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新名山紀行 高尾山~西丹沢~富士山 縦走ふれあい旅4

2015/05/30(土)<新名山紀行 高尾山~西丹沢~富士山 縦走ふれあい旅4>
【土曜スペシャル】 http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓<新名山紀行 高尾山~西丹沢~富士山 縦走ふれあい旅4>
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  http://www.tv-tokyo.co.jp/sat/backnumber/20150530/

www.tv-tokyo.co.jp

  新緑に誘われて、新名山紀行 縦走ふれあい旅 第4弾。
  今回は高尾山から富士山を目指して3泊4日の山歩き。

  「人気の高尾山」では今を盛りとする美しい花々の共演!

  高尾山が起点の「東海自然歩道」を歩けば、一歩また一歩と霊峰富士に
  近づく度に、目の前に広がる圧倒的な富士の絶景!  しかし、、

  いくつもの試練が待ち受けていた。果たしてゴールに辿り着けるのか ??


  <出演者>
   パンチ佐藤根本りつ子村井美樹


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┣1日目 晴れ

┣【京王電鉄】新宿 → 高尾山口 ※準特急で約1時間 390円

┣ 9:30

 【高尾山口駅
 ・今春2015年、高尾山の杉並木にちなんで杉材を使用した駅舎に改築されたばかり。

 ・駅前は朝から本当に沢山の人だかり。(驚)
  お馴染みのパンチ佐藤根本りつ子村井美樹の3人で元気よくスタート!

 <行程>
  初日は高尾山を登り、尾根伝い(6号路)に小仏城山に向かい、相模湖方面へ下りる


 【高尾山】
  年間260万人が訪れる。訪れた4月中旬はいっぱい花が咲いていた。
  『しだれ桃』など。今回は“華麗なる花の共演”も見物。

 【紅葉屋本店】
  昼食に
  『山菜付おにぎり弁当』1人前550円を購入。※自家製 新潟産コシヒカリ
  あえて具を入れず、シンプルに塩を振ってごまを乗せたおにぎり。

 <高尾山のルート>
  様々なルートがある中で「6号路 びわ滝コース」3.3kmを選択。※上り90分
  ケーブルカー清滝駅の左手から始まる。

  ・根本りつ子
   去年2014年紅葉を見ようとココに来たら、まずケーブルカーに40分待ち!
   すごい人だった。

  ※ケーブルカーに乗って20分ほど歩くとお寺の境内【高尾山薬王院有喜寺


 ・登り始めてまもなく山道脇に【漬物と野菜の店】
  『宮崎しぼり』(350円)を試食した。パンチ佐藤は購入?

 ・高尾山口駅から歩いて10分ほどで登山道に到着すると、小学生の団体遠足で
  ごった返していた。小学生たちに挟まれる形で登山する一行。(苦笑) 

  自然豊かな6号路。観察や研究を楽しみながら上ることができる。
  『ヤマブキ』が綺麗に咲いていた。

  沢沿いに延びていく6号路。この沢の水は多摩川に繋がっているとのこと。


 ・登山道を外れた先に【琵琶滝】がある。『高尾山琵琶瀧水行道場』であり
  身を清める神聖な場所でもある。【不動堂】にて4日間の旅の安全を祈願。


 ・再び登山道へ戻り、先を行くと大木群の根っこが登山道を覆い尽くしていた。

  ・村井美樹          ・パンチ佐藤
  「新緑がほら柔らかい。ほら   「さっきは上を見上げてたけれど
   本当に柔らかい。」       段々下を見る感じになってきたね。」
  青葉を直に手で触れてみる。

  そこまで上って来たったことですね。 ※足元のかなり下を流れる沢の水。


 ・この日一番の大木と出会い、3人揃って両手を添えて寄っかかって見せた。
  登山道脇で熱心に撮影している熟女に『ハナネコノメ』を教えてもらった。


 ・光り輝く新録の中を、自分たちの足で登る高尾山の魅力もまた格別。
  「気軽に登れるいい山」「初心者はここでね、ケーブルまで行けばいいんだ」

  『ニリンソウ』を手に添え楽しむ一行。
  ふと何かの物音に気付いた3人。清水が流れる岩の間から何やら聞こえてくる。

   *グワァグワァグワァ* (?)

  ・村井美樹      ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   カエルみたいな鳴き声 今のですか?      今聞こえる。
   聞こえましたね。

   *グワァグワァ* *ク、ワワン* *グワァグワァ* (?)

  ・村井美樹      ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   聞こえた。      ある程度水が溜まって  ほら聞こえた。
   *グワァグワァ*    抜ける時にこうなるのかな?
   みたいな感じの音がね(笑)           この岩の向こうに
                          こーんな(大きな手振り)
   (笑)         (笑)。そうですか(苦笑) カエルがいるのっ!(笑)
   そうですね。(苦笑)  そうですね。(苦笑)   (苦笑)


  【答え】
   産卵期を迎えた『タゴガエル』の鳴き声。
   高尾山のタゴガエルは伏流水に産卵する。

  ・あちらこちらから『タゴガエル』の鳴き声が。その度に足を止める3人。

   *グワァグワァグワァ*

  ・村井美樹      ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
              さっきより大きいよね。
   ・・・ (中腰構え)   ・タゴガエル       こんにちは。(中腰構え)
   *ハハハハ*拍手    *グワァグワァ!*    *ウワハハ* 笑顔
   なんなの一体。(笑)              すごーい。*感心*
   行くよ、バイバイ。  *グワァグワァ!*    *ウワハハハ* バイバイ(笑)


