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「物価2%上昇」には程遠い・・・ それでもこだわるワケとは !?

2016/09/30(金)<「物価2%上昇」には程遠い・・・ それでもこだわるワケとは !? >
ワールドビジネスサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/

www.tv-tokyo.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓  <「物価2%上昇」には程遠い・・・ それでもこだわるワケとは !? >
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  今日2016年9月30日
 【総務省】が発表した
  2016年8月の
 『全国消費者物価指数』は、6ヵ月連続のマイナスとなった。

www.fnn-news.com


                                 ・・
  【日銀】が掲げる「物価上昇率2%」という目標からは程遠い数字とまたなった。


  一体なぜ【日銀】はこの「2%」という数字にこだわっているのか ??

 

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  「物価上昇率2%」には程遠い・・・
┣■それでもこだわるワケとは !?


  2016年8月
 『全国消費者物価指数』 「99.6」 (生鮮食品を除く)

      去年2015年8月より0.5下落。6ヵ月連続のマイナスとなった。

 

  今月2016年9月26日
 【大阪府大阪市
  ◇黒田東彦 総裁 日銀
   2017年度中に2%に達する可能性が高いと-
   ・・・ で、↑(上昇曲線を描く)中長期まで伸びていくと-

   ※「物価2%上昇」に自信を見せた ??


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 ◆しかし“道のり”は厳しい様子・・・


  ◇30代半ばの女性会社員
   あんまり無駄なモノは、買わないようには、*コクリ*、しているかなと-

  ◇60代半ばの主婦
   前はちょっと、あのぉお洋服を買うのにもね、ちょっとブランド品も買おうかなー
   と思った時もあったけど、最近はそれもあんまりないですね。(^o^;)


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 ◆事態はより深刻になってきている


  ◇矢嶋康次 チーフエコノミスト ニッセイ基礎研究所
   ちょっと前は「プチ贅沢」とかあーいう言葉があったかと思いますけど
   今はなくなってますよねぇ~。そういう意味では短期的に私達の考え方が少し
  「物が上がる局面から下がっているのではないかな」と皆が思い始めていて、
   それが徐々に物価を下げているっていう、そういう面もあると思いますね。*頷く*

 

  今日2016年9月30日午後6時過ぎ
 『経済財政諮問会議
  
  ◇石原伸晃 経済再生担当大臣

   民間議員から、
  「デフレ脱却、経済再生のためには
   賃上げ主導の2%の物価上昇の実現と、可処分所得の増加が重要-」
  (との提言があった。)
              ※大臣のコメントなし。伝言するだけかい?(苦笑)


 ・実現には程遠い「物価2%」目標

  この旗を降ろせない理由とは?

 

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┗■スタジオにて


 Q.なぜ「物価目標2%」にこだわるのか・・・ ?

 A.
  ・「物価目標を2%」に設定しているのは【日本】だけではない。

                     【米国】【EU】【英国】【カナダ】も。

    中長期的な目標として「2%」に設定している。

   → 国際標準のようなもの?

     もし【日銀】が国際標準からハズレて2%目標を撤回しようと下げて、
                  現実的に1%にしようとしたら-

                 ・金融緩和の縮小?(するのではないか)
                     ↓
                     円高    (金利上昇。円で運用が得)
                     ↓
                  日本経済にダメージ(輸出産業が減益となる)


    このような理由から【日銀】は「物価2%」目標をなかなか下ろせない状況。


  ・さらに「円高」の先には“もっと大きなリスク”が潜んでいる・・・


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 ◆ニッポンが売られる !?


  ◇矢嶋康次 チーフエコノミスト ニッセイ基礎研究所
   金融緩和政策の縮小という意味では「円高」なんでしょうけども
   例えばアベノミクスの全体の・フルパッケージが全て上手くいかないとなると
   海外投資家から見た時に“日本はもう信用おけない”となる-

   円安・株安・債券安の「トリプル安」っていう形で“国が売られる”っていう
   形になると思うんです・・・

 

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 ◆2%の物価目標を達成するためには?

 ・教えて!伊藤先生

  「物価上昇2%実現へ 企業に賃上げを促すには」


  ◇伊藤元重 教授 学習院大学
   あの今のデフレって言うんですか?
   なかなかインフレにならないことを一部の人達は「しつこいデフレ」っていう風に
   言っているんですよね。【日本】はずっと長いことデフレを経験しちゃったもの
   ですから、皆さんのもう目線がね「物価や賃金が上がらない」って目線で-

   その中で実際に上がっていけば「上がっていくかな」って期待はあるんですけど
   上がる前にやっぱり低いの見ていくということでですね、
   それを金融政策でなんとか1%くらいですね、平均的な物価上昇率を上げてはいる
   んですよ。

