床一面に収容者・・・ “超過密”フィリピン拘置所が異様空間に
2016/09/22(祝木)<床一面に収容者・・・ “超過密”フィリピン拘置所が異様空間に>
【みんなのニュース】 http://www.fujitv.co.jp/minnanonews/index.html
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓ <床一面に収容者・・・ “超過密”フィリピン拘置所が異様空間に>
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あまりの収容者の多さに拘置所はまさに“パンク状態”
過激な発言を続ける“あの大統領”がこの異常事態の原因だった-
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超過密”フィリピン拘置所
┣■驚きの実態
◆床一面に収容者
・周囲に張り巡らされた鉄条網。
入り口が鉄格子に囲まれたこの施設は
フィリピンの首都マニラ近郊
【ケソン】にある拘置所
QUEZON CITY JAIL(ケソン・シティ・ジェイル)
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◆特別に許可を得て施設内部へ
【QUEZON CITY JAIL】(ケソン・シティ・ジェイル)
・犯罪に関わったとされる容疑者達が一時的に収容される拘置所。
※収容者のほとんどが黄色いTシャツを着ている。義務付けられている?
枚数が足りないのか全員が同じTシャツではなくなっている。
・厳重な扉の先で取材班が目にしたのは“異様な光景”だった-
黄色いシャツを着た収容者達がまるで「自分の居場所がない」と言わんばかりに
階段から廊下までを埋め尽くしている。
◇女性看守
このエリアは彼らの寝床よ。部屋の中は人が一杯で寝られないから-
まさに溢れんばかりの収容者が通路に寝ることを余儀なくされた“超過密状態”。
もちろん本来収容されるはずだった室内も埋め尽くされてた状態にある。
※地べたに寝るのはさすがに(衛生面からも)気が引けるのか
蓋をしたポリ容器を並べてベンチ代わりにして寝ている者が目立つ。
それでも寝場所が無くて、立ち尽くしている収容者の数も相当数いる。(驚)
十分なスペースがないため、収容者達は身体を寄せ合って寝る場所を確保している。
どの部屋を見渡しても互いの身体を寄せ合って寝るほど密集している。
まさに“すし詰め状態”といった様相を呈している。(呆)
収容者同士が身を寄せ合う、その姿はまるで“人間パズル”の様-
ビッシリと埋まっていて、床がほとんど見えない。
・この拘置所の定員は「800人」→ しかし現在「3600人」が収容されている。
定員の4倍以上
まさにパンク状態
3つのベッドを12人でシェアし、空間を有効利用するためハンモックで寝る者も。
◇収容者 60代後半の男性
ここでの生活は“最悪”だ。洪水のように大勢の人が押し寄せている。
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◆限界を超えた収容者で溢れた拘置所。
・その衛生環境も、施設の中には空調設備が一切無く、非常に中は蒸し暑い。
※フィリピンの刑務所は「差し入れ」が可能。このような衛生環境の中で
バケツに小魚や食材を入れて食事をしているようだった。
確かに『集団感染』の事態が起こったらと思うと寒気がしてくる。。。
・1年の大半が蒸し暑く、湿度が高い亜熱帯気候の【フィリピン】
満足な空調設備も無く(換気扇が数ヵ所ある程度)
収容者の健康問題が懸念されている。
・夜になると“さらに異様な光景”が広がっていた-
綺麗な月の明かりが照らす中、日中運動場として使われる中庭で
身を寄せ合うように寝る収容者達。 ※中庭を使っても横になれない者がいる。
寝返りすら打てないその様子はまさに“異様”のひと言。
◇女性看守
収容者の数が増え過ぎて施設内の管理が難しくなり、
私達にとって最大の課題となっている-
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超過密”フィリピン拘置所
┣Q.なぜ収容者が急増したのか?
A.
