好調なベトナム経済 日系企業の進出加速へ
2016/02/22(月)<好調なベトナム経済 日系企業の進出加速へ>
【Newsモーニングサテライト】 http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/
*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。
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┏┓エマージングトピックス
┃ <好調なベトナム経済 日系企業の進出加速へ>
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◆好調なベトナム経済
・世界経済が「中国の景気減速」や「原油安」などで影響を受けている中で
【ベトナム】の経済は好調。
<【ベトナム】GDP成長率(前年比)>
2012年 約5.20%
2013年 約5.50%
2014年 約5.90%
2015年 6.68% ※2007年【WTO】世界貿易機関に加盟以来
最も高い成長率を記録した。
・また2016年1月の製造業PMI購買担当者指数(前月比)は51.5(↑0.2)
2ヵ月「50」の節目を上回り、ハッキリと景気回復を示している。
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Q.そうした中、先月ベトナムの経済改革を進めてきた
グエン・タン・ズン首相の事実上の辞任が決まったが、その影響はある?
A.
◇竹内浩一 ジャパン証券
「グエン・タン・ズン首相の辞任で経済が低迷するのではないか?」という声も
一部ではありましたが、先月2016年1月 5年ぶりに行われた(第12回)共産党大会
では指導部が大幅に若返り、「市場経済路線に変化はない」と思われます。
むしろ今年2016年は思い切った政策を打ち出すチャンスと勧告され、
積極的な「対米関係強化」そして「市場経済重視」の方向へと動き出しそうです。
またベトナムは【TPP】発効で「最大の利益を受ける国」と言われています。
【TPP】による「関税撤廃」で、海外の「巨大市場」獲得が容易になるとともに
ベトナムの低賃金を求める外資企業からの直接投資が期待できます。
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Q.となると、日系企業の更なる進出が加速しそうですか?
A.
◇竹内浩一 ジャパン証券
そうですねぇ。日系大企業のベトナム進出は一巡し、現在は中小企業の進出が
目立っています。【ジェトロ】で調べてみると、中小企業の進出予定国先は
ベトナムが第1位となっています。
【ベトナム】
・日本のODAなどで「インフラ整備」が進んでいる。
・政府の日経企業誘致政策など中小企業が進出しやすい環境になっている。
2012年 1,035社
2015年 1,436社 ※着実に増加している。
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Q.日系企業が増えることによって何か“変化”はありましたか?
A.
◇竹内浩一 ジャパン証券
以前は学生が就職する上で英語が必須でしたが、日系企業の増加で日本語ができる
学生の就職率が高まり、日本語を学習する学生が急増しています。
現在、雇用市場で人気なのが給料の良い外資系企業で、特に日本への人気が
他の国に比べてとても多いことが、日系企業への就職希望者が多い理由の一つだと
思います。
特にベトナムの学生に人気なのが【Yahoo! JAPAN】や【GMO】(?)などの
日系IT企業です。ベトナムの全国平均月収は250米ドル(約3万円弱)ですが
日本語力に加えてIT技術者ならば平均の10倍以上の給与が支給され、魅力に
感じる学生が多いです。日本側もIT技術者不足は深刻な問題であり、日本に比べ
低賃金なベトナムで日本語が出来るIT技術者は日本のIT企業から引っ張りだこ
となっています。
現在の「円高」傾向が継続すれば、日系企業の直接投資は今後も拡大することが
予想されます。
◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
┣・確かに「親日国」ですし「低賃金」なのは魅力なのですが、詳しく調べていくと
【ベトナム】でもリスクは“まだまだ”あるようです。「外貨準備高」に関しての
問題もつい先日指摘されていたりしましたね。バイクの往来が盛んで有名な国ですが
交通整備の問題同様、コツコツと課題をクリアする必要はあるでしょうね、きっと。
┗・強い反中感情も隣国ゆえ中国が最大貿易相手国であることと、社会主義体制であると
いう現実を忘れてはいけない国だと言えそうです。