習近平国家主席 訪米 どうなる米中首脳会談
2015/09/23(水)<習近平国家主席 訪米 どうなる米中首脳会談>
【NEWS WEB】 http://www3.nhk.or.jp/news/newsweb/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓深知り <習近平国家主席 訪米 どうなる米中首脳会談>
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■中国 習近平国家主席 訪米で
2015年9月22日
【米国・シアトル】
・最初の訪問地シアトルで約700人の財界人を前に講演を行った。
「安定した経済成長」を続けることに強い自信を示した。
中国の扉は常に開いている。海外企業の中国進出に協力したい。
【中国国営メディア】
中国の企業グループが、米【ボーイング】社から旅客機300機の購入契約に調印。
米国との経済的な繋がりをアピールしていた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆その一方で【米中首脳会談】を3日後に控えた今日2015年9月22日、
【米国防総省】
2015年9月15日
・中国軍戦闘機2機が黄海上空で米軍偵察機に接近。僅か150m前方を横切った。
・また2015年3月 『ビジネス訪問団』の一員として訪中していたアメリカ人女性
サディー・ファン・ギリスさん(東洋人系)が中国当局にスパイの疑いで拘束。
今月2015年9月 に正式に逮捕されたことも明らかとなった。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
◆中国が海洋進出を強める『南シナ海』(南沙諸島)の問題や
『サイバーセキュリティー』など課題が山積みの米国と中国。
・日本と深い関係がある米国と中国で何が話し合われるのか、深く掘り下げる。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗■習主席 訪米の狙いは
<訪米日程>
2015年9月22日 ・シアトル到着
・財界人ら約700人を前に講演
2015年9月23日 ・米中IT企業と経済フォーラム ※アップルやアマゾン等のCEO
・ボーイング社、マイクロソフト視察
2015年9月25日 ・米中首脳会談
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.米中それぞれの国の思惑、狙いって何なんでしょうか?
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
国賓待遇で、ホワイトハウスでの晩餐会もあって、もうその訪米の日程見ただけで
もうかなりの目的は達成されたと見ることができるんですね。(目的達成?)ハイ
というのは【中国】ってかなり「メンツ」の国で、まぁその国としての「メンツ」
を何よりも重視するんですね。で、今回そのこういう形で歓待されて行って帰って
くるだけで中国では大ニュースですし、しかも国際的にもかなりメンツが立つと、
いうことなんですね。
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.米中、本当に上手くいくのかな?
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
つまりその【中国】は「メンツ」を求めていて、
で、【米国】はその「経済外交」と先程仰いましたけど、あのぉ
経済的に得たいものが一杯【中国】からあるんですね。
というのは、やっぱりあの【中国】の国内市場、非常にその広大な国内市場に
【米国】の?企業は相当進出したい。だけれども【中国】というのは不思議な国で
国家が経済を統制しているし、国営企業っていうのが何よりも有利な条件で、まあ
ビジネスをやっている中で【中国】の習近平が行って、まっ特定の米国企業を訪問
するだけで、かなり国内的には官僚機構に、
「今後この企業と上手くやっていくからな」くらいのメッセージになってしまう
という、そういうまぁ取引関係があるんですね。(苦笑)
◇松村正代 MC
取り引きする狙いがあるってことですよね?
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
はぁい。だからあのぉ「上手くやっていけるのかな?」ってことなんですけれども
実際【米国】としては別に【中国】が「嫌い」というよりも、かなりこれからも
「チャンス」が【中国】にはあると、それくらいの感覚で理解した方がいいかも
しれないですね。
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.スパイ容疑で拘束したり、戦闘機がニアミスしたり・・・ 訪米前の交渉カード作り?
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
あのコレって米軍偵察機に接近したニュースの方は、偶然というか(笑)、あのぉ
現場が暴走してこういうことをやっちゃう国なんですね。(苦笑) まずそこから
始めなくちゃいけなくて、つまり【中国】って【日本】に対してもそうですけど
かなりその現場のちょっとこう、なんて言うんですかね。気骨を見せようとして
いるパイロットがこのくらいのことを勝手にやってしまうくらいの国なんですよ。
それをあんまり政府としてコントロールして、いちいち罰したりしないというのが
あって、
他方、米国人女性がスパイ容疑で逮捕っていうのは、元々拘束しているのをこの
タイミングで逮捕、官権が関わっていて逮捕することを流すっていうことはかなり
取り引き材料として、まっそもそも「米国、中国国内でスパイ活動をやっている
のは知ってるんだぞ」っていうメッセージを含めて、もしかしたら「早期開放」を
交渉条件にするってことはあり得ますね。(やっぱりカード作り?)ていう部分も
あるんですけれど・・・ ただ本当に広大な国で、いろんな政府機関が別々の思惑で、
別々のことをやっている国なので(苦笑)、なんか全ての意志が貫徹されていると
いう風に見ると、かなり“見誤る”と思うんですね、【中国】という国は。*頷く*
◇鈴木明子 元フィギュアスケート選手
やはりアレだけの国土の広さがあって、それをどこまでをこう上が管理できるか
ってことが、う~ん・・・
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
そうなんですよね。まさにそれが『中国問題』ということでぇ、我々にとしては
その人口もそんなにいないし、まっそれなりに統治が出来ている国なんですけど
【中国】は国内統治するだけで習近平さんとしては一杯一杯、の状況ですね。
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.軍部がこういう形で暴走するのが怖い。
◇松村正代 MC
気になるのは【南シナ海】での動きっていうのも、まっ軍などに関係して
起きていると思うんですけど、この辺り今回の会談では重要な論点になる
わけですよね?