   こうした生き物との出会いも登山の楽しみ。
   高尾山は数多の動植物の“命のゆりかご”なのです。


 ・『タチツボスミレ』と出会えた頃、登山道は案外険しく、滑落しそうなほどの
  場所に様変わりしていた。細いロープが1本張り巡らされているだけだった。

  「6号路は直進です」という立て看板。そこから上へは沢の中を渡る道だった。
  清流の中を歩けるのも登山の楽しみ。沢を登り切ると高尾山頂の看板があった。

  高尾山を代表する花の1つ『シャガ』(アヤメの仲間)が現われると、行く手に
  結構急な階段が。本日一番の登りに少々四苦八苦気味。登り切るとそこは円環で
  各ルートと繋がっていた。「次は違うルートでまた楽しめるね」と一行。


 ・山頂に近づくにつれ、各ルートから登ってきた登山客で人だかりが出来ていた。
  桜が満開に咲いていた山頂は花見客でビッシリと埋まっていた。


┣12:00

 ・出発から2時間ほどで【高尾山】山頂599mに到着。碑も新しく変わっていた。
  満開の『ヤマザクラ』、そして南西の方角にうっすらと【富士山】の輪郭が見えた

  ・村井美樹       ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   他の山とは違う感じの  まあバッチリとは    でもシルエットは分かる。
   オーラを放っている。  見えなかったけどまあ・・・


  これから4日間を掛けて、ドンドン富士山に近づいていく3人。
  果たしてどんな絶景が待っていることでしょう。


 ・次は正面に見える小仏城山を目指して。途中いい所があればそこで『おにぎり』
  昼食を頂くということで、3人は高尾山山頂を後にした。

 ・高尾山から小仏城山へと続く尾根道は桜の名所。ヤマザクラソメイヨシノなど
  およそ900本から成る桜並木があり『千本桜』と呼ばれている。これからの時期
  高尾山では『マルバウズキ』『タツナミソウ』『セッコク』など100種類以上の
  花々が登山者の目を楽しませてくれる。

 ・「奥高尾」と看板の先も登山者で一杯だった。ベンチは埋め尽くされた状態だ。
  来週末雲取山を登るという1kgのウエイトを両足首に付けた女性や、スイカを
  勧めてくれた初老の登山者らと語らいながら腹ぺこの中、昼食目指して先を急ぐ。

  ようやく人も桜も閑散とした尾根道で空いているベンチを発見。遅い昼食を取る。
  『山菜付おにぎり弁当』1人前550円。 ※3人とも一緒。
  『宮崎しぼり』350円もしっかり買っていた。(笑) 実にシンプルな食事だが
  本当に腹ぺこそうで、花見気分も味わえてスムーズに撮影できたみたい。(笑)


 ・各自両手にしっかりと登山ステッキを握りしめ、目の前に見える小仏城山山頂を
  目指し再び歩き出す。『ミツバツツジ』と『サクラ』のお花のトンネル道を抜け
             ※薄紫色、葉が3枚ある。
  ると少し急な登り道に。途中で80過ぎとはとても思えない若々しい女性二人と
  遭遇。足腰が見るからに丈夫そう。山の会に入ってて、月に2回は歩いていると
  話す。CMに出演したら宣伝効果バッチリではないだろうか。(笑) これだけの
  心身でいられるのであれば、そりゃ高齢者の“登山ブーム”もよく理解できます。

  ・村井美樹        ・根本りつ子
   本当に健康そうですね。  凄いね。
   「歳聞いて」って!(笑)  (笑)。そういうふうになりたいね。
   ねっ!(笑)       「歳聞いて」って! (笑)


 ・小仏城山の山頂付近には『スイセン』で黄色く彩られていた。一体誰が何のため?


┣14:20

 【小仏城山】山頂673mに到着。高尾山から約2時間。

 ・山頂からは先ほどまでいた高尾山が、そして反対側には富士山の姿が拝める。

 【城山茶屋】
  山頂に店を開いて74年。自慢は地元の裏高尾にある豆腐屋さんから豆腐と水を
  仕入れているという『なめこ汁』(250円)。しょうゆ味とまた珍しい。
  トロトロのなめこと透明感ある汁が美味しいと喜ぶ3人。誰のなめこが大きいか
  見せ比べ合う仲の良さ。美味しい、美味しいと何度も箸が進むのであった。(笑)
  『おでん』(6種 500円)も人気。継ぎ足し継ぎ足しで味が染み渡っている。

 ・食後、山頂付近に植えられている『スイセン』花壇について訊ねると、茶屋の
  主人の叔父が整備しているという。手入れ作業をしている本人に話を伺ったところ

  ・尾嶋崇さん(65)
   スイセンはイノシシが食べないのよ。虫とかミミズは掘り起こすけど。
   動物、獣(タヌキ)が入り込み、あちこち穴が開けられる。
   スイセンヒガンバナは毒なんだそうで、食べない。(荒らされない。)
 
  愛する小仏城山を守るため、25年前からタヌキやイノシシが嫌うスイセン
  植え始めた。今ではそれが登山者の目を楽しませてくれている。

  ・根本りつ子             ・尾嶋崇さん(65)
   でもお金がかかるんじゃないですか?  でも飲みに行くよりは安いでしょ?
   エ~。(笑)
  ・パンチ佐藤
   お花ひとつひとつがお父さんにとっての 上手いこと言うね、お兄さん。(大笑)
   女性ひとりひとりと考えるとね。(笑)
   もうモテモテですね!         (笑)


