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大災害での判断 災害救助の優先順位は?

2015/12/27(日)<大災害での判断 災害救助の優先順位は?>
真相報道バンキシャ!】 http://www.ntv.co.jp/bankisha/index.html

www.ntv.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓ニッポン人は頑張ったSP <大災害での判断 災害救助の優先順位は?>
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      今年2015年9月、大規模な水害をもたらした鬼怒川の決壊

  茨城県では9千棟以上の家屋が壊れたり・浸水したりする甚大な被害となった。


        最前線で救助に当たった陸上自衛隊のこの5人

     助けが要る人が沢山いる中で、誰を優先して救助すべきなのか?


        大災害の中で求められた“冷静な判断”とは ??

 

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┣■大災害での判断


  今年2015年9月10日
 『関東・東北豪雨』

  平成27年9月関東・東北豪雨 - Wikipedia

  ※“線状降水帯”が発生。関東地方北部から東北地方南部を中心として

   24時間雨量が300mm以上の豪雨とそれに伴う大規模な被害をもたらした。

  平成27年9月関東・東北豪雨

  Wx Files Vol.32 9月8日〜10日の台風18号に伴う大雨について/2015.09.11


 【茨城県常総市
  一帯は冠水し、勢い良く流れる濁流が民家を直撃する!

photo.kahoku.co.jp

  ◇取材ヘリ・記者
   こちら電柱の脇に救助を待っている人の様子が見えます。

 ・流れてきた木片に乗り、電柱で体を支える男性。

  そこに自衛隊のヘリが到着。ヘリを見上げる男性。


  しかし、自衛隊のヘリは男性を救助せずにその場を離れてしまった!

      ※呆然と見上げている男性。


  そのヘリが向かったのは瓦屋根の茶色い家。

  ◇取材ヘリ・記者
   今、引き上げ作業が行われました。
   民家に取り残されていた男性が救助隊によって今救出されています。


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 ◆電柱の男性ではなく、茶色い家の住人を先に救助したのはなぜなのか?


 ・その判断の過程を詳細に取材。この時、自衛隊が機内で撮影していた映像を入手。
  救助の全容が明らかになった!

 

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┣■『ヘリ救助』の優先順位


  先月2015年11月19日
 【陸上自衛隊北宇都宮駐屯地
  鬼怒川が決壊した時に救助に向かったヘリ隊
 『第12ヘリコプター隊・第1飛行隊』

  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   見た目そのぉ「市街地」なのか「田んぼ」なのかすらも分からない、
   その一面“冠水してる”と言いますかね、そういった状況が眼下に広がってきた
   ようなところであります。


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 ◆現場へ向かうヘリの中から撮影した外の様子が映し出される。

  今年2015年9月10日午後2時頃
 ・鬼怒川が決壊した地点に近づくと、濁流に家や車が流されていた。※川の中そのもの


  「犬を抱き、屋根の上に上る男女」※夫婦? “奇跡の白い家”がその流された家を
                        受け止めていた。

  「ベランダから手を振る家族」  ※奇跡の白い家。あんな波打つような濁流の中で
                   ビクともしていない様子がハッキリと判る(驚)

  「電柱に捕まっている男性」   ※2本の電柱の間に引っ掛かった様な流木の上に
                   ピョコンと乗っかっているだけ。電柱に捕まる
                   箇所は見受けられない。ツルツルとした柱。

  「1階部分を濁流が襲う瓦屋根の家」※もう崩れそう。外の物置に流木などが溜まり
                    それが家屋を支えているようなヤバイ状況。


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 Q.どのように「救助の優先順位」を決めたのか?

 A.
  ◆あの時、どんな会話が機内で交わされていたのか ??

  ・ヘリに乗っていた隊員達の詳細な証言を元に、
   救助に使用されたものと同型のヘリを使って機内のやりとりを再現VTRにした。


  2015年9月10日
 【常総市・上空】

  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   その辺に人が流されていてもおかしくないからな。よく見ておいてくれ!

  ◇隊員達
   了解ッ!


