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【アンゴラ】“世界一”と言われる「物価高」

2016/02/15(月)<【アンゴラ】“世界一”と言われる「物価高」>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/

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*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓エマージングトピックス
┃ <【アンゴラ】“世界一”と言われる「物価高」>
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  【アンゴラ共和国ルアンダ】から生電話
 ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所      ※随分と若い女性。
                       20代半ばでいきなりアフリカですか

  アフリカ
 【アンゴラ共和国
  人口:約2,400万人
  国土:日本の約3.3倍

 ・1975年に独立したから2002年まで「27年間」内戦が続いた。
  内戦終了後は「豊富な原油資源」で急速に発展した。

                  ※海岸沿いはかなり整備されている様子。

  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   日本人1人で歩くことはさすがに危険ですが、
   日常的に銃の発砲事件が頻発するような治安の悪い国ではありません。


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  <『サブサハラ』(サハラ砂漠以南)1人当たりGDP> (2014年/ドル)
                           ※出典:【IMF
    南アフリカ  6,354ドル
    アンゴラ   6,128ドル ※
    ナイジェリア 3,416ドル
    ケニア    1,461ドル
    カメルーン  1,427ドル
    エチオピア    548ドル
    タンザニア    768ドル


  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   1人当りのGDPは6千ドルを超え、
   『サブサハラ』地域49ヵ国で人口が1千万人を超える中では
   南アフリカに次いだ高い水準です。

matome.naver.jp


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 ◆高インフレで石油依存の脱却図る


 Q.街中の写真もすごい都会的でしたが、
   アフリカでは経済発展している国なんですね。

 A.
  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   ハイ。短期的には右肩上がりの経済ですが、GDPの85%を石油関連が占めて
   いる“超石油依存”状態のところもあり、「高インフレ」「物価高」に苦しんで
   います。

   国は「政策金利の引き上げ」や「産業の多角化」を推し進めてはいますが、
   原油価格の下落もあり“世界一”と言われる「物価高」が続いています。


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 Q.“世界一”の「物価高」に国内は苦しんでいるんですね。

 A.
  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   ハァイ。私は駐在員になって1年ほどですが、物価の高さには驚いています。


   <【アンゴラ】の物価>

    病院(初診)  :約3万5,000円  ※「風邪」の場合で
    カレーライス  :  約4,000円  ※レストランでの価格
    キャベツ(1玉):  約1,200円
    キットカット  :  約1,200円


  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   “輸入依存の高さ”から食品は常に品薄・高価格状態で、今では
   スーパーからニンジンや砂糖が消えています。


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 Q.そこまで「物価高」なのは他の石油依存の国とは何か違いがあるからですか?

 A.
  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   ハァイ。「物価高」は内戦終了後の復興?ラッシュで海外から労働者が殺到し
   「住居費」が高騰したことから始まりました。

   さらに石油価格が下落し、外貨不足になった影響で輸入が規制されているのも
   影響しています。


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 Q.その【アンゴラ】で、日本企業は何か具体的な動きはあるのでしょうか?

 A.
  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   現在【アンゴラ】では日本車が人気で、国内シェアもスズキがTOP。
   トヨタも人気ですが、国の成熟度も低く、日本企業の進出はこれからといった
   ところです。


   <【アンゴラ】での『自動車』シェア>

     スズキ 19%  ※首位。
     トヨタ 14%   とはいえ日本勢が飛び抜けているわけではなさそう。
     現代  12%
     起亜  10%
     ルノー  8%


  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   弊社【丸紅】では内戦前の基幹産業である「繊維工場」の復興企業として
   2009年に日本企業初の大規模工事案件を【アンゴラ政府】に委託されて
   指導しました。

   しかし、現在【アンゴラ】に駐在員を派遣している日本企業はまだ約7社で、
   女性の日本企業の駐在員は現在私1人だけというのが現状です。

   ビジネスチャンスの気運が高まる今、国の法整備や財政などがクリーンになれば
   もっと多くの日本企業が進出するのではと期待しています。


   <【アンゴラ】に駐在員がいる日本企業>

    丸紅、住友商事コマツ豊田通商、その他 計7社

ルアンダ/アンゴラ共和国 | 【コラム】世界の街から | 丸紅コラム | 丸紅株式会社

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  ◇佐々木明子 MC
   そうですか。稲垣さん、本当に頑張って下さいね。気をつけて。(笑)
   本当にありがとうございました。


  ◇稲垣美奈 丸紅 ルアンダ出張所
   ハイ。ありがとうございましたー。 ※受け答えが非常に若々しかった。(笑)

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・私の記憶が確かならば『アベノミクス』発動前に資源にいち早く着目していたのは
  日本の商社で【丸紅】だったかと思うのですが(食糧の方だったかな?)同社では
  若手に大きな案件を託しているような、非常に若々しい社内・社風に感じました。
  今でもそれに変わりはないようです。【住友商事】などでもチリ銅山に新人女性を
  派遣していましたけれど今はどうしてますかね? あちらは思いっきり採算割れの
  憂き目に遭っているようですが・・・ まあ何にせよ、女性でもこうして海外で活躍が
  出来る時代になっていることを改めて実感させられた次第です。

┣・GDPで上位を占めているのは喜ばしいことではあるのでしょうが、1位となった
  南アフリカではかなりヤバめの財政危機に陥っている様子。結局のところ身の丈に
  合った・バランスを保ちながらやらないと国・政権は傾いてしまうということです。

┗・我が日本は安易にバランスを取ろうと『GPIF』の積立金を株式市場へ投資する
  という“博打”に打って出ました。ある意味“汚い”手を打ちながら増やしていける
  だろうと踏んだのでしょうが、どの世界にも“上には上がいる”もの。結局最後は
  根こそぎ持って行かれそうな気がして私はなりません。(苦) 「賭け事」の基本は
  “ヒットアンドウェイ”儲けが出たら長居せず、一旦引き戻る。そして静観・様子見
  また儲けられそうな局面まで待ち続けることです。そんな賭場につまらない規制を
  掛けて身軽に動けないような状態で何十兆円も張るだなんて、*最悪*じゃないですか
  笑ってごまかせるような状況じゃねぇんだぞ、ヽ(*`Д´)ノ *ゴルァ!*