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トランプ旋風【欧州】を席巻か? 他

2016/12/02(金)<トランプ旋風【欧州】を席巻か?>
報道STATION】 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
2016/12/02(金)<【アメリカ】トランプ氏が選挙後 初集会 「雇用の維持・拡大」を強調>
ワールドビジネスサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓  <トランプ旋風【欧州】を席巻か?>
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報道STATION

   今年2016年6月
  【イギリス】『国民投票』が行われ、【EU】離脱が決定した。

   先月2016年11月
  【アメリカ】『大統領選』において、ドナルド・トランプ氏が勝利した。


   これらは既成政治への不満が一気に噴き出した結果が出たということになるが、

   このような状況が世界中に広がっている中で、


   明後日2016年12月4日
  【イタリア】  『国民投票』と
  【オーストリア】『大統領選』が行われる。


   どうなるのか、今、世界中が注目をしている-

 

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  トランプ旋風【欧州】を席巻か?
┣■“12.4決戦”瀬戸際の【欧州】


 ◆「芸人 vs. 首相」で【イタリア】混沌

jp.wsj.com


  先月2016年11月26日
 【イタリア・ローマ】

   反体制派政党
  【五つ星運動
  ◇ベッペ・グリッロ(68) 指導者 ※元お笑い芸人
   俺達のNO!をヤツらの顔にぶつけるんだッ !!
   俺達のNO!を、それぞれのNO!を-    ※左手を盛んに振りかざして絶叫


  ・「規制政治の打破」を掲げて7年前2009年に結党した。
   党を率いるのは、元お笑い芸人のベッペ・グリッロ氏(68)。

   もう頭脳を信頼してはいけないッ!
   本能で動いて・顔を見て・そして投票しろッ! 投票するんだッ !!
   そいつがホンモノかニセモノかを感じるんだッ!


  ・【五つ星運動】は、今や支持率で第一党に迫り、
   今年2016年6月には無名の弁護士だった
   ビルジニア・ラッジ氏(38)をローマ市長に当選させ、首都の実権を掌握した。

    ※女性。美人だとして一躍注目されましたね。
     よく見りゃフリーキャスターの小島慶子っぽいけど。(笑)

rocketnews24.com

  ◇ビルジニア・ラッジ(38) ローマ市長
   首相は私達をバカにしているわ。
   ここに集まったのはNO!を強く叫ぶためです。
   だから精一杯、私はNO!と言います。NO!NO!NO!・・・ *ジー*

                    ※それほど観衆はNO!と叫ばず。(苦笑)


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  ・勢いに乗る【五つ星運動】が次に照準を定めるのが、

   明後日2016年12月4日に迫った
  『国民投票
   狙うのはイタリアの若き首相“マッテオ・レンツィ首相の退陣”。

  ◇マッテオ・レンツィ(41) 伊首相
   彼らは何でこんな嘘を付くのでしょう。
   本当じゃないことばかり言っている!

   “イタリアを変えるチャンス”をなぜ捨てなくてはいけないのか。(苦)


  ・2年前2014年、39歳の若さで首相に就任したレンツィ氏が
   『国民投票』で問うのは、

   「議会上院の権限を縮小させ【政府】の力を強化する『憲法改正』の是非」。

   そして「『国民投票』で否決されたら首相を辞める」と、啖呵を切った。

jp.reuters.com


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  ・ところが-

   先月2016年11月27日
  【イタリア・ローマ】
                         ※若者中心かと思いきや、
   「レンツィは要らない!レンツィは要らない!」 中高年者まで全年齢層がいる。
                          身なりを見ると中流以下の様子
   「レンツィは要らない!レンツィは要らない!」 ここでも富の分配・経済格差が
                          重くのし掛かっているようだ。

   国民の関心は「議会の改革論」よりも「首相の進退」に移ってしまい、
   野党勢力がここぞとばかりに反対運動を盛り上げている。


  ・先月2016年11月までの
  『世論調査』では
   「反対」が「賛成」を僅差で上回り、       ※集会場では若者がラップで
   「若い世代や貧しい地域ほど反対が多い」という。  壇上から訴えていた。


   ローマ郊外にある
  【職業安定所
   15~24歳の若者の失業率は「37.1%」。3人に1人は職に就けない有り様

   ◇求職中の若者 25歳の男性
   「魚は頭から腐る」と言いますから、社会全体が間違っているんです。

  Q.『国民投票』ではどっちに?

