相関関係は崩れる?
2016/03/15(火)<相関関係は崩れる?>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓NY証券取引所 <相関関係は崩れる?>
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q1.原油価格と株価の相関性が高いが、この関係はそう長くは続かない?
A1.
◇堀古英司 ホリコ・キャピタルマネジメント
ハイ。確かに最近その“準相関の関係”は続いておりますけれども・・・
※『WTI原油先物価格』と『S&P500』
ちょっとグラフをご覧頂きたいんですが、この準相関が始まったのがですね
2015年の初めからで、原油価格が50ドル近辺に行ってからなんですよね。
その前をご覧頂けると分かりますけれども、ほとんど相関関係はありません。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q2.その相関性が続かない理由は何なんでしょうか?
A2.
◇堀古英司 ホリコ・キャピタルマネジメント
ハイ。第一にですね『市場の原理』として、
「大きな市場が小さな市場に振り回される」ってことは本来ないはず。
もしそれが可能だったならば、大きな市場でまず空売りをしておいて
原油相場を潰して、大手の相場の方で下で買い戻して利益を上げるって
ことがいつまでも出来てしまうってわけですから、これは『市場原理』として
まず「おかしい」と言えるかと思います。
それから第二にですね、あの『歴史的』に経済と原油価格の相場の関係を
ご覧頂きたいんですけれども、ご覧になって分かるように、
「原油価格が高騰した後にGDPのマイナス成長が出ている」というのが分かる
かと思います。
※1992年、2001年、2008年、2009年、2011年、2014年に
原油価格が上がって実質GDPは下がっている。
ですので今はむしろですね「経済にとっては良い状況」ってことが言えます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q3.逆にそう考えると、今連動しているのはナゼですか?
A3.
◇堀古英司 ホリコ・キャピタルマネジメント
エェ、これは“時間差の問題”だと思うんですよね。
やはり原油価格が下落すると、資本の価値はやっぱり下落します。
これは資本というのは石油開発プロジェクトの価値であったり、
銀行がですね、エネルギー会社に貸し出していて、その担保が減るとか、
そういう資本の低下によるものだと思うので、これやはり瞬時に出てくる
ということで株価も影響を受けざるを得ないんですけれども、
その一方でメリットの方ですよね。メリットというのは瞬時に出てこなくて
ですね、時間をかなりおいて出てくる性質のものです。これメリットが一番
出てくるのは、やっぱりアメリカの個人であり消費者であるわけですけれども
これはもうじくじく効いてきてですね、ただ壮大なスケールでこれからメリット
上回るメリットになっていくはずですので、これは時間差を置いてですね、あの
メリットの方が大きく上回っていくと思います。
<「原油価格」の下落>
現在:資本価値を損ない、株価下落。
今後:原油安の効果で株価上昇へ。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・以上、ホリコさんの分かりやすい解説でしたー。
「大きな市場が小さな市場に振り回される」ってことは本来ないはず。
「原油価格が高騰した後にGDPのマイナス成長が出ている」というのが分かる
┗・「原油安」改善に向けて、いま一生懸命に動いてますけどね。イランが。。。(^^ゞ
今まで散々抑制されてきたんだものね。パッと発散したいやね。(笑)
「原油安」「円高」>?<「輸入食品」「食糧供給不足」
食糧備蓄で、いつ買い時なのか悩んでいる今日この頃。水産資源は獲れなくなった
ではなくて他国に取って変わられたが正解だろうし、小麦も実際のところどうなのか
ホント、よく掴めないんだよねー。とりあえずパスタは50kg以上あるんだけど。
(^^ゞ