ジャンク債市場 流動性低下に注目
2015/12/15(火)<ジャンク債市場 流動性低下に注目>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓日刊モーサテジャーナル <ジャンク債市場 流動性低下に注目>
┃ MORNING SATELLITE JOURNAL
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┣【ウォール・ストリート・ジャーナル】
The Liquidity Trap Spooking Bond Funds
◆債券ファンドを恐れさせている流動性の罠
・引き続きジャンク債市場の動向に注目。
「次に資金の引き出し停止に追い込まれるファンドはどこか?」と市場参加者は
戦々恐々としていると報じている。
・とりわけ注目すべきは、債権取り引きにおける「流動性の問題」で、
ジャンク債に売り圧力が強まる中、社債は株と違って流動性が低く、
売りたくても売れなくなるという懸念が高まっている。
また資金調達のために比較的買い手がつきやすい・格付けの高い社債にまで売りが
波及している模様。
◇投資家
「問題は大手銀行が不在だということだ」と指摘。
金融危機以降の「規制強化」を受け、大手銀行が債権トレード部門を削減、
これが流動性の更なる低下を招いているとしている。
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┗■スタジオにて
◇吉利晃 現役債券ディーラー JPモルガン証券 ※欧米金融にも精通
規制が強くなることによって、銀行にしても証券会社にしても在庫を持てない状況
になると。そうすると「この値段で売ります」という人と「この値段で買います」
という人とを繋ぐ役をしている債券リーダーがいるわけですけど「仲介役」がいる
わけですけれども、それがいなくなることによって仲介できなくなっちゃっている
状況だと思うんですよね。
◇佐々木明子 MC
なるほど。それはまぁリーマン・ショックの教訓で規制が強まっているという背景が
ありますけれども・・・
◇吉利晃 現役債券ディーラー JPモルガン証券 ※欧米金融にも精通
そう、、「強すぎる規制」っていうのは逆に次の危機をリクイディティ・トラップで
呼んでしまうっていう可能性を出してしまう。
※リクイディティ・トラップ liquidity trap
「流動性の罠」とは、
利子率がゼロ近くまで下落すると投機的需要が無限に大きくなる、という現象。
流動性のわな
利子率がほとんどゼロ近くまで下落すると、貨幣保有のコスト(もらえたはずの
利息)もゼロになります。すると、人々は資産を債券ではなく、すべて貨幣で保有
しようとするので、投機的需要が無限に大きくなります。
利子率が1%まで下がったところで「流動性の罠」にはまっています。この状態で
貨幣供給量を増やしても、投機的需要が増えるだけで、金利水準は低下しません。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・紙幣自体文字通り単なる「紙」なわけですけれど、皆が共通認識する価値観によって
その存在が成り立っているわけで・・・ というのは少し深く読み過ぎた話か。(苦笑)
┣・確かに私も預貯金を分散保有しようとは考えても、利子率が余りにも低すぎて預金の
まま保有し続けてますね。「円」の価値下落はかなり怖いのですが、それ以上に今は
債券など信用できません。「金」にしても当面上がるどころかまだ下がりそうだし。
┗・来年は資産運用の勉強も兼ねて少しトライしてみるつもりでおりますが、本当に嫌な
話題ばかり続きますね。まぁその方が真実味があって信頼はできそうなのですけど。
(苦笑)