付けるために行く大学
音楽大学/海洋大学/農業大学 etc.
・さらにもっと狭いジャンルに特化した
“専門スギる大学”があった!
◇所ジョージ MC
「風呂の栓 専門大学」 ※結構鋭い。(笑)
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◆誰もが手にしたことがある“アレを学ぶ”大学
「就職率100%」「日本でここだけ」「謎の【○○大学】」
・取材するのは
◇スギちゃん ピン芸人
【愛知県立尾西高校】卒業のスギちゃんだぜッ! 学帽を被り
いやぁ、この学生服もまた引き千切ってやってぜ。ウハハハ。※両袖無し
短ラン姿?
【兵庫県川西市】
閑静な住宅街の中にある“専門スギる”大学。
◇スギちゃん ピン芸人
こぢんまりとしてるけど、普通な感じですよねぇ・・・
・確かに見た目は特徴のない“普通”の大学
Q.一体何が専門スギるのか !?
A.
◇福島博 教授 ◇スギちゃん ピン芸人
そうですね。 “専門スギる”っていうのは相当専門な ??
非常に特殊なヤツやってます。 特殊なヤツやってんスか ??
・一体何が特殊なのか?
実際に教室を見せて貰うと-
案内された場所には見たこともない機械がズラリと規則正しく並べられていた。
大きな機械の前には、確かに机が置かれている。
機械にはハンドル、そしてペダルのようなものが付いている。顕微鏡みたいなのも
果たしてこの機械で行う授業とは !?
*キンコンカンコン!*
チャイムと共に学生達が教室の中へ押し寄せて来た。
全員が作業着姿。しかもエアキャップをしている。※その上に帽子も被っている。
◇福島博 教授 ◇スギちゃん ピン芸人
いや、 なんですか、
これから授業が始まります。 授業を受けるって格好じゃないですね。
エェ。 授業ッスか?
アレ?なんか持ってます。アレなんですか?
アレ、缶じゃないですか? 缶詰の缶ですね
ウン。 缶詰の缶と、蓋ですね!
そういうことなんですね。コレは
缶詰の缶に蓋を付ける機械ということで
そうです。ここはですね 宜しかったッスか?
【缶詰の大学】です。 エェー !? (驚)
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◆専門スギる大学とは
“缶詰のことを学ぶ学校”
【東洋食品工業短期大学】
缶詰会社の創業者:高崎達之介が1938年
優秀な缶詰技術者を育てるために【東洋缶詰専修学校】を設立。
1961年に
【東洋食品工業短期大学】として開学。
缶詰を始めとする、
“食品の包装技術”を専門に教える“日本唯一”の人気大学となった。
・1学年「約40人」。*少数精鋭*
1年生:主に缶詰を密封する仕組みを学ぶ。
◇スギちゃん ピン芸人
皆さん片手に缶を持ち、
「これを間違えると 真剣に話を聞いている。
密封度ありません!」 不思議ですよね~
◇スギちゃん ピン芸人
実際に缶詰を使って専門スギる授業を体験!
※空き缶にばらけた蓋を乗せてセット。機械のローラーを手動で回すと
ローラーが蓋を押していき、密封される仕組み。つなぎ目を押し当てる
回し終えると完璧にくっついている!
・実際の工場では「自動で蓋をする機械」が使われているのだが
ここではその仕組みを学ぶため、特注した手動式の機械を使っている。
※さんま缶の四角いヤツも同様にして蓋をしていました。こうやるのか。
◇スギちゃん ピン芸人
(自分が蓋をした缶詰を手にしながら)
出ました!この頑丈! よくやりましたね。上手いッスね。
いいと思いますよ。
◇福島博 教授
なんですか? ちょっ、ちょっといいですかね?
なんですか、教授。 ちょっとお借りします。
な、なんですか、教授。 ・・・ *ギコギコ*
嫉妬ですか !? エヘヘヘ。(笑)
・スギちゃんが密封した缶を金ノコギリで切り始めた。
◇スギちゃん ピン芸人 ◇福島博 教授
ちょっと教授、何やるんッスか? これも授業なんです。
授業なんですかぁ? ハイ。*ギコギコ*
・一体どういうことなのか ??
すると教授は缶の切れ端を顕微鏡の台へ-
◇スギちゃん ピン芸人 ◇福島博 教授
おわっ、なんだこりゃ !? この顕微鏡を使って-
・映し出されたのは缶の切れ端の「断面」。
そこへ何やら定規のような物をモニター画面に重ねた。
「巻締寸法測定スケール」
巻締検査用器具 | 斡旋販売品目 | 日本缶詰びん詰レトルト食品協会
・一体何をしているのか?