  A.
   ◇求職中の若者 25歳の男性
   「NO」に投票します。


   ◇求職中の若者 19歳の女性
    経済というよりも政治に原因があると思う。
   【イタリア】にはお金があるのに“違うことに使われている気がする”。

    ほとんどの人が「NO」に投票すると思う。


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  ・「広がる格差」と「高い失業率」という状況に

   反体制派政党
  【五つ星運動
  ◇ベッペ・グリッロ(68) 指導者 ※元お笑い芸人
   君達は【イタリア】で人々の顔を見ただろ?
   皆“不安な顔”をしている。

   「不安」や「恐怖」を心の内に持っているんだ。
   自分でも分からない“何かへ”のね。

   俺達は次の世界を引き受ける“実験台のマウス”なんだ。


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  ・【イギリス】の【EU】離脱、【アメリカ】の大統領選と続いた

   “既成政治への反逆”

   『国民投票』で否決されたら
   【イタリア】で【五つ星運動】が政権を獲得する可能性も否定できない。


  【イタリア国際問題研究所】
   ◇ボンヴィチーニ 副理事長
   『国民投票』が否決されたら【五つ星運動】が【イタリア】の第一党になる
    可能性が高い。

    彼らの狙いは【ユーロ】からの離脱と、
          【イタリア】の【EU】残留を問う『国民投票』を実現すること

    なのです。

 

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 ◆【オーストリア】に“極右”大統領?


 【オーストリア・ウィーン】
  明後日2016年12月4日
  『大統領選』が行われる。

toyokeizai.net

www.sankei.com

   支持率が50%を超え、一番勢いがある候補者は
   【自由党
   ◇ノルベルト・ホーファー(45) 候補
    “トランプショック”というのは間違った言い方です。
    そして【オーストリア】にも置き去りにされた人々がいます。

    大事なのは【オーストリア】が「国境をしっかり管理する」ことです。


   ◇男性司会者
   「ヒトラーよりかは少しマシな独裁者」と貴方は言われていますが?

   【自由党
   ◇ノルベルト・ホーファー(45) 候補
    選挙の勝者とは正しい勝者だ-

   ・訴える政策は
   「国境管理と移民追放」そして「【EU】離脱も検討」というもの。

    ホーファー氏が所属する    ※党の宣伝映像(白黒)が流される。
   【自由党】は
   【ナチス】の残党が作った“極右政党”。

    もし彼が選挙で勝つと、
   【西欧】で戦後初となる“極右”の国家元首が誕生することになる・・・ 。


  Q.勝ったら人々を納得させられますか?

  A.
   【自由党
   ◇ノルベルト・ホーファー(45) 候補
   「私の路線への」という支持ですから大丈夫です。(^o^)


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   今年2016年6月23日
  【イギリス】【EU】離脱の『国民投票』が行われた。→【EU】離脱が決定。


   これに続く
   明後日2016年12月4日
  【イタリア】  『国民投票』と
  【オーストリア】『大統領選』の投票は、

   来年2017年に行われる
  【オランダ】 3月『総選挙』、
  【フランス】 5月『大統領選』、
  【ドイツ】  秋『連邦議会選挙』の議会選挙の“前哨戦”と言える。


