2015/11/11(水)<中小融資 保証見直し>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓日経朝特急 <中小融資 保証見直し>
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◆企業の成長段階でメリハリ ベンチャーは手厚く
【経済産業省】は中小企業の融資が焦げ付いた場合に国などが肩代わりする
『信用保証制度』を見直す。
原則として債務の80%を保証しているが、創業から時間が経って経営が安定した
企業の保証率を引き下げる。保証率を5~8割程度に区分する方向。
金融機関に厳密な査定を求める一方、
ベンチャーなど成長企業の保証率を比較的手厚くして資金を借りやすくする。
※ベンチャーなど創業がまもない企業の保証率は8割程度と比較的手厚くする。
開業から時間が経ち、信用力が高まった企業は5~7割程度に引き下げて、
焦げ付いた場合の金融機関の負担を増やす。
・『信用保証制度』の抜本見直しは「全額保証」から「80%保証」に移行した
2007年以来になる。近く見直しを議論する作業部会を立ち上げ、年内にも見直し案
を固め、新たな制度は2017年度以降に適用したい考え。
『信用保証制度』
都道府県などにある信用保証協会が中小企業から保証料を取り、
融資が焦げ付いた場合に返済を肩代わりする仕組み。
協会が原則8割を肩代わりし、残りは金融機関に負担を求めている。
一部の業種については特例として協会が全額を保証する。
<借り入れ>
1.【中小企業】が【信用保証協会】へ保証を申し込む。
2.【信用保証協会】は【金融機関】へ保証を承諾したことを報告する。
3.【金融機関】は【中小企業】へ融資する。
<返済>
4.【中小企業】は【金融機関】へ返済する。
5.【信用保証協会】は【中小企業】が返済できない場合に
保証率に応じて弁済する。
6.【金融機関】は残りの焦げ付いた分の負担を強いられる。
・2008年秋の『リーマン・ショック』後に大幅に増やした全額保証を見直す。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・昨年2014年辺りから議論されていたようですね。
「信用保証は財政収支が悪化しており、国と民間の負担割合を見直す。」ですか。
【金融機関】にはバブル崩壊時に助けてやった恩があるので、これくらいの負担は
しろよ、という訳ですが、審査がやたらと厳しくなる恐れはありますよねぇ。
┣【新東京銀行】
石原慎太郎・元都知事の失敗案件。東京都が出資する中小企業に対する無担保融資
中心の普通銀行だったが、焦げ付きが相次ぐ。
創業3年で1000億円の都民の血税をほぼ食い潰し、清算すべきとの声をよそに、
2008年には400億円の追加出資を行った。その後、長い時間がかかったが、
2015年3月末の株主資本は535億円、銀行規制上の自己資本569億円に対し、
不良債権額は80億円、不良債権比率3.96%とようやく体質改善が進み、
【東京TYフィナンシャルグループ】に引き取ってもらう。
※東京都の中小企業や個人を顧客基盤とする
東京都が手を引くに当たり、
舛添要一知事は「400億円の資本は毀損させないこと」「中小企業支援は続ける」
と語った。
┗・「ベンチャーに手厚く」というから読んでみたものの、これ現状維持じゃん。
逆に審査が厳しくなる・借りにくくなるだけだと思うんだけど。
“お荷物の譲り合い”じゃゃないの、単に。。。