今年2016年5月
◇ロドリゴ・ドゥテルテ氏
大統領になったら軍隊と警察に麻薬の密売組織の撲滅を命じ、
彼らを皆殺しにする-
※発言は過激だが表情や口調は冷静。ドナルド・トランプ氏とよく比較されるが
実行経験者と未経験者の差が感じられる。
「犯罪者を皆殺しにする」ことを公約に掲げるなど、その過激な発言から
フィリピンの“ドナルド・トランプ”と呼ばれ、
今年2016年6月に就任した
◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
・深刻化する『薬物犯罪』に対し、強硬な姿勢で取り締まることを打ち出した。
◇フィリピン国民 50代半ばの男性
ドゥテルテ政権の『薬物撲滅政策』は私達にとっていいこと。
・その結果、警察署には
違法薬物の密売人や常習者など「71万人以上」が自首をするために殺到。
前代未聞の事態が起こっていた。
◇ベルモンテ 副市長 ケソン市 ※30代半ばの女性
拘置所のスペースは非常に狭く、毎日移送されて来る容疑者の収容に十分ではない
これは本当に緊急の問題となっている。
※発言とは裏腹にそれほど深刻さを感じず
現政権支持の表れだろうか?
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◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
・国民からの支持率が9割を超えるとされる“圧倒的な支持”を背景に
『麻薬撲滅』に向けて強硬な姿勢を貫く構え。
・その一方で
「殺してでも捕まえる」という考えから行われる“超法規的な殺人”に
国際社会から批判が高まっている。
◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
法に当てはまらない殺人も幾つかある。
フィリピンの人達は私を大統領に選んだのだ。※やはり冷静な口調、表情。
やたらと強調する通訳に疑問。
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“過密すぎる”拘置所
┣■背景に“過激”大統領
◆麻薬対策で“超法規的殺人”
・フィリピン国内の『薬物犯罪』に対し、「強攻策」を打ち出した結果
“超過密状態”に陥った【フィリピンの拘置所】。
『フィリピン人権委員会』
◇グウェンドリン 委員
政府の『薬物犯罪』に対する戦いについても支持するが、
私達が懸念しているのは「やり方」です。
これ以上、殺害される人が増えて欲しくない-
◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
・就任以降、違法薬物絡みで「3300人以上」が殺害されており、
警察が「法手続きを踏まずに容疑者を殺害する」ケースが相次いでいるという。
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◆こうした事態に-
◇バラク・オバマ 米大統領
・「人権尊重」を求めたものの-
◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
・「口出しするな」と反発。
今月2016年9月8日
【ラオス】で開かれた『ASEAN関連の首脳会談』が急遽中止になった。
◇ロドリゴ・ドゥテルテ 大統領 フィリピン
人権の話をする前にフィリピンの麻薬の問題を理解しなければならない。
最後の麻薬製造者が殺されるまで私達は続ける。
これからも沢山の人が死に、殺されるだろう。
・フィリピン国内での『麻薬撲滅対策』は続く-
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┗■スタジオにて
◇伊藤利尋 MC
まっ「治安の回復」は急務なんでしょうけれども
【フィリピン】の犯罪者に対する姿勢も、そして収容した人に対する対応も
やっぱりその人権について考えさせられるレポートでした。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・インパクトがデカいNewsですので既に世界中で広く知れ渡っておりますが、一応
メモに残しておきます。気になるのは「支持率」ですかね。
┣・この報道を見て【ロシア】国内の刑務所を思い浮かべた御仁も多いのでは ??
【東スポ】の一面に掲げられていたように記憶するのですが、ギュウギュウ詰めでは
まだ十数年前の【ロシア刑務所・拘置所】の方が酷かったと思います。アレならば
何人たりとも犯罪行為を慎むのではないかと思うほどの過密・格子状態でしたね。
裁判所でも鉄格子の中から答弁するのが“ロシア流”みたいですので。(恐)
┣・けれど「犯罪撲滅」には、このくらいはやらないと実際無くならないんですよね。
更生させられる者も確かにおりますが、その更生率を嘘偽り無く公表したらレバ
きっと欧米日共に考え方が変わると思います。更生させるためにはとても長い期間
「監視する者が必要」なのです。「更生の判断」は残念ながら刑法と財政の都合による
ところが大きいのではないでしょうか? そのために日本国内ですら何度裏切られて
いることか・・・
┗・高齢者には死ぬまで『介護』を認可して、犯罪を犯した者には一時の『監視・更生』
で済ませているのも可笑しな話。「犯罪撲滅」「更生」を推進するのであれば力点を
そちらへ向けて、社会ルールを守れる者には犯罪が絶えることを願い我慢してもらう
こちらが正論でしょう。
今のルールは「ご褒美」が多過ぎるんですよ。これも既得権益と言えるでしょうね。