  ・“極右勢力”は“トランプ現象の再現”を狙っている。

    フランス極右政党
   【国民戦線
   ◇マリーヌ・ルペン(48) 党首
    トランプ氏の勝利によって、古い秩序と新しい秩序が交代し
    世界の歴史は新たな一歩を踏み出しました。

   【ヨーロッパ】でも『愛国運動』が同じように盛り上がってきています-

 

www.nikkei.com


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  ・「排外主義の蔓延」は「ヨーロッパ統合の崩壊」以外の何物でもない-


  【オーストリア・ウィーン】

  『反ホーファー氏デモ』

   「違法な移民などいない!」   「違法な移民などいない !! 」

   「誰でもここに留まる権利がある」「誰でもここに留まる権利がある」

                   ※台詞が長すぎて追随出来ず(苦笑)

  Q.ホーファー氏が勝つとどうなる?

  A.
   ◇デモ参加者の30代半ば男性
    ハァッ*大きな溜め息*、考えたくもない。(苦々)
    あんな奴が大統領になったら、どんな反対運動に発展してしまうことか。
   【アメリカ】と同じ状況になってしまいます-

 

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  『難民排斥デモ』 

    NO WAY                                                          とんでもない
    YOU WILL NOT MAKE EUROPE YOUR HOME あなたは、ヨーロッパを家としません。


  ・【EU】がこれまで掲げてきた「多文化主義」という理念に背を向け始めた人々-

    NO ACCESS                                             アクセスではない
    NOT WELCOME IN AUSTRIA                             オーストリアで歓迎されない
    NOT WELCOME IN EUROPE                             ヨーロッパで歓迎されない
    GRENZKONTROLLEN                                        国境検問所 
    BORDER CONTROL                                           国境管理


   その引き金を引いたのは「大量の難民」だった。

                 オーストリア国内
  ・【ハンガリー】との国境近くにある町では
   去年2015年から今年2016年に掛けて「多くの難民」が通り過ぎて行った。

   そのため住民の中には「難民への反感感情」が強く、
   『大統領選挙』では「ホーファー氏を支持する人達が多い」という。

   ◇ホーファー氏支持者 50代後半の女性
    50万人もの難民が押し寄せて、私の家の前を歩く光景は“悪夢”でした。
    *深い溜め息* 社会をメチャクチャにするイスラム教徒の面倒をみる必要なんか
    ありません。

   去年2015年10月の光景が放映された
  ※国境近くの町では移動バスに乗り込むためか、難民の長い行列が出来ていた。
   細いロープで仕切られ・何列もできた様子。既に寒さが厳しいようで大きな毛布を
   身に包ませて移動している。乳母車も毛布で覆っていた。まさに一家挙げての移動
   大移動だったことが映像からも伝わってくる。

www.cnn.co.jp

シリア難民、続々とオーストリアへ - vinologue - dialogue, monologue and travelogue on wine an e-crossing for Vino Passionistas / ヴィノローグ オーストリアとオーストリアワインを中心とした情報交差点

難民たらいまわし:もめるヨーロッパ 2015.9.19|オリーブ山便り

難民危機と向き合う | My Rotary

sunset77.exblog.jp

jp.wsj.com


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 ◆失われようとしている、戦後ヨーロッパを支えてきた“寛容の精神”。


 ・明後日2016年12月4日の選挙結果は【ドイツ】と【フランス】に大きな影響を与える


 ・こうした事態に警鐘を鳴らす

  【アウシュビッツ】生存者
   家族の中で唯一人生き残った
  ◇ゲトルーデさん(89)
   綺麗事ばかり話す人に投票するのではなく、その発言の先にあること-
   投票の結果によって引き起こされることをよく考えて欲しいのです。

   私は恐らくこれが最後の選挙になります。残された時間はあまりありませんから。

   ですが若い人達には、これからの人生が待っています。

   是非“分別のある投票”をして下さい。

 

