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日本人は本当に幸せ? “世界一貧しい大統領”が見たニッポン

2016/04/10(日)<日本人は本当に幸せ? “世界一貧しい大統領”が見たニッポン>
【Mr.サンデー】 http://www.fujitv.co.jp/mrsunday/index.html

www.fujitv.co.jp


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┏┓特集  <日本人は本当に幸せ? “世界一貧しい大統領”が見たニッポン>
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       “世界でいちばん貧しい大統領”に、宮根が密着!


       「ムヒカさんから見て、僕は幸せそうに見えますか?」

       「全ては人間性だよ」


        ムヒカ氏から見たニッポンの姿とは?

        心震えるニッポン語録

 

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  日本人は本当に幸せ?
┣■“世界一貧しい大統領”が見たニッポン


 ◆来日の舞台裏 全公開


  今日2016年4月10日(日)
  広島市
 【原爆ドーム

  広島市 原爆ドーム - トップページ

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   日本に来てここを訪れないということは・・・ *額を掻く*
   日本の歴史に対する、侮辱だと、思います。  ※とてもゆっくりと語られた。


 ・この街に14万人の命を奪った原爆が落とされた時に
  彼◇ホセ・ムヒカ(10)だった。


 【ウルグアイ】第40代大統領
  ◇ホセ・ムヒカ 1935年5月20日モンテビデオ生まれ
   若き頃から『ゲリラ活動』に身を投じ、
  「4度の投獄」と「計14発の銃弾」を受けながら
   貧しい人々のために“闘い続けた男”。

   その後、国民からの圧倒的な支持を受け『大統領』に上り詰めるも
   どんな大国のリーダーに会おうと“ノーネクタイ”を貫き ※中米露いずれとも
   国民と同じ感覚でいたいと中古のドイツ車を乗り回す。  ※VW・ビートル

   さらに贅沢な公邸には目もくれず、質素な田舎暮らしを続けることから
  “世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれてきた。


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  今月2016年4月5日(火)
 【羽田空港
  夫妻揃ってカジュアルな恰好をして来日。
  到着早々、彼が語ったのは-

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  (日本は鎖国を解き)西洋を追い抜く決意をした。
   しかし現在の日本はあまりにも「西欧化」したように見える。
   自国の歴史や自分達のルーツを問わなくなってはいないか?


 『日本人は己のルーツを忘れてはいないか?』


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  今月2016年4月7日(木)
 【東京・築地】

 Q.どうして築地に来ようと思われたんですか?

 A.
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   働いている人達を見るためです。 ※次々と会う人・労働者と握手やハグを交わす
   働いて“つましい暮らし”をする人々。
   国を支えるために日強言う不可欠な人々です。


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  昨日2016年4月9日
 【大阪・新世界】

find-travel.jp


  宮根誠司はホームグランドである大阪で「サル-!(乾杯)」
  ムヒカ夫妻に日本の庶民体験をプレゼントした。「メッチャ、スキヤネン!」(苦笑)

  昨日2016年4月9日
 【京都市
  自然を愛し、移ろう時を知り、最小限での満足を見つけた彼ホセ・ムヒカ氏は
  日本の端々に共通点を見つけていく。 ※【竜安寺】などを訪問

  「“知足”のつくばい」

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ソクラテスの言葉のようだ・・・
   “汝、自身を知れ”。


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 ・果たして今、世界で最も注目される政治家と言われるホセ・ムヒカ氏の目に
  日本の姿はどう映るのか?


 『もし私達が皆天使でパーフェクトな存在であれば、政治なんか要らないんです』


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 来日2日目
  今月2016年4月6日(水)
 【東京・飯田橋
  彼◇ホセ・ムヒカ氏がいきなり語った言葉。

 『この世界は天国にも地獄にもなります !! 』 ※かなり激しい剣幕で指を立てて主張


 ・この記者会見でムヒカ氏は来日の目的を明確にした

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   我々人間はどこへ向おうとしているのか・・・

   日本で起きていることについて、質問をして回りたい。

   将来、この世界はどうなるのか。

   それが分かるのは、日本が高度に工業化された国だからです。


 『日本には“世界の未来”が映っている』

 ・日本には人類が行き着く未来が映っているとムヒカ氏は言う。


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 来日1日目
  今月2016年4月5日(火)
 【東京・お台場】
  まずムヒカ夫妻が訪れたのは、東京を一望できる【フジテレビ球体展望室】。

4travel.jp

 ・奇しくも【フジテレビ】がある【台場】は『ペリー来航』に備えた砲台の目の前。

  かつて西洋から日本を守ろうと造った砲台を見つめ、彼ムヒカは何を思っただろう。


  今月2016年4月5日(火)
 【アクアシティお台場
  歴史を忘れたように巨大ショッピングセンターが建ち並び、
  “消費社会”の象徴のようになった今を見て「人類が行き着く未来」。

  そのヒントを探しに訪れたのは、同ショッピングセンターで受付の仕事をしている
 『地平ジュンこ』さん
  【東京都】のバックアップを受け、【東芝】と3つの大学などが共同開発する
  観光案内ロボット。

www.metro.tokyo.jp

www.youtube.com

  「○○○は5階にございます!」「右手のエスカレーターをご利用下さい」


  ◇ムヒカ夫妻
   ・・・ ・・・   ※完全に固まっていた。(苦笑)

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領   ◇案内係の女性
   助けてくれ・・・               (苦笑)。何をですかー?(笑)
   これから到来する世界を考えてだ。


 Q.【ウルグアイ】にもこういったもの(ロボット)はあったらいいと思いますか?

 A.
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ・・・ 時間の問題だね。そうした時代に突入しつつあるのだと思う。
   労働分野では・・・ (人とロボットの)紛争が横行するだろうが、※考え・嘆き気味
   世界は適応しなければならなくなる。


 『闘いを経て・・・ 世界はロボットのいる時代に適応しなければならない』


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 来日4日目
  今月2016年4月8日(金)
 【東京・浅草】
  今、圧倒的に外国人観光客を集める【浅草寺】。

find-travel.jp

www.youtube.com


  ごった返す仲見世を歩いて行くとそこらかしこに日本文化を楽しむ外国人観光客の姿

  だがムヒカ氏は・・・

 ◇案内人              ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  扇子屋さんでも見ましょうかね?   ノン!

