2015/04/20(月)<ハーフの私でいいのかな・・・ >
【NEWS23】 http://www.tbs.co.jp/news23/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓変わりゆく国 <ハーフの私でいいのかな・・・ >
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┣■ミス・ユニバース日本代表の決意
◇宮本エリアナさん(20) 父 アメリカ人/母 日本人
・街を歩けばいつも“日本語がお上手”との声が掛かる。
・日本で生まれ育った彼女だが、未だにそう言われる。
◇同じ20代の一般男性
パッと見たときに日本代表となったら“?”が付くのかなと最初は思うかも。
◇宮本エリアナさん(20)
ミス・ユニバース・ジャパンを決める舞台で
ハーフの私でいいのかなという不安も沢山あったんですけど・・・
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◆日本に暮らすハーフの人たちが、何を感じ、何に悩むのか
考えたことがある人は少ない。
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┣■“ナニジン”という感覚?
【東京国際フランス学園】
◆東京都北区にあるフランス語のインターナショナルスクール。
フランスと日本のハーフの子どもたちも多数通っている。
◇ディコスタンゾ飛勇悟(ひゅうご)さん(16)
東京生まれで東京に16年間住んでいるので“日本人”という感覚。
顔が外国人っぽいので信じられないって言われても慣れている。
◇浜田愛音さん(14)
日本人でもないし、フランス人でもないし、
真ん中。不思議な部分をさまよっている感じ。
◇グゼリ永井レディシア瑛子さん(15)
やっぱりハーフってごちゃ混ぜなんですよ。
「言い方がちょっと悲しいよね?」 (本人・苦笑)。
◆毎年約2万人“ハーフ”の子どもたちが生まれている。
(人口動態統計:父母の一方が外国籍)
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┣■強い決意
◇宮本エリアナさん(20)
・地元は長崎県佐世保市。祖母はエリと呼ぶ。怒るときは“あんた”(苦笑)
小さい頃は自分がハーフであることを意識することはなかったが
小学生になるといじめが始まった。
「肌の色が移るから触らないで」とか「プールに一緒に入らないで」とか
・中学校ではバレーボールに勤しんだ。
・上の学年の人には「ガイジン来た」とか言われてたり、
「あの黒人がいる中学校強いよね」みたいな
・ハーフで良かったなと思うことは1回もなかった。
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◆中学3年の時、長崎を離れて渡米。
「日本人に見えない」のならアメリカ人として暮らした方が楽なのではないか。
そう考えて選んだアメリカの生活は、想像以上に充実していたという。
◇宮本エリアナさん(20)
(米国では)日本人と言ったら日本人と受け止めてくれるし
自分だけ1人浮くという感じは全くなかったし
いろんな国の人、中国の方、メキシコの方、英語の話せない留学生も沢山居たので
本当にただただ楽な感じでした。
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◆ミスユニバースに選ばれた後、ネット上では様々な意見が出た。
「これ見た目は絶対日本人じゃないよね。」
「差別する気はないが心情的には『日本人代表として頑張れ』と思えない。」
「とうとうユニバースにも助っ人外国人が出る時代になったか。」
・揶揄されることは織り込み済みだとエリアナさんは言う。
◇宮本エリアナさん(20)
・批判がなかったら私は出た意味がないので。
そういった人たちの居場所を与えられていない、できてないところが問題なのでは
そこからまず変えていかないと、いくらグローバル化になってますと言っても
そうじゃないと私は思います。
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◆ネット上には彼女を応援する声もあった。
「日本国籍で日本を愛してくれるならいいです。」
自分の参加で何かが変わるのではないか、少なくとも考えてもらえるのではないか
それこそが彼女が大会に出場を決意した理由だった。
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┣■多様化する“日本人のカタチ”
◇西倉めぐみさん(34) アメリカ/日本
ドキュメンタリー映画『ハーフ』共同監督。
“日本人”という概念の範囲が広がっていることを示している。
それにまだ付いてきていない人がいるから、批判の声が上がってると思う。
(ハーフの子どもたちが)ハーフだと考えずに生きていければ一番うれしい。
◇宮本エリアナさん(20)の中学時代の同級生2人
「バリバリ日本人でしたよ。(笑)」
「お腹が空くとポケットから『カリカリ梅』出してくるんですよ。(笑)」
◇宮本エリアナさん(20)
当時(中学生)は自分の中にも壁を作っていた。
「自分の居場所はどこにあるんだろうって考えてたときもあります。
でも素直に受け止めれば良かったんじゃないって前の自分に言いたいですね。
自分のことをすごく嫌いだったから。
今は全然自分の個性を生かしたいと思ってるし、同じ人は一人もいないから。」
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◆新生児の50人に1人が“ハーフ”の時代。
(人口動態統計:父母の一方が外国籍)
◆エリアナさんの挑戦は多様化する日本人へのカタチへの
理解が広まるきっかけになるのか? 彼女は日本代表として世界大会へ臨む。
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┗■新生児に占める「父母どちらかが外国籍」の割合
◆1995年 1.7%強
2005年 2%超える
2010年以降、2%のラインを前後している。
・ほぼ50人の1人の割合で“ハーフ”の子どもが生まれている。
・身の回りにも「多いな」と認識しつつも、どこか「特別視」してしまっている。
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◆ビジネスや学問の世界では日本の国際化は進んでいるが
心の面でみると日本人は“単一民族”国家という思い込みが強いところがある。
ある意味で“島国根性”的なところがまだまだある。
◆彼女をハーフの日本人ではなくて、一人の日本人として認めないと
本当の意味で国際化にはならないんでしょうね。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・私は40半ばのオッサンだが、ハーフの多さに正直驚きを隠せなかった。
特に群馬や静岡など工場地域では街ができるくらいの勢いだ。日本で生まれ
日本語しか話せないハーフタレントも大勢TV画面で目にする時代だ。
┣・島国で単一民族(実際にはアイヌなど割と混じっているはずけど・・・ )
という理由で、学校教育からして「特別視」してしまうのは自然の成り行き。
逆に「優しく接しよう」という心構えがあるのも日本人らしさだと思う。
「いじめ」だと言われてしまうこともあるが、生粋の日本人への「いじめ」と
言葉は違えど本質的には変わらないのではないかと思う。
┣・番組最後で結局アンカーは他人事みたいな言い方で終わってしまったけれど
根本的解決策を挙げるとするならば、日本国籍であるかどうかだけ重視して
あとはハーフだろうと日本人だろうと差別しない・行政・税制で差を付けない。
それだけでだいぶ国民の目は違ってくると思う。
┣・調べると日本は“在日外国人への優遇”が他国と比べても偏りすぎている。
これでは“やっかみ”心も生まれて当たり前。東京から地方へ転校したときの
特別視も似たようなものだろう。(私は小学生の時に体験いじめられました。)
どこにいようが日本国内であれば全国民が同じ待遇を受けられる。
それが少なくとも日本国内でのグローバル化への道筋だと思う。
┣・行政はすぐ金銭面での補償で解決しようとする。心のケアも?が正直付く。
まずは『国籍』で割り切って、そこからグローバル化を目指せばいいと思う。
外国国籍のままで「日本は・・・ 」と言うのもおかしい。
“日本国籍が取りづらい”という大問題も存在する。まずはそこからだろう。
┗・問題提起するもいつも投げやりで終わらせてしまうんだよなあ、日本メディアは。
これも現政権の意向なのか?(苦笑)