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貴方に都知事選の各候補者の政策は伝わっていますか? 『格差問題』

2016/07/29(金)<貴方に都知事選の各候補者の政策は伝わっていますか?格差問題>
【モーニングcross】 http://s.mxtv.jp/morning_cross/

s.mxtv.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓ニュースHORIc<貴方に都知事選の各候補者の政策は伝わっていますか?格差問題>
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   <都民が関心ある東京都の問題ランキング> ※162人が回答。番組調べ

    1位 2020年東京五輪    24%
    2位 待機児童問題     16%
    3位 政治とカネの透明化  14%
    4位 災害対策        9%
    5位 高齢化対策       5%
    6位 少子化対策       3%
    7位 教育の充実       2%
    8位 その他        27% 貧困問題、インフラなど街づくり問題
                      外国人観光客対策、築地移転問題 etc.www.metro.tokyo.jp


    「待機児童問題」「高齢化対策」「少子化対策」「教育の充実」「貧困問題」

     これらの象徴を括るとしたら「格差」なのではないか。

    『都知事選』「格差問題」を皆さんと一緒に考えていきましょう!

 

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  2016年7月29日放送
┣『都知事選』格差問題を考える


 ◆【東京都】の格差問題

 ・主な問題点「世代間格差」
       「地域格差」 23区内でも南と北とでは収入や財政状況など違う・・・
       「教育格差」 
       「男女格差」 
       「企業格差」 
       「所得格差」 


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 ◆みんなの意識調査!


 Q.アナタに知事選の各候補者の政策は伝わっていますか?

 A.データ放送による回答

       「世代間格差」252票
       「地域格差」 435票
       「教育格差」 126票
       「男女格差」  57票
       「企業格差」 195票
       「所得格差」 597票 ※「経済格差」としてアンケートされていた
        その他   135票

 

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 ◆【モーニングcross】都知事選候補者に緊急アンケート
          (選挙事務所やHP、SNSなどを通じてメールやFAXで送信)

            ・・・・
  「東京都内における『格差問題』に関する問題の具体案をお聞かせください!」


  以下、12人の候補者から回答があった。

  回答順に掲載。 (選挙広報および政見放送からも抜粋。)www.h28tochijisen.metro.tokyo.jp


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 1.【鳥越俊太郎
    子どもの貧困や待機児童の解消に早急に取り組む。
    希望する全ての人が正社員になれる。
    格差のない社会を作り、仕事と家庭の両立を応援。


  <「育児・教育格差」について言及>

    子ども食堂や低所得世帯への学習支援を増やし、
    新たな給付型奨学金創設に取り組む。

    所得格差は教育格差を生む。
    家庭に勉強を行う環境がなく、勉強についていけずに、高校中退になれば、
    非正規就労になる可能性が高く、貧困の連鎖が続いていく。

    また、成績が優秀な子どもが経済的理由で進学できない。
    返済義務がある奨学金を借りても、就職して返済できる収入が得られる
    保証がない。東京都には、さらなる対策が必要だ。


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 2.【今尾貞夫】
    次世代の育成は都民全体で行うもの。
    個人の負担を無くし、教育費不安のない社会

  <「教育格差」について言及>

    親の収入が教育格差となり「格差の固定」「社会不安」の要因に。
    子育て支援は都民全体で面倒をみる。
   「朝昼晩の給食」「常備品・制服・遠足費の支給」「家無き子の収容」
   「都立大学の無料全寮制」を行う。意見の言える楽しい学校に。


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 3.【山口敏夫
    富裕層、高収入者、大企業優位の政策から
    互恵平等、貧富の格差是正の政策に転換。

  <「所得格差」について言及>

    月額5万円の国民年金、低額厚生年金。老いてなお窮する人達に
    富裕層高齢者の年金を基金とし、都の支援と併せ月額10万円支給。

    今日の東京の繁栄を築いた昭和世代の人たち、
    中でも零細中小企業の従事者や離婚された女性など、
    昨日よりも明日が良くなると東京を信じ生きてきた人たちが年金を手に
    落胆されている。社会は、そして政治はこれをカバーしなければなりません。

    さらに格差を感じている一番のボリュームゾーン
    中間層と低所得層のボーダーにいる非正規社員です。
    勤労者の4割を占める彼ら非正規社員がいなければ企業の収益拡大や
    内部留保が望めない経営は真の繁栄とは言えない事を経営者は自覚すべき。


