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『団塊世代』 広がる「生活苦」

2016/04/14(木)<『団塊世代』 広がる「生活苦」>
首都圏ネットワーク】 http://www4.nhk.or.jp/P350/

www4.nhk.or.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓特集  <『団塊世代』 広がる「生活苦」>
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       日本経済を牽引してきた世代が迎える「老後」の実態


    現在65~69歳までの『団塊世代』は「約1,000万人」いる。

              『終身雇用制』に守られ、

       「退職後も比較的豊かな老後を送れることが出来る」

              と思われてきたのだが・・・

 

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┣■『団塊世代』 広がる「生活苦」


  <『団塊世代』の貯蓄額> 【内閣府】『団塊の世代の意識に関する調査』より

         ~  100万円未満  20%(約200万人)
     100 ~  300万円    13%
     300 ~  500万円     9%
     500 ~  700万円     7%
     700 ~2,000万円    25%
   2,000 ~     万円以上  23%

 

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 ◆団地で1人暮らしをする


 【埼玉県坂戸】
  ◇女性(66)
   戦後、女性の職業の花形だった『タイピスト』として働いていた。

   現在は「ペンを組み立てる内職」をしている。1ヶ月に作る本数は「約1万本」

   大体(1本当たり)2円70銭。
   内職ってこんなもんよ。


  ・収入は多い時でも「ひと月2万円」余り。

   内職代を加えても足りない月があるという。


  ◇女性(66)
   ウン。(貯金)取り崩しと言っても、もうそんなにないけれどもね。

   自分で描いた老後は、、、こうゆっくり本を読んだり、ちょっとこういう風に
   美味しいものを食べに行ったりとか-

   実際この歳になると「全然違うわ」*プップッ*、と思って。(苦大笑) 


  ・彼女の生活が一変したのは「6年前」

   介護が必要になった母親のために仕事を辞め、収入が途絶えてしまった。

   さらに追い打ちとなったのは母親を施設に預けたことで
   毎月新たに7万円を家計から負担しなければならなくなった。


  ・去年2015年に母親は亡くなったが、40年以上働き続けて作った貯金
   「約300万円」は、ほとんど無くなってしまった。


  ◇女性(66)
   これからもし、もっと歳いってから、身体が不自由になったりしたら
   「どうしよう」なんて思っちゃうと・・・ 寝られなくなるよねぇ。。。*悲顔*

 

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 ◆「景気の変動」で原因で、生活困難に陥った『団塊世代』の人も-


  ◇男性(68)
   日課は「毎朝の体操」。健康には人一倍気を遣っている。※まだ余裕で
                              腕立て伏せが出来る

   本当にカスカスの「年金暮らし」です。
   やっぱり病気とか怪我とかしたくないしね。


  ・元々、印刷会社に勤めるサラリーマンだった。

   23歳で結婚し、マイホームも購入した。

   その後『高度経済成長』と共に会社の事業も拡大。
   給料は30代で「年収900万円」に達した。

   しかし40代の時に『バブル経済』が崩壊。
   会社の経営が悪化し、収入も大きく減ってしまった。

 

  <『団塊世代』の賃金推移> 【厚労省】『賃金構造基本統計調査』
                【総務省】『消費者物価指数統計』より
                【三井住友信託銀行】調査作成

   「月収」
          団塊世代   高齢者
          65~69歳   70代後半
   40代前半  約48万円  約46万円
   40代後半  約56万円  約55万円 ※分岐点
   50代前半  約55万円  約64万円  団塊世代→ / 高齢者↑
   50代後半  約53万円  約64万円
   60代前半  約40万円  約43万円


   『団塊世代』65~69歳
    現役時代に「十分な蓄えができなかった」ことが調査で判明。

   『高齢者』の70代後半~
    退職時の50代後半まで「賃金が上がり続けた」が、

   『団塊世代』65~69歳
    「バブル崩壊」に直面し「賃金が下がり続けた」。※微減・頭打ち


  ◇男性(68)
   老後に備えた十分な資金を作ることができなかった。

  ・現在収入は『年金』だけで「月13万円」余り。
   そのほとんどは「家賃」と「食費」「光熱費」で消えてしまう。


   ただ本当に「生活できる」っていう額じゃないよね。
   何とか、何とか生きてられるっていう額だよね。(寂)(薄笑) *盛んに頷く*

   *スーゥ*、ウン、何のために生きているんだろうね、本当にね。。。

 

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  どう対応?
┣■『団塊世代』の「生活苦」


 Q.どんな解決策がありますか?

 A.
  ◇ディレクター 30代半ばの男性
   ハイ。例えば今回取材をした団地の管理をする

  【UR都市機構】では
   近くに子供や親戚が住む場合「団地の家賃を割り引く」制度を始めている。

  → 『団塊世代』を子供や親戚が支える負担を減らすことが目的。

www.ur-net.go.jp


  ※エッ、これだけ・・・

   「老老介護団塊世代が現在の親の面倒見ている場合にも適用されるだろうけど
         「年金+年金」だから大丈夫だろうという判断 ??

         結構70代後半の高齢者の年金未加入者はいるって話だけど・・・

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・すごく短い特集でしたが、非常に痒いところに手が届いていたのでメモしてみました。


┣・比較的「豊かな老後」が送れるだろうと思われていた『団塊世代』ですが
  2割の約200万人が貯蓄100万円未満。老後生活には夫婦二人で約25万円が
  相場のようですけど「賃貸」だと家賃が重荷となり、単身で13万円でも厳しい声
  が聞かれました。メディアは老後生活に備えて「5千万~1億円」は必要などと
  謳っておりますけれど、その金額をクリア出来ているのは2割くらいしかいない。

  この『団塊世代』でこうですから、昇給がほとんどない『非正規雇用』が4割もいて
  既にバブル崩壊後、20年近くも経った今、どういう状況に各世帯が陥っているのか
  詳細な調査を必要とせずとも容易に分かりそうなものです。


┣・『社会保障』の見直しが急務です。そう政治家達は口にしますが、やっているのは
  補助金という一時のバラマキだけです。継続性のないものに誰が安心できるという
  のだろうか?(苦)

  「実行、実行、実行」でこの様か。連なるブレーンが相当バカなんだろうね。(爆)


┣・「生活苦」による餓死者や暴動を起こしたくなければ、日本社会体制のビジョンを
  キチンと示さないと、これ取り返しが付かないことになりますよ。そうね私ならば
  「住居問題」にズバッと斬り込むかな。家賃は国が定めるものと強制執行などして
  さらに年金加入を条件に「半額にする」とかね。どうせ資本家は相続税で取られて
  しまうのだから、もう諦めなさい。(苦笑) あとは「食費」も年金加入で電子マネー
  として月々支給しますかね。食費限定の電子マネー。これならフザけた親による搾取
  なども防げるでしょうし。

┣・「命」を尊いものとするならば、最低生活は保障するしかないでしょう。その代わり
  北欧諸国に見られるように税金を重くする。それが嫌だと国民の過半数が言うならば
  「命」の尊さを伝える報道を規制して考えさせなくすればいいだけの話だと私は思う

┗・ダラダラ、ダラダラと先延ばししているから「借金」ばかりが増えていく。それらの
  ばらまく金に群がるゲス共がいるのだから本当に腹が立つ! 
  個人的には“荒みきった社会”になっても別にいいんだけどね。ヤレルし。(苦)(怒)