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子ども増える街 何が起きてる?

2015/06/05(金)<子ども増える街 何が起きてる?>
【NHKニュースウオッチ9】 http://www9.nhk.or.jp/nw9/

www9.nhk.or.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓ <子ども増える街 何が起きてる?>
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┣■出生数 過去最少

 ・生まれた子供の数(厚生労働省まとめ)

   昭和22年(1947年)、23年、24年は270万人超 ※第一次ベビーブーム
   昭和42年(1967年)~49年はおよそ180万人超 ※第二次ベビーブーム
             ※以降、昭和の間は“右なで肩”下がりに減少。

   平成26年(2014年)過去最少となる100万3562人。
         ※平成に入ると年々120万人→110万人と徐々に減少

   また1人の女性が一生に産む子供の数の指標
   『合計特殊出生率』は1.42ポイント(前年より-0.01ポイント)

 ・過去3年
  「年間の出生数が3人以下」の町村は28あった。(離島を除く)

  この28全ての自治体で「経済的支援」を行ってはいたがほぼ「横ばい・減少」。
             ・子供の医療費無料化     97%
             ・出産祝い金    etc.

  「経済的支援だけでは不十分」だと感じている。

 

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┣■子ども増える街 ヒントは?

 【千葉県佐倉市】のニュータウン
  ユーカリが丘
  不動産会社が44年前に開発を始め、約1万7千人が暮らしている。

  15歳未満の子供の数は、この10年で約50%増 ※2人、3人兄弟姉妹が多い

  子供を妊娠するとともに引っ越してきた。
  自分たちと同じ“子育て世代が多いことに魅力”を感じたという。

  子育てにストレスを感じることが少なく、
  ベビーカーで街を歩いても迷惑がられることはない。

  「このくらいの子供も沢山この周りにいますし、
   多少大きな声で泣いていたり、にぎやかでもあまり気兼ねなくというかー
   子育てがしやすい街だからこそ、産みやすいのかなと思います。」


  “子育て世代の増加”が“子育てしやすい環境”を生んでいた。


 ・しかし全国のニュータウンでは
  「少子化」と「人口減少」に悩んでいる所が少なくない。

 【兵庫県加古川市】のニュータウン
  約40年前に開発したニュータウン。当時住み始めた世帯が一気に高齢化し
  ここ数年、人口が減る傾向にある。

  【加古川商工会議所】
   同じ時期に開発が始まった千葉県佐倉市の街の状況に驚いたという。

   若い人がおり、年寄りも、親世代もおり、非常に調和の取れた形が
   色んな意味で経済も含めて、地域が活性化する。
   それをユーカリが丘(千葉県佐倉市ニュータウン)で学んだ。

 

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┣■子ども増える街の“仕掛け”

 【千葉県佐倉市】のニュータウン
  ユーカリが丘  ※不動産会社が開発した

 1.「中古物件の転売」
   広い家が不要になった高齢者世帯などの住宅を買い取り、リフォーム。
   子育て世代に低価格で売る。

    新築 平均4千万円台
    中古 新築より3割程度安い。 ※収入の少ない若い世代に暮らしてもらう
                    のが狙い。

   次々に若い世帯が集まる好循環が生まれ、この10年で約280世帯が移住した


  ・嶋田哲夫 社長 山万株式会社(分譲、テナント業、建築関連)
   その時(開発当初)は沢山いらっしゃるけれども、
   20年経ったら「もう子供さんがいない」という住宅地が出来ちゃう。
   なんとかコンスタントに(住民の世代が)回転する街を作りたい。


 2.「継続的に街に関与」
   住宅を販売した後も担当者が4ヵ月に1回訪問し、住民のニーズを調べている。

   例えば、

    Q.今現状で何かお感じになっている部分ってございます?

    A.公園が木が多すぎて遊びにくい。
      ちょっと鬱蒼とした雰囲気があったりするんで・・・


  ・不動産会社は住民のニーズに応えて

   『駅前の保育所
    病気が治ったばかりで預けるのが難しい子供でも専用部屋で受け入れが可能。

   『屋内遊技場』
    「雨の日でも思う存分遊ばせたい」という声を参考に造った、有料の遊び場。
    多くの子供たちで賑わっている。


 ・子育てがしやすい環境が整ったことで
  “一旦街の外へ出た若い世代”も戻ってきているという。

  「子供を連れて遊びに行く場所がドンドン増えて、住んでいて楽しいかなと。
   (子供を)もう1人ぐらい欲しいなーと思いますよね。」


 ・松田茂樹 教授 中京大学 ※少子化対策に詳しい
  “子育てしやすい街”住環境というものは非常に大事だと思います。
  子育てしやすければ、それは“もう一人産みたい”という気持ちにプラスになる。
  新しく団地をゼロから造ることはなかなか難しい。
  シニア世代の方が多く住む団地などに子育て世代が入れるように住環境を改善する

  出生数の改善には
  「安定した雇用」「子育て支援策」に加え「住環境の改善」を組み合わせた
  総合的な取り組みが必要。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・気になるタイトルに目を向けてみれば、既にだいぶ前に紹介されてますね。

 【カンブリア宮殿】バックナンバーより

  不況でも売れ続ける驚異のディベロッパー ~成長する街づくりビジネス~
  http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20100913.html

  もう4年近く前になりますか。当時は一般Newsでも特集として取り上げて
  ましたね。当時は巧妙な世帯交替ぶりに“宗教臭い”と揶揄する声も。


┣・私が移り住んだマンションは、ちょうど子供たちが巣立っていった
  「高齢化が進む・郊外の集合住宅」に当たるようです。先日組合の総会で
  そんな声を聞くことができました。若者や子育て世帯もいるようですけど
  総会には不参加で、自治会なども集金はするけれども使い道が見当たらず
  貯まる一方になっているけどどうするの?と鋭い指摘をする御仁もおられ
  ました。(笑) なんだかんだと「安定した雇用」通勤圏内というのが絶対
  条件にあって、それからの話なのだと思います。【兵庫県加古川市】だって
  汽車に乗ってると車窓から「田舎だなぁ」と思ったもの、実際の話。(苦笑)


┗・「経済特区」だとか「国産限定」だとかやっているけれど、本来は上記の
  ように流れで考えないとあまり意味がないんだよね。目的は「工場建設」
  だけにあるんじゃないんだからさ。

  強い製品を作れば売れる → 儲かる → 豊かになる → 人口が増える?

  てな時代じゃもうないんだよね。分かってますか、ちょっと待ってお兄さん?

  「国産限定」ってなんですのん? 数少なきゃ特定の人しか儲からへんやん?
  上から言われ作った商品なんて、そんなん魅力がないんじゃなーい?ららららい?

  ららら、らい。ラララ、ライ。ららら、らい、らい、らい??? (苦笑)

  最近の「お笑い」もよー分からんわ。(笑)