┣15:40

 ・ここからは相模湖方面を目指して小仏城山を下山。赤白桃と目に飛び込んで
  来るかのような色鮮やかな『ハナモモ』の並木を抜けながら山歩きを再開。
  並木を抜けた辺りから急な下りになってきた。杉並木の急坂に。

 ・30分ほど歩くと山腹の間から相模湖が見えた。今宵の宿は相模湖に程近い。
  道は下り一辺倒。土の露出が多く、とても滑りやすそうだった。声を掛け合い
  十分に気を付けながら下っていく一行。『イカリソウ』が暫し疲れを癒やす。

 ・山肌沿いになり、ゴールはしっかりと見えてきたが急勾配で一時も気が抜けない。
  「すごい粘土質だねぇ」根本りつ子も真剣だ。(笑)


 ・慎重に下りること1時間。神奈川県相模原市に下山。巨大なソメイヨシノが目印
  【富士見茶屋】で名物『草もち』(1個170円。デカ重い。6月中旬まで)を
  食べた。77歳になるお婆ちゃん(塚本松江さん)の手作りだという。力強い、
  自然の素の物だから美味しい、と一息つくことが出来た。


 ・バス停にてお約束のステッキを3人合わせて「だる(ぅ)おわ(った)」(?)
  の挨拶を終えると、バス停すぐ脇にある宿の入り口へ。>相模湖・花の宿

  ところがこの入り口が曲者だった。お花でとてもよく整備された道だが
  延々と下っていく。いくら下りても一向に宿の玄関にたどり着かない。(苦笑)
  歩くこと5分。ようやく屋根が見えてきた。


┣花の宿【天下茶屋
  相模湖から流れ出る相模川の渓谷沿いに立つ。1泊2日1万円~(平日2名利用)
  洞窟のような長い(30m)トンネルの先には名物『檜風呂』が。大きく開閉された
  窓からの景色も山深い木々に囲まれていて、とても気持ち良さそう。女性陣も
  心底疲れが取れそうな様子だった。

  夕食はまずはビールで乾杯! ガチ登山な番組なので本当に美味しそうに飲む(笑)
  地元の食材を数多く取り寄せたコース料理。『アユの塩焼き』は丸々と太っていて
  名物『陶板焼き』(バター味)は海の幸・山の幸が一緒に楽しめる。
  明日の登山へ向けて英気を養えたようだった。

 

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┣2日目 快晴

┣ 7:50

  ・村井美樹       ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   今日も晴れましたね。  爽やかな朝です。    お世話になりました~。
               今日も1日よろしく
   よろしくお願いします! お願いします!     よろしくお願いします !!
   こっからもう山登りが  まずはこの坂道からです。そうですね。(笑)
   スタートだ。(苦笑)   あっ晴れたなぁ。    朝の空気はいいねぇ~。
               う~ん。*深呼吸*


┣【津久井神奈交バス】千木良 → 相模湖駅 ※約15分 180円


 相模湖駅
┣【いかりや】
  相模湖名物『酒まんじゅう』(5個入り600円。中華まん大サイズ、香り漂う)
  『おにぎり』(3個入り370円。土日祝日のみ販売。)を購入。

 <行程>
  2日目は相模湖を渡り、石老山、篠原の里、石砂山を越えて伏馬田入り口へ。
  さらに富士山に近づく。


┣ 8:40

 ・相模湖駅から歩くこと10分程。神奈川県民の水瓶、そしてリゾートとしても
  人気が高い【相模湖】に到着。ボートに乗りたいところだが、相模湖を挟んで
  対岸にそびえる石老山の登山道口へ向けて『遊覧船・スワン丸』に乗船する。

 『遊覧船・スワン丸』
  日本で最初に出来た白鳥型遊覧船。ここから全国に広まっていったという。
  昭和41年(1966年)就航。現在のものは2代目に当たる。(最大旅客100人)

  一行は眺めのいい2階席へ。女性陣は遊覧船に乗るのは久しぶりだと話す。


┣【勝瀬ボート】勝瀬ボート桟橋 → 関川船着場 ※約10分 600円
                        ニースワン丸は13名以上で運航

 ・朝イチゆえか遊覧船は一行の貸し切り状態だったみたい。晴天の中、気持ち
  良さそう。しかし船内ではすぐにこれから登る山の高さに、警戒・覚悟を決める
  のであった。(苦笑)

 【相模湖】
  1964年の東京五輪ボート競技が行われ、当時のゴールとなった建物が健在。
  現在も関東のボート競技の拠点の1つで、大学ボート部の合宿などが行われている


┣ 9:35

 ・登山口は『東海自然歩道・顕境寺』の看板が目印。民家の間の歩道を抜けると
  目の前に“のどかな山里”の景色が広がる「いい感じ!」「うわー本当にキレイ」

  『東海自然歩道』の、とても見やすい案内図に思わず立ち止まる3人。
  昨日の高尾山から指で今日のゴールまで辿っていくが、、、長ーい! エーッと
  TVを見ているこちらまで思わず声を出してしまう位の移動距離だった。

  ・村井美樹       ・パンチ佐藤     ・根本りつ子
   歩けるのかなコレ(苦笑) そして山中湖がゴール。
   ドンドン富士山に近づいて           いいんだけどさ、
   行っている。                 4分の1ずつ行こうよ。(悲)
   確かに。                   昨日チョット楽しすぎたよね
   うわー頑張んないと。  そうだね。      ちょっとペースUPしますか?