  見ないでいい?           通訳:そのまま歩いて進みましょう。エェ。


 ・なぜか奥さんが気を遣うほど「機嫌が悪かった」

  観光客から記念写真を頼まれると嫌な顔一つしないのだが- ※外国人も気付いて
                               取り囲んでいた。
  一体ナニが気になるのか ??

  その理由が分かったのは、本堂のお参りを済ませ感想を聞いたときのことだった。


 Q.今日(浅草を)見られて如何だったでしょうか?

 A.
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   *ムスッとした顔で*、コメントしたくない。
   ・・・ 宗教については敬意を払いたいから。 ※周囲に気を遣ってか、背後で
   軽々しくコメントはできない。       奥さんが笑顔を見せてくれていた

   ただこんな「消費主義」でいいんだろうか?(怒)・・・


 『日本はこんな「消費主義」でいいのだろうか?』


 ・もちろん参道という文化は理解した上で、敢えて疑問を投げ掛けるムヒカ氏。

  その目にはまるで「文化を切り売り」するかのように、 ・・
  「日本の心さえビジネスにしてしまう」マーケットという魔物が見えているかのよう


  先月2016年3月末
  増える一方の外国人観光客を目の当たりにして
 【日本政府】
  その目標を一気に倍増させ、2020年に「訪日客4000万人」という数字を発表した。
                    消費額は8兆円

toyokeizai.net

  だがその時、日本が本当に持ち帰ってもらうべき「お土産」とは何なのだろう?
  ムヒカ氏はそう言っているような気がした-


 ・風向きが変わったのは


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 来日2日目夜
  今月2016年4月6日(水)
 【ウルグアイ大使館】

  在ウルグアイ日本国大使館のHPへようこそ!!

  ◇駐日ウルグアイ大使
   お二人は花がお好きですから、これから妻が習っている『生け花』をお見せします


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇ムヒカ夫人・ルシア
   お目にかかれて光栄です。    *両手で握手・御辞儀* よろしくお願いします
                    夫婦揃って嬉しそう

  ・家元が実演、披露された

www.youtube.com


  ◇駐日ウルグアイ大使 夫人
   短いデモンストレーションですが、家元は全身全霊で生けられます。
  『生け花』は太陽、惑星、星、全てに構図があって意味があるのです。

  ・懸命に“生け花の真髄”を伝えようとする大使夫人に


  ◇ムヒカ夫人・ルシア
  『生け花』については聞いたことがありましたが、
   こんなに深いものだとは知りませんでした。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ウルグアイの花は組み立て職人の仕事みたいな気がしてきたよ。
   初日から日本はウルグアイと全く違うと気付いた。(苦笑)

  ◇ムヒカ夫人・ルシア
   ウルグアイにも素敵なアレンジをする人もいますよ。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   確かに組み立てる人はいるけども、
   日本の『生け花』は単に組み立てるだけではなく、また別のものなんだ。


  ・その感性で、あっという間に「日本の心」を掴み取ってしまうムヒカ氏。

 

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 来日3日目
  今月2016年4月7日(木)
  東京都府中市
 【東京外国語大学

www.tufs.ac.jp

www.youtube.com

www.youtube.com


  日本滞在でのメインイベントの1つ。大学での講演。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   私は質問してみたいんだ。

  「日本の若者は高齢者達より幸せなのか」


 『日本の若者は本当に幸せなのか・・・ ?』


 ・ムヒカ氏を出迎える同大学生達が、直前で一斉にネクタイを外し始めた。※過剰演出

  “ネクタイ嫌い”のムヒカ氏のために、皆揃ってノーネクタイでお出迎え。

  そこへ母国での愛車と同じドイツ車ビートルに乗ってムヒカ氏が登場 ※4人で狭い
                                   本人希望?
           *パチパチパチパチパチ*

  中庭を歩いても、湧き上がる拍手と歓声。
  もちろん講演が行われる講堂内は「満席」  ※500席だという
  小雨降る中、中庭にしつらえられた野外モニターにも今や遅しと人だかり。

        ※1千人はいた模様。一般市民の姿も多く見受けられる。
         両手を合わせて祈るように見つめる若い女性の姿も。
         その脇にはハーフと思われる若者達も一緒に待ちわびていた。

  何かが始まる- そんな静かな熱気の中、
          ついにムヒカ氏の『ニッポン講演』が幕を開けた


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  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
   若い皆さん。・・・ 皆さんには二つの選択肢があります。

   一つは「ただ生まれたから、生きる」ということ。

   もーう一つは「私達自身の人生を、操縦する」ことです。


 ・君達はどちらを選ぶ-?

  学生達にまずそんな選択を迫ったムヒカ氏は、こう語り始めた。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
   あなたが何かを買おうとした時、それは「お金」で買うのではありません。
   「お金」じゃないんです。そのお金を得るために費やさなければならなかった
   「人生の時間」で買っているのです。

   我々の文明は破綻しています。『市場』をコントロールできないからです。
   なぜこんな話をするのか。

   私達が海を無駄に汚染させていることを知ってから、
   もう、どれくらい経つんでしょう。
   それでも私達は何もできなかった。

   人間が今持っている程の方策と能力を、
   かつての人類は持ったことがありませんでした。

   ・・・ それなのに世界では1分間に「200万ドル」(2億円超)の軍事予算が
   浪費されている。しかも最悪なのは、こうした流れを止められないことです。


 ・語られた現代社会への「警告」
  君達は大切なものを見失ってはいないか-

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
   大事なのは「人が幸せになる」こと。・・・
   かつてこれほど生産性が高まったことはなかったのに、分配の仕方が悪いので
   ・・・ ・・・ 恩恵にあずかるのは極僅かな人だけで、多くの人が、失望しています。


 ・ムヒカ氏の言葉には有無を言わせぬ“説得力”がある。
  が、どこかファンタジーも聞こえるのか、こんな質問が-

  ◇中井星太さん 東京外国語大学 国際社会学
   家族ができたとします。(笑)