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┗■スタジオにて


 ◆トランプ旋風 欧州を席巻? 「NO」の深層にあるもの

  【東京大学
  ◇御厨貴 名誉教授 ※政治史学者、政府の有識者会議 座長代理
   いや、やっぱりね。昔、というか今までは「建前」と「本音」というと
   まあ「建前」の議論に、まぁ「本音」が書かれていたわけだけれども、
   その「本音」をね、やっぱり言う快感を皆覚えたのね。
   しかもその「本音」の部分っていうものを口汚く罵る。
   普通ね、この人に向かってこんなことは言えないようなことってまだあるんだけど
   それを平然と言うようになった。で、非常に排外主義で、
   もう自分のことだけ考えてればいいと。で、格差がある社会だから、
   その格差を無くすためには「アイツらはいない方がいい」みたいなね、
   それに全部染まっていく?そういう感じが凄くするんですよね。

   いやまぁ【日本】でもその「格差」ってことで言われて、
   さっきの「イジメの問題」なんかもそうですけれども、
   SNSでドンドン*2そういうその、まぁ人を誹謗中傷するような言葉が拡大して
   生産されて、、出て行くでしょ? これがねぇやっぱりその下地にはあると思うん
   ですよ。

   でまぁ【オーストリア】なんてね、本当に昔は「極右が出る」なんていうのは
   ほとんどいわゆる「極右もいます」みたいな感じだっただけれども、今やそれが
   その主流になるという、大逆転でしょ? 【イタリア】にしてもそうだし、
   なんかその、20世紀に皆が学んできたことを一斉に今、健忘症になったというか
   なんかね、記憶がですね、皆曖昧になっているという。そういう状況です。
   これは【日本】でもあの、分かんないですよ! 気を付けないと。ウン。*コクリ*

          ◇富川悠太 MC
   そう。*コクリ* なんか世界中で「自分さえ良ければいい」って皆が考え始めたら
           どうなっちゃうんですかねぇ ??


  ◇御厨貴 名誉教授 ※政治史学者、政府の有識者会議 座長代理
   まあだからね“まとまらなくなるわけですよ”(苦笑) 当然のことながら。ウン。

          ◇富川悠太 MC
   そうですね。  ウン、それだけ今の生活に不満を持っている人も多いっていう
   ハイ。*頷く*  ことも、事実かも知れないですねぇ。

 

 

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┏┓  <【アメリカ】トランプ氏が選挙後 初集会 「雇用の維持・拡大」を強調>
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www.tv-tokyo.co.jp


     トランプ次期米大統領の最新情報

     勝利宣言以来、久々に公の場に姿を現したトランプ氏が“強調した”のは

     大統領選以来の公約であった「雇用の維持・拡大」だった-

 

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  いきなり企業への介入 !?
┣■米国の日本企業は大丈夫か?


  2016年12月1日
 【米オハイオ州
  選挙後の初集会をオハイオ洲で開き、大統領選での圧勝を支えてきた支持者らから
  大きな歓声が上がった。

 ・大統領選挙の後、久々に公の場に姿を現した
  ◇ドナルド・トランプ 次期米大統領
   今日は【オハイオ州】に「ありがとう」と言うために来た。
       To say Thank you Ohio.

   アメリカは再び偉大な国になる。  *Hugh!*


 ・来年2017年1月の米大統領就任を前に「お礼行脚」の最初に選んだのは
  激戦州だった【オハイオ州】だった。


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 【米オハイオ洲】
  自動車などの主要な製造業が衰退した『ラストベルト』“さびついた工業地帯”
  と呼ばれる地域の1つ。


