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働かないアリ・集団の絶滅防ぐ

2016/02/18(木)<働かないアリ・集団の絶滅防ぐ>
【バラいろダンディ】 http://s.mxtv.jp/barairo/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┃ 第5位<働かないアリ・集団の絶滅防ぐ>
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s.mxtv.jp

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┣【読売新聞】ONLINE 2016年2月16日付
 『「働かないアリ、集団の絶滅防ぐ」・・・ 北大チーム』より

www.yomiuri.co.jp

 

 ◆アリの集団が長期間存続するためには、「働かないアリ」が一定の割合で存在する
  必要があるとの研究成果を北海道大の長谷川英祐 准教授らのチームが2016年2月16日
  英科学誌【サイエンティフィック・リポーツ】に発表した。


  ◇長谷川英祐 准教授
   普段「働かないアリ」がいざという時に働いて、集団の絶滅を防いでいる。


 ・これまでの研究で、アリの集団には常に2~3割「ほとんど働かないアリ」が存在
  することが分かっている。

  「働くアリ」だけを集めても一部が働かなくなり、
  「働かないアリ」だけを集めると一部が働き始めるが、その理由はナゾだった。


 ・チームは、様々な働き方のアリの集団をコンピューターで模擬的に作成。
  「どの集団が長く存続するか」を調べた。


  <その結果>

   働き方が均一な集団よりも、バラバラの集団の方が長く存続した。


  「働くアリ」が疲れて動けなくなった時に、「普段は働かないアリ」が代わりに
  働き始める。


 ・実際に8集団1200匹のアリを観察すると、

  働くアリが休んだ時、それまで働いていなかったアリが活動し始めることが確認
  できたという。


  ※「普段働かないアリ」が存在すれば「働くアリ」が疲れた時に代わりに働ける。
    → 常に誰かが働く。

  ※「働くアリ」ばかりの場合、疲れた時に変わってくれるアリがいない。
    → いずれ全員が疲労してしまう。

www.athome-academy.jp

 

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┣【苫米地EYE’S】


 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ

  元々、結論は、
        「全員が働く社会は滅亡する。
         不妊と働かない集団が重要。」


  2015年6月21日 Behavioral Ecology and Sociobiology
 【アリゾナ大学】の論文 ※実際にアリの集団を観察した
  「働かないことに特化したアリが常に一定の割合いる」

  2016年2月16日 Nature
 【北海道大学】の論文  ※コンピューターでシミュレーションした。
  「働かないアリの存在が群の存続に重要」

 

 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  簡単に言うと、

  ・「不妊」であり、自分の遺伝子ではなく、集団の存続のために働く階層の存在。
                      →「働きアリ」がまさに当てはまる。
  ・「常に働かない」階層の存在。


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  <新社会性生物>

   ハチ、アリ、
   シロアリ、アブラムシ、
   カブトムシ(Social Insects、社会性昆虫)、
   エビ、ネズミなどの一部


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  『真社会性生物』の定義例

  ・階層的な社会構造、集団であり、「女王蜂」や「働き蜂」などの階層がある。

  ・「共同して」幼い個体の保育が行われる。

  ・「不妊個体」が存在し、繁殖個体を助ける。
    働き蜂

  ・複数の世代が同居している。

 

 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  こういった生物を『真社会性生物』と言うんですけども、これがズッと最近、
  【自然物理学】では定義されて、研究テーマになってきているんですけれども-

  じゃあ、そういった中でどうやって「働かないアリ」が生まれるのかっていうのを
  これコンピューターシミュレーションでやったんですけれども「閾値」ですよね。


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  <「働かないアリ」が生まれるメカニズム>
            『反応閾値多様性

    ・7割のアリは休んでいる。
    (閾値を割ると働かない。)

    ・全く働かないアリが一定割合いる
    (閾値が特に高い。)

    → 閾値が多様になるため、環境に柔軟に対応。

 

 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  例えば「部屋が汚れてる」。そうするとどのくらいの汚れで掃除したくなるのかは
  人によって違いますよね? そうするとそのどのくらいでっていうのを「閾値」と
  言いますよね。その「閾値」が違う集団が一杯いると、そうすると

   閾値が低い人は、すぐに掃除をするわけです。
   閾値が高い人は、あんまり掃除しないんで、

  そうすると「全く働かない」のも出てきますよね?