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 4.【岸本雅吉】 ※歯科医師
    生活苦の方への対策として「不妊治療手当」と
    義務教育の児童を対象に「子ども手当」を新設。
    小中学校に微農制度を導入。

  <「教育格差」について言及>

   (様々な格差問題について)特別委員会の設置により、
    広く有識者や都民の代表等の意見を集約し、問題解決を講じることです。

    比較が格差への始まり、心の問題でもあります。多くを望みすぎず、
    各々の特性を尊重し生かせば、未来は見えてきます。

    また、食への不安は生活への不安につながります。
    それを払拭するには、幼少期より「農」に親しむ指導が必要です。
    これは、生物多様性を理解し、環境問題へも言及することとなります。


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 5.【マック赤坂
    貧困層・ホームレスへの雇用・経済支援
    中小企業・商店街への助成金を3倍増。

  <「所得格差」について言及>

   「貧困格差」 → 中学生以下と65歳以上の都民に月間3万円支給
                          (スマイル商品券)
   「障害者ケア」→ 都内全域をバリアフリー化。
            健常者と障害者との共生を図る。


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 6.【上杉隆
    都内養護老人ホーム待機者ゼロ。
    都内保育所の待機児童ゼロ。

  <「多摩格差」および「待機児童」について言及>

    多摩地区問題・・・ 横田基地の軍民共用化を実現し、国内線の拠点を西東京に作る
    三多摩地区の開発を行い、利便性と住みやすさを飛躍的に向上させる。
    羽田の国際化も併せて推進されるため、都民全体にとって利便性の向上と均一化
    を同時に推進できる。


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 7.【中川ちょうぞう】
    市区町村への分権。特に待機児童門痔や医療福祉問題に対して
    市区町村が個別に解決できるようにする。

  <「地域格差」について言及>

    都下62の各市区町村が市民参画や独自の街づくりに取り組めるように、
    権限・財源・人材を都庁から市区町村に移す。

    そして、分権を進めた上で市区町村間に大きな格差が生じないよう、
    都庁としてサポートをする

    大阪府大阪市を合体して「東京都型」を目指すのが大阪都構想ですが、
    私は東京都(特別区)の抱える問題点、すなわち一人前の自治体になりたい
    という基礎自治体の願望を30数年来承知しているので、都から市区町村への
    分権を公約に掲げています。市民・納税者・基礎自治体の視点から都政を改革
    (分権)しようという点で、このような政策を掲げているのは私だけです。

    市長・区長を経験した私だからこその視点です。
    知事経験者では考えつかない視点かと思います。


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 8.【せきくち安弘】
    23区中心部への一極集中を変える。
    都市計画を都市近郊との調和のとれたものに。

  <「地域格差」について言及>

    一極集中を改め、誰もが土のある生活を享受できるを前提として
    都市近郊に区分所有アパートを促進させ、交通アクセスの改善も行う。
    いかに子育て所帯を守る政治が出来るかが問題。


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 9.【増田ひろや】 ※元総務大臣
    中小企業を中心とする東京経済力の強化と景気の向上、雇用の促進。
    子育てや介護福祉、女性の活躍の場の充実に率先して取り組む。

  <「企業・男女格差」について言及>

    男女格差の解消は、女性活躍の場が不可欠で
    企業等の採用・昇格・昇給・管理職登用などで格差を解消する。
    中小企業に対しても「女性の活躍推進等職場環境整備助成金」で的確に助成する


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 10.【やまなかまさあき】
    未来を創造できる中小・零細企業都市を育成・支援。
    中小・零細企業都市観光支援課および、
    中小・零細企業未来創造経営支援課を設立。

  <「企業格差」について言及>

    中小・零細企業はそれぞれ、きらりと光る技術はあるがトータルコーディネート
    能力に欠ける傾向がある。それを都が支援すれば、中小・零細企業でも素晴しい
    部品・サービスを開発できる。


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 11.【後藤輝樹】 ※自営業
    最低賃金を市区町村単位で決め、企業規模に雄維持手変動可能に。
    年金、生活保護子ども手当などを廃止し、全ての低所得者に毎月8万円を支給

