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シリア難民で揺れるアメリカ

2016/01/18(月)<シリア難民で揺れるアメリカ>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓NY特集  <シリア難民で揺れるアメリカ>
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         シリアの内戦が生んだ多くの“難民”

   オバマ大統領と野党・共和党が“難民の受け入れ”を巡って対立している


       希望を抱えてアメリカにやって来たシリア難民に

      今のアメリカの姿はどのように映っているのだろうか?

 

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┣■米【デトロイト】復活の裏に“難民受け入れ”


  米ミシガン州
 【デトロイト
  かつて自動車産業の中心地だったが、街の経済は長い間停滞してきた。

  多くの労働者が働いていた工場は荒れ放題。今は見る影もない・・・


  <【デトロイト】の人口>

    1950年代 185万人
    2012年   70万人 ※自動車産業の衰退や治安の悪化などから
                人口はピーク時の半分以下にまで減少した。


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 ◆街を復興させるために取り組んだのが
  「移民や難民を積極的に受け入れる」ことだった。


 ・郊外の商店にはアラビア語の看板が掲げられている。


  NGO
 【ウェルカムミシガン】
 ◇担当者 40代前半の女性
  ここに並ぶ店は全て、移民や難民の人達が経営しています。


  【ミシガン州
   シリアやイラクから年間4,000人の難民を受け入れており
   これにより街の賑わいも戻りつつあるという。

 ◇担当者 40代前半の女性
  ここ10年で移民や難民を多く受け入れました。
  それによって税収も増え、消費も伸びました。

 

www.newsweekjapan.jp

 

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┣■「国民の安全確保」 強まる難民受け入れ反対


  去年2015年11月
 『パリ同時多発テロ
  この事件をきっかけに全米50州の内、半数以上の知事が
  「シリア難民受け入れ」に反対を表明した。

 ・中でも最も早く反対表明をしたのが
  【ミシガン州】だった。

  ◇ゲリー・グレン ミシガン州議会議員 共和党
   難民の受け入れが【ISISイスラム国などテロリストの侵入の利用されます。
   政府にとって最重要の仕事は「国民の安全確保」です。
   残酷な話ですがその基本に立ち返るべきです。

 

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┣■変わる難民への視線 “希望”と“不安”の行方・・・


 【デトロイト近郊】
 ◇イスマエル・バシャさん 会社経営者
  デトロイトの「難民受け入れ政策」によって移住した元シリア難民。

  1983年にアメリカへ。当時の所持金は僅か2,500ドルだった。


  「ここで自動洗車機の看板を制作しています」

  大学で学んだエンジニアの技術を生かして立ち上げたのが「洗車に関連した会社」。
  車を洗う時に使う部品や洗車機の店舗の看板などを作っている。

  洗車機の看板制作で全米でシェア1位を獲得。
  年商 約1,500万ドル(約18億円)の会社へと成長させた。


  「この男性は入社したばかりのシリア難民です」 ※20代半ばの男性

  社員50人の内、7人がシリアからの難民だという。

   ◇20代半ばの男性 シリア難民
    いつか医者になりたいので、大学で勉強を続けたいと思います。
    アメリカなら一生懸命働けば夢を叶えることが出来ます。


  難民にとってアメリカは「夢と希望に満ちた国」。


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 ◆しかし最近、ある変化が・・・


 ◇イスマエル・バシャさん 会社経営者
  最近になって我々の顧客に「あの会社はテロリストを雇っている」とか
  「テロリストを援助している」などと電話する嫌がらせが増えています。


 ・デトロイトへやって来たばかりのシリア難民のサポートも行っている。


 ◇イスマエル・バシャさん 会社経営者
  アメリカに着いたばかりのシリア難民の若者に会いに行きます。


 ・幼い子が2人居る若い夫婦だった。

  アパートの紹介や家具を提供するなどし、同胞の生活を温かく見守っている。

  しかし難民は自ら生活を成り立たせなければならない。


 ◇イスマエル・バシャさん 会社経営者
  彼は明日からウチの会社で働きます。


 ・若い夫婦はこの日、中東からの難民のために開かれている英語教室へ参加。
  約15人の難民が新たな生活をスムーズに切れるように勉強をしていた。

  ◇若い夫婦 夫 30歳前後
   私にとって最初の目標は英語を話せるようになることです。
   アメリカで働くことも子供を学校に通わせることもできます。


 ・しかし、難民とテロリストを同一視するかのような最近の報道に
  若い家族は不安に感じている。


 ◇イスマエル・バシャさん 会社経営者
  去年2015年11月、閉鎖された小学校を難民向けのコミュニティセンターにしようと
  開設を計画したが、地元自治体から反対され計画は中止になった。

  難民に対する空気は明らかに変わってきている・・・


  「アメリカは難民を受け入れ発展した国。
   難民はこの国に大きく貢献してます。」


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 ◆大統領選挙でも重要な争点となる「難民の受け入れ」問題


 ・難民達は大統領候補がこの問題にどのような判断を示そうとしているのか
  注意深く見つめている。

 

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┗■スタジオにて


 ◆「シリア難民の受け入れ」に関して

  共和党 大統領選候補で現在トップ
 ◇ドナルド・トランプ
  「自分が勝ったら彼らを追い返す!」と過激な発言をしている。


 ・オバマ大統領は「難民受け入れ」に積極的だが、
  選挙の結果次第で、アメリカのこの方針も大きく変わる可能性がある。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・破綻都市【デトロイト】が、移民・難民を受け入れて回復してきたというのは
  初耳ですね。もう10年も前から年4千人ずつ。3万人ほどはそうした方々で、
  また彼らを通じて同胞もこの地へ通ってくるでしょうからね。それでも
  100万人を割った都市がかつての勢いを取り戻せるとは思えないけど。
  破綻都市から通常都市へ、正常化へ戻る過程なのでしょうね、きっと。


┗・パフォーマー・トランプ氏が「追い返す!」などと吠えているようですが、今件に
  関して言えば、第二次世界大戦時での日系人が財産を没収され収容所へ強制収監。
  さらには戦場の最前線に送られるなどして、後に日系3世ら孫の世代が世に訴えて
  レーガン大統領直々に謝罪の言葉を述べさせた経緯があるので、あれほどまでには
  ならないとは思いますけど、結局人間の中には保守的本能にがんじがらめになって
  いる輩がいるので、本当の意味での共存って難しいんでしょうね。まっ結局の所は
  テロ行為自体が諸悪の根源なんですけどね。ピンポイントで攻撃しない・できない
  ところが弱者たる所以なわけで・・・ 嫌な話になりますね、ホントに。(悲)

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