2016/01/06(水)<普及進むLEDで蛍光灯消える? 意外に必要 メーカー語る実力>
【Nスタ】 http://www.tbs.co.jp/n-st/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓3コマ <普及進むLEDで蛍光灯消える? 意外に必要 メーカー語る実力>
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◇堀尾正明 MC
昔、反応の鈍い人間は『蛍光灯』なんていう風に言ってましたけど、
この人は鋭いですもんね! シルビアさん。
◇加藤シルビア キャスター
『LED』のような人生を送りたいと思います。 *一同大笑*
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┣■『LED』に換えて!
◆政府の方針で普及進む『LED』で『蛍光灯』無くなる?
・いえ・・・ 意外に必要。メーカーが語る『蛍光灯』の実力とは !?
【東京スカイツリー】
ライトアップされたトリコロールの明かりを照らしているのは全て『LED照明』。
『LED照明』
「電気代が安く」「長持ちする」のが売り。
「屋内の明かり」に「町のイルミネーション」にと急速に普及している。
2016年1月4日
【自民党本部】
「LED点灯式」が行われ、党本部内の明かりも全て『LED』に交換された。
・政府は来年度2017年から「照明機器の省エネ推進」を発表。
『蛍光灯』や『白熱灯』は今後『LED』並のエネルギー効率に達しないと
製造できなくなる可能性を示唆した。
長年、私達の暮らしを支えてきた『蛍光灯』が無くなる !?
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◆市民の声は・・・
◇20代前半のサラリーマン
『LED』は高いッスね。(苦笑)
◇20代前半の女性
ちょっと嫌です。(苦笑) (『蛍光灯』に)馴染みがあるから。(笑)
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┣■『蛍光灯』にしかいない性能
茨城県桜川市
【岩瀬プリンス電機】
『LED』が普及する中、月に約40万本の蛍光灯を生産している。
ライバルが次々と『LED』生産に切り替える中、『蛍光灯』にこだわっている。
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Q.『蛍光灯』にこだわる理由
A.
◇島秀治 社長 岩瀬プリンス電気
長い間親しまれてきた明かりですから、皆さん非常にこう“優しさ”を感じる
照明・・・
・そこで『蛍光灯』の明かりを守ろうと社運を懸けた新商品を開発。
『LED』に負けない『省エネ型の蛍光灯』を開発した。
「消費電力」も「寿命」もLEDとほぼ同じ。
◇担当者
『蛍光灯』というもので世の中にこれから打って出ようと思っております。
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東京都中野区
【まっかちん】
熱帯魚を販売しているこの店では、水槽の照明は『蛍光灯』を使用している。
9割の水槽でまだ『蛍光灯』を使っているという。
◇店主
ランニングコストは『LED』の方がいいかも知れないが
やはりこの“柔らかい光”とか、光の調節“温かい光”が出てるかなと思います。
また(『LED』は)植物の育成ですとか、サンゴの育成には足りない部分がある
場合があります。“成長に必要な波長”が出ていたりとかいうメリットは
『蛍光灯』にはありますね。
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┣■“優しさ”感じる『蛍光灯』意外に必要
◆店先から食卓まで「白く明るく60年」
『蛍光灯』
1950年~1960年代にかけて家庭に普及。 ※日本初の蛍光ランプ
・当時の宣伝文句
「『電球』と同じ明るさで、電力は約3分の1」というのが売りだった。
※今の『LED』と似ている。
また受け入れられた要因の1つには「和室に合う照明器具」だったこと。
・2005年
出荷数3分の2が『蛍光灯』
・しかし【欧米】の家庭では
明るすぎて“不人気”だった。
◇加藤シルビア キャスター
実際、私もヨーロッパのポーランドでは家の中で『蛍光灯』を見たことないです。
公共の場所でしか使われていないのですが、日本では家庭で人気だということ
なんです。
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◆明るさ「60W」で比較
『白熱電球』 『蛍光灯(電球型)』 『LED電球』
