2015/04/06(月)<増上寺&東京のお寺巡り>
【お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺】 http://www.tv-asahi.co.jp/bucchake/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓お坊さんと行くバスツアー <増上寺&東京のお寺巡り>
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【お釈迦様】 2000年以上前に誕生。現在に至るまでお釈迦様の仏弟子達は
人々に慕われてきた。日本では彼らを『お坊さん』と呼ぶ。
この番組は今の時代にお坊さんの凄いところを再確認し「教え」を学びます。
┣■仏道のプロと東京のお寺を巡る
【増上寺】都内最大級のお寺。浄土宗の大本山。
徳川将軍家の菩提寺のため徳川家ゆかりのものが多く残る。
『三解脱門』いかり・おろかさ・むさぼり、その3つから解脱しよう。
ここから仏門に入るというお寺のメインゲート。
お寺に入る時は、ご本尊様がある正面(真ん中)を避けて通ると良いとされる。
「釘隠し金具」(おっぱい金具、乳金具と呼ばれる)は、
幕府の許可の下りたお寺しか付けられなかった。数で格式が判る。
「門を赤くする事」も幕府の許可が必要だった。*格式*
1622年に完成した増上寺の『三解脱門』内部には仏像が祭られている。
釈迦三尊像(普賢菩薩/釈迦如来/文殊菩薩)と十六羅漢像
太田光 爆笑問題
「ここでいいじゃないですか。中へ行く必要がない。」
お坊さん
「ここで帰ると『門前払い』になってしまいます。(笑)
知恵というのは“切れ味”なんですよ。文殊様は手に刀を持っている。
知恵を武器にしている。」
『十六羅漢』お釈迦様の弟子で特に優れた代表的な16人
穏やかな表情もあれば、悩ましい表情もある。
江戸時代は展望台としても楽しまれ、今の山手線沿いまでが江戸湾だった。
『鐘楼堂』落語の芝浜で鳴る除夜の鐘の実物。
江戸の街の7割にも鐘の音が届いたと言われている。
・朝廷も認める法然のスゴさ。
空海だったら弘法大師、最澄だったら伝教大師と「大師号」が付いているが
法然は特別な方で大師号が沢山ある。
未だに50年に1回、天皇家から名前を頂いている。平成23年には「法爾大師」
鎌倉仏教を興すときの立役者。日本に仏教を庶民化させたとして畏敬の念を込めて
朝廷から今までに8種類の大師号を頂戴している。
・徳川家が深く崇拝していた仏像
『安国殿』厨子の奥に徳川家康が深く崇拝していた秘仏黒本尊が祭られている。
「勝ち運」「諸願成就」「厄除け」の仏様として信仰を集めている。
一般向けには1月5月9月の15日にご開帳される。
・徳川将軍家墓所
2代秀忠、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の
歴代将軍の6人が埋葬されている。
元々は1人1人の霊廟があり国宝に指定されるほど壮大なものだったが
東京大空襲により消失したため、現在の場所へと改葬された。
『鋳抜門』6代将軍の家宣の霊廟で使われていたもの。※通常は通り抜けできない
歴代将軍6人のほか和宮ら5人の正室と側室や生母などが祭られている。
・2代将軍秀忠と正室お江の宝塔。
『台徳院殿』が戦争で焼けてしまったが、1910年に日英博覧会で高村光雲が作った
10分の1のレプリカが英のロイヤルコレクションに残っていた。今年2015年家康公が
亡くなられて400年の節目ということで、この度イギリス王室からそのレプリカが
貸与されることになった。(105年ぶりに日本へ里帰り)※4/2から一般公開してる
日英博覧会後、英国王に献上されるも長い間行方不明に。探すと今から19年前に
イギリスの片田舎の倉庫で発見。
┣■お寺が多い町は江戸時代“戦うため”の拠点だった。
・江戸城を中心に街道が張り巡らされていたが、いざ攻め込まれたときのため。
お寺は広いので兵を駐屯させやすく、石が多いのでバリケードが作りやすい。
『五街道』東海道/甲州街道/中山道/奥州街道/日光街道の要所にはお寺が多い。
『誕生釈迦仏立像』お釈迦様が4月8日にお生まれになったときに甘露の雨が降った。
