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世界の“命の現場”で奮闘する日本人

2015/04/12(日)<世界の“命の現場”で奮闘する日本人>
池上彰のJAPANプロジェクト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓第3弾 <世界の“命の現場”で奮闘する日本人>
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 「世界で今、何が起こっているのか?」

 池上彰が、紛争、感染症・・・ 命の現場で頑張っている日本人と生トーク&生解説。

 特製模型や取材映像を駆使して世界情勢を解説。
 世界中の「危ないと言われている地域」で活躍する日本人とスタジオを
 リアルタイムでつなぎ、現地で奮闘する日本人とともに、世界の最新情報を
 お伝えする。


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┣■『イスラム国』(IS)の勢力近辺で活動する日本人

 ◇日比絵里子さん FAOシリア事務所長

 【FAO】国連食糧農業機関 貧困と飢餓の撲滅のため、中期的な農業支援を行う。
      家畜の予防接種、小麦の種や鶏など配り生活を安定させる。など
      「『昆虫』は飢餓撲滅のため重要な食糧資源」と宣言した。

 ・FAOシリア事務所からも迫撃砲や爆炎が見える状況に置かれている。
  市場には国産農作物がズラリ豊富に並ぶ。支援により食糧の自給が維持されている。
  緊急支援だけでは持続不可能な段階にきている。彼ら自身で食糧自給が可能にして
  経済的な理由で避難する人を抑えるのが狙い。

 

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┣■コーヒー発祥の地で何が・・・ そこにも日本人が・・・

 ◆イエメン 中東の中で一番貧しい国と言われる

 『フーシ派』
  武装組織。今年2015年2月、首都サヌアを制圧。
  指導者アブドルマリク・フーシ氏(33)
  「他の政治勢力には賢明で正しい政治計画はなかった。」

 ・政権を追われたハディ暫定大統領はサウジアラビアへ脱出。
  国内では政府軍とフーシ派による戦闘が激化している・・・

 

 ◇堀江正伸さん 国連WFP

 【WFP国連世界食糧計画 難民や国内避難民などへの食糧支援を行う。

 ・先月2015円3月26日、政府軍を支持するサウジアラビアなど周辺国が空爆を開始。
  急速に治安が悪化し、国連職員は現地スタッフを除き一時撤退・国外避難した。

  空爆の時は“音と地響き”ずっとそれが続いていくような・・・

  一般の方々がどこに行ったか分からない。地方でも空爆が始まっている。

  万全の対策を取っている【WFP】だが、誘拐の危険性があり
  基本的に外に出られない。日常、車移動の時でも道路の脇に止められて
  行き先など聞かれるなどチェックが厳しくなっていた。


 ◆イエメン初の“学区給食”
  「ナツメヤシの入ったビスケット」 毎日でも食べられるように。

 ・イエメンは深刻な食糧不足に悩む国。子供の栄養不良の割合は世界最悪レベル。
  【WFP】は学校に通えない子ども達を救うための取り組みでもある。

 ・イエメンへ入れない堀江さんは、今後ヨルダンの臨時事務所から支援する予定。
  「現地に残っているイエメン人の職員がいるのでサポートをアンマンからしながら
   (紛争の)被害に遭われている方のお手伝いが開始できたらいいなと思っている」


 ◆シーア派とスンニ派の違い

  【シーア派】預言者ムハンマドの“血筋”を重んじる。後継者にしたい。
  【スンニ派】“慣習”を重んじる。話し合いで優秀な者を後継者にしたい。
        (スンナ)

  イエメン政府軍:多数のスンニ派(サウジアラビアほか連合軍)
  フーシ派   :少数のシーア派(イラン(?))

  “代理戦争”の様相を示している。

 

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┣■自爆テロ相次ぐ中、現地で奮闘する日本人

 ◆アフガニスタンでのテロ(2014年) 民間人の死者3000人以上

 『タリバン
  極端なイスラム原理主義
  「女性の外出、教育、労働などの禁止」※女性は大切に保護しなければならない
  「映画、音楽など娯楽の禁止」 ※天国へ行けば娯楽はある。現世では神を祈る
  「写真や仏像など、偶像崇拝の禁止」 ※拡大解釈して今ある遺跡も破壊の対象に
                           バーミアンの仏像破壊など


 ◇高嶋由美子さん UNHCR アフガニスタン事務所 副代表

 【UNHCR国連難民高等弁務官事務所 難民や国内難民への支援活動を行う。

 ・アフガニスタンでは30年以上紛争が続いている。
  国民の多くが定職に就けず、貧困から抜け出せないでいる。

 ・アフガニスタンの国家の予算が底をついている状況。
  治安を担う警察の給与を政府が払えない。海外の援助に頼っている。
  “貧困が紛争を呼ぶ”状況になっている。

 ・隣国パキスタンでも紛争が絶えず、パキスタンの難民も受け入れている。
  (国境付近は大変危険な地域になっている。)

 

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┣■『イスラム国』(IS)に忠誠を誓う そんな危険地域にも・・・

 ◆ナイジェリア:人口1億7千万人。日本国内にも多く滞在している。

 『ボコ・ハラム
  “西洋の教育は罪”「女性は教育を受けず9歳で結婚すべきだ。」と主張。
           予言者ムハンマドが最後に結婚したのが9歳だった。

 ・自爆テロ、住民の処刑。2009年以降、約1万5千人を殺害と言われている。
  2014年4月 2700人以上の女子学生を誘拐。その名が世界に広まった。
  指導者アブバカル・シェカウ
  「我々の同胞を解放しない限り、少女たちも決して帰らない。」

 ・2015年3月 『イスラム国』(IS)への忠誠を宣言した。

 

 ◇栃林昇昌さん 赤十字国際委員会

 ・ナイジェリア北東部を中心に暴力が絶えず、多くの方々が避難民となっている。
  国内の避難民キャンプ、あるいは隣国へ難民として避難している者も数多い。

 【赤十字国際委員会】は現地のナイジェリア赤十字と協力して
  ナイジェリア北東部において5万6千人に対して、物資・人道支援を行った。
  今月2015年4月にもさらに10万人に物資支援をする計画でいる。

 ・幸いナイジェリアでは赤十字に対する理解度が高いので、
  赤十字のマークを掲げている限りは身の危険は滅多に感じないで済んでいる。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・今回のメイン、現地で奮闘する日本人との中継インタビューでした。
  皆さん偉いのは確かだけれど、決して日本人ばかりが奮走しているわけじゃ
  ないですからね。いかにも日本人が中心となって、というか日本人しか登場
  しない、毎度の紹介の仕方が私には気に喰わなかった。。。

┗・『(国際)支援活動グループ』は、どこそこに幾つあって、日本人の参加
  比率は何%で、といった詳細なデータを見てみたい。それを見て
  「自分ならこの分野で参加できそうだ」「この分野は人が足りているのか」など
  より具体的な話へと進むのだと思う。決して強要するものではなく、事実を
  リアルな現状を報道して欲しいと思う。

  一点ばかりを照らしても、線として繋がらなければ支援の輪は広がりにくい。

  日本の報道って“いっつも”感動系を求めすぎだと思う。厭らしくないか ??