   で、家族ができたらやっぱり人間はその自分の家族が一番可愛いですから
   やっぱりその他の人達より自分の家族をいい目にあわせたい。
   だから美味しいご馳走をしたり、素敵な場所に連れて行ったりするわけです。

   で、そういうことをしているとやっぱり
   こういう自分の家族だけをいい目にあわすっていう気持ちが
   「貧困」とかを生んでしまうのかなーと思って・しまいます。


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
   エー、恐れる必要はありません。家族がいれば家族のために闘うのは当然です。
   しかしその上で、他人の人のために闘うことだってできるはずです。
   むしろそれができれば、・・・ 家族とももっと幸せでいられます。


 ・『家族』その存在についてムヒカ氏が語り始めた時、
  妻ルシアさんに変化が-


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
   例えば私は自分のパートナーと共に「世直し」に挑みました。
   そのため!“子供を持つ余裕なんてなかった”。(涙目) *ナッ*

   私達は小さな町に住んでいます。
   そこには様々な困難から学校に通えない子供達が大勢います。
   彼らのため学校を作ろうと闘っています。
   それを国に譲ろうと思っています。

   つまり本当の子供はいませんが、彼らがいる。
   そんな愛すべき人生なんです。あなたにもそうできるはずです! ※涙ぐむ
   もう少し歳を取ったら分かりますよ。(苦笑)           妻ルシアさん
                       *会場内静かに拍手*


 ・その時見せた妻ルシアさんの涙。
  元々裕福な家庭に育った彼女が貧困層出身のムヒカ氏に出会ったのは
  その“強すぎる正義感”のためだった。

  「貧しい人々を救いたい」。そんな想いからムヒカ氏と同じゲリラ組織に入り
               何度投獄されても決して屈しなかった。
               そんな彼女が壇上から語りかける夫の言葉に泣いていた

  いつでもムヒカ氏の一方後ろを歩き、
  まるで大和撫子のように夫を立てるルシアさんの姿に私達は気付いていた。

  そんな彼女が4度の投獄と銃弾に倒れそうになったムヒカ氏を今日まで支えてきた-

  そんな二人が辿り着いた、若者達へのメッセージ-
  その息遣いと共に肉声で聞いて欲しい。


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領 特別講演会
  (現代文明は)買って!買って!買い続けることに!人を夢中にさせ、※興奮気味に
   人生の全ての時間を浪費させる仕組みなのです!

   でも皆さんは“ここ”(額に手を当てて)にあるものを持っています。
   頭脳を持っているのです。自分の人生を操縦することができます。

   大事なのは「最低限のもので生活できるようになる」ということです。

   それはなぜか!   ※大声で訴え続ける

   「やりたいこと」に費やせる時間を確保するためです。
   私にとってそれは「社会運動」です。

   でも他の人にとっては「絵を描くこと」が大切かもしれない。
   あるいは「サッカー」や「魚釣り」かもしれない。
   「木の下で横になること」かもしれないし「友達と遊ぶこと」かもしれません。

   ・・・ それが「自由」というものです。
   私達一人一人に自由がある。それはやりたいことが気ままにできる自由な時間です

   しかし『市場』に言われるがままに止めどなくモノを必要とするならば、
   アナタはいつになっても自由になれないでしょう。
   いつになっても時間が確保できないことでしょう。

   あるいはもっと酷い場合は、他人から人生の時間を盗まなければならなくなる。

   アナタに代わって働かせるために・・・

   私は別に若い皆さんに「自分に賛成して欲しい」とお願いしているわけでは
   ありません。 ノン、ノン、違います。ノン、違うのです。

   自分自身に問うて「一番大事なもの」を探して欲しいのです。


 ・寒空の下、夜になっても
  ムヒカ氏の言葉を求める若者達はその場を離れようとはしなかった。

    ※日が暮れる中、まだまだ相当な数が座り込むこともなく立って静聴している。

  この飢えも戦争もない時代に、
  彼らの心に突き刺さる「ムヒカ氏の言葉」とは、
            「夫婦の生き方」 とは一体何なのだろう・・・ ?


  ◇パブリックビューイングの観客 20代前半の女性
   やっぱり「自分の人生を生きて下さい」っていう・・・   ※長い講演を終えて、
   あの「浪費しないで愛を大切に」っていう        さすがに座り込んでた
   その言葉がすごく印象に残りました。*コクリ・感動*


  ◇パブリックビューイングの観客 20代前半の女性
  (就職先の)給料とか気になるんで、そっちに最近揺らいでたりとか(苦笑)したん
   ですけど、やっぱりこう人生の中の仕事なので、そのバランスぅですね。
   ちょっと考えが変わりました。(苦笑)


 ・日本の若者に残した80歳ムヒカ氏の“熱い心”

 

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 ◆訪問を熱望した

  今日2016年4月10日(日)10:00am前
  広島市
 【原爆ドーム
  もし日本に行くならば「絶対に行かねばならぬ」と言い続けた地にムヒカ氏はいた。

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 ・71年前の夏。
  14万人という人々が熱線に焼かれ・ただれ苦しみながら無念を残した地。

  かつて人類が残した大きすぎる過ちに触れて、いつになく厳しい顔のムヒカ氏。

  こう絞り出すのが精一杯だった-


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ノー、ノー。コメントなんてできない・・・ 信じられない。

                   ※顔を小気味に横に振ると黙り込んでしまった

 ・記帳:日本にホセ・ムヒカ氏の言葉が残された。

    <ホセ・ムヒカ氏が記帳した芳名録>

     良心なき科学は、
     とてつもない悪の道具になってしまうことを
     私達は知っておかねばならない。

     “人間は同じ石でつまずく唯一の動物”なのだから。

 

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┣■スタジオにて


 ◆日本人の心に響く・・・ ムヒカ“珠玉の名言”


 ◇宮根誠司 MC
  ヤマザキさんはイタリアに住んでらっしゃるし、世界中を旅してらっしゃいますけど
  ムヒカさんの色んな言葉っていうのはどういう風にお感じになりました?