甘茶をお釈迦様の像に掛けることで再現できる。>『灌仏会』
「天上天下唯我独尊」“自分が一番偉い”と誤解されやすいが実は意味が違う。
「我」は個人ではなく個々を指し、それぞれの存在が尊い
という意味。お釈迦様はこの言葉を生まれてすぐに発した
という。後に悟りを開く仏陀になる、自分の所信表明。
生まれた瞬間7歩歩き、天と地を指さしておっしゃった。
┣■お寺には遊び心満載の仕掛けがある
・亀など長寿の象徴が飾られている。ひょうたんなど縁起物の形の穴も。
形がハートマークをしていたりと遊び心、おしゃれなデザインが沢山ある。
特に水にちなんで、波模様に模して作られていることが多い。
『お地蔵さん』
古くから“子どもの守り神”として信仰されている。
6体で並んでいることが多い。→ 六地蔵。仏教の考え方では6つ世界がある。
下から、地獄/餓鬼/畜生/修羅/人間/天。ぞれぞれの世界に派遣・お出ましに
なられていて、その世界を守って下さる。地獄のお地蔵さんは錫杖を持っている。
┣■身体の悩みを解決してくれる 真っ白なお地蔵さんがあるお寺
・花嫁の白無垢、ご葬儀の際の白装束、喪服は明治以前まで白色だった。
特に奥さんは真っ白い喪服を着ていた。「貞女は二夫にまみえず」
それが明治の頃から西洋の文化が入ってきて、すっかり黒の喪服になった。
曹洞宗【玉鳳寺】
・山門は第20代内閣総理大臣 高橋是清から寄贈された。
・白いお地蔵さん『御化粧延命地蔵』
江戸時代泥まみれのお地蔵様を不憫に思った住職がお寺へ持ち帰り
白粉(おしろい)を塗って祭ったところ、住職の顔面の痣が消えてなくなった。
以来、自分の身体の悪い部分と同じ所に白粉を塗って祈願するようになった。
美肌効果を求めて若い女性が多く訪れている。
┣■日本では僅かしかない 魚藍観音のあるお寺
浄土宗【魚藍寺】
秘仏『魚藍観世音菩薩』 本尊は厨子の中に安置。普段は御前立に拝観する。
右手で魚を入れた竹籠を持っているのが特徴。
「大漁祈願」「海上安全」などを祈る参拝者が多い。
御開帳は前に秋篠宮様がお見えになったときに。
後は50年ごとに出開帳といって秘仏を背負い
他の場所へ出向いて御開帳なさっている。
関東甲信越を50年ごとに回っていたという話がある。
今は毎年5月第2土曜日に一般向けに御開帳されている。
8世紀頃に中国で作られたものとされている。(真っ黒)
┗■空海が伝えた究極のリラックス法
『阿字観』真言宗に伝わる瞑想法。「梵字の阿」と書かれた掛け軸の前に座り
心を静めて自分の内面と向き合う。月2回土曜日に体験教室を開催している。
若い女性の間でも注目され、参加者が増えているという。
「阿」という字は全ての始まりを表し(阿吽の「阿」)
“ ”が自分自身でもあり仏様そのものでもあり世の中の全てでもある。
煩悩である自分自身の左脚の上に右脚を乗せる。(両脚を乗せる座禅でもいい)
「半眼」目線はやや下向きに落とし「阿」という文字を見つめる。
半分は現実世界を映して、半分は自分自身をみつめましょうという視線。
そして「阿」という文字を見つめながら、息が続く限り「あー」と声を出す。
この時に心の不安や悩みを息とともに吐き出す。
そして段々と声を小さくしていき、精神を集中させる。
最後にMAX小さい声で「阿」を出す。
最終的には「阿」を心の中で唱えながら瞑想にふける。
→ 集中力が付き、想像力も養える。
「阿」と発することで赤ちゃんのような気持ちに。
生まれ変われるチャンスを頂いたような気がした。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・【増上寺】メインゲート『三解脱門』の内部は、NHK【ブラタモリ】に
先を越されてましたね。案外簡単に入れちゃうんだなと思った。(苦笑)
都内に住んでいた頃はウォーキングとして何度も境内に踏み入れました。
来る度に外国人観光客が増えていくのを実感しました。【東京タワー】は
結構日本人が頑張って(?)集ってます。集客施設を充実させているからで
しょうかね。利便性の高い場所でもありますし。【東京スカイツリー】に
案外早く観光客数で再逆転するかも。周辺施設が?だったからね・・・
┗・それ以外も知らないお寺・事が多くて結構為になりました。
『お地蔵さん』ぎょうさん並んではったなら、よく見比べてみてや。(笑)