 ・白人労働者を中心とする支持者を前に
  ◇ドナルド・トランプ 次期米大統領
  「アメリカの労働者を守る」。我々はそのことを決して忘れない-


  ・公約の目玉である「雇用の維持・拡大」を改めて強調した。

   その動きは既に-

   2016年12月1日
   米インディアナ州にある
   空調大手【キヤリア】の工場に訪れた。

   同社は元々「工場を閉鎖し【メキシコ】に生産拠点を移す予定」だった。

  → しかし一転、【メキシコ移転】を「中止」。
          「1000人以上の雇用を維持する」と発表した。

   トランプ氏は同社に対し「政治的な圧力」を掛け、生産拠点の移転を中止させた。

  ◇ドナルド・トランプ 次期米大統領
  【企業】はもはや無条件で【アメリカ】から出て行くことはできない-

   空調大手
  【キヤリア】
   見返りとして「約8億円の減税措置」を受けるという。

Trump 次期大統領、米空調大手のメキシコ移転阻止 - 化学業界の話題


 ・ただ、こうした手法は「企業活動を阻害しかねない」との批判も挙がっている。

  さらに工場の外では-「他の企業で働く労働者達が不満の声を上げていた」

             WHAT ABOUT OUR JOBS IN HUNTINGTON
             ハンティングトンの我々の仕事はどう?

             ◇労働者 50代前半の白人女性
              工場は閉鎖され、私達700人は失業だ。

             ◇労働者 50代前半の白人男性
              私達のことも考えてくれれば良かったのに。(悲)


 ・企業への介入も辞さないトランプ氏。

  【アメリカ】で活動する【日本企業】も干渉を受ける可能性がありそうだ。

 

【大前研一のニュース時評】日本自動車メーカー“沈黙”のナゼ トランプ氏の公約「NAFTA撤退」に (1/2ページ) - 経済・マネー - ZAKZAK

 

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  第2の“【EU】離脱”に繋がる !?
┣■世界が注目!【イタリア】『国民投票


 【イタリア】
 ・議会は【日本】と同じ『二院制』:上院と下院があり、同等の権限を持っている。

  両院で多数派が異なる、いわゆる“ねじれ”状態になれば、法案がなかなか通らず
  物事が決まらない事態が増えてしまう。


 ・そのため
  ◇マッテオ・レンツィ 伊首相
   『憲法を改正』し、上院の権限を縮小。その代わり下院に権限を集中させて
   事実上の一院制にできないか、国民に問う『国民投票』実施へと踏み切った。


  この『国民投票』の行方を、今世界が固唾を飲んで見守っている-


 【イタリア・ローマ】
  クリスマスの飾り付けで彩られた町並み。

 ・だが平日の夜中にも関わらず、憲法改正に賛成する人々の集会が行われていた。
                        ※400~500人規模の収容
  ◇主催者 70代前半の男性
  『憲法改正』の目的は【イタリア】をより良い国にすることだ-


  ・集会に集まったのは、主に「地元のビジネスマン」達。
   失業率が10%を超え(2016年10月「11.6%」)、経済が停滞する中、
   改革が進まないことに苛立ちを強めていた。

  ◇参加者 60代半ばの男性
  『憲法改正』すれば【イタリア】は物事を早く決定できる。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
  ◇マッテオ・レンツィ(41) 伊首相
  【イタリア】に栄光をッ! 『憲法改正』にYesをッ !!  ※若々しいね。(笑)


  ・【政府】の権限を強めて『改革』を進めたいレンツィ首相は、
   「『憲法改正』が否決されれば辞任する」考えを表明した。


   しかし-

  ◇ローマ市民 50代後半の男性
  【政府】に権力が集中するのは絶対に良くない。


   さらに、
   【EU】や『通貨ユーロ』に批判的な【野党】が「憲法改正」反対を訴え、
   首相を退陣に追い込もうと攻勢を強めている。


   反体制派政党
  【五つ星運動
  ◇ベッペ・グリッロ(68) 党首 ※元お笑い芸人  指導者 or 党首 ??
   我々は勝つ! 世界は変わりつつある!


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 Q.こうした状況を世界はどうみているのか?

