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患者数ここ10年で “最多” 『RSウイルス感染症』

2016/10/06(木)<患者数ここ10年で“最多”『RSウイルス感染症』>
news every.】 http://www.ntv.co.jp/every/index.html

 news every.-「ミンナが、生きやすく」-


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓every.キーワード  <患者数ここ10年で“最多”『RSウイルス感染症』>
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      今、『RSウイルス感染症』の患者が全国で増加している。


      <『RSウイルス感染症』の患者> ※【国立感染症研究所

        今年2016年3月  約600人
        今年2016年4月  約700人
        今年2016年5月  約350人
        今年2016年6月  約300人
        今年2016年7月  約700人 ※夏に入ると一気に急増!
        今年2016年8月 約1050人
        今年2016年9月  4204人 ※ピーク時は4500人を超えた。


       ・先月2016年9月25日までの一週間で4204人となっており、
        過去10年間の同時期で最も多い結果となっている。


     『RSウイルス感染症
     ・以前は秋から増え出して、冬場がピークとなっていた。

     → 5年程前2011年から夏場から増え出して始めている。
       4204人が発症した週は祝日が2日も挟んでおり(9/19、23)
       実際にはまだピークを迎えていない、患者が増え続けている可能性が
       あると見られている。 冬にかけてまだ増加するのでは ??

www3.nhk.or.jp ※今日のニュースで早速「予測」が当たったようです。7273人 !! 

 

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 ◆聞き慣れない・・・ どのように感染するの?


 『RSウイルス感染症
  実際『風邪』と症状が似ており、“軽く”考えがちとなる。
  乳幼児にとっては重症化する可能性が高く、注意が必要な感染症である。

www.mhlw.go.jp


  <『RSウイルス感染症』の感染経路>

   1.「飛沫」感染  (「咳」や「くしゃみ」 etc.)
   2.「接触」感染  (「オモチャ」など触った物を通じて)


  <『RSウイルス感染症』の症状>

   「咳」や「鼻水」など

    ・1歳までに、半数の子供が感染する。
    ・2歳までに、ほとんど全ての子供が感染する。

     ↓

    ・その上「終生免疫がない」ため「何度でも感染する」という特徴がある。

    ※『麻疹』などは1度罹れば二度と感染しなくなるが(終生免疫がある)
     『RSウイルス感染症』は何度も感染してしまう。(終生免疫がない)


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 ◆乳幼児は重症化の恐れも-


  昨日2016年10月5日
 【千葉市立海浜病院】

www.city.chiba.jp

  『RSウイルス感染症』が悪化した乳幼児が7人も入院をしていた。


  “入院するほどの病気だと思っていなかった”

  ◇生後1ヵ月の赤ちゃんのお母さん
   ずっと泣いていたりとか、苦しそうだなと思ったので-
   念のために(医師に)診せようと連れて行ったら「即入院」
   という感じになりました。*コクリ* ・・・

  「小さい子がなると怖い」というのはその場で教えてもらったので
   ちょっと怖くて涙が出ちゃったような感じでした。(悲・反省顔)


  <「重症化」してしまった場合>

   【千葉市立海浜病院】
   ◇地引利昭 医師 小児科
    『肺炎』とかはよく知られているかとは思うのですが-
    その他・乳幼児の場合にはですね『細気管支炎』という病態があります。

    重い場合には「酸素投与」。
    さらに重い場合にはですね「人工呼吸器」による管理が必要となります・・・

 

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 ◆ワクチンなし・・・ 対策は?


 『細気管支炎』
  気管支の先端、細い部分を「細気管支」という

kotobank.jp

 ◇鎌田實 医師・作家
  細くなった気管支のために、ここに「分泌液」が出ると息が行ったり来たり
  できなくなって・非常に苦しくなり、「喘鳴」と言ってゼーゼー*2するような
  子供も現れ、その先に『肺炎』が起きてくるということで重症化していくんですね。


  <「重症化」しないためには・・・ >

   『RSウイルス感染症』には、

   ・残念ながら『インフルエンザ』のような「ワクチン」などはない。
                      「特効薬」もない。

   ・治療法は対処療法で「熱を下げる」一般状態を良くしてあげる。
             「喉の痛みを抑える」などの方法がある。


   「予防」が大切になってくる。


  <every.ポイント>

   “まわり”こそ注意を


   ◇鎌田實 医師・作家
    「重症化」する可能性があるって今日お話ししましたよね。
    特に0歳児や1歳児の時に重症化する『細気管支炎』が起きないように
    “まわりが注意してあげよう”ってことで

    大人や子供がウイルスに感染をした時に、その症状は軽いですから
    感染していることに気付いていないことがとても多いんですよね。

    ですから「まわりの大人が気付いてあげる」こと。

        「子供にマスクやら、0~1歳児がマスクをするわけにはいかないので
         まわりがマスクをしたりして感染を広げないようにしてあげる」こと

        「接触感染で広がっていきますから、子供がいじったオモチャなどを
         アルコールや塩素などの消毒をしたりする」こと。

    皆でまわりが気遣ってあげることで、これ以上の感染を防いであげたいですね!

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・近年『細菌』『感染症』というキーワードがやたらと気になって仕方がありません。

  先日NHK【クローズアップ現代+】でも「“昔の感染症”がまさかの復活!」と
  注意喚起を行っておりましたが、これらの予防対策。いろいろと考えちゃいますね。

www.nhk.or.jp

┣・内戦が止まない【シリア】では怪我人が続出するために「抗生物質」をやたらと摂取
  させていたらば、感染したウイルスに耐性力が付いてしまい現存の抗生物質では効果
  がないという『スーパー耐性菌』を体内に宿してしまう人が続出しているそうです。

allabout.co.jp

  リオ五輪での汚染された海水からも検出されているんですね。

  これらに対する「予防」「特効薬」などの開発も急務だとは思うのですが・・・


┣・日本の若者の間で『感染症』が流行ってしまっている大きな要因として「衛生面」を
  挙げる人も多いです。清潔にし過ぎてしまったがために自助による抗体が上手く生成
  されずに育ってしまったという指摘です。「ドブさらい」などの清掃も昔は自分達で
  行ったものですが、今は完全に行政・業者任せ。犬猫の寿命は室内飼育により延びた
  と言いますが、「汚い外の空気は嫌!」と空気清浄機やら加湿器を回し続ける環境で
  育った犬・猫・人の生命力が強いとは思えないでしょ?(苦笑)

  こういう生活が発展し続ければ、きっとET「グレイ型」とそっくりになるよ。(笑)
                 これが未来の人間像だという指摘は当たってる ??
                     「未来人」

┗・でも野山に出掛ければ「野犬の群れ」や「飢えたクマ」「猿の群れ」などに遭遇する
  危険も高いですからね。里山で暮らしていた“防波堤”の役目を果たしてくれていた
  人々が減ってしまっていますから。『クマ猟』を解禁しても儲からないし・命の危険
  などから、なり手もいないってさ。そう自分達の都合良くいかないってことをよーく
  考えて計画を練って欲しいところです>『行政』。

www.kobe-np.co.jp