  <「企業間・地域間に格差が必要」>

    都心の大企業と島嶼部の商店の最低賃金が同一なのがそもそもおかしい。
    地域間や企業規模で賃金に差をつける。

    多摩地域島嶼地域の最低賃金が安いとなれば、企業も進出しやすい傾向になる


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 12.【七海ひろこ】
    東京都の「消費税5%特区」実現を国に働きかける。
    法人税、固定資産税の減免や相続税の廃止を国に求める。
    減税による景気回復、経済成長で雇用拡大、都民を豊かに。

  <「減税による格差解消」について言及>

   「富の再分配」を行う格差解消は根本的な解決にならない。
    減税によって景気を回復させ、企業を元気にして働く人の給料を上げ、
    雇用を拡大させて経済をプラスに。経済が浮上すれば結果的に税種も上がる。

 

  ◇堀潤 MC
   また今回は回答を戴けませんでしたが、
   選挙公報政見放送で格差問題を言及している方をご紹介しましょう。

 

  その他の候補者達の「格差問題」への対策案(選挙公報より)
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   【高橋しょうご】
    若者が社会人と成り家庭を持ちゆく家庭を税制的サポート。

   【谷山ゆうじろう】
    出産時の手当てとして第一子100万、第二子200万、第三子300万。
    全小学校に保育所併設。

   【小池百合子
   「待機児童対策推進」「町会・商店街の維持発展」
   「高齢者、障害者の働き場の確保」
   「中堅 中小企業の事業承認支援」など

   【宮崎正弘
    5年前に交通事故に遭い片耳の聴力を失う。
    5年後10年後には今の若者達が大変なことになってしまうであろうことを
    障害を持った体で理解した。

   【内藤久遠】
    東京の人口を現在の1/2に。
    都市部の過密の解消は少子化対策にもつながる。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・『都知事選』。「主要3候補者ばかりの報道はおかしい」と自ら率先して公平に
  各候補者らを取り上げた試みは高く評価したいと思います。けれど懸念された通り
  数が増えれば増えるだけ放送枠が押されてしまい、最後はcross・議論できる時間が
  確保できませんでした。これではまた『選挙公報』『政見放送』とそんなに大差ない
  わけで、やはり諸外国メディアで見られるように、あからさまな偏りがあった方が
  より視聴している有権者に伝わると思いますね。例えば東京MXであれば上杉隆氏に
  義理で応援するとか。(苦笑)

┣・『選挙公報』や『街頭演説』を見聞する限りでは、やはり【小池百合子】が巧い!
 【増田ひろや】は既得権益層しか旨味がないしね。重鎮の応援演説はかえって小池氏の
  支持者を広げた・確実にさせたと私は思いました。特に女性はアンチ石原だしね(笑)
  この辺りは安倍晋三も心得ていて、もう【都政】は小池で諦めて、小池を利用した
  森喜朗石原伸晃陣営の瓦解・抑制を考えているとしか思えません。(苦笑) そんな
  意味からも小池百合子に1票投じようかと私は考えています。


┣・また今回の選挙で明らかとなったのは、ジャーナリストは所詮、自分が興味を示した
  ことばかりに熱心で、全体像が見えていない。政策が疎かである・無いという事実。
 【鳥越俊太郎】には大いに失望した有権者が多いのではないでしょうか? 政策への
  具体性が一向に出てこないしね。野党連合は知恵を貸してはくれなかったようです。
  知恵が無いことも明らかにしてしまった !? (苦) 【上杉隆】も案外ダメなところが
  あることも分かり、私個人的には彼の株は下がりました。なんで立候補したのかな?
  直前に東スポの一面記事を否定していて出馬した辺り、「嘘つき、サプライズ野郎」
  呼ばわりされても仕方がないと思うけど。(大笑)

  ジャーナリスト・上杉隆氏が都知事選出馬!小池百合子氏に驚敵


┗・野党陣営は【宇都宮健児】【古賀茂明】どちらかでいくべきでした。これなら今回は
  良い勝負が出来たのではないかと有権者へのアンケート結果を見ても思いましたね。

  「間違っていることをきちんと糾してくれる」そんなリーダーを切望しています。

 【鳥越俊太郎】は晩年汚しましたね。演説には病の跡を感じさせるし、器じゃないよ。

  「老い」とはこんな感じになるものかもしれませんね・・・ 。(悲) *合掌*

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