 ・石老山へ向かう3人。船を下りて歩くこと約30分、「石老山表参道入口」の
  看板が見える。石段を上がると山の中へと続いている。草花の看板に「草木瓜
  クサボケと思わず冗談が口走るが、スタートいきなり巨大な岩が気を引き締め
  させた。

  石老山の巨大な岩は今から約600万年前に深さ数千mの海溝にできたもの。
  それがプレートの動きで押し上げられたという。至る所に巨大な岩が待ち構えるが
  登っている3人には「嫌な山ではない」と会話が弾む。なんか優しい感じがする、
  迎え入れてくれている、いい気に満ちている感じがするらしい。参道ゆえか ??

  奇岩『滝不動
   岩の割れ目にお不動さんの石像があり、これに水が掛かるのでこの名で呼ばれる
   かつては水量が多く、参詣の人々が滝の水を浴びて身を清めたらしい。

 ・参道は石段になっており、結構な量の水が滴り落ちている。水音の落ちる音に
  癒やされると口にする。するとまたもや奇岩が姿を現した。

  奇岩『屏風岩』
   高さ4.5m、横幅7mもある。住居の屏風をまさに思わせる(?)


  参道は相変わらずキツい登りの石段&水で苔がビッシリと生えて歩き辛そうだが
  「いい道だ」「この道本当好きだなぁ」と感動しきり。凄いバランスで立っている
  奇岩をステッキで支え押さえる恰好をしておちゃらける始末。まだまだ元気だ(笑)


┣11:00

 『蛇木杉』
  高さ20m、樹齢約400年のご神木。根っこが大蛇のように見える。
  その姿勢がカーリングの投石する時の仕草に思えてステッキをホウキに見立てて
  ご神木前で遊ぶ3人。「怒られる」と深く反省するのだった。(苦笑)

 【顕境寺】
  平安時代に創建されたという、真言宗の古刹。登山道はその左手から伸びている。


 ・ここからはかなりの急らしい。行く手に立ちふさがる大きな岩を除けながらの
  急な登り。遊覧船から見たあの高かった石老山へ、今一歩ずつ近づいている・・・
  途中、先ほどまでいた相模湖・スワン丸を眺めることができた。遠く遙か彼方だ。

 ・開けてきた山道に備わった木のベンチで暫し休憩。『酒まんじゅう』を頂く。
  モチモチ、香りがプーンと漂うと実に美味しそうに食べていた。相模湖の眺めと
  行動食に癒やされて、さあ登山再開っ !!


 ・石老山まで1.5km/篠原まで3.6km。美しいヤマブキの花が出迎えるが
  この1.5kmが難関だった。慎重に大股広げながら登る。晴天で日差しが暑い。
  汗だく。粘土質の急坂が前に立ちはだかる。

  なんとか登り終えると地元の初老女性2人組に遭遇。「散歩」だという。弁当など
  持たずに飲み物だけ持参。往復で大体2時間半くらいのイメージだとか。
  山の魅力は「空気」と「景色」。 「山頂ってもうすぐですか?」との問いに
  「う~ん、あんまり期待しない方がいい」との答え。(苦笑)するしかなかった。
  まだこの先に急な所があるそうだ。「散歩コース」に驚くばかりだった。

 ・その後ひたすら登り続けると開けた場所へ。山頂かと思いきやベンチがあるだけで
  標識など無く、見渡せば下り道が先にあった。せっかく登ってきたのにね。(苦笑)
  石老山は山頂が凸凹した山で、一旦下ってまた登るという過酷な道のり。

  石老山翻弄されて“青息吐息”の3人。そこにまた現われる急な上り坂。

  ・村井美樹        ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   ヤダー          あーキター!      (苦笑)
   これ最後の登りですかね? 絶対分かる、コレ最後! 
   最後ですか?       最後の階段です!
                これ最後でなかったら僕は
                腕立て伏せ100回
   いや、言っちゃいましたね しちゃいます。     言ったねっ!
   言っちゃった。(笑)    言いましたっ !!     (笑)。凄いねパンチさん
                こっからペース     やっぱり。どこにそんな
                上げますよぉ。     パワーがあるのぉ ??

   ヨイショ、ヨイショ。(笑) キターぁ        ヨイショ、ヨイショ(笑)
   はぁ。(頷く) キツイ(苦笑)            この何十mからがさ
                            遠いね~(苦笑)
   はぁ、はぁ。       さあ頑張って!     頑張りまーすっ!


┣12:45

 【石老山】山頂702m、到着。
  初老男性2人組が拍手で出迎えてくれた。水色のペアルック。山の会?