 ◇ヤマザキ マリ 漫画家 ※『テルマエ・ロマエ』海外での生活経験を生かし創作
  あのこれは全世界に向けられるべき言葉だと。今はたまたま日本にいらして
  日本の若者達の心を掴んでいるけれども、あのぉやっぱり「消費社会で幸せを育む」
  っていうのがメジャーになってきてしまって、その中で「そうじゃないんだ!」って
  ことが、今の時代から本当に実直に染み込んでいけるんだなって本当にしましたねぇ


 ◇宮根誠司 MC
  あのぉ、大変穏やかな80歳のいいお爺ちゃまって感じがするんですが、木村さん!
  若い時はとにかくゲリラ闘争をやって・13年間投獄をされた人なんですよね!


 ◇木村太郎 ジャーナリスト
  『キューバ革命』に刺激されて、しかも凄い武力革命をやろうとした。
  武力にて「銀行強盗」なんて繰り返しやったって。だけど盗んだお金を皆に分けた
  わけですよね。だから『ロビンフッド』と呼ばれていた。

  だからこそ牢獄から出て来て『民主化』された後、すぐ大統領に選ばれたのは
  それなんです! ですからね、これ清貧な政治家って言われてっけど実はそこには
  もの凄い!闘争心があるからね、言葉ゆっくり喋っていてもね、迫力があるんですよ

                        ◇ヤマザキ マリ 漫画家 
  うん、説得力がある、力があるねッ!      凄い説得力がありますよね。


 ◇宮根誠司 MC
  ですからあのぉ、木村さんなんか、本当にゲリラ闘争をやって国を良くしようとした
  それから13年間投獄されていたっていう壮絶な人生があって、で、いろんなもんが
  削ぎ落とされて“無駄のない人”っていう。
                      ◇木村太郎 ジャーナリスト
                       そう、言葉だけの人じゃないんですよ
  ですよね。                この人は!

  そしてあの一緒に、本当にまさに闘った奥様が“涙ぐまれたシーン”があって
  アレも大変印象的だなぁと思ったんですけど、その奥様も若い時は大変お綺麗で
  凜々しくて一緒にゲリラ闘争をやった方なんですよねぇ。


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 ◆“清貧”ムヒカ × 世界のリーダー


 ◇宮根誠司 MC
  でー、ムヒカさんは実はこういうことも仰ってて、


    「 国を治めるものの生活レベルは、

      “その国の平均”

      でなければならない-     」


  と仰ってる最中に『パナマ文書』っていうのが出てきて、とんでもないことに
  なりそうなんですけど、


 ◇椿原慶子 キャスター
  そうなんです。その『パナマ文書』によって現在、世界の首脳達のお金について
  “疑惑”が出てきています


 『パナマ文書』
  【パナマ】の法律事務所から流出した“脱税”や“資産隠し”疑惑に関する資料。
  各国の指導者や著名人が関与したと言われている。

gendai.ismedia.jp

  例.
   【ロシア】
   ◇プーチン 大統領
    推定 約21兆6000億円 → 疑惑を否定

   【中国】
   ◇習近平 国家主席
    親族の遺産が 約400億円 → 「報道規制」疑惑を回避

   【アイスランド
   ◇グンロイグソン 首相
        約4億3000万円 → 隠し財産の疑いで「辞任」

   【イギリス】
   ◇キャメロン 首相
          推定 54億円 → 事実を認め謝罪も不正取引は否定


 ◇宮根誠司 MC
  ビックネームばっかりですよ、コレ。

  まああの木村さんね、世界に「租税回避地」という所があって、
  「タックスヘイブン」と呼ばれてて、そういう所に各国の人がお金をドンドン
  ペーパーカンパニーを作ってね「資産を隠しているんじゃないか?」

  この問題ってちょっと「政治不信」に繋がりません? 世界中が。


 ◇木村太郎 ジャーナリスト
  エェこの『パナマペーパー』の話を聞いた時に「日本人入ってんのかなぁ」と
  思ったら、今のところ出てこないんです。コレ喜ぶべきなのか/悲しむべきなのか
  (苦笑)ちょっとね複雑な気持ちなんですけどね、そんな金持ちは日本にはいなかった
  のか? 隠し資産もなかったのか?って気がするんですけどね。
                               *一同(苦・吹出笑)*


 ◇宮根誠司 MC
  逆にそう考えるとそれも悲しいような気もするし、まああのー、ね!
  ムヒカさんが仰っていることが日本はまだいいのかな?って思ったりとか
  色んなことを考えるんですけれども、まっ国民にこれヤマザキさんね、
  納税を課している人達がコレをやっちゃうと「もう税金納めないよ!」って
  世界中なっちゃいますよね?


 ◇ヤマザキ マリ 漫画家 ※『テルマエ・ロマエ』海外での生活経験を生かし創作
  もう出す気なくなっちゃうっていうか、ありとあらゆるものに猜疑心が沸いてきて
  しまいますよね。


 ◇宮根誠司 MC
  ねー、この問題どこまで行くんでしょうか。一方、ロシア、中国はこれ本当に
  プーチンさんとか習近平さんをどこまで調査するのかって完全に不透明ですよね。

  エーこの後、私がですね、大阪にムヒカさんご案内したんですけど、
  まあ今「清貧だ」とかいろいろ言ってますけど、
  ぶっちゃけお金無いと生活できないし、まあ若干好きじゃないですか?

                     ◇ヤマザキ マリ 漫画家 
  ね?ヤマザキさん、ね?         ウフフフ。(苦笑)
  お金がないと生活できませんやん?    まあできませんね、ハイ。(苦照笑)

  ねぇ、
  イタリアとか住んだりできませんやんか。  (苦笑)。

  で、まあそん価値観みたいなところを敢えてムヒカさんとぶっちゃけて喋ろうという
  ことで、まあ「串カツ」食べて「ビール」飲みながら大阪で話を聞いて参りました。
                                   (苦照笑)。

 

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  “清貧”ムヒカ × 宮根
┣■ナニワ下町ぶらり歩き


  昨日2016年4月9日(土)
  大阪市浪速区
 【新世界】

 ◇宮根誠司 MC
  アッ! アレじゃない !?    ※通りの真ん中をムヒカ夫妻が堂々と歩いて来る。
  ムヒカさーん!         道の両脇に人々は追いやられ、スタッフ完全警備


 ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  ムーチョ ゲスト セニョール ムヒカ   ガッチリと握手・腕掴み
  (はじめまして、ムヒカさん)     *パンパン*と腕を叩いて親好のご挨拶。

  今日はせっかくなので大阪の下町を
  ご紹介したいと思いまして。      いいね!