  ・当時この救助ヘリには、

  『第12ヘリコプター隊・第1飛行隊』
   計7名。救助作業隊員は機上整備員でもある。

   「松下 機長 」  「石井 救助作業隊員」「菅 救助作業隊員」
  前                                    後
   「堀 副操縦士 」 「野口 救助作業隊員」「撮影担当 広報」「撮影担当 広報」


  ・予め隊員達には別のヘリから「電柱に捕まっている男性」の情報が伝えられていた

   その男性を最初に見つけたのは、


  ◇石井 救助作業隊員
   「電柱の男性」ってあの人のことですかね?

  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   どこだぁ?


   機長の後ろに座る機上整備員が最初に「電柱に捕まっている男性」を発見した。


  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   確認。手を振っているな。 足場は確保しているようにみえるけど、どうかな?

  ◇石井 救助作業隊員
   “何かに”乗っているように見えますね。


  ・そして別の隊員も取り残されている人を発見する。

  ◇菅 救助作業隊員
   「茶色い家」のベランダに“黄色いタオル”を振っている子供が見えます。
    ※「1階部分を濁流が襲う瓦屋根の家」

   黄色いタオルを振っている男の子を見つけ、報告した隊員。 ※ヘリから撮影した
                                写真には3人写る

   他に多くの救助を求める人達の姿が確認され、隊員から報告が挙がる。
   「ベランダから手を振る家族」※奇跡の白い家
   「犬を抱き、屋根の上に上る男女」※夫婦?


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  ◆救助の鉄則


  ・『ヘリ救助の鉄則』は見つけた人から救助をするのではなく、

   まず現場の全体像を把握すること。→ その上で救助の「優先順位」を判断する!


  ・この時、ある隊員の報告が、機長の“判断のヒント”になった。

   それは「電柱に捕まっている男性」を見つけた時のことだった。


  ◇石井 救助作業隊員
   “水深は浅い”と思われます。流れもそんなに速くないように見えます。

   隊員が乗っていたのは、機長からは死角となる後方右側。
   窓から身を乗り出し、真下の状況が見えていた。

   この隊員が注目したのは、電柱の男性のすぐ近くに建っていた「白い家」
   家のドアや外壁はあまり水に浸かっていないように見える。


  ◇石井大樹 二曹 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   周囲の「白い家」が次に見えたんですけれども、その基礎(が見えていた)
   浸かっている水の高さと比べまして、水深の状況は恐らく「膝程度」であろうと。

  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   操縦士はほどんと“前しか見えません”し、より周りが見やすいのは
   窓を開けている整備員の方であったり、樹木が見やすいのは整備員であったりとか
   そこから情報をもらっていると。


  ・後方に乗っている隊員からの報告が、救助の「優先順位の決め手」となっていた。


  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   「電柱の男性」どう?

  ◇石井大樹 二曹 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   ハイ。まだ大丈夫だと思います。 どっちから救助をしますか?


   各隊員から挙がってきた報告を受けて、機長が決断をする。


  ◇松下保也 機長 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   「茶色い家」からやろうか。
    ※「1階部分を濁流が襲う瓦屋根の家」

  ◇石井大樹 二曹 陸上自衛隊・第12ヘリ隊
   (濁流が)直接当たっていますね。
   1階の柱も折れています。

  ◇堀 副操縦士
   危ないですね。


  ・そして救助が始まった!

   当時実際に機内から撮影された映像が紹介される。※提供:【陸上自衛隊


   ホイストと呼ばれる救助用のケーブルを素早く体に取り付ける隊員。

   ヘリから真下を覗き、着地する位置を確認する。

   そしてホイストが下ろされ、吊された隊員がゆっくりと家に近づく。※真下は濁流
   この間には濁流が家を直撃している。              ※凄い迫力!