  「初めての方に、あーやって声を掛けてもらうと力が出るねぇ」(パンチ佐藤
  「拍手まで貰えて(笑)」(村井美樹) 「山ならではだよね」(根本りつ子

  ・村井美樹        ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   ハァ~(うな垂れる)                ハァ~(うな垂れる)
   すっごい大変だったぁ~  参ったねぇ。
   結構な登りだったですね。             最後キツかったぁ。
   暑い。


  なんとか登り切った石老山。その山頂からも富士山を望むことが出来る。
  3人はココで待望の昼食『おにぎり』を食べた。鮭・おかか・梅干しで370円。
  タップリと入った具材に美味しいと口一杯に頬張る3人。本物の登山です。(笑)


┣13:25

 ・ここからは一旦【篠原の里】へと下りて【石砂山】へと登る、またもやキツイ
  アップダウン。山頂から篠原の里までは約2.0km。ひたすら下ります。

  カメラマンが撮影中に足を滑らした。皆疲れている。重い機材を抱えては余計
  大変なことだろう。補助は十分に足りているのだろうか?>TV東京【土スペ】
  【モヤモヤさまぁ~ず2】は逆に付き添いが多すぎるみたいだけれど。(笑)

  気を張り詰めたまま慎重に下ること約1時間、行く手にようやく地上が見えた。

  そこはおとぎ話の世界のようだった。山里の風景を色濃く残す【篠原の里】。
  大きな道路へ出ると民家の軒先でのんびり井戸端話をしているお婆ちゃんが2人
  思わず駆け寄る一行。水玉の色違いの割烹着姿が懐かしい。「昭和だねぇ」
  ふと気付けば表札に「釜戸橋」とある。変わった名字と思いきや『屋号』だった。
  「佐藤」という名字が多く間違いやすいため、屋号を名乗っているのだという。
  表札にまで屋号を書いているのは珍しいと思う。「隠居」なんて表札もあった。


┣15:10

 ・本日2つ目の山を目指して再び『東海自然歩道』へ。ここから1.5kmの道のり
  名前から大変そうな山だと少しビビり気味。『ヒトリシズカ』を村井が発見。まだ
  余裕があるのか「今年も会ったね」と挨拶を交わす。

  やがて始まった急な登り。一歩一歩と台を踏みしめてまさに登る感じに映る。正直
  かなりキツそう。息を切らせながら登り続けること約1時間、


┣16:00

 【石砂山】山頂577m 到着。 誰もいない山頂、薄曇り気味もガッツポーズ。

  ・村井美樹        ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   飴飴飴、鞭鞭鞭鞭って感じ 最後キタね。(頷く)
   ですかね?(苦笑)
   最後鞭キツかったぁ。               キツかったぁ。(苦笑)


 ・そして足早に下山。下山した一行が高くて大きい亀見橋から道志川を見下ろした。
  山梨県から流れ出る道志川は下流で相模川と合流する。「めちゃくちゃ高い」
  「キレイねぇ」。心癒やされてようやくバス停へと辿り着いた。

  ・村井美樹           ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   ギリギリ?           もう来るねぇ。     (苦笑)
   大変だったな。今日はやっぱり。             *お疲れ気味*
   クタクタだ~          2つの山はやっぱり・・・  本当(小声で苦笑)


┣17:10

┣【津久井神奈交】伏馬田入口 → 東野  ※約15分 260円

 ・精も根も尽き果てた3人。まずはバスでその終点へ。宿のお出迎えが待っていた。


┣【送迎車】東野 → 青根緑の休暇村  ※約5分

 【青根緑の休暇村】
  “自然と親しむ宿”とあって部屋は至ってシンプル。※1泊2食7950円
                           (入湯税込) 火曜定休
  敷地内に日帰り温泉『いやしの湯』があり、宿泊客は無料。
  パンチ佐藤が入浴すると「今日は『土スペ』ですか?」と入浴客に訊かれる。
  認知度はかなり高い。潜在視聴率は相当あるのではないかと推測される。(笑)

  宿の周辺は“山菜の宝庫”。お婆ちゃんがその日に採った山菜が食卓に並ぶ。
  この日は「ふきのとう」「うどの新芽」など。採り立ての風味を損なうことなく
  ギュッと凝縮するため『天ぷら』で。食堂で夕食を頂いた。

  「今この時期にしか採れない山菜は、生きていく力をもらえるようね。」
  「旬のものは、我々の体が一番欲しがっているものらしいですよ。」

  会話も弾み、英気を養う。


  ※この手の宿にしては食事が量ともにシッカリとしているように映りました。

 

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣3日目 快晴

┣ 8:00

 ・お婆ちゃんが作った手作り弁当を受け取って、本日もスタート!

┣【送迎車】青根緑の休暇村 → 久保  ※約20分。登山口まで送ってもらう。


 <行程>
  3日目は久保から厳道峠へ向かい、そこから尾根伝いに御牧戸山、長尾、
  細茅ノ頭、ウバガ岩と歩いて赤鞍ヶ岳に登り、道志村役場へと下りる。

  【赤鞍ヶ岳】標高1299mと、ここまでの最高峰。

┣ 8:20

 ・登山口の近くに地元の名勝があるということで立ち寄ることに。
  道志川に架かる【久保つり橋】、映画やドラマのロケ地によく使われているとか。
  高い所が苦手なパンチ佐藤であったが、せっかくの案内を断ることもできず(笑)
  吊り橋を渡る3人。「下見てみて」と煽る村井美樹など女性2人は下を覗き込む
  余裕っぷり。恐怖で足早に渡りきる男性、ちょっと怖かった程度の女性。こんな
  バランスが男女間ではちょうどいいのかも。(笑)

 ・今回のテーマである【富士山】をロクに見られていないので、3日目の今日は
  富士山を意識して登ることを宣言した一行。吊り橋のたもとにある
  【久保つり橋直売所】で『干しいも』や『梅干し』を購入した。


┣ 8:45

 ・ここはもう山梨県。東京都から神奈川を越えて山梨まで来たことに感動する
  村井美樹。歩いて5分ほどで厳道峠の登山口に到着。ここで富士山の位置を
  『山と高原地図』『コンパス』を使って確認。「8時くらいの位置」と判明。
  その辺りの方角を意識しながら登ることに。