  どうですか?
  東京とはまた雰囲気違うでしょ?    そうだね、かなり違うよ。*笑顔*


 ・そこは【通天閣】がそびえる浪速の下町【新世界】

www.tsutenkaku.co.jp

  宮根は「消費社会」を否定するムヒカ氏に“商いの街”大阪を見て欲しかった。

  そして“働き過ぎ”と揶揄された日本人の生き方は幸せではないのか?
  率直に疑問をぶつけてみた-


 ◇宮根誠司 MC
  残りの人生を考えたらドー生きようかなって感じです。
  このまま仕事をずっとやるのか?とか・・・ (苦笑)

 ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  あらゆる仕事が美しいものではありません。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆ムヒカ × 宮根

  ぶっちゃけ“串カツ”談議   働き過ぎ・・・ 日本人へのメッセージ
        ホンネ


 ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  どうですか、この街の雰囲気は?    とてもいい。すごく面白いですね。
  面白い?               色鮮やかだね。(笑)
  街が色鮮やか? あっ凄いなぁ。


 ・宮根が案内を始めると、すぐにこの人だかり。

  「こんにちはー」 ※宮根、ムヒカ夫妻とも沿道脇から見つめる大勢の人に手を振る

  「アッ手を振ってくれたー!(笑)」 居酒屋の若い女性店員が笑顔で声にすぐに出す
                   いかにも関西人らしい。(笑)


 ・来日5日目、ここ大阪でもムヒカ氏は「時の人」となっていた。
  人々に笑顔を向けるムヒカ氏。だが、出だしから宮根は虚を突かれることになる-

 ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
 【通天閣】ここに建ってもう104年   オー!
  経つんですよ。(初代通天閣から)

  ムヒカさん、これ1回上ってみます?  ノーノー、いや、いいです。

  奥様はどうですか?         ◇妻・ルシアさん
  一度上ってみられます?        ノーノー、いえ、いいです。

  アッハハハ。(苦笑)
  いいですか。じゃあどうしよう・・・


 ・今度は古き良き「下町文化」庶民が集う『銭湯』を案内しようと思ったら-

 ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  ・・・                  ノーノー。
  中には入らないですか?(通訳)    なんで人が風呂に入っているのを見る
                     必要があるんだ?

  確かにごもっとも・・・


 ・そこで宮根はあの“大阪名物”で勝負することに-

www.youtube.com

 ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  これが『たこ焼き』と言いまして
  大阪のソールフードなんですよね。

  見て下さい、これ。これはタコが入って
  いるんですよ、中に。         あー、タコね!
                     熱いんだろう?

  フーフーして下さい。         ・・・ (串だけ抜いて舐める)
                     熱いよ、すごく熱い。(串をペロペロ)
         *熱さに躊躇うムヒカ氏*
          妻のルシアさんは頬張るも
         *熱さに少し苦悶の表情*
                     ちょっと貸して!(宮根の串を受取ると)
                     冷めるように、こうするんだよ。
                    ※二本の串でたこ焼きを解していった。(笑)

          串を二刀流にして
          細かく切り分けて   パクリ。

  美味しい?              *コクリ* これなら大丈夫!

      ようやくムヒカ氏の素顔が垣間見えた(?)


 ・さらに今回宮根が用意した、とっておきの場所

  創業昭和四年
 【串かつだるま】大阪新世界“元祖”串かつ

www.kushikatu-daruma.com


  大阪のもう一つのソールフード。【新世界】名物“串カツ”のお店。

  ・前大統領夫妻に混み合った店内は恐縮かと思ったのだが-

   「こんにちはー」と気軽に声を掛けてきた中年男性客の肩を叩いて挨拶した。
                      まるで「元気かい?」と言わんばかりに

   カンターテーブルに3人が座ると、

  ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ夫妻
   カンパーイ!
   サル-!               Salud! ※奥さん、一番の笑顔を見せる

   どうですか、日本のビール?     ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   美味しいですか?           グアィナ!(美味しいよ(?))


  ・こちらの店では豚や野菜など約30種類が「1本105円」
   揚げたてアツアツが頂ける。    ※またアツアツだって。大丈夫か ??

   ムヒカ夫妻、人生で初の“串カツ”は、豚/エビ/生姜などの6種類。
   果たしてお口に合うか ??


  ◇宮根誠司 MC            ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
  (ソースは)二度付け禁止なんですよ。
   1回しか付けちゃダメなんですよ、
   ルールで。              ・・・ *チョンチョン* パクリ *モグモグ*

   コレ、ビールに合うでしょう?     ※夫:不思議そうに見つめている

   良かったぁ。             凄く、美味しい!*頷く*夫人もパクパク

      店主「ありがとうございます」  *ガッチリ握手* グー!ポーズ。

   美味しいって、大将。

www.youtube.com


  ・出会ってここまで「40分」。【新世界】を味わってもらえた。
   二人の距離もだいぶ縮まった。
                 ※先程の「たこ焼き」よりは熱くなかったようで、
                  串にムシャぼりつくように夫婦揃って食べていた


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◆本音“串カツ”談議 スタート!


 Q.『パナマ文書』の流出で、各国首脳の巨額の“資産隠し”が疑われている問題
   について

  ◇宮根誠司 MC
   あーいうのは「政治不信」に繋がると思うんですけど、各国の。
   どうなんですかね? やっぱ・・・      

 A.
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   いやぁ確かに、そんなことがあれば「政治不信」にもなりますよッ!(苦)
   お金が好きな人は商売をやればいいんだ。
   政治家にはならない方がいいんじゃないかな? 政治はダメよ。*ノンノン*


  ◇宮根誠司 MC
   ということは、政治家っていうのは「お金が好きな人」はなっちゃいけない?

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   いやぁーなってはいけないよ。商売と政治を結びつけてはいけませんよ。(苦)


  ◇宮根誠司 MC
   国のトップがそうだと、国自体がおかしいことになっちゃいますよね?

