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“夏”に切除手術が増加。苦悩・・・ タトゥーを消したい事情

2015/06/05(金)<“夏”に切除手術が増加。苦悩・・・ タトゥーを消したい事情>
スーパーJチャンネル】 http://www.tv-asahi.co.jp/super-j/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓特集 <“夏”に切除手術が増加。苦悩・・・ タトゥーを消したい事情>
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 身体にタトゥーを入れたことを後悔し「消したい」と願う人は後を絶たない。
 人生の岐路に立ち、決断を迫られる人たち。その様々な事情とは・・・


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タトゥーを消したい
┣■事情<1>
  不幸を招く“青い鳥”
  夫の親に会えない、20代主婦

 ・タトゥーの切除手術を受ける20代の主婦Aさん
  右肩には手の平2つ分程の大きさの青い鳥をデザインしたタトゥーがある。

 【オザキクリニック】 ※東京都新宿区にある美容整形外科
 ・田牧聡志 医師 オザキクリニック
  綺麗に縫ったとしても痕は残りますから・・・

  このタトゥーの場合、全てを切除するのに2回の手術が必要。
  1回目のこの日は1時間ほどで無事終了した。

  ・20代の主婦Aさん
   わーすごい。 ※大きな鏡に背中を映して自ら確認。感嘆の声を思わず上げる。
   消したかったので、無くなってスッキリしています。

   痛々しい30cm超の縫合した痕。タトゥーは消えてもこの傷跡は残る。


 ・20代の主婦Aさん
  このタトゥーを入れたのは19歳の時

  “青い鳥”って幸せなイメージ。「幸せになりたいな」って願望で入れまして・・・

  その直後にタトゥに理解のある男性と知り合い、結婚を意識するようになったが
  男性の両親は、

  (最初は)賛成はしていただけなかったんですけど(苦笑) (なんで?)
  タンクトップとか着た時にチラッと(見えて)


  その後結婚。二人の子供にも恵まれたが、夫の両親とは未だに行き来がない。

  夫は「娘と親みたいな感じで、2人で買い物に行ってくれたり
     仲良くしてくれたらなって・・・ 」

  母が妻を受け入れてくれることを望む夫。主婦Aさんはタトゥーを消すことを決意

  お義母さんには一応ご報告は今度しようかと思うので、
  それをきっかけに一緒にご飯に行けたりとか。そこから関係が修復と言いますか
  仲良くなれたらいいなあーと思っています。

 

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┣■初夏・・・ 街にタトゥーの人たち

  照りつける初夏の日差し。街行く人たちの肌の露出も多くなる。
  そんな季節に街で目に付くのが、身体にタトゥーを入れている姿。


 ・飲食店で働く20代女性
  左肘下一杯に彫られた“薔薇のタトゥー”

  これは二十歳の時にタトゥーが好きで。(取ろうとかいう気は?)
  ないですね。増やしたいですよ。(笑)


 ・建設作業員の30代男性
  両膝下&両肩下に目一杯、左右異なる柄のタトゥーを入れている。
  お腹にはタトゥーによるメッセージも。(お腹には何と?)

  これは、ウハハハ、何コレ?なんだっけ?これも忘れたな~(苦笑)

  何を入れたかすぐには思い出せないほど、気軽に入れたタトゥーの様だった。


  その一方で今は“後悔の季節”
  すぐにでも消したいと願う人が増える。

 【池袋サンシャイン美容外科】 ※東京都豊島区
 ・鈴木栄樹 院長
  夏の季節はね、肌を露出しやすいですから、そうするとどうしても隠せなく
  なってきますんで、まあ「手術をやっぱりしたいなー」という患者さんが
  増えてきていますね。

 

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タトゥーを消したい
┣■事情<2>
  肩に“唐獅子牡丹”
  娘が支え、30代シングルマザー

