2015/04/08(水)<カプセルホテル ワンダーランド>
【ドキュメント72時間】 http://www4.nhk.or.jp/72hours/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┓ドキュメント72時間 <カプセルホテル ワンダーランド>
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■世界中から注目される 意外な人気スポット
大都会のカプセルホテル
安さと快適さを求めて、毎日いろんな人がやって来る。
『新宿にある国内最大級のカプセルホテル』
・オーストラリアからの外国人ご一行
一泊3409円 → 1704円 2千円以下で宿泊(ネット予約)
安さだけではなく、その狭さが宇宙船みたいでクールだという。
年間5万人の外国人がこのホテルだけで利用されている。
「東京に来たら絶対に来ないと行けない場所だよね。」(笑)
・ホテルの中には広い共有のスペースを完備。
・6ヵ月の長期滞在するカナダ人の男性
「日本の文化に触れたかった。」 日本各地を回り写真に納めていた。
薄汚れた公衆トイレも「誰からも見えるオープンさがとてもショッキングだった。
カナダやアメリカ人はプライバシーを重視するから。」
・10時にチェックアウト。一斉にシーツ交換など掃除を済ます。
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣■日本人の利用者は・・・
・夫婦で全国の百貨店を回り、お好み焼きを売っている夫婦。*20年間*
結婚して、子どもも生まれ独り立ち、これからは自分たち夫婦だと言う。
・自宅に帰らずホテルを転々としている50代の男性。
奥さんと上手くいかず別れたいが、愛する息子のため離婚できない。
給与のほとんどを家に入れる。大変。明日はその日になってから考える日々。
・カプセルでなくソファで寝る27歳の男性。内装の自営業を始めたばかり。
ベッドだと起きられないから。2、3時間仮眠して次の現場へ。
・新潟から来た40代の男性。3年前から車を全国に運ぶ運送業に勤める。
20年間工場で働く花形の職人だった。突然人員整理で解雇。2日に1度帰郷。
子どもが4人。食っていくために・・・
・製造業に勤める17歳の社会人陸上選手。7日間滞在。10歳の時に両親が離婚。
母一人でこれ以上負担は掛けられないと高校を中退。父とは一切連絡はない。
暇さえあればトレーニング、走る。
・理系の大学院に通いながら、大道芸の腕を磨き続ける若い男性。
・声優を目指し、山形から上京してきた若女性。
「もしも失敗しても、しないで後悔するより、して後悔したいと思って。」
小さなカプセルの中に、大きな夢が詰まっている。
・若者の中に少し年配の人。鳥取の梨農家の男性(57歳)
「1年に何回か上京。大体ここに泊まる。新宿ゴールデン街に近いから。」
若い頃に過ごした東京が恋しくなると時間を作っては上京するという。
高校卒業から20年東京で暮らし、それで田舎に帰って20年ぐらい経つ。
企業のPR映像を作る華やかな業界で働いていたが、30代半ばぐらいから
田舎に帰って農業をやるべきじゃないかと思い、ついに決心して帰ったと。
自分で選んだ人生のはずだけど・・・
「長男でなければずっとこの辺にいたと思う。懐かしいですよね。
懐かしいというよりも、どうかなぁ。。。」
もしかしたらあったかもしれない、もう一つの人生。
・洗濯をする女性。仙台からライブを見に上京してきた大学4年生の女性。
就職先は小学校の教員。気仙沼。アパートを探すのが大変。空き部屋は
すぐに被災者で埋まってしまう状況。何度か教壇に立ったが、震災について
ストレートに言ってくる子どもたち。不安で一杯だけど今日リフレッシュして
頑張ろうと思っています。(笑顔)
・夜遅く足を引きずりながら歩く男性。杖、脳出血で右半身に障害が残る。
静岡から映画を見に新宿へ。50代のアルバイト。病気して以来、初めて
一人で上京してきた。電車で。自分のリハビリ度がどれくらい治ったかなと。
倒れて5年。技術者の職も失った。それでも前を向いて毎日コツコツと
リハビリを続けてきた。86歳の父親と二人暮らし。父の負担を少しでも減らす
ことが今の目標。
「1つの区切りではないが、1つコレができるようになったと数える中に入る
感じなんですかね。(今回は)ちょっとは冒険だったかな。」(苦笑)
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗■早朝
・長野へ遠征する大学の応援団
・これから1年間ニュージーランドにワーキングホリデーをしに行く若い男性。
「仕事が上手くいっていなかった。社長と大喧嘩した。
(将来はどんなふうに?)を探しに行きます。まだ何も無いんで。」(苦笑)
・4月から日系企業で働き始めるインドネシア人の若い女性 ※日本語ペラペラ
「自分も社会人なので、自分の国の社会にも貢献したい。
笑顔をあげられる社会人になりたい。」*満面の笑顔*
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┗・僅か30分足らずのドキュメンタリーだったが、割と感動してしまった。
人それぞれの人生を知るということは、己の人生への励みにもなる。
いろいろ悩み事もあるが、皆さんに負けずに頑張って生きようと思い直した。