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   あぁ、それは悲惨だ。深刻な問題です。
   本物の政治家が求めるべきは「お金」にはなく「名誉」です。
   「人々からの愛情を得ること」です。お金じゃーない。

   世界中で毎分200万ドル(約2億円)が軍事費に使われています。
     1分毎に200万ドル、これどうにかしてますよね?


  ◇宮根誠司 MC
   それを他のことに回せば、もっと豊かになれる?

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   そうそうそう、その通り!その通り!
   多大な財産を捨てているんです。

   北朝鮮でミサイルを撃っているのをご覧なさい!
   その分ジャガイモを植えればいいものを・・・ (苦笑)


  ◇宮根誠司 MC
   だからね、恐らく今の先進国のトップが言えないことを
   ズバッ!と言ってらっしゃるんですよ。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   あぁ、もちろんだよ。あまりに馬鹿げているじゃないかぁ。


 ・さらにムヒカ氏は行き過ぎた「消費社会」の中で、
  私達日本人が「お金を稼ぐために働き過ぎる」と疑問を投げ掛ける-

  これに対し、宮根は-


 Q.「働き過ぎ」と言われる日本人について

  ◇宮根誠司 MC
   「働くこと」が日本人はある意味“美徳”だっていうところもあるんですけど
   「自分の時間が無い」ってムヒカさんに言われたら「アッそうだな」っていうのは
   皆感じているとは思うんですね。

   お話を聞くにつけ、考えることがあるんですけど。

   「このまま仕事をずっとやるのか」とか・・・
   かといって「趣味も大してない」し・・・

 A.
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ウーン、確かにね・・・ 、日本人ほどの働き者を見つけるのは難しいよ。


  ◇宮根誠司 MC
   あのぉ(串カツ屋の)大将も働くのが好きやし、お金も好きでしょ?

   僕らもそうなんですけど、仕事が無くなったら何していいのか分からないっていう
   恐怖感ないですか?

  ◇社長 串かつだるま
   そうですね。やっぱり従業員のことが一番心配やからね。(笑)
   僕ら365日働いていますぅ。

  ◇宮根誠司 MC
   働き過ぎぃ!


 ・「働かなければいられない」日本人の“美徳
  するとムヒカ氏は-

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   興味深いことに先進国になればなるほど「生活は良くなる」が、
   同時に「仕事を失うことも恐れる」ようになります。

   いろんなことにお金が必要になるからねぇ。*手をクルル回して表現*


 ・では、日本人が幸せになるには、どうすればいいのか。
  そこで敢えて聞いてみた-

  ◇宮根誠司 MC
   ムヒカさんから見て、僕は幸せそうに見えますか?


   “清貧”が問う・・・  日本人の生きる道
  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   いいかい? 【アマゾン】には先住民が住んでいる。
   我々の目には「貧しく」見えるだろう。でも彼らは貧しくなんかないんだ。
   “独自の文化”の中で「幸せ」に生活しているんだ。


  ・私達が過剰な消費社会の中で、仕事をし過ぎていることに疑問を呈するムヒカ氏
   しかし一方でこうも言う-

   でも、我々は彼ら(先住民族)のようには生活できない。
   もう“違う時代”に移ってしまっているんだ。


  ◇宮根誠司 MC
   もうここまで来たら後戻りはできないですよね?

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   だから誰もが働かなくてはなりません。
   全員です。「働かなければ、何かが可笑しなことになる」。(苦)

  ・ムヒカ氏は働くこと自体を否定しているわけではなかった。


  ◇宮根誠司 MC
   ムヒカさんから見て、僕は幸せそうに見えますか?

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇妻・ルシアさん
   あぁ幸せだよぉ。やっていることを楽しんでいるから。  背後から聞いてて(笑)

  ◇宮根誠司 MC
   あっ、仕事は好きなことをやらせて頂いております。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇妻・ルシアさん
   そうだろぉ?                     *ニコニコ*
   それは労働ではなく、それが幸せだからです!

  ◇宮根誠司 MC
   大将はこの仕事好きでしょう?

  ◇社長 串かつだるま
   あぁもちろん、もちろん。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇妻・ルシアさん
   彼は幸せな人間だよ。満足そうだ。顔を見れば分かるよ。 (笑)。


  ・働くことは必要。それが好きなことなら尚更、精一杯やればいいと説く。

   しかしその場合、一つ忘れて欲しくないことがあるという-

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   *指を擦り合わせながら* 宮根を見つめて
                       ◇宮根誠司 MC
   必ず“何か”を、残しなさい。        *指を擦り合わせながら*、残す?

   残す。無駄を止めて!“何か”を残す !!     ・・・ それは何ですか?
                        思い出ですか? 経験ですか ??
   何か少し価値があるものを残す。
   必ず残す!


  ・何か価値のあるものとは・・・

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   私はかつて妻と土地を買ったんだぁ。とんでもない出費だった。(苦)
   支払いに苦労したけれど、土地の価格はドンドン上がったんだ。

  ◇宮根誠司 MC
   ラッキーですね! もの凄いお金持ちになったんじゃないですか?(苦笑)


  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   ノン!そういうことはない。
   土地を友人やその家族と“シェア”しているんだよ。
   さらに職業訓練校などの学校も造ったんだ。

www.youtube.com


  ・一つの幸せが生まれれば、幸せの一部を人に残す。
   それが人の幸せに繋がり、それがまた社会の幸せへと広がっていく-


  ◇宮根誠司 MC
   頑張って「幸せ」に仕事をしていきます。 ※なぜか気乗りしない表情を浮かべた

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   *ポン*と腕を叩いて、周りの人達も(「幸せ」にして)ね!