 ・ここ登山口の久保から厳道峠までは約50分の距離。朝一番とあって元気一杯。
  車道の塗装された急坂を登ると見晴らしが開けたところで富士山頂部分が見えた。
  雲に覆われていたが強風で動きが速く、暫し雲の切れ間を待つ3人。約5分程で
  雪に覆われた綺麗な山頂を拝むことが出来た。近づいた分、これまでよりも
  ずっと大きく感じることができた。「富士山ってなんでこんなに美しいんだろう」
  「外国の方も美しいと褒めてくれるよね」「日本の誇りだから」(笑) 会話も弾む


┣ 9:45

 【厳道峠】到着。小さな標識『赤鞍ヶ岳』の先から細い山道へと変わる。結構急だ。
  でも見晴らしが良く、富士の姿が疲れを癒やしてくれた。かなり手強い上り下りが
  続く・・・

 ・標高差150mを一気に登る過酷な道のり。しかも地面は落ち葉で滑りやすく
  なっていた。「ずっと足首が鋭角に曲がっている感じがする」(根本りつ子
  今まで下りでずっと筋肉を使っていると思っていたが、今日は前にきているらしい
  「また明日は違うところが痛んだろうな」と苦笑いする一行だった。

  平らなポイントを見つけて小休止。PBの水をガブ飲みしていた。

  その先は尾根伝いとなっていた。緩やかなアップダウンが続く。


┣10:20

 ・稜線歩きに入ってから初めて見せた富士山に感動する一行。「頭を雲の上に出し」
  の歌同様の姿を見せてくれた。富士山に力をもらい、先へと急ぐ。

 ・この先は富士山を身近に感じながら標高1000mを超える縦走が続く。
  緩やかな傾斜についついスピードアップしてしまう3人。

  「おお!いいねいいね。非常ーにいいです!」(パンチ佐藤)*女性陣笑*


┣11:00

 ・しかしちょっとオーバーヒート気味。『干しいも』タイムと休息を入れた。
  大きな干しいも片手に乾杯! 凄くネットリとしてお餅みたいだと語っていた。
  すぐパワーになりそうで行動食には持って来いな様子。指先に張り付く干しいも

  続けざまに『梅干し』にも手を付けた3人。期待通りの酸っぱさで目が覚めた。


 ・元気回復!鼻歌交じりで快調に歩く一行。すると反対方向から別の一行に遭遇。

  「今日はどこに下るんですか?」「赤鞍ヶ岳から下ろうと思っているんです。」
  「・・・ 頑張って下さい。*ニヤニヤ* 」 「うわー」(苦笑)
  「これからが本勝負です。(笑)」    「エー!」(苦笑)

  並大抵なことではなさそうと、体力温存を意識し直す。。。


┣13:00

 【ウバガ岩】
  風通しが良くなった。一気に開けたその場所は今回屈指に絶景ポイント!
  富士山が雲1つ無い姿で迎えてくれた。麓には今日のゴール道志村の家々も
  眺めることができた。赤鞍ヶ岳は、、、まだ先にある。(苦笑)


┣13:20

 ・ベンチが無くてまだ昼食を取っていない3人。ここから赤鞍ヶ岳までは
  アップダウンが激しくこの日一番のハードな行程。岩が不規則に立ち塞がり
  見るからに怖い。岩にしがみつきながらなんとか下りなければならない箇所も。
  尾根伝いが必ずしもなだらかなものばかりでないことを知る。

  険しいアップダウンが続いて本当に辛そう。CMテロップと一緒に流されて
  また短く編集されてしまうのはさぞや悲しいことだろう。(苦笑)

  ・村井美樹
  「登ったり下ったりで無駄に(山頂を)期待させられるのが嫌ですね。」

  せっかく上ったのにまた下る。その時には姿を見せる赤鞍ヶ岳山頂。

  「私は心を無にすることにしました」

  「何も考えないでただひたすら、足を前に歩みを進めていればいつかは着く」


  悟りを開いた村井美樹。「私もそうしよう」と相づちを打つ、根本りつ子。(笑)


  そう悟ったときに【秋山峠】に到着。そして歩くこと5分


 【赤鞍ヶ岳】山頂1299mに到着ぅ~。「わぁ~!着いたあ!」「着ましたね!」
  朝から歩き続けること6時間。悪戦苦闘の末、制覇する。

  ・村井美樹        ・パンチ佐藤      ・根本りつ子
   (苦笑)          あー勉強になったなぁ。 登ったなぁ。(苦笑)
   今回で一番高いです。   そうか、やっぱり。   *はぁ*
   さぁご飯ですよ。     *ハァ* 忘れないね。  ね。


 ・ビニールシートを広げて待望の昼食。【青根緑の休暇村】で作ってもらった
  『おにぎり弁当』450円。おにぎり大2個、唐揚げ、卵焼き、お新香など。
  村井美樹は持参した携帯コンロを使って温かいカップ『味噌汁』を振る舞った。
  とても思い出深い、スペシャルな昼食となったようだ。


┣15:00

 ・ここからは一気に麓の道志村へと下る。「崖を下りている感じだね」
  ゆっくりと慎重に足場を確認しながら進む一行。標高差600mの急な下り。
  これは見るからに雨で足元が滑るときは登山は無理そうなルートだ。(苦笑)