 A.
  【第一生命経済研究所
  ◇田中理 主席エコノミスト
  【反EU政権】が誕生する恐れがあると。
   1つの国の政治リスクの話なわけですけれども、この問題が広がっていけば
   【EU】という体制全体に不安が広がりかねないと-


  ・今回の『国民投票』の次第では『ブリグジット』イギリスが【EU】離脱を決めた
   時のように『ユーロ』や【EU】に大きな影響を与えかねない。


  【イタリア・ローマ】から中継
 Q.最新の世論はどうなっているのか ??

 A.
  ◇豊島晋作 記者
   ハイ。現時点ではですね「『憲法改正』に反対する」という声が優勢と伝わって
   います。でもですね「態度を決めていない」人もまだ2割以上いると言われて
   いまして、『ブレグジット』の時、あるいは『アメリカの大統領選挙』のように
   「結果は見通しにくい」状勢です。

   もしですね、『憲法改正』が否決され・レンツィ首相が辞任した場合は
   政局が混迷し、先程のVTRにもありました【EU】や『ユーロ』に批判的な
   野党がさらに勢いを伸ばす結果になるとみられます。

   特に最大野党の【五つ星運動】は、通貨『ユーロ』からの離脱を問う『国民投票
   の実施を公約していまして、金融市場などでは警戒感が高まりそうです。


  ◇大江麻理子 MC
   豊島さん、そうなりますと世界やマーケットも『ブリグジット』の時のような
   混乱に陥ってしまうのでしょうか?(悲)


  ◇豊島晋作 記者
   いえ、さすがにですね『ブレグジット』の時のような大きな混乱にはならないと
   みられていまして、金融市場も「否決」という結果を織り込んでいるようです。

   ただですね、ここ【イタリア】は【ユーロ圏】で3番目に大きな経済圏でして、
   今後ですね、この【イタリア】の政情というのは【ユーロ圏】【EU】の将来に
   とって“火種”になるのは「ほぼ間違いない」と言えそうです。

   以上、ローマからお伝えしました。

 

www.huffingtonpost.jp

 

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┗■スタジオにて


 ◆【イタリア】『国民投票』がもたらす「金融不安」とは?


  ◇大江麻理子 MC
   高橋さん、この「政治リスク」というのがですね、【イタリア】で
   “反ユーロ”だけではなくて“金融システム不安に繋がる”そういうことも
   言われていますけれども、それは「現実味」どうなんでしょうか?


  ◇高橋進 理事長 日本総研
   それは“もう1つのリスク”として「現実味がある」と思いますね。

   ていうのもですね、ちょっとこれを見て頂きたいんですが-

   <【ユーロの銀行】の「不良債権」比率>
                      ※出所:【IMF
           2016年
    【ギリシャ】 約37%
    【イタリア】 約17%
    【ドイツ】   約2%


  ◇高橋進 理事長 日本総研
  【ギリシャ】が凄く高いのは当たり前なんですけど、ところが驚くことに
  【イタリア】も17%ぐらいの不良債権比率で、非常に高いんですよ。で、

   なんで「【イタリアの銀行】ってそんなに経営が悪いのか」って考えると
   やっぱり「景気が低迷」している。それから今「金利がドンドン下がっている」
   ので、元々弱い金融市場がさらに弱くなっている。で、今一生懸命
  「【銀行】どうしようか?」ってことで、例えば不良債権処理をしようとしているん
   ですけれども、その中の1つとして増資をしようとしているんです。ところが
   これ首相が辞任しちゃって・政局が混迷すると、その銀行の処理が上手く行かない
   増資が上手く行かない危険性が出て来てますね。
   そうすると「金融システム不安」が大きくなってくるんですよ。

   で、ただその時に普通考えるのは、そういう不安になったら
   「公的資金を投入すればいいじゃないか」と思いますよね? ところがこれがまた
   1つの問題で、【EU】は「安易に【銀行】に公的資金を入れるな!」って言って
   いるんですね。で、公的資金を入れる前にまず「株主だとか債権者、それから
   一部の預金者に負担を求めなさい」と。そうでないと認めませんという言い方を
   しているんですね。ところがこれ【イタリア】でもし預金者なんかに負担を求める
   ってことになると、国民の不満が出て来ますよね?