  ◇宮根誠司 MC
   分かりましたぁ。もう、なるべく。(苦笑)

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   周りの人も幸せでないとね、・・・ 本当の幸せというものはないと思いますよ。(笑)

  ◇宮根誠司 MC
   そうですね。それはやっぱり「お金」でもなく、何だろう・・・

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   「お金」だけじゃない・・・ !「愛情」や「生きる喜び」だよッ!
   お金だけじゃない!
           ※「お金」にこだわっていそうな表情を浮かべていた宮根に対し
            再度苦言を呈していた感じを受けた。(笑)

  ・そして最後に・・・

  ◇宮根誠司 MC
   コレあの大阪のお土産を。

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇妻・ルシアさん
   オー! シェエ・シェエ・シェエ。           *ニコニコ*

  ◇宮根誠司 MC
   これはあの関西弁って、大阪弁なんですけど ※Tシャツに印字された文字
   「アイ ラブ ユー」 → 「めっちゃ好きやねん」

   「めっちゃ好きやねん」

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領         ◇妻・ルシアさん
   ? 「メッチャ!スキヤネン」*後半トーン下がる*    *ニコニコ*
   (笑)。                        (笑)。


  ◇宮根誠司 MC
   「めっちゃ好きやねん」ムヒカさんの。 じゃあ、コレを入れて・・・


 ・店を出ると、外で待っていた人達が一斉にムヒカ氏に駆け寄って来た!

  ◇宮根誠司 MC
   すごい人になっちゃった!

  ◇ホセ・ムヒカ(80) 前ウルグアイ大統領
   グラシアス!(あいがとう!) *力強く宮根とハグ*

  ・去り際、車の窓を開けてくれた。そして宮根誠司と再び固い握手を交わす。

   チャオ!(さようなら!)   *バイバイ!*
   グラシアス!(あいがとう!)グラシアス!(あいがとう!)


 『“何か”を残しなさい。
   お金だけじゃない。
   愛情や生きる喜びだよ。』

 

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┗■スタジオにて


 ◇宮根誠司 MC
  まあ「串カツ」は凄い喜んでくれて有り難かったんですけど、僕の印象としては

                         ◇椿原慶子 キャスター
  もの凄い顔近いねん!              ハイ*3、フフフフフフ。ねぇ。

  串カツ屋なんて、こんなんやんか!        フフフフ、はい。※宮根ピン側
  で、喋ってるとこんな(顔)突っ込んで来んねん! ウワッ!近い。アハハハ。(笑)
  めっちゃ迫力あんねん。 そうそう。       目に力はありますよね!

                          でもジーッと見てると、なんか
                          心を見透かされているような
  そう。で、もの凄く肩叩いたりとか、       気持ちになって、
  膝叩いたりとか、                ウン。
  前大統領がこんなことしてくれるのかっていう   ウーン・・・ (笑)
  凄くビックリしたんですけれども、

  あのぉ、まあ椿原さんも取材して、僕も取材して
  印象に残った言葉っていうのは色々あると思いますけど
  椿原ちゃんはナニ?


 ◇椿原慶子 キャスター
  ハイ。私、車の中でお話を伺った時に聞いたんですけれども、

   「ドンドン良い暮らし」をとか
   「さらに良い仕事のキャリアを」と
   人生を過ごすのは、
   大切な人と過ごす時間を犠牲にしていて
   本当の幸せではない。


  こういう「物欲」とか「仕事のキャリア」はもう際限がないので、
  自分の人生の中で大切な人と過ごす時間?
                        ◇宮根誠司 MC
                         それはナニ?
  ・・・ ちょっとなんか              自分を振り返って反省したわけ?
  見透かされているのかなっと思って(苦笑)    フッハハハハハ。(笑)
  この後ちょっと泣きそうな気持ちになりました私。「貪欲」やなぁ。カトパンの次
  いや違う(笑)。そういうことじゃないんですけど いこうと思ってんのと違うか ??


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇宮根誠司 MC
  でもあのぉヤマザキさん考えたらね、その若い人はご家族で「田舎に移住」したり
  例えば「断捨離」したりって若い人は意外とやってて、
  僕らの世代って一番してないような気がするんですよね。


 ◇ヤマザキ マリ 漫画家 ※『テルマエ・ロマエ』海外での生活経験を生かし創作
  そうなんかやっぱり「やりにくくなっちゃう」とか「タイミングを逃している」とか
  やっぱり「経済とかがドンドン気になって来ちゃう」じゃないですか? 歳を取って
  くると。やっぱり“勇気を絞れなくなる”っていうか、
    なんかそれは“ちょっと勿体ない”っていうか。

  まあ「どっかでボーダーを超えてもいいのかな?」ってね、
  それはやっぱり年齢に構わずあってもいいことなのかなっていう風に思います・・・


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇宮根誠司 MC
  で、僕はやっぱり印象に残ったのは、コレなんですけどね、

   楽しんで仕事をしている人は「幸せ」

  なんだと。だから仕事をしていることを否定しているわけじゃなくって、
  いや、仕事が楽しいんだったらドンドン仕事しなさいっていうんですよ。 ※?

  で、で、周りの人を幸せにしなさい。それはお金ではなくていろんなことを
  仕事をしている人は自分だけじゃなくって、周りの人を幸せにすることも考えなさい
  ってことで、仕事を否定しているわけじゃないですね。

  で、あとね、例えばね、

   明日は何が起るか分からない。
   何か少し価値のあるものを残す、必ず。

  と仰ってて、僕はムヒカさんのことだから「思い出」だったり「経験」だったりとか
  「時間」だったりとか思ったんですけど、いや聞いたら、

   まあ災害とか起るから「お金」とか色んな物、ちょっとは残しとけ!