  ところが急にすごく汚れて全員がやっても足りなくなると、
  今度は閾値が変わってくるので「働くのが出てくる」ってカラクリになります。

  そういった「閾値多様性がある」ってことで、その環境に柔軟に対応できる
  のではないか、という仮説ですよね。


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  <「働かないアリ」が生まれるメカニズム>
            『反応閾値多様性

   ・疲労で働けない個体が生まれると、閾値が上がるので代わりに対応。

   ・必ず24時間続けなければならない。
    タスク(卵を舐めるなど)が維持される。

 

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

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働くアリに幸せを 存続と滅びの組織論

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 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  そういう中でシミュレーションではどうやるかっていうと、実際にある程度動いて
  疲労して動けなくなる、とは言っても絶対にやらなきゃいけない・続けなきゃ
  いけない仕事がある、タスクがある。

  例えば、シロアリなんかの場合は卵をずっと舐めてないと微生物でやられちゃうんで
  舐めるの止めたらすぐに腐っちゃうみたいな、そういったタスクがある世界っていう
  ので、実際にシミュレーションしてみるわけですね。
                         ◇梅沢・金村 両氏
                          話についていけないような
                          渋い面構えを見せていた。
                          シロアリの卵が出て混乱?(笑)
  そうすると、その結果なんですけれども-


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  <『不妊階層』の存在と『反応閾値多様性』が絶滅を防ぐ>

              ・・・・・・・
  ・『不妊階層』であっても遺伝子は同じ親から来ているので「群全体の存在」が重要

  ・不妊個体も繁殖個体を助けて、群を維持。

  ・短期的生産性は全員が働くことの方が高いが、絶滅のリスクがある。
  (長期的に見て全員が止まっている瞬間があったなら、卵が死んでしまう。)

   → 全く(普段は)『働かない階層』の存在が重要。


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  ・反応閾値非線形シグモイド関数と見れば、
   超並列人工知能と群全体を見ることができる。


   → 『一億総活躍』は『真社会生成物』には通用しない。

バーチャルドクター苫米地ワークスシリーズ公式サイト | 自然言語処理技術の最近の動向 超並列自然言語処理

 

 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  我々コレを見ると、そのぉ『神経回路』であったり、『人間』であったり、
  我々『超並列人工知能』というのをズッーとこれシミュレーションをやってきている
  んですけれども、その時にこの「閾値」っていうのはこうS字曲線を取るんで
  『シグモイド関数』って言うんですけれども-
                       ◇他の出演者 *ポカーン*と
  必ず生物っていうのはこういった       皆、顔が固まって見つめていただけ
  閾値を取って反応するわけです。

d.hatena.ne.jp

  ということはそういった『シグモイド関数』×アリだったらアリの生物の数だけの
  超次元的なその偏微分空間の(?)近似解を解くっていうのが、
  我々コンピューターシミュレーションでやっているんですけれども、ただし我々は
  想定してなかったのは、その疲れるっていうのは『人工知能』無いんで、
  必ず疲れることを容認を得る、さらに絶対にやらなきゃいけないタスクっていうのを
  入れるっていうことをやると、当然この計算には私達が言ってもなるだろうなって
  いうようには思います。

  そういったところで今回は生物学の研究ですけれども、これは『人工知能』の、
  『超並列人工知能』の研究でも役に立つ。そしてもちろん「人間の社会」を見ていく
  時にも役に立つシャッフル(?)ですよ。 そういった意味では、

  『一億総活躍』っていう考え方は、逆に『真社会性生物』には通用しない。
  「絶滅の道である」っていう風に思って欲しい。
                          ◇一同 「オオォ~」

  本当に働かないっていう集団がいるっていうのは重要である。


 ◇長谷川豊 MC
  結局、日本を含めて人間も、一部働かない人間達も実は役に立っている !?