 ・30代シングルマザーのBさん
  池袋の美容整形外科に小学生の娘(11)を連れてやって来た。

  右肩にかけて手の平2つ分程の大きさの“唐獅子牡丹”のタトゥーがある。

  【池袋サンシャイン美容外科】 ※東京都豊島区
  ・鈴木栄樹 院長
   おそらく3回くらいで(タトゥーは)取れるんじゃないかと。

   タトゥーの一部を切り取って縫合。
   皮膚が伸びたら再び手術で一部を切り取って縫合。*2

   それでも肩には大きな縫合した傷跡は残ってしまう。※面積が広いので×の傷痕


 ・30代シングルマザーのBさん
  このタトゥーを入れたのは19歳の時

  当時交際していた男性に勧められた。
  入れた時は嬉しくてわざと肌の見える恰好もしていた。

  友達とかには「カッコイイでしょ?」って見せたり(自慢して歩いた?)
  そうですね。


  暫くしてBさんは妊娠。しかし、、、

  (交際相手と)結婚するつもりで産むって決めたんですけれど
  妊娠中に別れてしまいまして・・・

  考えていた人生設計が大きく揺らいでしまったが、Bさんは一人で子供を産んだ。
  その後は事務の仕事をしながら、女手一つで懸命に娘を育ててきた。


  この10年、タトゥーを消すことは何度も考えた。だが、幼い子供を抱えた生活に
  数十万円も掛かる手術費用を工面する余裕はなかった・・・

  これはと思った男性とも何度か交際したが、
  タトゥーのことを打ち明けると、決まって同じ反応だった。

  (男性は)言葉も無く(苦笑)、何も言わずに「あぁ、そうなんだ」って。
  結婚まで至らずに別れてしまいましたね。ハイ。


  肩寄せ合って暮らしてきた“娘とは友達のような関係”。何でも話す仲だという。

  しかし、そんな娘も(ママのタトゥーどう思いますか?)

  「嫌です。(嫌だ?)ウン。
   プールの時に着替えていて(タトゥーが)見えちゃってて、あー恥ずかしいと
   思ったんですよ、私が。
   手術すればって言って、取った方がいいなって思いました。」


  娘とはもっといろいろなことを体験したい。Bさんは手術を受けることを決意した

  1回目の手術は1時間ほどで無事に終了。「痛かった?」「痛くない」
  手術跡をデジカメで撮ったものを一緒に見る母娘。
  タトゥーは3分の1ほどが無くなっていた。「心配だったから安心した」

  やっとタトゥーが取れて嬉しいです。

  全てのタトゥーが切除できるのは半年後。その時、母と娘の新たな生活が始まる。

 

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タトゥーを消したい
┣■事情<3>
  肩に“蜘蛛の巣”
  大手企業サラリーマン

 ・50代前半の大手企業サラリーマンCさん
  左肩に蜘蛛の巣(直径10cm程)、脇腹に蜘蛛(爪大ほど)のタトゥー。

  40歳の時に思い立って初めてタトゥーを入れた。(なぜ分別つく歳になって?)

  外国のファッション誌にこういうのが載ってて、それを真似したのはありましたね


  日頃からオシャレには気を配っているというCさん。名刺交換すると、
  聞けば誰もが名を知る、一部上場の有名企業の社員。
  Cさんはそこで大きな仕事も任されているという。

  Q.タトゥーを切除するのも仕事絡みなのか?

  A.(会社では)露出していないので大丈夫です。(笑)


  Q.なぜ気に入っていたタトゥーを突然消したいと思ったのか?

  A.少し太ってきたというのもありますし、
    区民プールは(タトゥー)OKなところもあるので
    そういう所へ行っていたんですけど、ここにきてちょっと(タトゥーを)
    露出しないでくれとか。


  きっかけはプールの規則の変更。健康と体形維持のためにプールに通っていたが
  規則が厳しくなり泳ぐことができなくなった。そのため腹回りの贅肉が気になって
  きたという。さらに最近高血圧で薬を飲むようになり、それもこれも生活習慣を
  崩したツケだと考え「やっぱりプールだ」と思い立ち、タトゥーの切除を決断した

                         ※実にマヌケな話だ。(苦笑)

  この日1回目の手術は1時間ほどで終了。


  【池袋サンシャイン美容外科】 ※東京都豊島区
  ・鈴木栄樹 院長
   3回くらいに分けて手術をしていけば、
   最終的に取り切れるような感じだと思います。


  全てのタトゥーが取り除けるのは半年後。もう暫く我慢の日が続く。


 ・50代前半の大手企業サラリーマンCさん
  自業自得と言えば自業自得ですけど。

 

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タトゥーを消したい
┣■事情<4>
  太ももに“牡丹の花”
  ママ友が心配、30代専業主婦

 ・30代後半の専業主婦Dさん
  会社員の夫との間に子供が2人いる。
  何不自由のない幸せな家庭を築いてきたように見えるが、

 【ガーデンクリニック】 ※東京都豊島区にある美容整形外科
 ・丸山直樹 医師
  上まで、なるほど、この辺一帯ということですね。 ※肌がとても綺麗。色白
  まあまあ大きさが大きいんですね。手の平2枚分くらいですね。


 ・30代後半の専業主婦Dさん
  太ももにはかなり大きな牡丹の柄のタトゥー。
  19歳の時に入れたというのだが・・・

  小学校の時に母が亡くなってぇ、弟がまだ小さかったんですけれどぉ
  お父さんはやっぱり仕事もあるしぃ、弟のこともあるしぃ、
  悩みとかを相談したい時にぃ自分にかまってくれなかったぁ?