 ・2時間近く掛けて今日のゴール【道志村役場前】に到着。 *映像ほぼカット*

  3日目も無事に帰って来られたことにバンザイする3人。

  今宵の宿の女将が車で迎えに来てくれた。


┣【送迎車】道志村役場 → 民宿・北の勢堂  ※約10分

 【民宿・北の勢堂】
  昔懐かしい山里の風情。茅葺き屋根の古民家を改装した築180年の民宿。
  山の水を引き込んでいる。今から40年前に開業。3階の屋根裏部屋は
  かつての養蚕の跡。初めてなのに懐かしさを感じてしまう。「ただいま」
  「お帰りなさい」とお客様をお迎えしている。

  囲炉裏での夕食は1組限定。 通常コース(?)1泊2食6,300円(税別)


 ・夕食の食材を採りに女性2人が同行。宿の周囲にはクレソンが自生している。
  『クレソン』は全国屈指の生産量を誇る道志村の名産品だという。
  摘みたてのクレソンを試食。「美味しい」「この苦味がいい」
  「香りがいい。最後にピリッとくる!」と普通のクレソンより辛みが効いている
  との感想だった。

 ・一方でその間、パンチ佐藤日帰り温泉【紅椿の湯】で入浴。※入浴料1000円
  岩の広い露天風呂から眺める景色が、日が落ちた後だったが良さげに感じられた。


 ・待望の夕食。囲炉裏端でまずはビール。キンキンに冷えた一杯が美味しそう。
  オリジナルコース1泊2食8,500円(税別)。道志村の豊かな自然の恵みが
  至る所にちりばめられている。囲炉裏で『イワナの塩焼き』、クレソンとタラの芽
  の『天ぷら』、『クレソンの白だしのおひたし』『シカ刺し』『シシ鍋』
  『トリ肉の塩こうじ焼き』など。いわゆる“ジビエ料理”が堪能できるコースだ。
  鍋料理で使われる味噌は村で造られている『醤油絞りの味噌』を使用。スッキリ
  さわやかな風味らしい。シシ鍋の中にもクレソンが入り苦味が薄まり美味しそうだ

 

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┣4日目 薄晴れ

 ・女将さんが作ってくれた昼食を受ける。『山椒のおにぎり』と『やしゃー飯』。
  道志村では野菜のことを「やしゃー」と言う。やしゃーを混ぜ込んだ飯だとか。
  庭先で山から引いてきた水を汲み、いざ出発!

 <行程>
  最終日は道の駅どうし からキャンプ場、ブナ沢乗越を経て、今回の最高峰
  菰釣山を極め、尾根伝いに歩いて西沢ノ頭、石保土山、ゴール高指山を目指す。


 【高指山】標高1174m。その山頂からは富士の絶景が拝める。


 ・まずは登山口のある【道の駅どうし】へと歩いて向かう一行。途中、気になる
  看板を発見。『きこりのろうそく』ちょっと立ち寄ることに。剥製の熊が置かれ
  幼子と生まれたばかりの赤ん坊がそこにいた。


 【きこりのろうそく】
  昔からこの地で林業を営む山口さん一家。自分たちの山の木で作った薪などを販売
  一束250円~。名物が『きこりのろうそく』。十字に切れ目を入れた丸太の中に
  固形燃料を差し込み、火を入れコレを着火台にして燃やすという仕組み。
  デカイものならキャンプファイヤーもできるという。薪の継ぎ足しをしなくて済み
  楽そうだ。1000円~。煮炊きにも使えると人気を呼んでいるという。

  近くにキャップ場ができて4年前に併設したという【きこり】というたい焼き店で
  珍しいカスタードブルーベリー(大粒)を購入。1個120円。りつ子さんはあずき
  行動食も確保した。


┣ 7:50

 ・道志川沿いの道を歩いて30分余り歩くと【道志の森キャンプ場】。家族連れが
  手を振ってくれた。

  やがて行く手の正面に菰釣山の山頂が見えた。「あそこまで行くのか」
  「あそこまで行けちゃうんだよ」とお互いに励まし合う ??


┣ 9:30

 ・道は少しずつ険しくなっていく。

  ・根本りつ子
   「(山は)外から見ると変わらなく見えるけど
    中に入るとそれぞれ登ってみると味わいが違うね。」

  流れが強い沢の対岸へと渡り、沢に沿って歩き続けること約10分。
  ここから尾根へと登っていく。行く手を急斜面が立ちはだかる。

  ・根本りつ子
   「一度の傾斜でずいぶん足の負担が違うよね。」


┣10:00

 【ブナ沢乗越】到着。ここからゴールの高指山までは約9km。
  その前にいくつもの峰を越えていかなければならない。


┣10:50

 【菰釣山】山頂1379m、到着。今回の最高峰を制覇!
  山頂からは山中湖を望むことができた。ついに山中湖が姿を現した !! (喜)


 ・ここで昼食。【民宿・北の勢堂】『おにぎり』2個500円(税別)
  待望の山椒とやしゃー飯だ。重くてデカいおにぎりだ。野菜に鶏、タケノコが
  入っていた。りつ子さんの顔半分近くある大きさ。


  ・村井美樹        ・パンチ佐藤       ・根本りつ子
    !? (ご飯粒が)(笑)   *モグモグ*        *モグモグ*
   あごに付いちゃった(照笑) あごも食いたかったんだよ。*モグモグ*
   嘘?           もう1個付いてるよ。   *じー*と見つめる
   *バシッ*笑いながら叩く  なーんちゃって。     あはは(笑)


 ※実際には最後食事をしながらだったのでモグモグとよく聞き取れなかった。
  「なーんちゃって」的な戯けた会話だった。とても仲が良さそうなのが
  伝わる名シーンだった。


┣11:20

 ・高指山を目指し登山再開。「またちょっと晴れてきた」
  麓の山中湖は望めたが、富士山は曇り覆われて菰釣山山頂からは見えず。
  ゴールする頃には富士の姿を拝めるだろうか ??

