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世代間連鎖する『きょうだいリスク』

2016/02/02(火)<世代間連鎖する『きょうだいリスク』>
【バラいろダンディ】 http://s.mxtv.jp/barairo/


*敬称略しています。 また長文ゆえ誤字脱字が多いです。ご了承ください。


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┃ 第3位<世代間連鎖する『きょうだいリスク』>
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s.mxtv.jp

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┣【AERA】2016年2月8日号
 『世代間連鎖するきょうだいリスク』より

www.zassi.net

 

 ◆自立できない「きょうだい」の負担が子世代に


 ・昨年2015年8月
  『きょうだいはリスクか資産か』という本誌特集に大反響があった。

  雇用不安や非婚化が広がる日本で顕在化した“新たな問題”。
  社会としてこの問題にどう向き合うべきなのか。


 ◇アルバイト生活で・結婚願望もない妹
  → 年を取ったら生活できないのではないかと心配。

 ◇非正規職で独身の弟
  → 送金し続けているが、自分の身の上も不安になりつつある。

 ◇相続で揉めた姉
  → 共有名義の実家に独り身で立て籠もるように住んでいる。仕事は派遣業。


  などといった「きょうだい」の将来不安を訴える声が多数集まった。

  ※他にも「独身で病気療養中の義兄」なども。


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 ◇平山亮 社会学者 ※家族や介護を専門とする

  一つの世帯を支えるのに精一杯な人達が「きょうだい」を引き取り、
  その次の世代である子供が影響を受け・・・ と世代をまたいで貧困が連鎖
  していく可能性を示唆していた。アンケートの結果は、実際そうした
  懸念を抱いていることを示している。

   <アンケートの結果>

   「世代内」である、きょうだい間の扶養・介護・援助に比べ、
   「世代をまたぐ」、甥・姪による扶養・介護・援助の方が
   より不快感や警戒心が強いことが明らかとなった。

 

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┗■スタジオにて


 ◇長谷川豊 キャスター
  これは“身につまされる”特集ですね。


 ◇浜田敬子(49) AERA編集長
  去年2015年の夏に1回特集を組んだら「私も実は・・・ 」と私の周りでも
  結構反響があって、今『非正規社員』でも4割って言われているので、
  その子もやっぱり収入が不安定で、その子達は結婚もなかなかできなくて
  親の今『年金』に頼って一つの世帯に暮らしている人が多いんです。

  今は親が居るからいいんだけれども、親が亡くなったらどうする将来?って
  いった時にその『御きょうだい』がそれに心を痛めている。

  例えば、

  弟が大学院を出たのだけれど就職先が無くて??って言われる立場だったり
  「ニート」なんだとか。あと「引きこもり」? きょうだいが引きこもりに
  なっている。

  あと逆に私の世代だと独身の女性が多いんですけど、
  「自分の将来を誰が見てくれる」のだとかっていうので、甥っ子・姪っ子の
  塾代を出したり・留学費用を出したりして
  「何かあったら将来、甥っ子・姪っ子しか頼れないから」ってことで
  学費の支援をしていたりします。
                        ◇中島知子 タレント
                         身につまされるのか、
                         一人、目を潤ませて聞いていた。
 ◇長谷川豊 キャスター
  でもお金だけ出して何の世話も見て貰えない   あと大体子供って記憶
  可能性もありますよね?            忘れますよね?

 ◇湯山玲子 作家・ディレクター
  恩など感じない。               そんなの覚えてない。


 ◇浜田敬子(49) AERA編集長         ◇阿部哲子 アシスタント
  基本的に三親等までは扶養義務があるので、   エェー!(驚)
  やはり甥っ子と叔母さんとかいざとなったら
  面倒を見合うってのが、           ◇長谷川豊 キャスター
  そうなんですよ。               日本の法律ってそうでしたっけ?

  それを皆、結構知らなかったらしくって
  私の編集部みんなで「エェッ!」ってなって、


 ◇板東英二(75) タレント
  まだ皆さんなんかは元気だからいいですけれど、
  俺なんかは目の前のココやからね!      ※テーブルの越えたちょっと先を
                         身を乗り出して指差す。

                        ◇長谷川豊 キャスター
  いや、ホントに。               そうですよねー。※アッサリ肯定
  深刻ですよ!                              (笑)

  だから自分のお金でどんだけイケルとかね、
  夫婦がね。                  ハイ。

  あのぉ孫に迷惑掛けるわけにはいかんから。
  彼女達にはウチは二人とも女ですけれども、
  彼女達は彼女達の人生があるから我々だけでは

  だから僕は「安楽死を認めて下さいよ」と。
  ホントにね、現実にそういう気持ちになりますもん!