   2階ベランダに到着。隊員に駆け寄る家族達。
   その手には“黄色いタオル”が握られているのが上空からも見える。

   隊員に抱きかかえられ、上がってきたのはあの救助を求めていた男の子だった。


   ◇救助作業隊員   ◇石井 救助作業隊員   ◇男の子
    大丈夫だった?   大丈夫?        *コクリ* ※頷くだけだった。
                                まあ怖かったよね
                                自分が最初だし。

   その後も何度か降下を続け、男の子を含め・家族4人が無事救助をされた。


  ・その約10分後、

   ◇取材ヘリ・記者
    今、家が流されています。
    かなり大きい「2階建ての民家」が今、水に流されております。

   流されたのはあの“黄色いタオル”の少年が居た家だった。
                     ※「1階部分を濁流が襲う瓦屋根の家」

   ※「電柱の男性」「奇跡の白い家」の左側を水に浸かった木箱のように
    軽やかに流されている。そのくらいの濁流・水深。まさに間一髪の救助だった。


  ・その後「電柱の男性」も機長が要請した別のヘリにより無事救出。

   緊迫した状況でも全体を把握し「優先順位」を決めることで最善の救助に繋がった

 

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┗■災害から3ヵ月・・・


  今月2015年12月4日
 【茨城県常総市

 ・最初に救助したあの「茶色い家」は約170m先まで流されていた。

  救出された男の子とその家族は、家を借りて新しい生活を始めていた。


  ◇渡邊涼翔くん(9) ヘリ隊に救助された
   (お母さんが)
   「これ(黄色いタオル)を振れば助けに来てくれるかもしれないから」って。


 Q.どれくらいの時間だったか覚えていますか?

 A.
  ◇渡邊涼翔くん(9) ヘリ隊に救助された
   “1時間”くらい(振っていた)。

   ベランダの前の方に(自衛隊のヘリが)向かってきて気づいてくれた。
   助かったって。(苦笑)

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・結構いい話だったんだけど、特番ゆえかコメントもなくそのままスルーされちゃった
  国民の安全を守ってくれる【自衛隊】の方々をなんだと思っているんだ。ヘリまで
  借りて撮影しているのに。(苦) こういう話こそコメントを付けないといけません。
  この辺りが所詮は視聴率・バラエティー・国民煩悩化計画発動?と揶揄される日テレ
  なんだよね。(爆) 陸上自衛隊は【関東軍】での猛省を活かして良くなっている様に
  思えますね。海上自衛隊は密室ゆえかイジメが横行して奢りが伺えるけどね。(苦笑)


┣・鬼怒川の土手が決壊した原因として『大型太陽光発電』設置による“土手崩し”が
  指摘されていますが、つい先日に【中国広東省深セン市】での土砂崩れと似たような
  「官民癒着・監督不行届」ですよね。【茨城県常総市】では9千棟が損害を被った
  わけですからね。賠償金1棟5千万円としても4500億円ッスよ。これだけでも
  【常総市】経営破綻・デトロイト化、*バキュン!* どーするのかね、メディアは
  ほとんど触れなくなったけどさ・・・

┣・「災害は起った時よりその後のフォロー」が肝要です。そこに懐の大きさが伺えます

┣・『従軍慰安婦問題』では20億円の損害賠償要求を半額の10億円で済ませたという
  評価を受けるかもしれませんけど、韓国のみならず中国や台湾、インドネシア等でも
  行われたわけですからね。韓国1国ばかりで「これで解決した」と済ませるのならば
  私は日本の国際的な地位は落ちたと考えます。【日本政府】として認めたのであれば
  韓国のみならず大東亜戦争時の全ての地域に対して改めて宣言すべきです。お詫び金
  なども各国にね。情報伝達が発達した今、改めて【日本政府】として謝罪することで
  経済大国として各地域への助言・アドバイスなども生きると思う。1国10億円だと
  したって1000億円も要さないはず。新国立競技場よりも安い話じゃないですか。

┗・スポーツや芸能もいいけれど、そろそろNEWSと分別した報道に戻して欲しいですね。
  テレビ離れは恐らくこの「ゴッチャ混ぜ・くだらなさ」からだと思いますので。
  まともなスポンサーならば広告出すのは止めると思うんですけどね。(苦笑)