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新セーフティーネット 人生のピンチを支える

2015/04/15(水)<新セーフティーネット 人生のピンチを支える>
【シブ5時】 http://www4.nhk.or.jp/shibu5/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓みんなの大問題 <新セーフティーネット 人生のピンチを支える>
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┣■今月2015年4月スタート! 生活困窮者自立支援制度

 ◆今の社会、生活に困窮する人、困窮する恐れのある人は
  特別ではなくなってきている。

 ◆この20年余り、不安定な雇用、家族や地域のつながりが疎遠になる中で

  自身の病気、親の介護、失業、鬱、離婚、DVなど、ふとしたきっかけで
  あっという間に困窮してしまう人が増えてきている。

 ◆これまでは『生活保護制度』しかなかった。入りにくく、出にくい制度。
  手持ちのお金がほとんど無くなる、ギリギリの状態にならないと受けられない。
  逆にそこまで状況が悪くなってしまうと、なかなか元の生活へ戻れないのが現状。

  そこでこの度、生活保護を受ける前段階として『生活困窮者自立支援制度』設立。


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┣■生活困窮者“相談窓口”

 ◇50代の男性
 ・母の介護に専念せざるを得なかった。
  主な収入は母の年金だったが亡くなり、それが途絶えてしまった。
  自身も心筋梗塞の後遺症があり、そのため仕事が見つからないでいる。

  <課題>(悩み)
   市営住宅の退去を迫られている。(【住宅供給公社】へ相談。)
   長年の離職で就労が難しい。  (【ハローワーク】へ相談。)


 ◆新制度『生活困窮者自立支援制度』で、相談窓口を一本化した。

  <支援プラン>
   医療機関を受診し「身体障害者手帳」を取得すれば市営住宅に居られる。
   職業訓練を受ける。母親の介護経験を生かし、介護の資格を取得。

 ・実際にこれらを実施し、介護施設で雇用された。

  「自分一人で決めていたら、すぐに辞めていたかもしれない。」


 ・生活困窮者の悩み → ワンストップで相談。(窓口は1つに)

 ・支援メニューは、一人一人独自に考えてあげる。

  住まい、債務整理、家計管理、職業訓練、就労支援、学習支援
  (家賃の一時支給など)

  1つ1つ、ステップを踏んで、様々なハシゴを用意してあげる。


 ※支援する側がその人の<課題>を整理してメニューを組んで上げないといけない。
  → 支援する側の力、力量が問われる。


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┣■支え合える関係を! 働く場づくり

 ◇50代の男性
 ・かつて職場で暴力を受け、人との関係が上手く作れず職を転々としてきた。

 ・対人関係の不安を取り除く“就労体験”
  デイサービス施設にて週2日、1日2時間の勤務体験。

  男手が足りず助かると感謝され、自信が付いた。
  担当以外の問題にも目が向くようになり、人に提案するまでに。

  清掃会社に勤務することができた。
  褒められる、感謝されることで、仕事に前向きに取り組めるようになった。

  同僚も温かく見守ってくれている。


 ◆受け入れる側の“余裕”があるかどうか。

 ・逆提示「こういう仕事ならできるんだけど。」
  オリジナルの求人を設ける、企業側へ紹介することで
  就労が上手くいっている自治体もある。

  【ハローワーク】の求人は、高齢というだけで応募できない。
  自治体の相談窓口では、高齢だけど出来る人がいますと企業へ紹介する。

  生活困窮者も仕事をすることで自信に繋がり、生き生きとした生活が送られる。


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┗■新制度の課題は?

 ◆自治体に相談窓口を設けることは決められたが、
  支援メニューに関しては“任意”。自治体によって大きく異なる。
  “やってもやらなくてもよい”という事業になってしまっている。

 ・昨年、国が調べたところ、実際に支援をやる意向を示した自治体は約2割だった。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・結局のところ、支援するためには“積立”制度にするしかないと私は思う。
  失業保険なども単純に積立制度にすれば、余計な手続き・審査をせず済む。
  失業手当で賄えない状況で、生活困窮支援、所得税の積立からの取り崩し。
  といった具合に段階的に“保険”が適用されるよう積み立てるしかない。

┣・要するに、北欧型の充実した補償を求めるのであれば、重税が課される。
       米国型の格差が承知の上であれば、補償は手薄、税は安くなる。

┣・その決断を我々国民が投票によって決めてしまえばいい。自分の意見が
  通らなければ国籍を他所の国へ移せばいいし、国民の減少が著しければ
  外国人の日本国籍取得の条件を緩めるなどすればいいのではないかと考える。

  ※血統面を考慮せず、かなり言い切ってしまっているがこれだけ混沌として
   しまえば【国の方針】を基軸に伸るか反るかしかないと思う。。。


┣・予算も考えずに「やろう」としてもついて来られない者(自治体)が現れても
  仕方がないこと。「共産党か?」と言いたくなる。(苦笑) 

┣・嫌な見方をすれば、今回の新制度は福祉事業者の保身的な“仕事づくり”
  だとも言えると思う。アメリカの共和党支持者じゃないけれども、全てに
  哀れみをかけるのは限界があると思うし、中には悪党・邪険な者もいる。
  ちなみに私も現在無職の身です。無収入で困っていますが、そう考えます。


┗・“グレー”な状態が大好きな日本人。ビックデータなども所詮宝の持ち腐れ
  活用しきれない人種だと思います。(予測止まり。避難態勢の確保は ?? )

   指摘はするけど、やるかどうかは国民自身が決めるのか。
   国としての方針を定めて、国民に必ずやらせるのか。

  この二択の決断で、ほとんど全ての物事がすんなり決まっていくのだが・・・

  選挙投票にもロクに行かない、今の多くの日本人に言っても無駄な話か。(大笑)