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
*首を傾げながら* ただねぇ【南シナ海】に関しては【日本】の方がより多く
報道されているんですね。で、重要な問題なんですよ。だけれども【米国】の
ニュースとしてはそれこそ法王の(笑)ローマ法王の訪米の方が大きなニュース
だったりするくらいで、ハイ。国民の関心もそこにあって、まっもしくは
『サイバーセキュリティー』の方にあるんですね。『南シナ海の問題』っていう
のは、【米国】が長期的にどのくらいコミットして守ってくれるか分からない
って状況が【フィリピン】や【ベトナム】もいますので、【中国】としては
あのちょっと様子見をしながら、あんまり対立姿勢を避けながら、まぁ上手く
進出していくっていう戦略を採っているんだと思います。
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.中米接近でその後で、日本への影響はどうなるの?
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
【日本】への影響っていうのはもうかなり前から米中関係で【日本】という国は
もう「アクターじゃ無い」っていう風に見た方がいいと思うんですね。(苦笑)
「アクターじゃ無い」っていうのはもう、要は今回習近平が訪米するに当たって
是非とも【米国】に言って欲しい「新しい大国関係」っていうのを言って欲しい
んですね。(笑) ていうのは世界の中でアメリカと中国だけを一段高い位置に置く
その他の国はそれより下の地位にある、という二つのリーダーの国が世界をある種
導いていくみたいな世界観をアメリカに採って欲しい、んですね。それを考えると
日本っていうのはもう、
「アメリカと同盟国で、一段格下で、別に特に独自のアクターではない」
って感じです。(苦笑)
◇松村正代 MC ◇鈴木明子 元フィギュアスケート選手
そうですか。*低音ボイス* なんか、ちょっと悲しいですねぇ(苦笑)
ここでの動きもちょっと日本にも
関わってくるのかなって思っていたんですけどぉー
まぁなかなかそこまで、うん・・・
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
そうですねー。【米国】と【中国】っていうのはかつての【米国】と【ソ連】の間
で行われてた『冷戦』ほど敵対関係が基礎に無いんですよ。やっぱり『ビジネス』
だし、それにもう世界がそれこそ【中国】主導で共産化するって誰も思ってない
んで(笑)、そういう意味での脅威感も低いし、「【中国】嫌い」っていう感情も
特にない。
※Tweetより
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
Q.アメリカとしては無難に終わらせたいのが本音でしょうか・・・
A.
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
あの【米国】としては「得るものを得た」ってところじゃないですかね?
つまり「経済外交」を通じてまぁいろいろ企業としての要望っていうのも出したし
その訪米の前にかなりの【中国】からの情報っていうのもあったはずなので、
それは「今後【中国市場】がより開かれたものになってくれれば別にいいや」と。
(苦笑)
◇松村正代 MC ◇鈴木明子 元フィギュアスケート選手
ウゥーン、そうですか。(苦笑) それがまさに最初に「経済外交」とまず
二つの大国が、ウン、まずここでどんな
動きが出てくるのかってところが今後、
◇三浦瑠麗 客員研究員 東京大学政策ビジョン研究センター
つまり【中国】っていうのが凄く広大な市場・マーケットを持ってますから
それを力にして、いろんな政治的なお金、外交的なお金に換えていくってことを
するんですね。これが「経済外交」の【中国】が持っている一番のパワー(笑)です
◇松村正代 MC ◇鈴木明子 元フィギュアスケート選手
(笑)。やっぱり経済。(苦笑) そうですねー。(笑)
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・今や見掛ける若手論客の1人◇三浦瑠麗女史ですけれど、35歳、独身?
まぁそれはいいんだけれど(苦笑)、説明が巧くて、またツッコミどころが少ない
相当キレ者ですね。ボロほとんど出さないもの。今回は事前に予測できたこと
ばかりでしたが、他番組では余り見せない“はにかみ”ながら表情がちょっと
*キュート*でした。(笑) おいおい気に入っちゃってるじゃないか、俺。(^^ゞ
ちなみにこんな警告を載せているサイトもありますね。ご参考までに。
┣・まぁ「美しいものには棘がある」「甘い危険な香り」とも昔から言いますからね。
いちいちビビっていたらまともに視聴などしていられません!(苦笑)
そういう考え方もあるんだと一応心の中に留めておき、即同意はしない。
必ず反対意見はないのか、どうなっているのか検討・調べるべきである。
都合上、その時々の己の意見は書いてはいるが「確定」させたつもりはない。
議論・討論とはそうした姿勢が大事だろう。自分の主張が通らなかったからと
すぐに席を立つのはまだまだ己の考えが「未熟」だと、まずは自己反省すべきだ。
そして不明ならば「どうしてですか?」と反対する側の意見に耳を傾けてみる。
もしそれが出来ないというのであれば、トイレの中に一生閉じ籠もっていた方が
よろしいのでは?と私など思うけどね。(苦笑)
┗・話が長くなるので結論を述べるが、私は米中の二大接近は上手くいかないと
見ている。ていうか似すぎていると思うんだ、お国柄が。“ジャイアン”でしょ
どちらも。気が優しければまだいいけれど、乱暴者同士で終わってしまったら
暴走するのが目に見えている。【ソ連】(ロシア)の冷めた知的さが両者には
ない。戦場が自国の領土に直接及ばなければ「戦争ごっこ」の感覚でドンパチ
やりかねない危険性を私は感じている。一応メモっておくね、私の予想として。