 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  そういうことです。それがまさに人間も当てはまる『真社会性生物』ですよね、
  今の定義で言うと。ですから「全く働かない人間」っていうのは働かないんではなく
  今、目の前に働く要因があれば働くんだけれども、自分の閾値が他の人より高いから
  わざわざ働かない。そういうことで「いつでも働けるんだけど働かない」集団がいる
  ことによって、種全体が滅亡から防がれているっていう重要な要因であるということ

  で、面白いのが、自分の子供ではない子孫であっても、ちゃんとその集団の中で
  子育てに参加することがある。そういった集団も絶対に必要であるということ。


 ◇長谷川豊 MC
  梅沢さん、ニートの連中に「コラ、働け!」なんてね、言うわけですけれども、
  生物学的に・・・

              ◇梅沢富美男
               ウン・・・ まあだから先生に言われるその論理でいくと、
               ニートもある程度はニートでいて、で、どうしようも
               ない時に働く、んだ、という。 なるほどねぇ。。。

              ◇金村義明
               新宿のあのアソコで寝てる人とか、
               あの人らはもう働けないでしょう?


 ◇苫米地英人(56) 認知科学者 ※日本人初の計算言語学の博士号を取得したカリスマ
  でも恐らく、そういう人達でも、彼らの閾値は本当に低いわけですけど、ホントに
  「酸素が薄くなってきてどうしよう」っていった時には動き始めるわけですよね?
  ですからそういったものが「種全体を保存」していく中では、短期的な生産性?
  「GDP-1.2をプラスにして」みたいなところが全員が一斉に働けばいいわけ
  ですけれども、その全体が滅亡しないためには、そういった存在が絶対に必要だって
  ことですよね。

  今回はアリやハチでしたけど、人間は多種多様、一杯あるわけですから、
  全員それぞれが色んな多様な閾値を持ってていいってことですよね。


       ◇梅沢富美男
        だから俺が阿部ちゃんのケツを今は触らなくてもいいかもしんないけど
        いざっていう時にここまで来たら、触っとこってことになるんだろう?


 ◇阿部哲子 アシスタント
   !? 話聞いてましたか?(苦)

  続いて第4位はこちらです!*呆れ顔*

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・まあ無職になってしまった四十過ぎの私が、今急いで働き先を探さないでいるのも
  この『真社会性生物』の定義から、人間・日本人という「種の保存」のためにだね
  敢えてこの有り余った精力を温存して- (^^ゞおバカさん

┣・そんなに難しく考えなくとも野球で言えば「中継ぎ」「リリーフ」「代打」「代走」
  みたいなものでしょうし、「補欠」も立派な閾値の高い存在だと言えますよね。
  そういう意味ではホント『一億総活躍』ってセンスないわぁ、全く分かってない!
  科学雑誌にかこつけて、本当はそれを言いたかっただけかもね。>【北海道大学
  まっそれは考えすぎだろうけれども。(笑)

www.kantei.go.jp

┣・「ニート」や私のような「無職者」は、何らかの大災害が発生した場合「種の保存」
  という意味合いでしか今のところないのかもしれませんね。

┗・雇う会社側が労働時間・体制を大幅に見直して、「全職務で二交代制にする」とか
  「労働者側も時短に伴う賃金カット」を受け入れるとか必要なのでしょうね。

  今の日本社会じゃ両方とも無理な話かな?(苦笑)

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┗・下書き後にふと思ったのだが、まさにこのブログが働きアリ・バチ状態っすね。(^^ゞ