→ 実は缶の接合部分には様々な「寸法の規定」がある。
自分の缶が正しく蓋を締められたかどうか、細かスギる所までチェックするのも
大事な授業の一つになっている。
<1年生の時間割>
月曜日:化学Ⅰ 基礎英語Ⅰ 歴史学 補講
英会話Ⅰ
火曜日:法学 食品衛生学 日本語表現学 職員製造論
水曜日:食品容器概論 生物学 微生物学 補講
木曜日:就職支援講座 物理学 情報処理実習 数学Ⅰ
金曜日:密封機械実習 密封機械実習 健康スポーツ論 健康スポーツ実技
・月曜日から金曜日まで、朝9時から夕方5時までみっちりと受けて
「缶詰の仕組み」を学ぶ。
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◆2年生になると授業はさらに専門スギに!
・缶詰を「味」から全て考えて作るようになる。 ※これ面白そうだなぁ。(笑)
・それにしても
この大学を卒業したという学歴が、どう役に立つのか ??
◇福島博 教授 ◇スギちゃん ピン芸人
ここで資格が一杯取れますので- アー、凄いことですね!
そうですね。
・実はこの短大を卒業すれば
『食品衛生管理者』 『食品衛生監視員』
『缶詰品質管理主任技術者』 『缶詰殺菌管理主任技術者』
(一次試験免除) (一次試験免除)
『缶詰缶締主任技術者』 『密封評価技術者』
(キャツピング・ヒートシール)
『フードサイエンティスト』
食品に関する多くの資格が取れる!
※『食品衛生管理者』は
企業の食品加工施設ごとに1人いなければならない。
・こうした資格を持つ者は企業から“引っ張りだこ”だという。
それが「就職率100%」の秘密。
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◆スギちゃんに気になることが・・・
◇スギちゃん ピン芸人 ◇福島博 教授
コレが凄いですね! → ← コレは高圧と高温で
(缶詰を)殺菌する機械ですね。
本格的な工場並みなんですけれども アッ、コレはまさしくそうですね。
実際の工場でも使われている
『レトルト殺菌機』
3000万円~4000万円くらい。
他にも
『シーミングマシン』
約5000万円
『アセプティック飲料充填機』
約1億円
など実際に工場で使われている“高価な機械”の数々が並んでいる。
・と、いうことは-
◇スギちゃん ピン芸人 ◇福島博 教授
「学費」というのは 「学費」は
相当高くなりますかね? 逆に安いんです。
安い? 年間で・・・ 50万!
・資格が取れる上、これだけの設備があって
「学費」は一般的な私立大学の約半分!
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Q.一体なぜ、これほどの設備を揃えられるのか?
A.
◇福島博 教授 ◇スギちゃん ピン芸人
包装容器の会社なんですけれども ハイ。
まあその会社からの援助が結構あるんです。
・缶を製造している大企業からの寄付金を得て、
即戦力となる優秀な技術者を育てている。
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◆どんな人が、どんな思いを持って入学してくるのか?
◇スギちゃん ピン芸人 ◇女子学生 20歳前後
他の大学も受けてなの?
それともここだけ? いや、ここ一本です、私は。
エェ !? (驚)
ここの学校に入ったキッカケ
みたいなのは何 ?? えっと父が食品の工場で働いていて
それでなんか「いいなー」と思って
憧れで。(笑)
◇男子学生 20歳前後
美味しいパンは一杯あるわけです。
それを缶詰に出来ないことが
勿体ないなって思って-
◇男子学生 20代前半
出たッ! 僕あのぉ会社から来てるんですよ。
会社から来てる? ハイ!
・【食品加工メーカー】から派遣され、技術を学びに来る人達も実際多い。
◇スギちゃん ピン芸人 ◇男子学生 20代後半
その会社の工場長だったり偉い人が
ここの学校の出身なので、
幹部候補生ってことですよねぇ。 後々“出世したい”と思って-
まっ言っちゃえばそうなるんですけどね
スゲぇ! (苦笑)
・専門スギる大学
“缶詰大学”
そこは『オイシイ』モノが沢山詰まった大学だった !!
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・う~ん、疲れた。でもなかなか面白かったですね。。
┣・『缶詰』って奥深いですよね。完全密封することで臭いすら消え去るんですから。
また喩えは悪いですが、原発の廃棄物などもドラム缶にまずは密封ですからね。
日本の場合は大量の汚染水を巨大なタンクで密封させていますけど。(苦)
┣・最初から『缶詰』の仕事を選ぶというのも有りだと思います。食料品で無くなると
いうこともちょっと考えにくいものじゃないですか、缶詰って。その働き口さえ
確保できたならば、会社さえ無難な経営をしていたなら公務員以上の安定感かと。
┣・けれど、工場の作業ってどうしても単調になりがちだから、好奇心が強い人だと
いろんなものを閉じ込めちゃいそうでちょっと怖いかな?(苦笑)
┗・私も以前の職場が単調な作業が多かったので、よく考えごとをしてましたね。鼻歌も
眠気覚ましに歌っていたし。(笑) 長くやっていると無意識でもこなせちゃいます。
人間のセンサーって優秀だと思うわ。ホントに。(^^ゞ