価格 約100円 約500円 約1500円
寿命 約1千時間 約1万時間 約4万時間
電気代 約2800円 約570円 約380円
(1年間)
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『LED照明』
2012年度
・普及率 9%
【総務省】
2030年度には『LED』など高性能照明の普及率を「ほぼ100%」にする計画
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◆『LED』よりも『蛍光灯』
・植物の栽培
『LED』よりも『蛍光灯』の方が「紫外線の量を調節できる」。
それぞれの植物にあった紫外線の量がある。調節して当てることによって
“より丈夫な植物が育つ”。
・食品をより美味しく見せる
「自然光に近い光」を出すことができる。
「色味・コントラストを強調する光」が出せる。
『蛍光灯』の方が微妙なコントロールが可能。
・照らす範囲
『蛍光灯』360度 :全ての方向を照らせる
『LED』120度 :一つの方向にしか照らせない
・『補虫器』に必要
『蛍光灯』の出す紫外線に虫が集まる。
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◆『白熱電球』も必要
・雪国の『信号機』
『LED』は発熱しないので表面に付いた“雪が溶けない”。
→ 既に対策として
『フラット型信号機』
雪を積もらせなければ良いという発想から
平版にして、信号部分を斜め下に向けて雪が掛からないようにしたもの。
雪国では段々普及してきているという。
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◇飯田泰之 准教授 明治大学政治経済学部
『LED』に移ってきた一つの理由は「ランニングコストの低さ」なんですけれども
なかなか『LED』普及が進まない理由として「借家」に住まわれている方は
「30年保ちます」と言われたところで「そんな頃まで住んでいない」と思うと
ちょうどやはり『蛍光灯』は今でも有力なオプションなんですよね。
政府は「蛍光灯を無くす」と言っているのではなくて、
「ランニングコストの低いものだけ」を普及させると言っているので
先程出てきた新型の蛍光灯が増えると、むしろ蛍光灯の方が主流になることも
有り得るかも知れない。
『最新型の蛍光灯』
価格 約1000~2000円
寿命 約3万時間(約10年)
電気代 提示されず ※約400円~570円 ??
◇堀尾正明 MC
価格は『LED』とそんなに変わらない。
◇飯田泰之 准教授 明治大学政治経済学部
出来たてで同じくらいだってことは、『LED』昔4千円くらいしましたよね。
段々安くなってくるとは思いますけどね・・・
◇堀尾正明 MC
でも正確に『LED』が
本当に「ランニングコストが安い」ってまだ確かめたことがないでしょう?
◇山内あゆ キャスター
まだ「実感できてない」のと、あと「明るさ」と「サイズ」について
未だに電気屋さんで聞かないと上手く買えません。(困顔)
◇堀尾正明 MC
・・・ ダメですねぇ。 そうですねぇ・・・
まぁコッチ『新型の蛍光灯』について興味を持ちますね。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・過去に『LED照明』が出た時に散々報道されていたものですが、その後の経過と
してメモに残してみました。私も引っ越しをした際に、蛍光灯は全部『LED』に
換えたわけですが、良い点・悪い点は確かに実感してますね。
<良い点>
・確かに電気代は若干安くなっている。
・白色、黄色の切り替え/強弱が簡単。その日の雰囲気で変える楽しみができた。
・平面なので掃除が楽(というかせずに済む)。
・ぶつけて「割る」という危険が無い。
<悪い点>
・真下はものすごく明るいが、部屋の隅に行くほど明かりが弱くなるのを実感。
10~12畳などリビングでは6畳タイプを2器設置した方が良かったみたい。
・パナソニック製のセンサー感知は告知ほどスムーズでなく・また優れていない。
┣・あとは気になるのは◇堀尾正明 MCが最後に述べた
「寿命」ランニングコストの精度ですよね。本当に4万時間も保つのだろうか ??
これ保たなかったら「偽りあり」としてメーカーを訴えられる? 大量の訴訟から
メーカーは倒産? なんてことが起らないとも限らない・・・ ?
┗・植物・生物に関するものでは、『イカ釣り漁船』でLED照明が代用できないものか
散々実証実験してましたね。アレ、その後どうなったのでしょうか? 結局ダメだと
なれば、一気に“LED神話”は崩れていきそうな気がします。
所詮は“デコレイション”に過ぎない、なんてね。(苦笑)