 ・ゾッとするような細い尾根が続く。右側は崖のようだ。「怖ぇ~」(パンチ佐藤
  歩くこと約50分、


┣12:10

 【油沢ノ頭】に到着。ここから高指山まで5.8km。

 『山と高原地図』で確かめると「甲相国境尾根」と書いてあった。山梨と神奈川の
  県境であることを知る。


┣12:35

 ・引き続き尾根伝いを歩いていると村井美樹が高指山を発見。旅のゴールがだいぶ
  近づいてきていることを実感し気合いが入る一行。勇気づけられるも道は一層
  険しくなっていった。お腹も空いてきた。

  ・村井美樹         ・パンチ佐藤       ・根本りつ子
   たい焼きいつ食べますかね? 次(標識)見たらさぁ
                 4.8kmだったから
                 4.5km切ってたら食べちゃう?
   分かりました。                    え~私3kmぐらい
   じゃあ4km切ってたら                残して食べたいなぁ
   食べましょう。       よぉーし!
   カスタードブルーベリー   一気にたい焼きを     あずき~~


  ※人間、本当に疲れているとテンションがハイになります。(苦笑)


┣12:55

 ・たい焼きに有り付きたくて、さらに歩くこと20分。

  ・村井美樹         ・パンチ佐藤       ・根本りつ子
   さぁ距離はどうなんだ?   標識発見っ !!       距離だ、距離だ
   なんですか ??        ちょっと!最低だよっ!  ウン?
   エ、へへへへへ(笑)     削れてるよぉ~      あははははは(笑)
   落ちてる?         あっパズルだ、パズル!  落ちてる(笑)


 【西沢ノ頭】に到着。下部が削れた標識をパズルのようにつなぎ合わせてみると
  高指山まで4.6kmだった。思わぬ出来事にお腹が痛くなるまで笑う女性陣。

  残念ながらたい焼きはお預け。足早に先へと急ぐ。


┣13:10

 ・急な階段も乗り越えて、次の標識を発見。

  「ありがとうを英語で言うと」(パンチ) 「サンキュー」(根本りつ子

  課題の4kmをクリアした。 いいペース、速くないですか?と余裕の声も。


 『たい焼き』タイム。ベンチで今朝焼いてもらった待望のたい焼きを頬張る3人。
  1個120円。餡ぎっしり、羽根付き。ザックの中で蒸されてふわふわ感に
  なっているという。パリパリのたい焼きも美味しいけどふわふわもいいと喜ぶ。

  ※ベンチには朽ち過ぎていて座っていなかった。直さないと。


┣13:30

 【石保土山】到着。富士山の白い裾野が木々の間から覗けて興奮する一行。
  随分と近くに見える。高指山に着いたら見えるかも。晴れてきてますもん。


 ・富士山を拝みたい。ペースアップ、足が自然と前へと進む。

  しかしまだまだいくつもの難所が待ち受けていた。鎖を伝って慎重に下りたり
  アップダウンがここでも激しい。ゴール高指山をひたすら目指す。


      *道中、大幅カットされちゃいました。*


┣15:00

 ・朝から歩き続けること約8時間。

 【高指山】山頂1174mに到着、ついにゴール地点に辿り着いた !!


  そして山頂からの眺めは・・・


  本当は「ドーン」ってこう富士山が見えるはずなんだけどなぁ~(村井美樹


 ・モニター上には晴れていれば山中湖にそびえ立つ富士山の絶景が差し込まれた。
  富士山の前には何も遮る山がなく、山中湖周辺の家々との構図が本当素晴らしい。


 ・でも3人は、3日目の一番辛かった時に富士山が何回も出てきてくれて励まして
  くれたと感動を振り返る。最高に素敵な富士山が見えた、いつもそばに感じながら
  歩けたことが本当に幸せだった。富士山は山を代表して教えてくれたと思う。
  辛いときにこそ、グッと堪えて踏ん張るのが日本人なんじゃないの?って。


  いつどこにいても富士。私たちのことを見守っていてくれる、日本人の心の古里。

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・久しぶりの長文メモ取り。2日も要してしまった。(苦笑) 見た当初は
  「こんなもんか」が詳細にメモを取るにつれて味をしめ、最後はそれなりの
  感動を得られる。それが【TV東京】が誇る【土スペ】なのです。(笑)

┣・この『縦走』シリーズは大好きで頻繁に放映してほしいくらいなのですが
  道中の映像を見ると、安全面なども考えると難しいことが理解できます。
  かといって人気の定番コースでは高尾山のように大渋滞は必死でそれほど
  面白みにも欠けます。そして何よりも出演者のコミュニケーションですね。
  企画は面白くても出演者が生かしてくれないと台無しもいいところ。
  そういう意味でもこのシリーズ・トリオはドンピシャ嵌まり役だと思います。

┗・土スペの潜在視聴率はかなりのものだと思います。制作スタッフはさぞかし
  大変だと思いますが、頑張ってこれからも我々視聴者を楽しませて下さい。

  自然とお礼めいた感想になってしまいました。(笑)