 ◇湯山玲子 作家・ディレクター
  考えさせられますね。あのそれでも今本当に言われているのが『関係縁』って言って
  上野千鶴子さんなんかが仰ってるけど「友達同士で・気の合う人」って。
  「きょうだい」なんて遠いですよ。話し合わないもの。(苦) それをやっぱりなんか
  一緒に仕事をしてきた人達だけで、それでシェアハウスでも何でもいいから、それで
  お互いにケアして看取ろうっていう方がリアリティーがある。

  ちょっとその実状と法律もズレているような感じもしますよねー、なんかねぇ。

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 ◇長谷川豊 キャスター
  湯山さんは「御きょうだい」がね、どうしても生活が立ち行かなくなったとしたら
  やはり法律的には見なきゃいけないみたいですよ。


 ◇湯山玲子 作家・ディレクター      ◇阿部哲子 アシスタント
  そうですよねぇ、どうしよう。      弟さんがね、いらっしゃいますよね?

                     ◇中島知子 タレント
                      どうするんですか、弟が。
  それは・・・                ウチを見てくれってなったら?
  そう言われるとやっぱり、ホント
  助けるかなーって思うよねぇ。


 ◇板東英二(75) タレント               ◇長谷川豊 キャスター
  しかしそれをズッーと考えながら自分の将来もでしょ? そう自分の将来も大事だし
  そうだから、、、


 ◇浜田敬子(49) AERA編集長
  親御さんの世代が心配で「死ぬに死ねない」っていうか、ウン、
  こちらの自分で建てて生活をやっている「きょうだい」に迷惑は掛けられないし
  でもこっちをどうするって、なるべくこの子供に財産を残すにはどうしたらいいか
  という・・・


 ◇長谷川豊 キャスター
  これはホントに目と鼻との先あるね、気がしますよね。


 ◇板東英二(75) タレント
  もの凄く大事ですよ! ハイ。

 

 

◇感想‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

┣・1位の『高齢者の包茎手術&下の毛の脱毛』でも盛り上がった面々ですが(苦笑)
  この『きょうだいリスク』の問題は確かに盲点というか、造語メーカーである
  【NHK】の先を行った大問題だと言えます。(笑)

┣・ちなみにウチの場合は兄弟お互いに健全なので、やはり親の面倒をどちらが見るか
  という争点になり、母共に田舎の実家を弟が相続、東京にあった古民家を私が相続
  するということでスパッとまとまりましたね。弟は地元から元々出たがらないので
  幼い頃からお互いにそうすべきだと認知していた部分があります。一応最終判断は
  母親に任せましたが「考えてみる」と言われて1週間もしない内に弟の方と暮らす
  と回答。結婚を控えていた弟夫婦の入居を加味してサッサと増築工事に着手して、
  もはや私が入り込む余地を無くしてました。(爆)(大笑)

  とまぁ、親の面倒という面ではこれで解決したわけですが・・・

┣・『きょうだいリスク』かぁ。これはちょっと盲点というか、今からでも具体策を
  下準備しておかないといけませんね。ウチの場合は単身である私が都合が悪くなる
  ケースが問題視されるわけですが、板東英二じゃないけれど、安楽死することには
  肯定派ですので、死ぬことへの恐怖心はほとんどない。が、意識不明の重体となり
  その場合の処置を考えておかないといけません。いわゆるこれは健康保険証などで
  明記することを義務付けられている、事故死した場合の「臓器移植の有無」などと
  似たような判定処置ができるものを残しておかないと、現在の法律のままでは
  『きょうだい』に迷惑を掛けてしまうということです。『遺書』ですね。

  『遺書』に近いものは常に持ち歩く・残しておくことを単身者には義務付ける
  必要がありそうです。臓器絡みで犯罪に巻き込まれるという話も出そうだけど(笑)

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┣・詰まるところこの大問題は日本国として「命・生命の維持」を親族単位で見るのか
  個人を国として見るのかを定めない限り、この『高齢・単身世帯増の社会』の継続は
  危ういという話です。皆何となく気付いているはずです。でも誰も責任を取りたく
  ないから言わないだけで。力強く訴えられないような議員を選出してしまっている
  現状があるわけです。

┗・「死んで」と告げられない限り、一個人単位で支える社会保障体制を進めなければ
  なりません。それには人口比からも北欧以上の税負担が求められることになります。
  ただ徴収するだけではそれこそ“北風政策”そのものですので、将来への投資も
  並列して行わなければいけません。その投資を諸外国では『教育』にあてがっている
  わけです。日本は先進国の中で著しく教育関連費が低く、介護福祉ばかり増加して
  います。そんな破裂した水道管のただ穴埋めをしているような施策でいいのかという
  お話です。 うわー長くなったよ。(^^ゞ

  日本国における『社会倫理』の見直しが強く求められているのだと私は思います。