  積もり積もった父親への不満。やがて悪い仲間とも付き合うようになる・・・

  本当、中学校、高校時代。お父さんと会話をした記憶がないですね。
  お父さんに対する反発心もありましたよね。

  そしてタトゥーを入れた。父親への当てつけのような気持ちもあったのだが、

  自分ではここまで大きくなるとは思っていなかったんですよ。


  太ももに入ったタトゥーを見た時に不覚にも自分でも大きさに驚いてしまった。
  怖くなってしまって、結局父親にはタトゥーを見せずじまい。。。


  それから10年。たった1人、タトゥーを隠して暮らしてきた。

  そんなDさんがタトゥーのことを打ち明けてきた親友と出掛けた海外のビーチで
  出会ったのが今の夫。

  ・Dさんの夫
   大きなタトゥーが見えたので、お付き合いに発展したりとかそういったことも
   だぶんないな、というくらい衝撃でしたね、やっぱり。(しかしその後)

   いろいろ喋ったりして、すごくいい娘だなって思って。


  タトゥーのことは気になったが、それでも互いに惹かれ合い1年後には結婚。
  そして2人の子供に恵まれたが、家族以外にはタトゥーを隠し通して平穏に
  暮らしてきた。


  ところが最近、こんな出来事が起った。

  子供の小学校のいわゆるママ友の家族と一緒に温泉旅行に行った時、
  子供がママ友と一緒にお風呂に入る時、

  (子供が)「ママね、足にお花があるんだよ」っていうのをポロッと言っちゃって
  ママ友にバレちゃって。
  一番仲の良いママ友だったんですけれど一応「誰にも言わないで」っていう風には
  お願いしたんですけれど・・・


  子供にはタトゥーのことを誰にも話さないように厳しく言い聞かせていた。

  もぉ(子供を)すごい怒ったんです。。。どうしよう・・・ 涙出てきた。(泣)
  すごい後悔しましたね。結婚してすぐに(タトゥーを)落としていれば
  良かったなーって思って・・・ うん *小声*


  今が潮時。“これ以上タトゥーを隠し続けることなんて出来ない”。

  こうしてDさんは切除手術を受けることを決意した。


 【ガーデンクリニック】 ※東京都豊島区にある美容整形外科
 ・丸山直樹 医師
  全く真っさらな皮膚と同じにすることはちょっとできない。

 ・30代後半の専業主婦Dさん
  綺麗にならなかったとしても、でもこの色が入っているよりかは全然いいです。
  わたしは。*語気強い*


  Dさんの場合、一度で全てを取り除く手術。2時間に及ぶ手術は無事に終わった。

  それから2週間後、Dさんを訪ねると

  (子供は)お風呂大好きなんですよ、二人とも。
  「これで一緒にお風呂に行けるね」って言ってました。うん。※嬉しそうな声


  この夏は家族4人で楽しい温泉旅行に。
  子供たちは今から待ちきれない様子だという。

 

  一度身体に刻んでしまったタトゥーは簡単に切除することはできない。
  それでもそれを消さない限り、新たな人生に踏み出せない人たちがいる。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・タトゥーといえば先日『2014-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ』で
  優勝し、ベストチームのメンバーにも選ばれたリオネル・メッシの右腕が
  完全タトゥーになっていて驚いた。ネットでも既に話題になっているようで
  見た人も多いことだろう。そんな彼を心底カッコイイと思いました ??

┣・今やタトゥーもファッション感覚として取り入れられているが、江戸末期から
  明治にかけての写真を一度見て欲しい。日本でなぜタトゥー・入れ墨が忌み
  嫌われているかを窺い知ることができる。そうした社会を築いてきた歴史を
  塗り替えるにはそれ以上の長い年月と世間の理解が必要だ。簡単ではない。
  学生服の長ラン・短ランが、タトゥーという誤魔化しの単語で入れ墨が一気に
  普及してしまった。歴史の浅い、または緩い海外生活を望むのであればそれも
  良しだろう。歳を重ねて皮膚がたるんだタトゥーに芸術性はないけどね。(笑)

┗・今回の例を見れば「浅はかな考え」「甘え」「悪い仲間との付き合い」など
  己の身体のことでありながら、実に無責任であるか浮き彫りになっている。
  Dさんなどは早逝された母親がとても美しい方だったことが想像できます。
  仕事で多忙だったという父親から中流以上の家庭環境だったのでしょう。
  状況が一変し、大変だったことは理解できますが、己の甘さからレールを
  大きく逸脱してしまう。今の旦那さんと出会えたことはお亡くなりになった
  母親の救いの導きなのかもしれませんね。結果としては良かったのかな・・・ ?