   ここはやはりどうしてやったらいいだろうか。
   もちろん今の政策をずっとやるってことも大事なんですけど、
   やっぱり「賃金」が一番ポイントになると思うんですね。

   まあ1つは今、労働者が今引っ張ってますから
   特に非正規とかパートとか、そういうところから賃金上がってますからね。
   賃金が物価が上がっていくと。物価が上がれば賃金が上がっていく。
   このサイクルが起きない限りは上手く行かないと-

   で、いろんな議論が今行われているんですけど、1つの重要なポイントはですね
   企業が賃金をホント上げていけるかどうかってことがポイントでですね
   よく人口が減少するもんですから、なかなか先・マーケットが大きくならないから
   投資できないって経営者仰るんですね。
                       ◇大浜平太郎 SC
                       【日本】に投資しても先ないんだって
   ウン。それはね、経営者として       話ですよね。
   本当にそれでいいのかどうかってことでね
   自分達は将来に向けて経営を続けていく自信がないから言っているわけですね。
   で、だったら「サッサと配当で出しなさい」って話になるわけですけど、でも

   よく考えてみたらですね、いろんな形で将来に対して投資できるわけで
   その1つが「人」とか、あるいはそういう所に使っていくってことで ※どこよ?
   賃金上げてくってことが生産性を上げてですね、さらに売り上げを上げていくと。

   で、まあそういうことを“どうやってやっていったらいいか”っていうことを
   1つの議論として『コーポレートガバナンス』って言うんですか、
   企業の経営者に対する姿勢っていうのは
  「物的なモノ」に対する投資の姿勢を見るだけじゃなくて、その企業が
   賃金とか労働者とかにですね、どういうスタンスでこれから望むかということを
   例えば『コーポレートガバナンス・コード』の中に入れてきたらどうだろうかと。
   そういう議論は恐らくこれからドンドン出てくるんだろうと思いますね。

   まあいずれにしてもやっぱり、
   企業がどこまでこの【日本】の将来を見ながらですね、
   積極的に賃金を上げていけるかというような、
   単にその利益をどういう風に分配するということじゃなくて
   企業は将来にどういう風なね、姿勢を取れるかということ。
   そこはやっぱりこう株式の評価とか、『コーポレートガバナンス』っていう視線で
   議論していかないといけないのかなと思いますけどね。*コクリ*

            ◇大浜平太郎 SC
   ウン・・・      「賃上げ」っていうのも「社会的な責任の1つなんだよ」って
             定義付けをシッカリしてしまうっていう考え方なんですか?

   それに加えて、企業にとっては将来に向けての非常に前向きの行動でもあるという
   ことだと思いますね。。。

 

www.sankei.com

 

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
                                   学習院大学
┣・う~ん、メモし終えてみればどうとでも取れるコメントで、>◇伊藤元重 教授
  時間の無駄だったかな。もう既に出尽くしている話ばかりだったし。。。

┣・教授の提言は既にニュースでも取り上げられて、あの自民党ですら盛んに言ってるし
  ではどのようにすればという具体例が出てこないんですよ。(苦) 政府や国民側の
  視点で言えば、このような要望に結局は行き着きますよね。

┣・企業側に立ってみれば、社会保険料の負担は増額されるは、不景気で一時の人員整理
  なども「雇用を守れ!」と出来かねるような【日本】の労働環境下で投資をしようと
  まともな商売人なら思わないよ。(苦) 共産党員ばりの慈善事業になっちゃうもん!

┣・ウチの弟などは「年金」受給資格にこだわって、工場勤めも我慢して行ってるんだと
  話していたことを思い出しますが、嫌々働いているような所にイノベーションなどは
  生まれるものではないし、会社自体も国や従業員から束縛されて、古い体質のままと
  いわゆるゾンビ企業化していくだけです。便宜上、老舗と言い換えてるけどさ。(笑)

┣・『社会保障』は「会社が半分負担」ではなく「国民一律分担」とするべきじゃない?
  どうせ小企業の多くは支払っていないのだろうし、まず労働者側の不満は消えます。
  『ベーシックインカム』には「最低保障」が加味されているわけですが、その意味で
  私は同制度を導入すべきだと思うんですよね。各補助金の手続きが無くなれば職場を
  失った者が溢れます。人手不足は解消、最低限の生活確保、無駄な拘束がなくなるよ

  『高度成長期』って活気あったもん。「自由気まま」が今の日本には欠けているのさ
                    遊興は相変わらず溢れかえっていますが(笑)

┗・余計なストレスが減れば医療費も減るでしょ?

  フランス、イギリスの手厚い「社会保障・福祉」は大勢の人々を寄せ集めました。

  ゆえに社会が混乱した部分も否めませんが、それを秩序立てるのが政府の役目です。
  あーいう意味では【独裁国家】ってある意味理想的なんですよねぇ。。。