                   ◇大江麻理子 MC
   *コクリ* で、          かなり痛みを伴うことになるわけですよね?

   そもそも「なぜ景気が悪いの?」って。
   【ドイツ】が頑張らないからじゃないの?って。

   【ドイツ】が頑張らなくて・景気が悪くて、それで自分の所に不良債権が増えて
   で、国民負担。じゃあ「何のための【EU】統合なの?」って話になってくる(苦)

   だからその『反ユーロ』って思われますけれども、『金融システム不安』から
   実はその【EU】統合が問われるような話にもなりかねない。

   で、不良債権を持っているのは実は【イタリア】だけじゃなくて、【スペイン】と
   【ポルトガル】も結構比率が高いので『金融システム不安』がこう南ヨーロッパに
   伝播する危険性もある。ちょっと今年から来年の春先に掛けて、まだこのリスクと
   いう点では目が離せないですねぇ。。。ハイ。


  ◇大江麻理子 MC
   【EU】に対するその“遠心力”のようなものが働きそうな感じもしますよね。


  ◇高橋進 理事長 日本総研
   そうですね。今、求心力が止まっている。下手をすると遠心力が働きかねないって
   気がしますよね! *コクリ*

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・同日に『トランプ・ショック』に関連する報道が、補足するような形で放映されて
  いたのでメモしてみました。ただ耳を傾けるだけでなく、実際に書いて打ち込んで
  みると、より心情的になれるのがいいですね。この世界を巻き込む“新たな世界”
  への突入劇は、ここ【日本】に於いてもなかなか考えさせられるものがありました。
  【年金】をまともに払い出したけど、無駄な出費にならないよね ?? (苦笑)

jp.reuters.com

jp.wsj.com

www.bbc.com ※ナチス色の政党でなければ「僅差だった」というだけに勝っていたかもね。

jp.reuters.com

www.newsweekjapan.jp

┣・◇御厨貴 名誉教授の指摘と【アウシュビッツ】生存者の警鐘の言葉に尽きるかと
  思うのですが、【日本】の都市部でもこうした現状・心情は既に根付いてしまって
  おりますし(自治会の崩壊、挨拶を交わさない、ペットの無断飼育・放棄etc.)
  自分勝手思考・ポピュリズムが世を席巻すれば、必ず意見の相違から敵対勢力となり
  いずれ近い内に衝突が起ります。その確率は「潔癖症」が蔓延した近代社会だから
  こそ、より早まるかと。ウン、大昔にはそれこそ殿様と庶民という大きな隔たりが
  存在していたわけですが、昔の富裕層はそれなりに多くの民を束ねるために出費も
  負担していたんですよね。それを「名誉職」などと称して煽ててさ、やってもらって
  いたわけよ。今の富裕層は自分が負担することを嫌い“パナマ”っちゃうものだから
  フォローもされず・格差も広がっていけば、そりゃいずれ不満は爆発しますよ。

  過去の歴史を振り返れば、暴動が起って富裕層はことごとく悲惨な目に遭います(爆)


┗・なんかいきなり解答を出してしまった気もしますが(笑)、ウン、命からがら逃げて
  きた人々がウザいからって「見捨てちゃえばいい」→「宗教対立」→「大戦」って
  いう構図だけは勘弁してもらいたいところです。いきなり統合し過ぎたのかなぁ、
  【EU】。二度の大戦で気持ちは一つになったと善人は考えたのだろうけれども、
  悪人ってそんなに簡単に改心しないからね。結局小うるさいルールで縛り付けてる
  有り様だもんね。(苦笑)  偉そうに。*失敬*