  って仰いました。(苦笑)   *一同(苦笑)*

  その辺は現実的やなって思ったんですけど、


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇宮根誠司 MC
  ちょっとあのぉ木村さんね、ムヒカさんと話してたら日本のこともよく知ってて
  自分達の生き様を別に強制しているわけでもなく、
  日本人は日本人としての幸せを探しなさいっていう、ある意味すごい
  政治家としてリアリストなところもあるんですよね、この方は。


 ◇木村太郎 ジャーナリスト
  あとね、今度ムヒカさんね、日本に来て分かったことがあるんじゃないか。
  この人きっとね「労働」をかなり否定してたんだけど、
  世の中にはね「労働を楽しむ不思議な人種がいるんだ!」ってことをね、
  日本で見つけてきて、人になんかこれからちょっとこれから言う言葉の中に
  そういうことが入ってくるかもしれないなぁと思って。

  恐らくね【南米】ではそれ見たことないハズなんですよ。ウン。


 ◇宮根誠司 MC
  だからその「礼節をわきまえる」とか「親切」だってこと。
  あと「働くこと」が別にお金ではなくって美徳である人種がいるんだなっていうのは
  ムヒカさんはひょっとしたら“新しい発見”だったかもしれない。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇宮根誠司 MC
  エー、あと実は竹田圭吾さんが以前このムヒカさんを特集した時に
  こういうことを仰っているんですね。

  去年2015年10月11日放送

  「清貧で高潔な人」と立派だと思いたいというのは、
   自分の罪悪感を軽くしたいという気持ちだ。

                        ◇椿原慶子 キャスター
  竹田さんらしいコメントですね。(笑)      ねぇ、そうですねぇ。(笑)

  ウーン、でも僕もムヒカさんに会って      ハイ。
  凄い罪悪感が軽くなったので、コレ
  いいんじゃないかって思うんですけど(苦笑)   ウフフフフフフ。(苦笑)
  ヤマザキさん、どうですか?


 ◇ヤマザキ マリ 漫画家 ※『テルマエ・ロマエ』海外での生活経験を生かし創作
  いや、それは多分、あのその通りじゃないかなって気はしますけどね。


  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
 ◇宮根誠司 MC
  ウーン。

  ただ確かにそのムヒカさんが仰っていることもそうだし、その木村さんね。
  日本は戦後70年、本当にガムシャラに皆が働いてきた。国があって・平和がある
  中で「じゃあこっからどうやっていくんだ?」っていう分岐点に日本があって
  そのタイミングにムヒカさんがいらっしゃったっていうのはある意味大きいかなぁ
  と思っているんですけれども。


 ◇木村太郎 ジャーナリスト
  僕ね、よく言う冗談で「カール・マルクスがこの世に戻ってきて日本を見たら」
  「ホレ見ろ!共産主義がちゃんとあの上手く行ったじゃないか!」って言うって
  いってね、僕ね、本当はね、この国上手く行っているのは・他の国と比べてですよ!
  あると思うので、ムヒカさん、それを見つけたと思うんでね、あのそれは少しは、
  あんまりね、そんなに恐れ抱かなくてもいいんじゃないかと思っている。


 ◇ヤマザキ マリ 漫画家 ※『テルマエ・ロマエ』海外での生活経験を生かし創作
  あと【南米】とかだと働いている人達がどこかやっぱり「苦痛」というか苦労して
  いる感じがするけど、今の(VTRを)見ているとムヒカさんは満面の笑みで皆に
  迎えられて、日本のホスピタリティーって凄いと思うんですよね!

  だから「あんなに働いているのに、こんなに幸せそうにしてる」って結構意外だった
  のかなって。


 ◇宮根誠司 MC
  だから串カツ屋さんに行っても若い人達がもの凄くキビキビ・元気よく働いている
  のっていうのは、もの凄いちょっとビックリされたみたいですけど。

  ただ木村さんが仰るみたいにね、日本にはモー世界に名を轟く大金持ちもいないし
  もちろん生活苦しいって方もいらっしゃる中で、『セーフティーネット』というのは
  他国よりも凄く働いてて、まあ木村さん仰ったみたいにもの凄い成功した社会主義
  国と言えるかもしれない?
                    ◇木村太郎 ジャーナリスト
                     ウン。そうじゃないかなと思うんですよ。
  ムヒカさんにとっては、ある意味    社会の面ではね。(苦笑)
  理想の国は日本に見えたかもしれない? そのくらいは思ってもいいんじゃないです
                     かね?(笑) 言われっぱなしじゃなくて。
  そうですよね。
                    ◇椿原慶子 キャスター
  あのまた会うんでしょ、明日?     そうですね。また明日も取材してきます。
  *ガーツン*と言ってきてよ!      ハイ。(苦笑)

  ということで、また明日椿原さんが
  ひと騒動起こしてくれることに期待
  したいと思いますが・・・         (苦笑) *首振り・笑顔で否定*

  えー、火曜日2016年4月12日に
  ムヒカさんは帰られるということです。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・ウーン『特別講演会』後もメモしてしまった。講演自体も前回で披露してなかった
  発言を入れたりと、えらいこと分散されていましたね。また公式の?記録とも割かし
  表現が異なったりしているようで、少し表現の異なる箇所があることを踏まえた方が
  いいのかもしれません。「翻訳」ごとではよくあることですけどね。

┣・スタジオでのまとめは、何だか自分達の現状を簡単には変えたくない・否定されたく
  節が感じられ、子供の言い訳めいたものに感じてしまったのは私だけでしょうか(笑)
  「働くことが美徳・楽しんでいる」と言えるのは、仕事に恵まれている自分達だから
  そうあるのであって、ブラック企業やら、原子力東海村でのバケツリレー作業など
  ムチャクチャなこともこの日本でも行われているわけです。まずは先に労働基準法
  遵守・チェックを充実させた上で「働くことも楽しい → 幸せ → 美徳」だと流れる
  べきです。「第二の矢口」を引き起こせば、天国のような仕事から地獄行きでしょ?
                                     (大笑)

┣・社会、共産主義思考の言葉は「理想郷」でもあるので大抵は感銘を受けちゃいます。
  ムヒカ氏の後任はあまりよい噂が流れてないようですし、【タイ】で沸き起こった
  赤・黄色のTシャツ“利権”闘争が普通は沸き起こるんだよね。日本は何十年も時流
  に“たまたま”巧く乗って、豊かで・平和な社会で来られただけで、これから徐々に
  政治方面でもきな臭くなっていくはずです。施策がホントにマヌケなんだもの。(苦)

┗・しかし今回のムヒカ氏の訪問は、確かに有意義で・強烈なインパクトがありました。
  それを報じたのが、これまでどこよりも「お金」を貪ってきたテレビ局なのだから
  メモしていて本当に滑稽でした。(爆) 今春4月から経費削減で生中継が増える中、
  今回のように後戻りできない、勇気ある報道を続けられることを期待しています。

  それが【フジテレビ】復活の道でしょう。ドキュメンタリーは良かったのだから。